遠い未来、人類はその数を減らしわずかに残った陸地で生き続けていた。
『五行訓』をはじめとするあらゆる禁止事項によって束縛された世界に疑問を抱いた冬海綱一は少しずつ行動を起こしていく。
冬海の友人である根元優子や森川悠佑は、冬海が自身の行動か
ら危険な状況になっているのではないかと危惧し、彼を守るために動き出す。根元はその中で電脳世界の存在を知ってしまう。
何が真実で、何を守るべきなのかもわからなくなった世界で彼らはどのように生きていくのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 01:45:36
37384文字
会話率:51%
短編として掲載した『観客のいないプロ野球』の焼き直しです。
とはいえ、大枠と、シリアス~幻想パートの一部以外は、一新させます。
【変更点…】
・短編から、連載形式とし、1話の分量の軽減を図ると同時に長期間で、じっくりと練ったモノを卸して
いきます。
・何をじっくりやるのかというと、この創作は実のところ「コント集」でして、そのネタをじっくり、質の高いモノにしていきたいのです。
・そして、この小説のキモはというと、幻想パートの詩的散文であり、テーマもこれです。文体含めこれには私の作家性を押し出します。
・短編では全編凝った文体で読みづらさをあえて強調していましたが、この連載では、説明パートとなる部分は極力読みやすいプレーンな文章になるよう心がけようと思います。
・色彩の名称が、漢字の造語となり、本来の名称はカタカナでルビとなります。
【ギャグに関する禁止事項】
(基本的に)
・ダジャレ禁止
・エロネタ禁止
・有りネタ禁止
でいきます。
【あらすじ】
地球とはパラレル世界、そして未来。
惑星にかつて存在したプロ野球という人気競技が消えていた。
惑星の臍と呼ばれる場所に、かつてのそして唯一のプロ野球の行われていた巨大なドーム型スタジアムがある。
存在していたころのプロ野球に、観客はおらず、それどころか試合結果や練習にかんするそのすべてが、情報を語ることさえ禁じられていた。
そして、未来たる今、プロ野球終焉後、そのドーム球場のグラウンドに突如として現れた直径約20メートルの球体に手を触れることで、当時の記憶と記録の錯綜した情報を、人類に交感する事が可能となっていた。
これは、ひとりの男が遺した、人生の…そしてプロ野球の歴史の結晶である。
【見どころ】
・1回表から始まっていくコント集。
・そして、幻想~シリアスパートの詩的哲学。
・スポーツの精髄とは……
クライマックスで示される意外なその答えを、心して待て!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-13 01:14:52
66565文字
会話率:24%
『黄昏駅』について
―黄昏駅禁止事項―
① 未来の話をしてはいけない
② 駅長に逆らってはいけない
③ 正しい列車に乗らなければならない
④ 駅の外に出てはいけない
⑤ 駅で得た物を持ち出してはいけない
―施設案内―
待合室には売店と無
料のドリンクサーバーがございます。電車が来るまではこちらでお過ごし下さい。
食べ物や嗜好品、その他必要な品物は売店でお買い求め頂けます。
お休みの際は仮眠室へどうぞ。シャワールームやランドリーも併設されております。黄昏駅御利用者様には無料で開放されております。
何かお困りの際は駅長をお呼び下さい。
では、ごゆっくりお過ごし下さい。
この作品は『E☆ エブリスタ』さんにて加筆・修正版を掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-20 03:02:27
91045文字
会話率:44%
俺は、前世の記憶を持って生まれた。現代知識を持って、異世界転生っていうことだ。だが、俺の持っている中途半端な現代知識は活かすことはできず、俺はただ、この国の貴族の息子として生きていた。
そんな俺も、またこの現世で恋に落ちた。ルーシーってい
う女性だ。ルーシーという名前が示すとおり、彼女は夜空に浮かぶ月のように美しく、暗い夜空と俺の心を照らしてくれる。前世で愛した彼女と同じくらい、ルーシーを愛している。
ただ、面倒なことに、俺の双子の弟ダーネイも、どうやらルーシーに恋しているらしい。そして残念なことに、ルーシーはダーネイを愛している。外見はほとんど同じなのに、どうしてなんだろう。やれやれ。
*2015年12月1日の「なろう」の利用規約追加(禁止事項 第14条 22の2 他者の著作物を引用する場合において出典を明示しないまま引用を行う行為)に伴い引用元を下記を追記:
『Charles Dickens ,A Tale of Two Cities,Lodon, Chapman & Hall,1859
*本作品は、上記作品の世界観、登場人物、ストーリーを基に、投稿者が二次創作した作品です。なお、オリジナルの著者であるCharles DickensのA Tale of Two Citiesに関する著作権は既に消滅しております』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-18 22:44:28
10464文字
会話率:12%
放課後の居残り勉強が禁止された高校に通う細川綴(ほそかわつづら)。
彼女は以前、先輩に聞いていた「夜の図書館での禁止事項」に無意識ながら触れてしまう。
スマートフォンを手に、綴は図書館からの脱出を試みるが……。
夜の図書館を彷徨う綴
の運命はどうなるのだろうか。
小説家になろう公式企画「夏のホラー2015」参加作品。
ネット小説大賞(旧なろうコン)一次通過しました。応援ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 00:00:00
35653文字
会話率:31%
閉校する母校、
昼休みに居眠りをしにきていた先輩、
その彼女が司書室に残した手紙、
本の旅。
3話からは、ガイドラインの禁止事項に抵触しない範囲、ネタバレにならない程度に、多くの書物からの引用が登場します。
最終更新:2015-06-15 11:05:33
10687文字
会話率:18%
自由こそが人の生きる意味がある
キーワード:
最終更新:2014-07-29 10:31:31
615文字
会話率:0%
俺は妹の結婚式に出た。
妹と疎遠の俺は、憂鬱な気分で煙草をふかしていた。
そこに突然現れた綺麗な女性。
彼女は俺に現実から逃避出来るサイトを教えてくれた。
“妄想日記”
「この日記に書いたことは全て現実になるの。」
彼女の言った突
拍子も無いことを、俺は暇つぶしの遊び程度に考えていた。
しかしそれが思わぬ悲劇を招いてしまうことになるなど、全く想像していなかった。
ーーー
妄想日記のルール
1.勧誘制
…妄想日記を使用する為には必ず他者の勧誘が必要。(以後勧誘を行った使用者を“親使用者”と言う。)
2.親使用者優性
…使用者と親使用者が近接的な事象を日記に書いた場合、親使用者が書いた日記の内容が現実になる。(例:・使用者の日記→1月1日は晴れた。・親使用者の日記→1月1日は雨だった。=1月1日は雨になる。)
ただし、使用者が勧誘を行い親使用者になった場合、この優性は適用されない。
3.後書き優性
…使用者と使用者が近接的な事象を日記に書いた場合、後から書いた日記の内容が現実になる。(例:・使用者Aの日記→1月1日は晴れた。〔12月30日投稿〕・使用者Bの日記→1月1日は雨だった。〔12月31日投稿〕=1月1日は雨になる。)
4.日記内容公開禁止
…使用者は他の使用者に日記の内容を、口頭、文書等あらゆる行為で公開する事を禁ずる。
5.二度書き禁止
…日記に書いた事象に近接的な事象を書くことを禁ずる。
6.禁止事項発生時無効
…4.5.の禁止事項を行った場合、日記の事象は現実にならない。
また、その日記と現実との差に応じたペナルティが使用者の2親等以内に架せられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-31 00:50:09
14899文字
会話率:8%