第一幕:銀の巻
婚約者に破談を申し込まれたばかりの伯爵令嬢・ゲルトルートは橋の上で物思いにふけっていた。
そんな時、知り合ったのは、フリードリヒと名乗る青年。
彼の優しく真面目なところに、ゲルトルートはすっかり惹かれてしまう。
しかし、彼女
には変わり者と言えば聞こえは良いが、詐欺師ぎりぎりの父親がいて、そもそも婚約とその破棄に至る過程は父のせいでもあった。
一方、フリードリヒもゲルトルートの優しい愛情を知りつつ、それを素直に受け入れられない事情があった。
第二幕:真珠の巻
辺境の財政が厳しい土地を治める公爵家の娘・アデイラは、領民を救うために王都の大商人の妻になる代わりに援助を受けることを決めた。
反対する公爵である兄の目を盗み、辿り着いた商家では、今、まさに異国の商人・クラウスによって乗っ取りが行われ、もはや不要となった大商人の娘との婚約の破棄が宣言されているところであった。
行き場を無くしたアデイラは、大商人の財産を処分すると言うクラウスに、自分もその一部として、他の資産家に売り、お金を作って欲しいと願い出る。
クラウスの元に商品として身を寄せることになったアデイラだったが、いつしか彼に心を許すようになっていく。
一方、クラウスもアデイラの高潔さに疑いの目を向け、本性を暴こうとするものの、それによって現れた素顔に、彼女を手放せなくなるのだった。
※全二幕十七場、フィナーレ付で全40エピソード。幕間休憩あり。
※第一幕から順番に読んでも、第二幕から第一幕へ戻っても読むことが出来ます。
※※エンブレア王国史シリーズではありますが、他のお話を読まなくとも問題はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 06:13:13
57153文字
会話率:40%
言い訳をして、諦めた気になって、それでもいいと言い聞かせ過ごしてきた。
そんな私が、休みの日に珈琲を飲みたくなる。
しかし、入れるものも無い。また、諦め様としたけど、今回は初めてどうしようも無く求めてしまった。我儘になってしまった。
自分
に素直に、目的の為に少しの苦労を。
この考えで、少女、月陽の世界は目まぐるしく回り始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 11:58:43
125063文字
会話率:29%
「愛してる」この一言を言えない夫婦は好きでいるのに、愛しているのにどうしても疑ってしまう。
すれ違いは、無口な2人を追い詰めてしまう。
素直になる。ちょっと勇気を出してみる。
それだけで世界は途端に明るくなった。
最終更新:2019-11-27 22:15:46
379文字
会話率:0%
転生先の異世界で、狼の耳と尻尾を持つ獣人の少女――エニと出会い、私たちの旅が始まる。
温もりを知り、距離が縮まり、心が重なる。
銀の耳としっぽに触れるたび、私は彼女の虜になっていく。
「エニ、今楽しい?」
「……普通」
「尻尾揺れて
るよ?」
「っ!……うるさい!」
不器用で、ちょっとだけ素直じゃない彼女。
でも、言葉の代わりに揺れる尻尾が、本当の気持ちを教えてくれる。
これは、私と彼女が旅をした記録。
いつまで続くのかも、どこに辿り着くのかもわからない。
それでも私は、彼女と共に歩き続けたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 11:00:00
147289文字
会話率:38%
亡くなった息子の代わりとしてロボットを買った婦人。
彼女の命令にロボットは素直に従った。
最終更新:2025-05-15 07:12:57
636文字
会話率:17%
「これは契約結婚だ」「はいありがとうございます!」「……は?」
幼い頃に天才と称されたことがあるエイヴリルは、義妹の身代わりで悪女として『訳ありな公爵様』のもとへ嫁ぐことになった。
当然、エイヴリルを悪女だと信じている公爵家からの扱いは
残念なもの。しかし、虐げられ慣れすぎ&おっとりなエイヴリルは全く挫けない。素直に『悪女(※本人比)』として持ち前の鈍感さと能力を発揮し、周囲を味方に変えていく。
一方、公爵様はエイヴリルが無能でも悪女でもないことを早々とあっさり見抜く。
「エイヴリル、君を無能の悪女と言ったのは誰だ? 許さない」「……ええと、あの!?」
これは家族に愛されなくてもマイペースに強く生きてきたヒロインが、新天地でいつの間にか大切にされて幸せになっていくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 20:00:00
447236文字
会話率:45%
異世界『ゲームアイル』島は、TSゲームカンパニーが『リアル育成ゲーム』開発のために作った研究所兼社員寮。この島に住む、素直でお人好しの羽賀太陽(15)は、幼馴染みで大好きな加藤緑(15)から、この島でずっと一緒にいると約束してもらい有頂天
に。
しかし、『ゲームアイル』島は育成ゲーム実写版の現場で、太陽たちがキャラクターだった。つまり、プレーヤーが子育ての指示を出し、親に扮した社員が指示どおりに太陽たち子どもを育てるというもの。子ども達は親の命令は絶対と洗脳され、完全に管理されていた。勿論、島の実態は㊙️になっている。
ところが、緑のプレイヤーが棄権したため、彼女はゲームオーバーとなり、ゲーム会社に拉致されてしまう。テログループの自爆テロ要員としてだ。
全てを知った太陽は緑を救い出すため、ゲーム会社に乗り込む。
しかし、太陽を待ち構えていたのは、思いもしない人物だった。
(重複投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 19:55:42
95766文字
会話率:21%
【前のあらすじがかつてないほど不評だったので変更しました】
異世界に転生した元警備員のトモは、軽い気持ちで冒険者になってみた。
しかしそこは魔王城のすぐ傍にある『終盤の街』で、周囲のモンスターは総じて最強クラス。心が折れたトモは初日で辞め
ることを決意する。
他人のステータスを自由に調整できるチートスキルを所持していたものの、新参者な上に転生者なので素性が明かせず、しかも即日退職したこともあって、街での信頼はゼロ。そんなトモに、素直にステータスを弄らせてくれる者はいないという。
そこでトモは前世の経歴を生かし、暗黒系の武器を専門に扱うヤバい武器屋で警備員として一からコツコツ働き、信頼を得ようと試みる。でも終盤の街はいろいろ規格外で、メスガキの怪盗が大暴れし、ヒーラーが回復料を搾取し、商業ギルドがカチコミにやってくるなど毎日が修羅場。
それでも、大学デビューに失敗し虚無の14年を過ごしてきたトモにとっては毎日が充実しているようで、変な人達と大好物のパンに囲まれ、割と楽しく過ごしているようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 19:30:38
2753562文字
会話率:46%
元・宮廷付きのエリート家庭教師、ヴィオラ・グレイシャス(28歳)だがその正体は、前世で“悪役令嬢ジャンル”を読み漁っていた隠れオタクだった。
「良い子は報われない? 知ってますわ、何百冊も読んだので」
そんな彼女の現在の職業は“問題児専門”
の転生家庭教師。笑顔が苦手な優等生、義母に冷遇される令嬢、素直に生きて潰れそうな女の子たちを、彼女は“品のある悪役令嬢”へと育てあげる。彼女の座右の銘はただ一つ。
「演技こそ、最強の処世術」
“演じる力”で人生を変える授業が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:10:00
5627文字
会話率:44%
魔法使いが忌み嫌われる世界で、魔法使いたちは弟子を育てながらひっそりと森の中で暮らす。
そんな世界の、ちょっぴり素直すぎる弟子と魔法使いになりたくなかった師匠の日常の物語。
最終更新:2025-05-13 14:28:31
179458文字
会話率:43%
素直な気持ちで書きます。
最終更新:2025-05-13 14:02:36
17170文字
会話率:8%
何も思い浮かばないのは本当か。素直な気持ちでキャラと対話してみた。ほんの少しだけ設定が産まれた。
最終更新:2023-11-24 18:37:59
1152文字
会話率:7%
今の心情を素直に綴りました。息抜きです。
最終更新:2023-08-26 10:18:02
470文字
会話率:0%
強大な魔力と豊かな国土を誇る魔法王国アストライア。若くして王位に就いた美貌の女王アリアナは、その圧倒的なカリスマ性、聡明な頭脳、そして絶大な魔力によって、混乱しかけていた王国を見事に立て直した「紅玉の女王」として、国民から深く敬愛されていた
。しかし、玉座の上は孤独であり、想像を絶する重圧が彼女の肩にのしかかっていた。
そんな女王の最も近くに仕えるのが、女王直属護衛騎士団長ゼノスだ。彼は寡黙で真面目、剣技に優れ、文字通りアリアナの「剣」として、幼い頃から彼女の傍らにあり、その命を幾度となく危機から救ってきた。アリアナはゼノスに絶大な信頼を寄せているが、ゼノスが抱える感情は、単なる忠誠心だけではなかった。主であるアリアナへの尊敬、畏怖、そして決して口にできない密やかな恋心。それは、幼い頃、絶望の淵にいた自分に光を与えてくれたアリアナに、その身の全てを捧げると誓った瞬間から芽生えた、禁断の感情だった。
アリアナは、公的な場では完璧な女王だが、心を許せる唯一の存在であるゼノスの前では、素直になれない、少し意地っ張りな一面を見せる。感謝の言葉をツンデレな言い方で伝えたり、心配しているのに突き放すような口ぶりになったり。ゼノスはそんな女王の態度に、真面目すぎるがゆえに内心で混乱し、「きゅん」となったりする。二人の間には、主従関係という絶対的な壁がありながらも、どこかコミカルで、切ないラブコメのような空気が流れていた。美貌の女王が見せる、この人間的な愛らしさを知っているのは、ゼノスだけだった。
これは、カリスマ美少女女王と、彼女に全てを捧げた忠実すぎる騎士の、切なくも愛おしい、命と愛と王国のファンタジーロマン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 20:49:00
103496文字
会話率:36%
『陰陽師なんて古臭い!私は普通の恋がしたいの!』――そう叫びたい気持ちを胸に秘め、由緒正しい陰陽師の家系であることをひた隠しにするツンデレ女子高生・夏海瑠々。彼女が望むのは、友達とおしゃべりしたり、憧れの秋月先輩にドキドキしたりする、ごくご
く平凡な毎日。
なのに、そんな瑠々の日常は、星影高校で次々と起こる摩訶不思議な怪奇事件と、ミステリアスな転校生・冬城紫苑の登場で一変!
素直になれない瑠々の心は、優しくて爽やかな先輩と、クールで謎めいた転校生の間で揺れ動き、さらに陰陽師の宿命まで迫ってくるから、もう大変!
果たして瑠々は、学園の怪異を解決し、普通のJKライフと甘酸っぱい恋をゲットできるのか!?
キュンとして、ちょっぴりゾクッとして、思わずクスッと笑っちゃう、新感覚青春オカルトラブコメ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 15:40:54
202148文字
会話率:38%
魔法がすべてを決める世界――
そんな異世界に転生したユウマ=シオンは、魔力を一切持たない“無能力者”だった。
だが、彼には前世の知識と、ありとあらゆる戦術理論、そして“教える力”があった。
就職先は、問題児ばかりを集めた魔法学園の「特別
クラス」。
やる気ゼロ、素直さゼロ、実力もバラバラの落ちこぼれたち。
だがユウマは宣言する。
――「勝ち方は、俺が教える」
知恵と戦術、そして“教育”を武器に、無能力の最強教師が生徒たちを勝利へ導く!
これは、力がない者が――力に頼らない戦い方で、“最強”を育てる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 12:36:21
59995文字
会話率:38%
高校二年の春、図書館で再会したふたりの時間は、少しずつ、けれど確かに重なっていく。
静けさを好む読書好きの少女・柚月と、素直でまっすぐな陸上部の少年・陽。
誰よりも不器用に、けれど誠実に距離を縮めていくふたりの日々は、四季の巡りの中で繊細に
描かれていく。
一緒に本を読む放課後。静かな旅先の湖畔。名前で呼び合うことの重みと温度。
言葉にしない想いが言葉になったとき、ふたりの心は確かに“恋”へと変わっていた。
これは、誰にも騒がれない、でも誰よりもまっすぐな恋の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 10:50:46
29130文字
会話率:21%
「私は守られたくないの。誰かを守りたいなら他を当たって」
「いやそれだと意味ないだろ! 俺はお前だから、守りたいのであって、」
魔法使いであり冒険者であるティアは可愛らしい容姿のせいか、守ってやるとよく男が言い寄ってくる。馴染みのフレッドに
もパーティ所属の勧誘を度々受けていて辟易していたところだった。
そんなとき、見慣れない男に声をかけられる。
「──じゃあさ、おれを守ってくれない?」
言われ慣れない言葉に驚いたティアは思わず頷いてしまって……。
人に守られたくない強情なティアが素直に好意を受け取れるようになるまで。ハッピーエンド。
設定ゆるゆる、恋愛要素薄め? の予定です。
よろしくお願いします(*´ω`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 07:36:49
43128文字
会話率:48%
「お前との婚約は、ここで破棄することとする!」
ざわついた舞踏会で、俺はとうとう言ってやった。
婚約者であるパッとしない公爵令嬢より、素直でかわいい男爵令嬢のほうがいい。
ハロルド王子殿下が婚約者ミリタリアに婚約破棄を突きつけた結果とは…
…?
見ようによってはハッピーエンド。ひねくれたざまぁ要素あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 10:40:00
4867文字
会話率:34%
エメリの住む屋敷によく訪れる好青年ステファン。彼はいつも親友であるエメリの兄ノアに会いにくるのだが、その度にエメリを誉めてくれる。ステファンに恋心を抱くエメリは嬉しいと思いつつも、素直に喜べない。なぜならこれは──子ども扱いに他ならないから
だ。
子どもではなく、女性として見てほしい。それが叶わないならいっそ嫌ってほしいのに。
ある日、騎士であるステファンは、夜会でとある令嬢の護衛を務めることになる。エメリもまたその夜会へ兄ノアと共に訪れていた。初めての参加となるエメリは大人びた雰囲気に心躍らせたが、一瞬で落ち込んでしまった。ステファンが護衛していた令嬢は、幼いエメリとは違う大人の美女だったから。寄り添う美男美女を目の前にしたエメリは──?
嫌わないでほしいけど、諦めさせてほしい。揺れる乙女心に悩むエメリの恋の行方は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 12:45:41
7702文字
会話率:35%
若くして父と死別した優奈は、父に素直になれずきつく当たっていたことを後悔していた。そんなある日、優奈もまた若くして事故で亡くなってしまう。
しかし次に目覚めたときそこにあったの、は見慣れた乙女ゲームの世界で生きているヒロインの自分だった。そ
してその世界で念願だった父との再会を果たし、ふたりは真実の愛を求めていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 01:46:00
8537文字
会話率:40%
『君にだけ、素直じゃない。』
――ツンとデレのあいだで揺れる、ふたりの青春ラブストーリー
美人でクール、成績優秀な剣道少女・一ノ瀬美羽。
そして、地味で目立たないけれど観察眼に優れたオタク系メガネ男子・綿貫智。
大学2年間の春、クラスメ
イトとなったふたりは、
「話しかけないで」と言い放つ彼女と、「了解」とあっさり受け入れる彼という、噛み合わないスタートを切る。
けれど、彼の“さりげない優しさ”と、
彼女の“誰にも見せない素直さ”が、少しずつ交わりはじめる。
秘密のノート、傘を分け合った雨の日、
夏祭りの夜に交わした曖昧な言葉と、そっと触れた指先。
距離1メートルからゼロへと、ゆっくり縮まっていく心の距離
そして迎える大学生活――
"自分の未来"と“誰かと歩む未来に悩みながらも、
ふたりは確かに、互いを選んでいく。
強がりだけどまっすぐな彼女と、静かだけど芯のある彼。
そんなふたりが紡ぐ、
甘くてじれったくて、でも爽やかな恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 00:50:29
8375文字
会話率:38%
過去、現在、未来。
下界では三つの世に生まれつき星の痣がある子供が誕生する。
その子供には世に現れる降三世明王に体を委ねこの世に起こりうる災いから救うという役目があった。
ところが現在から143年前に人知れず「王生千世」という青年の体を借り
ていた降三世明王は熊に追われて逃げてきたという、下界の女性に恋心を抱いてしまう。
そして相手の女性「烏丸桜」も不思議な魅力を持った千世に惹かれていく。
因果関係は分からないが時を同じくして降三世明王は目の前で災いの根源を取り逃がしてしまう。
災いの根源とは、降三世明王に踏みつけられた大自在天の宿怨であった。
彼もまた人間の心に潜んで三つの世を渡り歩いていたのだ。
143年後、降三世明王が再び下界に現れる。
此度は獣医師で猟友会の若きハンターである「王生三世」という青年の体を借りて過ごしていた。
三世は春の熊追いで入山していた日に登山道で怪我をしていた女性、「烏丸さくら」と遭遇する。
思い出される143年前の記憶。
彼女との出会いは偶然なのか、それとも縁なのか。
降三世明王は忘れられない桜への想いを目の前に現れたさくらに重ね合わせていた。
しかし別れも告げず桜の前から突然姿を消し、未来の約束を果たせなかった自責の念にかられ素直に話すことができない。
一方のさくらは最初の出会いは最悪だったが三世に少しづつ心を許すようになる。
不思議な心境の変化だった。
いつの世も降三世明王現れる所に災いあり。
不穏な空気を察知したのか現在には他の明王たちが目覚めていた。
正に的中。
三つの世において降三世明王の宿敵とも言える大自在天が
現在で一人の人間の心の中に潜んでいた。
輪廻し貯めこんだ宿怨を放出し降三世明王への復讐を企てていたのだ。
その人物は身近にいた。
以前よりさくらに恋心を抱いていた「在原朝臣」という職場の上司だった。
在原は気づかないうちに大自在天にその恋心さえも本人の気持ちとは裏腹に愉快に弄ばれていた。
ここに三人の過去から現在、未来へと運命の糸が繋がっていく。
三つの世を愛おしい人にいつか会えることを祈り生き抜いた「桜」の物語でもある
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:38:46
63416文字
会話率:44%
ロゼッタはお金がなにより大好きな伯爵令嬢。男性の価値はお金で決まると豪語する彼女は、金持ちとの出会いを求めて夜会通いをし、城で侍女として働いている。そんな彼女の周りには、超大金持ちの実業家に第三王子、騎士団長と、リッチでハイスペックな男性
が勢揃い。それでも、貪欲な彼女はよりよい男性を求めて日夜邁進し続ける。
「世の中にはお金よりも大切なものがあるでしょう?」
とある夜会で出会った美貌の文官ライノアにそう尋ねられたロゼッタは、彼の主張を一笑。お金より大切なものなんてない、とこたえたロゼッタだったが――?
これは己の欲望に素直すぎる令嬢が、自分と本当の意味で向き合うまでの物語。
※今回は普段より長めの、めちゃくちゃ不定期連載の予定です。のんびり楽しく書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 21:30:00
50414文字
会話率:51%
バルバトス伯爵家の兄妹、カインとルルは大層仲が良く、何も知らない人間が見れば恋人同士と見紛うほどである。
このままでは、二人は一生結婚をしそうにない――――業を煮やした伯爵がある日、兄のカインに縁談を持って来た。才女と名高い侯爵令嬢ヴァ
レリアが相手だ。極度のブラコンであるルルにとって、カインの婚約は当然面白くない。
そんな中、両家の初顔合わせの席で、ルルはヴァレリアの兄であるアベルと出会う。アベルもまた、ルルと同様、極度のシスコンだった。
ルルとアベルは、カインとヴァレリアの結婚を阻止するための共闘関係を結ぶ。しかし、ヴァレリアに対する嫌がらせは悉く不発で、ルルはヤキモキしつつ、アベルと共に反省会を送る。
そんなある日、ヴァレリアがカインとの婚約を破談にしたいと言い始めた。これでカインは自分の側にいてくれる。けれど、何故だかルルは素直に喜ぶことができなくて――――?
※この作品はアルファポリス様、ベリーズカフェ様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 23:04:44
8193文字
会話率:46%
第三王女セイラは、幼馴染で騎士のレイリーと婚約している。けれど、レイリーはいつの頃からか、婚約者である彼女に対して冷たい態度ばかりを取るようになり、セイラも自分の気持ちに素直になれなくなっていた。
そんな中、セイラとレイリーは国王から
、二人の婚約を破棄すること、セイラが隣国の王妃として嫁ぐことを告げられる。国王の指示により、レイリーは代わりに第四王女であるメアリーと婚約を結ぶことに。
しかし、婚約破棄が成立した途端、レイリーはセイラに対し、優しく接してくれるようになる。戸惑い、喜ぶセイラだったが、あっという間に輿入れの日に。 出発を祝う式典の最中、レイリーは思わぬことを口にする。更に、
「姉さま、ズル~~い」
第四王女メアリーがそんなことを叫びだして――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:24:02
7301文字
会話率:37%
勉強はできるがスポーツは苦手。小柄でやせっぽちの中学三年生である穂村太郎は、河原でキャンプした翌朝、身体の異変に気がついた。一夜にして、人外の域にある怪力とスピードが身に付いていたのである。容姿に変化は見られない。見た目は弱そうな外見のま
ま。なのに超人となった太郎は、自分に何が起きたのかわからず戸惑う。
回復した視力のカモフラージュのために伊達眼鏡を買いに行った先で、太郎は幼い女の子の誘拐事件現場に出くわす。思わず力を振るって誘拐犯から女の子を取り戻した太郎は、しかしその女の子と一緒にいるところを、クラスメートの世羅ことりに目撃されていた。
女児を誘拐犯から助けた謎の少年が太郎に違いないと確信したことりの発言をきっかけに、太郎は自分の通う中学でいちばん喧嘩の強い乱暴者の外山和夫から、因縁を付けられてしまう。生まれてこの方、まともに喧嘩などしたことのない太郎は、どうやって外山の相手をすればいいのかわからず、それでも素直に呼び出された体育館裏へと向かうのだった。
地上最強の男になりたい。そんなことをまったく望んでいなかったひ弱な中学生が、ある日突然、最強を名乗るにふさわしいパワーとスピードの持ち主になってしまったら。超人になってからも、ごく普通の中学生活を送ることしか考えていないのに、太郎の得た力は、太郎の周囲に様々な事件と強者を呼び寄せていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 20:00:00
520612文字
会話率:34%
水原汐音の家の隣には幼馴染の市田茉莉が住んでいる。
気が付いた時には両片想いだったがお互いに恥ずかしく、好意を隠していた。
そんな二人も高校生になり、周りの環境の変化によって恋人が欲しくなり…。
これは、そんな意地っ張りで恥ずかしがり屋な二
人が素直になり、互いに歩み寄っていくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:00:00
3466文字
会話率:34%