令和5年8月6日、ボクは広島の病院で90歳の曾祖母ちゃん(父の父の母)に会って、彼女の80年前の白黒写真を目にした。
それは天使みたいにすごく可愛らしい女の子だった。この子を生身で拝見してみたい。時の流れは残酷なものだな。なんで自分があの
時代にいなかっただろうと残念に思ってしまった。
「この子に会いたいか?」
「はい」
そして気がついたらボクは昭和18年にタイムスリップ? しかも当時の曾祖母ちゃんの体で!?
そのまま元の時代に帰れず、幼女として戦争時代を過ごしていく。
『夏のホラー2023』公式企画の参加作品です。
注意:広島を舞台として、第二次世界大戦や原爆にも関わってシリアスな描写もあります。
短編のつもりだったが、結局意外と長いので3部分に分けました。1日1部分投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 19:06:33
8904文字
会話率:39%
スカーレット・ダイナ伯爵令嬢は社交界で注目のレディ。彼女を手に入れたアーネスト・ガーヴェイ公爵は、最高の結婚をしたはずだった。だけど、思い通りにいかない生活に業を煮やしたアーネストは、ちょっとしたお仕置きのつもりでスカーレットを家から追い出
す。すると、脅しに使った離婚届けが受理されて戻ってきてしまった……
話は男性視点での推移、女性視点ではざまぁ。女性側からすれば、スカーレットが歌、それと持ち前の度胸で世間を渡る成功譚。普通に読めば、奔走するが問題点が認識できないため、空回りしてしまう勘違い男アーネストの悲哀です。繰り返しますが、女性視点ではざまぁです。暴力表現はちょっとだけ。短編にしてはちょっと長めなのでご了承ください。
この作品はPixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 06:00:00
16949文字
会話率:36%
人間世界と連動した上位世界、天界。その神王たる彩王(さいおう)&幽王(ゆうおう)と愉快な仲間達のゆるゆる神さまライフ。
連載というより、短編集のつもりで書いています。
最終更新:2023-09-04 23:34:48
18240文字
会話率:43%
短編の「婚約破棄ですか? 了解です。二番目ならいざ知らず三番目はさすがに無理!」の弟視点からの話です。
短編では名前も出ていないモブのはずなのに、弟視点が読みたいと感想欄に書いて下さった方が数名おられたので、書いてみました。
短編のつ
もりでしたが、思いがけなく長くなったので連載にしました。一気に投稿する予定です
こちらの話は少しシリアスになってしまいました。
大好きな姉のために、家庭を顧みない父親の面倒まで見なくてはならなくなった弟。
そんな彼と、そのガールフレンドの男爵令嬢が支え合って、見事に姉と屑婚約者の婚約を破棄させるお話です。途中虐めの仕返しの話もあります。
ざまぁが足りないと思う方もいらっしゃると思いますが、微ざまぁ専門なので、ざまぁは大したことはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 10:29:55
15756文字
会話率:14%
「姫! あなたは私が、命に代えてもお守りいたします!」/
/
「――そうか。では死ね」/
/
剣士の長剣が男の首を軽々と跳ね飛ばした。/
/
■無感情なお嬢ちゃんが歳の差諸々を乗り越えて恋愛を成就させるまでのお話です。/
■序盤は短編シリ
ーズの焼き直しですが、中盤から恋愛ものになっていきます。恋愛ものになるまで時間がかかります。10話あたりから恋愛エッセンスが入り12話から大きく話が動き始めます。/
■ベースはハイファンタジーだったのでシリアス調(のはず)です。途中で路線変更したので恋愛部分はよくわかりません。タイトル回収は後半からになるかな?/
■ドロドロとはしていませんが、お気楽な話を求める方には多分向いていません。恋愛部分は割と淡泊かなぁ。溺愛要素がなくはない。/
■終わり方は毎度御馴染み爽やかテイスティです。それしか書けないともいう。/
/
■ハイファンタジーで書いている邪教の姫シリーズ短編2本4万文字として綴っていた物語を、気まぐれで連載物として当時は描写を諦めた部分や裏設定を表に盛り込んで再構成して暴走特急したものです。同名キャラクターのパラレルワールドっぽい感じに仕上がりました。/
■似て非なる物語なので、ハイファンタジーの邪教の姫シリーズとは直接的な関係はありません。裏設定は一部共通です。この物語を読んでから邪教の姫シリーズを読むと少し印象が変わるかもしれません。/
■いつものようにキャラクターに任せていたら話が暴走特急になりました。キャラクター is Power。やつらこっちの言う事ききゃーしない!/
■ハイファンタジーのつもりで執筆していたんですが、最終的に歳の差恋愛譚にまとまってしまったので、異世界[恋愛]ジャンルに投げ込みます。/
/
■一話五千文字前後を目安に書いていますが、最大約一万文字くらいまであります。最終話とか。/
■全24話16万文字弱です。/
■全話予約投稿済み。/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 20:00:00
163280文字
会話率:39%
冒頭より——
俺に非があることは認めよう。それを救難信号と受け取り、借宿のつもりで自分の部屋を使わせる思慮に欠けることをした。只、言わせてもらいたい。逢瀬に飢えて無節操に声を掛けた訳ではなく、そこには必ず老婆心が介在し、男女の差異に関わら
ず受け入れるつもりだったのだ。今も尚、憂き目に遭う人間は数多存在するだろうし、逃げ場を失った者達に少しでも心を許せる場所を提供したいという意図があった。にも関わらず、俺は両手を結束バンドによる拘束を受け、足もまた尾鰭のように一まとめにされている。無闇矢鱈に身体を動かそうとすると、肋骨の上にダンベルを落とされた。叫ぼうとしても、舌をまな板の上に置かれてしまっては手立てがない。この世に神様がいて、隅々に目を光らせているなら訴えたい。「信仰」と「棄教」は同時に起き得ると。
毎日、18時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 18:00:00
22318文字
会話率:51%
短編のつもりで書いたのですが、少し長くなったので連載形式にしました。
この作品は「n2323ez」の二次創作です。作者より許可を頂いています。
最終更新:2023-07-04 23:46:53
6617文字
会話率:71%
【人によっては暗い話だと感じるかもしれません。でもハッピーエンドのつもりで書きました】
女衒に買われて商家で愛人をしていた『私』は、街を訪れた騎士団の中に幼馴染で恋人だったロイの姿を見つけた。
6年前に離れ離れになってしまった彼にひと目でい
いから会いたいと願ってきたけれど、愛人として汚れてしまった『私』は彼に会わせる顔がない。
そうして生きる希望を失った『私』に、大奥様の命令が下る。
「愛人、お前に嫁に行ってもらいたいのよ」
大奥様の大事な孫娘の身代わりとして嫁ぐことになった『私』は、病に冒され余命わずかな友人アレンに乞われ、ロイとの思い出を語り出す。
流刑島の貧しい孤児だった『私』がロイと出会い、恋をして、愛人に転落するまでの物語。
そしてその先にある希望の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 18:12:16
8650文字
会話率:30%
彼女との出逢い(または再会)が、私を、私の内側で凝り固まっていた過去と相対させる。
やがて交わした約束が、ふいに呼び起こした記憶は、確かだと思っていた記憶の曖昧さと、それを曖昧に“した”自分を浮き彫りにする。
後悔を繰り返さないために、意を
決して渡った踏切の先に、私を進ませる何かは、待っていてくれるのだろうか?
――という感じの短編です。
設定は百合ですが、描写は百合的では無いかも知れません(百合のつもりで書いた過去作も似たようなものかも知れませんが)。
ともあれ、短い作品ですので、難しく考えず読んでいただいて、なんとなくでも「いいな」と思ってもらえる点があれば幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 18:00:00
6843文字
会話率:27%
「王にもバレたらダメなんて聞いてません! わざと嫌われるって辛すぎます!」
十六歳の村娘シンディは、敵国から嫁いできたシンシア王妃に容姿がそっくりだという理由で、影武者教育を受け、亡くなった王妃に成りすまし王宮に入ることになった。
若き王
ルーカスは、控えめに言ってもわがままで高慢なシンシア王妃を毛嫌いして軽蔑している。
影武者だと悟られないように、不本意ながら嫌な女を演じ続けるシンディだったが、好みのタイプのルーカスに嫌われなければならない日々に心が痛んでいた。
そんな中、敵国の企みに気付いたシンディは……。
短編のつもりで書いた小説ですが、長くなってしまったので話数を分けました。
休憩をとりながら気楽に楽しんで頂ければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 21:23:55
49106文字
会話率:36%
私はサラ、16歳。魔法学校に通う女子生徒です。私は学校の進級パーティーで、婚約者だったデリック王子に婚約破棄されました。デリック王子は、貴族のジェシカと浮気をしていたのです。ジェシカはお遊びのつもりで、真空魔法を私に放ちました。それを身をて
いして防いでくれたのは──見知らぬ男の子でした。男の子は死に、1ヶ月後、私は狼男に食べられて死にました。ん? 気付くと私は……。魔女王フリーダになっていたのです。これはサラの来世の姿でした。勇者たちが攻めてきます! その勇者こそ、前世のサラのとき、私を守ってくれようとして死んだ男の子──レッド・ラディアスだったのです!(この小説は、「小説家になろう」「カクヨム」に掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 12:12:47
10464文字
会話率:37%
習作と実験(のつもりだった)短編ですので、ふわっと読み飛ばしていただければと思います。ジャンルはその他ですが、そういうホラーと思って読むのが一番分かりやすいかもしれません。キーワードの「幻想小説」が正しいのかどうかは分かりません。
最終更新:2023-04-18 21:00:00
8781文字
会話率:13%
マッチングアプリで繋がった二人の男女。
いよいよ対面で会ってみることに。
奢りたくない男。
割り勘のつもりでいる女。
二人の内心は何を考えているのか。
胸キュン要素は全く無い、二人の男女の愚痴物語。
最終更新:2023-03-29 12:31:35
9746文字
会話率:42%
春先のよく晴れた昼下がり。暖かな部屋でのんびり昼寝をして見た夢は、懐かしい記憶と気づけなかった心の中を映す。
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お昼寝の合間に軽く読めるようなお話のつもりです。
最終更新:2023-03-12 12:00:00
2012文字
会話率:0%
最近小説を読んでいないという話を友人に話したところ,このサイトを教えてもらいました.
ここひと月何本か読んでいるうちに,自分でも書いてみたいと思いました.
とてもおもしろい作品が多いですね.悪役令嬢転生おじさん勘違いモノが一番好きでした.
本作は短編のつもりでしたが、オチが思いつかなかったので連載という形にしました.
3回分くらいで話を終わらせることを目標にチャレンジ.
ひと月以内には終わらせたいと思います.気長に.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 22:50:09
1453文字
会話率:45%
小高い丘の上には一つの石の塔があった。
とても立派な石の塔。長年使われたために意思のようなものを持っており、大好きな人間達を見守り続けている。しかし、過疎化によって人が離れてしまい、塔は何年も一人になってしまう。
やがて遂に倒壊し、こ
のままかと思いきや――その果てに魔術師の少女が現れて……。
※ハーメルンの方にも投稿しています。
元は短編のつもりが長くなったので前後編に分けてますが、こちらは少しづつ文章の一部を投稿していくスタイルです。後編はまだ書いてないので続きは未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 00:00:00
3011文字
会話率:15%
とある個人タクシードライバーの話。
短編のつもりで書いた過去作の
「優しい世界」と「父と子と」に繋がる話です。
是非是非過去の2作もご覧頂き読んで頂けますとコレ幸いです。
最終更新:2023-01-24 00:35:07
3531文字
会話率:19%
千文字作文の短編版…のつもりで手をつけましたが、そんなに変わってないです。
レイチェルは色々な意味で偽物だった。唯一の理解者で偽物の公爵令息であるリチャードと共に、すべてから逃げることを決意する。二人は幸せになれるのだろうか。
最終更新:2023-01-17 15:42:41
1388文字
会話率:64%
「鋼鉄都市」を書こうとしたら「銀河ヒッチハイクガイド」だったみなたい話です。体裁はSFミステリですが、ミステリとしては成立していません。医者が間違っていたとか、密室だと思ったら屋根がなかったような感じです。SFなので。でも、できればSF警察
の方はご遠慮いただければ有難いです。探偵がいれば事件は解決しますので。
タイトルとプロフィールにもあるように、これはシリーズの中の一編です。「愚者の箱庭」の三年後、「王の前庭」の三時間前の出来事です。
舞台は言葉だけ聞けばハイソなファンタジーを思わせる月の庭園。そこには銀河系の人類世界を支配する十三人の地球領主がいます。
お茶会に遅刻したフースークが庭園を訪れると、目の前には同じ賓客だったガラハッドの死体がありました。ところが死んだガラハッドにもなぜ自分が死んでいるのかわからず、十三人の地球領主は揃ってその謎を追求することに。
思惑と悪ふざけが絡み合い、議論は迷走していきます。
いつも地の文が多いので、今回は思い切って説明を省きました。ルビ打ちも一切やめました。意味がわからないかも知れません。考えるな、感じろ。
どうしても左手の邪眼が疼いてならないので、二話目に登場人物紹介を挟んでいます。話にはあまり関係がないので飛ばしても構いません。
短編のつもりで切り欠いて組んだのに、トータルで一万字を越えてしまいました。探偵が饒舌にならざるを得ないのは仕方がなく、できるだけ無口な主人公を選んだのですが、周りの茶々が多すぎる。残念。
時系列三年前の「愚者の箱庭」はこちらから
https://ncode.syosetu.com/n3603fq/
時系列三時間後の「王の前庭」はこちらから
https://ncode.syosetu.com/n0374fg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 18:00:00
19212文字
会話率:50%
その女とは一度きりのつもりだった。
ある夜。
友人と飲んだ帰り。
昭人は帰りの電車へ乗る前に、さっぱりしたものを食べたくなった。
駅前のスーパーへ寄った。
簡単に食べられて、口の中がさわやかになりそうなものを探す。
カット・フル
ーツの盛り合わせがあれば。
フルーツ売場を探し、ああ、あそこか、あそこか、と足を向ける。
一人の女性の姿が目に入った……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 08:00:00
1947文字
会話率:6%
その男とは一度きりのつもりだった。
深夜のスーパーで、声をかけてきた男。
彩子はフルーツを買おうとしていた。
「かわいいですね」
「はい?」
「いや、あなたじゃなくて、そのグレープフルーツ。ピンクがかってて、シナモンみたいだ。『シ
ナモン』って知ってます? キャラクターの。オレ、見た目によらず、シナモン・グッズ集めてて」……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 08:00:00
1974文字
会話率:10%