高級娼婦としてそこらの貴族よりも優雅に暮らすユノ。
持ち前の美貌と演技力で数多の上流貴族を虜にしていたユノは、その日も自信たっぷりに客の前に現れる。
しかし、男はユノを見るなり娼館の主人を呼び出した。困惑するユノに歩み寄り、男は恭しく跪いて
手の甲に口付ける。
「貴女は今日から私の妻です。共に幸せになりましょう」
あれよあれよという間に、ユノは男──アルベルトの妻になってしまう。
突然の出来事に戸惑うユノだったが、帝国軍大佐という地位を持つアルベルトを上手く使えば王族入りも夢ではないと気付く。
幸いアルベルトはユノに首ったけ。自分を散々甘やかす紳士的で優しいアルベルトを、ユノは内心チョロいと見くびっていた。
しかし実は、アルベルトは冷酷無慈悲な『魔王』と恐れられる帝国の猟犬だった!
……え、それって地雷踏んだら処刑されるのでは!?アルベルトの地雷ってなに!?
成り上がりを懸けて旦那様の腹の中を探り、魔王攻略に奮闘するユノ。
しかし平穏な日々の裏で長きに渡る戦争は勢いを増し、ユノは大きな渦へと飲み込まれていく。
この先に待つのは興隆か破滅か……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 23:18:28
277647文字
会話率:39%
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げら
れ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆全5回(予定)。3月中の完結を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 18:00:00
36689文字
会話率:32%
昔作ったアカウントを久々に見つけたので、同じく昔書いたショートショートを投稿してみました。クローン技術が発達した近未来のお話です。
最終更新:2022-03-08 18:44:56
1819文字
会話率:51%
私の妻は悪役令嬢であった。
すべてが終わった後でも悪役令嬢は生きていかなければならない。
最終更新:2022-02-17 19:02:36
14083文字
会話率:33%
「是非貴女を私の妻として我が国へ迎え入れたい」
ある朝、突然の客人は応接室で顔を合わせるなりそう言って公爵令嬢の前に跪いた。
婚約解消された公爵令嬢のその後。
最終更新:2021-07-22 00:00:00
5748文字
会話率:37%
書籍化された『私の妻と、沖田君』の後日談。主人公である「私」は、幼い息子と妻と、幸せな日々を営んでいた。
最終更新:2021-07-04 00:00:00
13066文字
会話率:50%
幼い頃に両親を亡くし、酪農家として生活するセレナ・アーティ。
貧しい中でも三頭の牛と幸せに暮らしていた。
ある日、見知らぬローブの男に
「殿下命令です。あなたを宮殿に連れてくるように、と」
宮殿へと連れ去られてしまう。
そこで出会っ
たのはゾッとする程美しく、
何故かセレナを知っている王子だった。
「ああ、やはり実際に貴女に会うと抑えが効きませんね…。やっと、やっとです…。初めて会った時からずっと貴女に恋焦がれていました。貴女が私の妻になるなんて夢のようです」
セレナを異常に愛する王子は、セレナに自分の過去の話をする。
そこで明かされる真実とは……
※王子の性格が悪いです 胸糞注意
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 22:45:05
6533文字
会話率:37%
吉原で花魁として生きる女・高尾太夫。もうすぐ年季明けという彼女の下にある日一人の「客」がやってくる。それは老若男女なんだっているこの吉原に唯一いないはずの存在――良家の子女だったのだ!彼女、ユキは真っ赤な顔で言う。
「高尾太夫、私の妻にな
ってくれませんか!」
果たして二人は結ばれるのか!?江戸時代を舞台としたお嬢様×遊女の長編ガールズラブ小説!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 18:53:44
1714文字
会話率:49%
「バーレト子爵、ファティマを呼び捨てにするのは止めてくれないか」
「止めるのは君のほうだろう。ファティマは私の妻だ。妻を呼び捨てにしてなにが悪い」
「……ヒカルド様? 私達は二年前に離縁していますが」
アルファポリス様でも公開中です。
最終更新:2020-11-23 18:00:00
5416文字
会話率:20%
前世で外資系金融で働いていたステファニア。中世の商家に生まれると、親が理事をしていた銀行で子供の頃から働き始め、17歳で事実上の支店長にまで出世した。しかし融資先の国王陛下に新任の挨拶にでたとき、5人の王子たちがそれぞれタイプの違うイケメン
だったことに衝撃を受ける。「ここって乙女ゲームの世界なの!?」ーーー経営手腕を買われて王子の一人の嫁にしようとする王室に抵抗しつつ、出資先の領地経営に口を出し、評判を高めていくステファニア。だが・・・「ステファニア、私の妻になってくれないか。」「そうして借金を踏み倒す気ですね!そうはいきません!」仕事はできるけど恋愛はいまひとつのステファニアに翻弄される王子たち。悪役令嬢になりたくない転生少女といまひとつ噛み合わない王子たちのドタバタラブコメディー。そして乙女ゲームの領地開発にビジネス感覚を持ち込もうとする銀行家令嬢の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 11:00:00
8190文字
会話率:53%
社交界きっての美男子ラザフォード伯爵は新しい妻を探しているらしい。
伯爵の義妹の家で家庭教師をしているエミリアは、メイド達の噂話を遠巻きに聞いていた。初めて伯爵に会った時、冷たいグレーの瞳で見下ろされたことを鮮明に覚えているエミリアは、氷の
ように冷たい伯爵様の一体どこがいいのかと不思議に思っていた。
名のある貴族の令嬢を呼んだ婚約者を決めるパーティーで、最後にラザフォード伯はある女性の手に口づけてこう言った。
「エミリア・アンダーソン嬢。どうか私の妻になってください」
19世紀イギリスが舞台のヒストリカルロマンを目指して書いていきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 17:42:21
148577文字
会話率:22%
わたくしの名前はイザベラ。
ウィルトン辺境伯の城内でメイド長をしております。
今日は旦那様の弟君が、二十五年ぶりに城に戻ってこられるおめでたい日です。
弟君のレオナール様は、悲願である魔王討伐の任を果たされました。それを皆で出迎えております
と、ふとわたくしの方へと歩み寄ってこられて
「私の妻になってくれないか」
いきなりプロポーズをされました。わたくしはずっと独身のままこの城で働こうと思っておりましたのに――。
不惑女×不惑男の純な恋愛物語です。
※長岡更紗様の「ワケアリ不惑女の新恋企画」参加作品です。
※全7話、7月24日中に完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 23:00:00
21947文字
会話率:41%
「異世界の少女、お前は、私の妻となる為に召喚されたのだ。光栄に思え」
「……は?」
下校途中、電車に飛び乗った結月佳蓮(ゆづき かれん)はなぜかわからないけれど、異世界に召喚されてしまった。
しかも突然異世界へ召喚された佳蓮に待っ
ていたのは、皇帝陛下アルビスからの意味不明な宣言で。
戸惑うばかりの佳蓮だったけれど、月日が経つうちにアルビスの深い愛を知り、それを受け入れる。そして日本から遙か遠い異世界で幸せいっぱいに暮ら……すわけもなかった。
「ちょっ、いや待って、皇帝陛下の寵愛なんていりません。とにかく私を元の世界に戻してください!!」
何が何でも元の世界に戻りたい佳蓮は、必死にアルビスにお願いする。けれども、無下に却下されてしまい……。
これは佳蓮を溺愛したくて、したくて、たまらない拗らせ皇帝陛下と、強制召喚ですっかりやさぐれてしまった元JKのすれ違いばかりの恋(?)物語です。
※話数の後に【★】が付くのは、主人公以外の視点のお話になります。
※他のサイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 23:12:30
131907文字
会話率:27%
「決めたのです。何があろうと、莉璃姫ーーあなたに私の妻になっていただくと」
「わたくしが仕事を持つことを認めてくださらないのなら、即刻お断りいたしますわ」
名門貴族の姫である莉璃は、花嫁衣装の仕立ての仕事に心血を注ぐ日々。生涯この仕事を
続けていきたいと願っていた。
しかしある日、没落しそうな家のための政略結婚を強いられる。相手は貴族の娘たちの憧れの的である白影。
けれど彼と結婚すれば仕事をやめなければいけなくなるため、莉璃は全力で縁談阻止を試みる。折良く舞い込んだ王妃の花嫁衣装製作の仕事をきっかけに、王家御用達の認定を受け、家を再興させようと王宮へ向かったのだ。
だがそこには、王の結婚式の責任者である白影がいて、さらに彼は、毎夜、莉璃の部屋に泊まるようになって……。
結婚したい男と、したくない女の恋物語です。
カクヨムさんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 21:07:13
122010文字
会話率:42%
私の妻は美しい。
元魔王の私が出会ったのは信じられないほど美しくて可愛い女だった。
最終更新:2019-12-08 14:14:06
8586文字
会話率:41%
弟と母に首を絞められ罵られる夢を見た。私が王に相応しくないと私自身が感じている。
私の妻は。
最終更新:2019-10-18 23:27:34
1768文字
会話率:34%
村一番の仕立て屋の夫ハンスに愛され、義理の母モリーからも娘の様に大事にされ幸せな生活を送る主人公リリア。ある出来事から記憶を失い、身寄りもなかったが、温かい家庭を築く彼女には何の問題もなかった。見知らぬ貴族の男に攫われて「君は私の妻、ユリア
ーナ・ド・グレゴワール。グレゴワール伯爵夫人だ。」と告げられるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 16:45:11
3574文字
会話率:53%
「――――死ぬか、私の妻になるか、選べ」
流されるまま生きてきた平凡な高校生だった彰楽子の日常は、故郷の奥ノ津村へ帰ることで一変した。旧き因習に囚われたその村で、少女は神を慰撫する巫女姫として捧げられることになる。
逃げ出すことのないよう
両親を人質に取られた彰楽子は、ある日一人になる場所を求め御山に登り、気づけば異界に迷い込んでいた。
異界の化け物に喰われそうになっていた彰楽子を助けたのはその山を治める一柱の神。
しかし彼は彰楽子が決して心を許してはならない相手、奥ノ津の祭神に滅ぼされたと伝えられる悪しき蛇神だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-26 15:00:00
89331文字
会話率:40%
本日(平成30年9月22日)、Seesaaさんで続けておりますブログ『不惑+2 直井 倖之進の日常』が2周年を迎えました。
そこで、数えて16作目となる本作『嫌忌者』は、その周年記念、『日常』をキーワードとした掌編となっております。
いつもブログをご訪問いただいている皆さんには、この場をお借りし、深く御礼申し上げます。
あらすじ
私は、忌み嫌われし者、『嫌忌者』である。
私の妻と娘は、私と同じ『嫌忌者』であるがゆえに殺された。
どうして、私たちは、忌み嫌われ続けねばならないのか?
描かれし世界は“非日常”、なれど、それはありふれた“日常”で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 10:13:32
9509文字
会話率:33%
私は娘に懺悔する。
桜の中ではしゃぐ娘に懺悔する。
しかし後悔はしていない。
これは私の妻への愛だ。
全てを懸けて最愛の妻を救おうとする男の話。
少し長くなったので連載にしました。
完結まで毎日更新でいきたいと思います。
最終更新:2018-02-09 07:28:45
16325文字
会話率:52%