聖女の結界に守られたヴァルシア王国で、聖女が追放された。
第一報を受けた公爵令嬢のイレーヌは、慌てて友人の聖女ラシェルを追う。
そして語られる王太子による聖女失格の糾弾、婚約破棄、王都追放の呆れた顛末。とどめに新たな聖女として王太子に寄り添
っていたのは、義妹のシヴィルと聞きイレーヌは激怒した。
兄パトリックとシヴィルの姉による略奪婚で、妹のイレーヌも婚約解消の憂き目に遭っている。それを反省するどころかシヴィルは姉より上の男を狙って聖女の座をラシェルから奪ったのだ。
父親の葬式準備中にやらかした王太子、その側近で話を聞かないパトリック、聖女を名乗りながら聖女の仕事を嫌がるシヴィル、ついでに聖女追放を座して見ていた教会の区長。
国を守る結界が壊れる前に、全員蹴落としてラシェルを聖女に戻してみせる!
奮闘を始めたイレーヌは、新興国の王子ロジェと出会う。
利害の一致で協力して、聖女を助け、戦い、国に戻って、口説かれる?
するりと懐に入って来るロジェをいなしながら、イレーヌは友人のために奮闘を続ける。
*以下にご注意ください
この物語に死ぬようなざまぁはありません。
この物語に国体を変えるような内政はありません。
この物語はあくまで近世風、西洋風です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 12:00:00
386436文字
会話率:42%
幼い時からずっと尽くし続けたのに、候爵家の二男から婚約破棄をされた男爵令嬢。予想していた事とは言え、自分にとって大切な日にされたあまりの仕打ちに、彼女の中で何かがプチッと切れました。そして、言わないでおこうと思っていた事実を、クラスメイト
がいる教室の中で全てぶちまけました・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 21:53:54
7360文字
会話率:40%
ゾーイは2回の婚約破棄により、疫病神の令嬢と呼ばれていた。ようやっと3度目の縁談が決まり、結婚式の当日、教会で神に誓う寸前やってきたのは…
宰相閣下の悪巧みの次男編です。2話で終わる予定。
最終更新:2020-08-17 13:35:19
9621文字
会話率:36%
週末は異世界にいます――ここはエロのイメージを払拭するために屋号まで変えたゲームメーカーが、満を持してリリースした美少女アプリ『ドールズMMORPG』、略して『ドルコレ』に似た世界だ――などと供述する頭のおかしな錬金術士を師匠に持つシーナ
・マーヤ・コーフは、まるではちみつに砂糖をまぶしたような輝く金色の髪、紫華鬘のすみれ色の瞳、夾竹桃の花のように柔らかで赤い唇、睡蓮の花のようにきめ細かい白く美しい肌、アーモンドのような果実の香調がする美しい錬金術士である。
そんな謎めいた錬金術士の少女シーナが隣国にいくその目的とは―――――――婚活だった。
「錬金術士四大元素? そんなの、燃料、ボーキ、資金、弾幕に決まってるじゃない」「今日のレピシわぁ……燃料4000、ボーキ2000、資金5000、弾幕7000、オーブ20ね」「同一属性の合成はなんと衝撃のポイント8倍、衝撃のポイント8倍セール実施中。今すぐ合成できます」「/replace トリニトロトルエン!」「数多の人々に止められてなお、無理やりにしてごり押した我が秘宝! それがガソリンプールなりぃぃぃぃぃ」「俺は化学に詳しいんだぁぁぁぁぁ きらーん☆」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 20:00:00
116224文字
会話率:37%
略奪婚の末を描いたもの
最終更新:2019-12-14 07:54:48
843文字
会話率:0%
エルマグニア帝国の侵攻をかろうじて食い止めたローライシュタイン大公国だったが、戦争はまだ終わっていなかった。帝国軍の再侵攻を予想して、ローライシュタイン大公国は領土防衛の準備を進めた。そこへ帝国を構成する五カ国の一つ、ベアヴォラーグ同盟の
マグナー・ホルギン総裁から提案書が届けられた。その内容はエルマグニア帝国とローライシュタイン大公国との和平協定締結に関するものである。ただし、ホルギン総裁はそこに付帯条件を一項、付け加えた。
ローライシュタイン大公国軍第六師団長「ダーグナスリイトの戦姫」アーヤ・エアリーズをマグナー・ホルギンの花嫁として差し出すこと、それが和平を仲介する条件だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-29 08:34:46
81480文字
会話率:40%
日本人の記憶を持ちながら、蛮族である巨人に生まれてしまった主人公のタロス。
文化的、文明的な暮らしにあこがれながら、巨人の王として振る舞っていた。
そんな彼が戦争の包囲網を脱する際に、一人の姫に一目ぼれして……
最終更新:2017-08-22 19:00:00
477421文字
会話率:32%
俺は妻の声を聞いたことが無い。
口がきけないのではない。
理由は分かっている。
彼女は俺を憎んでいるのだ――。
最終更新:2016-01-15 16:04:08
20684文字
会話率:18%
古代スパルタ(ラケダイモン)において、結婚は、略奪婚のかたちをとったと伝えられている。
強く美しい乙女リュクネに心を奪われた若き戦士レオニダスは、とうとう、彼女の身柄を奪う決意を固めるのだが――?
※個人サイト『時空跳躍ターミナル
』にも同作品を掲載しています 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-12 08:19:12
9534文字
会話率:22%
親子ほども歳の離れた夫との退屈な結婚生活の中で、久しぶりに出逢った幼馴染の少年は、昔とはまるで違っていた。野生的な美貌。これ見よがしにはだけたシャツの胸元もわたしには、いやらしく見えて不安になる。
親しげに話しかけてくる「軍神アーレス」と名
乗る彼のペースにあたしは、巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-31 00:00:00
12042文字
会話率:33%