ハーシェル伯爵家の次女シャノンは、地元の学校に通いながら付与魔法師として働いている。父親が投資に失敗をして貧乏になったため、王都の貴族学院に入学できなかったからだ。それから三年、貧乏からは脱出したものの「引きこもりのチビ令嬢」という社交界の
悪評が災いして、卒業間近になっても結婚が決まらなかった。仕方がないので両親は執事のハリーと婚約させることにした。ハリーに片想いしているシャノンは大喜びだが、どうやらハリーは姉のベティを好きだったようで……。そんなある日、侯爵家に嫁いでいたベティから離縁すると連絡が入る。おまけに「ハリーと再婚したい」と言い出した。二人の幸せを願うシャノンは身を引くことを決意し、『冷酷』『変人』と噂の若き公爵カイル・エルドンとの縁談のため王都へ向かうのだった。しかし会うなり「君とは結婚できない」と言われてしまう。実はカイルが求婚したのは、ベティだったのだ。愛し合う二人を引き裂くことはできないと思ったシャノンは、カイルに説得を試みるのだが話は思わぬ方向へ――。逆に「君の瞳は、ピチュメ王国の王家特有の『虹の瞳』だ」と指摘され、徐々に出生が明かされていくことになる。自分は母親の不貞で生まれたのか? それとも……。
出自を隠すため領地で育てられた伯爵令嬢が、結婚して幸せになるまでのお話です。
※全35話+閑話5話と番外編があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 06:30:00
150635文字
会話率:41%
「やってしまった……」
飲みすぎた日の翌朝。目を覚ましたラルフは、ベッドの中で状況を把握して頭を抱えた。隣には、あられもない格好をした女性。
「やらかし」た中の幸いは、その女性が片想い相手のヴァイオラだったことだろうか。ラルフがこれを機に告
白しようと決心した瞬間……しかし。
無情にも、彼女からは「なかったことにしてほしい」と宣言される。
同僚の女性騎士ヴァイオラに、長年の片思いを拗らせてきたラルフ。一夜の過ちから動き出した、二人の恋の行方はいかに。
拗らせヘタレヒーロー✕男前ヒロインの、ほのぼの一途な純愛ストーリー。
*舞台は異世界ですが、感覚は現代日本に近いようなふんわり設定です。東国の酒「ニホンシュ」や桜が登場します。
*コロン様主催「酒祭り」に参加させていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 18:18:32
9340文字
会話率:35%
伝えたいこと、伝えられないから、僕は辛い。
どうか僕の気持ちには気づかないでいてください。
恋愛弱者による糖度0の濃硫酸ラブストーリー
最終更新:2025-03-18 12:30:00
4379文字
会話率:31%
貴族社会の一大行事である舞踏会を目前に控え、侯爵令嬢セレスティーナは幼馴染への十年来の想いに揺れていた。
彼が求婚するのは、自分ではなく名門の美しい公爵令嬢――
そんな噂が社交界を駆け巡る中、彼女はあえて冷淡な態度をとり、ひとつの大胆な行動
に出る。
最後となるかもしれない一曲のダンスが、二人の運命を大きく揺るがす夜が始まる。
きらびやかな会場で交差する視線と、胸に秘めた切ない情熱。祝いと別れ、祝福と葛藤が渦巻く中、彼女が選ぶ答えとは――
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 16:10:00
9406文字
会話率:29%
シャンヅェンは帝の護衛だ。目下の悩みは、帝とその妃が常にもだもだもだもだ思春期こじらせ両片想いをしている姿を間近で見させられていることだ。
カノコは城の文官だ。目下の悩みは、帝の護衛をしているシャンヅェンがふらりとやって来ては「ここだけの話
なんだけどさ……」から始まるとんでもない機密事項の共有者になってしまっていることだ。
そろそろ心が死にそうな脇役護衛と、その話を聞く文官のお話。(全4話)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 17:00:00
8739文字
会話率:60%
────私は、婚約者に嫌われている。それでも、貴方のため、国のため、責務を全うしましょう。
これは、一方的な片思いで、側妃を娶られると、思っていたのですが、まさか婚約すら破棄だなん……。え?
最終更新:2024-12-24 08:07:18
3941文字
会話率:43%
金木犀が咲き始めた頃。死神は有り余る感情に押し潰されそうになっている少女――桂花(けいか)に出逢う。桂花に彼女自身の命を奪うよう願われるものの断ると、自身の感情を奪ってほしいと彼女は言った。
感情を知らなかった死神は、少女の感情を喰らう
中、その感情は死神に変化をもたらし――。
これは、感情を知らなかった死神の、愛しき記憶である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 00:00:00
22158文字
会話率:33%
恋人との始まりと別れ
最終更新:2024-11-25 16:27:10
573文字
会話率:0%
大学入学のため上京した私は、周りの華やかさに圧倒される。
仕送りを受けながらもアルバイトを始めた私は、そこで思わぬ出会いをした。
年の差な2人の、淡い両片思いのお話です。
最終更新:2024-11-18 12:08:14
9484文字
会話率:15%
朝7時45分。
小道での出会いは、片思いの始まりだった。
最終更新:2019-05-17 13:28:03
1991文字
会話率:6%
寂しくて、会いたくて、会いたくない人がいる。
その夜、突然、彼女の部屋に密かに思いを寄せる青年が現れた。
真夜中の魔物は、その力を使って会いたい人に会わせてくれるという。絵本の話だが、時緒はそんな真夜中の魔物の力を欲していた。
時緒には、
片思いをしている人がいる、月那という青年だ。だが、彼が女性と並んで歩く姿を見てしまい、時緒はすっかり落ち込んでいた。
そんな彼女の部屋のベッドに、突然、その月那が現れた。この非現実的な出来事に、彼が言うに、これは真夜中の魔物の仕業だという。
時緒は、信じられない状況の中、それでも月那のような彼に心を許し、夢の中ならばと、落ち込んでいる理由を話し始める。
そして、目の前の月那にも、時緒に対する秘めた思いがあった。
人と妖、二十年前の思い出。
恋する二人の、片想いのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 19:31:59
14057文字
会話率:42%
わたし、魔法使い・フィーネには秘密があった。それは実は私が皇女で、魔法で変装をして冒険者をやっていること。その途中で出会った騎士様に私は恋をしてしまった。とってもかっこよくて、美しくて、ちょっと冷たいけどそんなところも好き。ずっと一緒いた
いな、なんて。
そんなある日私は皇帝に呼び出され皇女フィアーネとして侯爵様、つまり騎士様に嫁ぐことになり!?
だが騎士様には好きな人いると知ってしまう。
大人しく去るつもりがーーー!?
じれじれ勘違いな恋物語。
残酷な描写ありはほんとにちょっとだけだと思います。念のためシリアスつけてるだけで、そこまでシリアスじゃなく、ハッピーエンドな可愛いお話かなと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 17:17:02
63404文字
会話率:35%
森の中にぽつんと佇む小さな家。
そこにはエドガー王弟殿下が隠れ住んでいた。
彼をいつでも殺せるようにと任務で送り込まれたアリシアは、エドガーの趣味に付き合い、長閑な生活を送ることになる。
暗殺対象のエドガーと暗殺者のアリシアだが、実は幼い頃
に一度会ったことがあって……。
柴野いずみさま主催の匿名両片想いな二人短編企画に参加させていただきました。(『両片想いな二人』をテーマに書いた3000〜5000字の短編です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 11:10:00
4221文字
会話率:40%
メイドのカティは、レーナお嬢様の婚約者であるマティアスが気に入らない。レーナお嬢様をないがしろにしていると考えているからだ。
レーナお嬢様のためにと訪れたカフェで、カティは幼馴染のラッシと出会う。なんとラッシはマティアスの家で使用人をしてい
ると言う。カティがマティアスのことを聞き出そうとすると……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 17:46:58
5870文字
会話率:51%
エメリの住む屋敷によく訪れる好青年ステファン。彼はいつも親友であるエメリの兄ノアに会いにくるのだが、その度にエメリを誉めてくれる。ステファンに恋心を抱くエメリは嬉しいと思いつつも、素直に喜べない。なぜならこれは──子ども扱いに他ならないから
だ。
子どもではなく、女性として見てほしい。それが叶わないならいっそ嫌ってほしいのに。
ある日、騎士であるステファンは、夜会でとある令嬢の護衛を務めることになる。エメリもまたその夜会へ兄ノアと共に訪れていた。初めての参加となるエメリは大人びた雰囲気に心躍らせたが、一瞬で落ち込んでしまった。ステファンが護衛していた令嬢は、幼いエメリとは違う大人の美女だったから。寄り添う美男美女を目の前にしたエメリは──?
嫌わないでほしいけど、諦めさせてほしい。揺れる乙女心に悩むエメリの恋の行方は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 12:45:41
7702文字
会話率:35%
アデレードがずっと片想いをしているウィルトールは七歳上の幼馴染。
おしゃれをしたりおまじないに頼ってみたりと一生懸命なアデレードに対し、彼はいつも涼しい顔でいる。
どうすれば距離は縮まるのか、想いに気づいてもらえるのか。
やがて舞台はふた
りが少年少女期をすごした湖の街へと移る。
ウィルトールを恋慕うような昔馴染も現れ、気が気でないアデレードだが……。
これはおてんば娘が脱・兄妹を目指して頑張るドタバタ恋愛ファンタジー。
※筆者の描いた挿絵が入ったページがあります。目次をずずいっと下にスクロールしてもらったら最下部に表紙代わりの1枚を置いてます。絵柄の参考にどうぞ。挿絵不要の方は非表示設定にてご覧ください。
※【Honey and Apple】の前日譚にあたる物語が【綺羅星の子】になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 16:03:03
134505文字
会話率:48%
Twitterにて描いてきた【Honey and Apple 〜おてんば娘は年の差幼馴染に恋してる〜】のイラスト集です。
物語をご高覧いただいた方にはおまけのお楽しみ的な、また真っ先にこちらをご覧いただいてる方には(作者の脳内で)こんなイメ
ージのキャラが動き回ってるお話ですという紹介的なページになれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 10:23:56
1445文字
会話率:0%
三影姚(みかげ よう)と皐月悠(さつき ゆう)は、物心つく頃には共にいて、幼い頃から支え合って生きてきた。身体が弱い姚と、泣き虫で臆病な悠。そんな二人はやがて大人となり、大学二年生を迎える。
変わらない日々が続くと思っていた。
けれども、少
しずつ変化していく。
一途な片思い、そしてままならない現実。
変わっていく。変えていく。
僕らの青春。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 09:00:00
16437文字
会話率:61%
森の奥の小さな村に伝わる言い伝え──願いを叶えてほしくば、魔女に己の肉体を供物として捧げよ。さすれば願いは叶う、と。
幼い少女の純粋な願い
未熟な少年の傲慢な願い
魔女が叶えるのはどちらの願いか──。
柴野いずみ様主催の「匿名両
片想いな二人短編企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 06:00:00
4025文字
会話率:49%
初恋の第二王子リシャールとの婚約式当日。幸せいっぱいのエリアーヌだったが、絶望した様子の王子を見て、向こうは婚約を望んでいないことを悟る──。不思議な力で王子と中身が入れ替わった結果、ハッピーエンドになるお話です。
※ 「匿名両片想いな二人
短編企画」参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 20:43:07
4947文字
会話率:23%
主人公のアユムは冴えないサラリーマンだったが、半年前に異世界に転移。
そこで出会った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
アユムは家事を頑張って、エイシオはダンジョンや魔物を退治しお金を稼ぐ。
二人の楽しみは、一緒に美味しいご飯
を食べる事だったり一緒に本を読んだり……。
無自覚両片思いのほっこりBL。
でも、ちょっとハラハラもありそうです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
注意
※中盤から獣人設定が出てきます
※途中からもふもふアライグマ似の神様が出てきてギャグも多めになりますが、二人のほっこりラブは変わりませんので、楽しんでいただければと思います。
完結保証!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 21:47:47
127647文字
会話率:42%
綿毛みたいに消えた
お兄ちゃん的存在の夏輝と
ずっと夏輝を想う千冬の恋モノガタリ*
コンテスト用のお話です
後ほどあらすじ足します。
完結少し遅くなるかもです(_ _*)
閲覧ありがとうございます!
最終更新:2024-07-26 13:17:44
6101文字
会話率:35%
私、百瀬柚衣は片想い中。でも好きな人にこの思いを伝えられないの。そんな私に友達が精一杯の手助けをしてくれる。ラブレター書かされたり体当たりさせられたり。これじゃ返って嫌われちゃうよー! ドタバタ片思いのラブコメを読んでください。
最終更新:2024-07-24 22:55:06
60223文字
会話率:65%
高校二年の一学期を終えた俺は、片思いをしている七瀬美琴さんに対して何も出来なかったことを後悔していた。
そして、一学期の最終日。埒外の僥倖に恵まれて、七瀬さんの連絡先を手にすることが出来た。
「高校二年の夏休みの過ごし方で将来が決まる」
と言っていた先生の言葉に従い、この夏休みで『自分磨き』をして行う事を決意した。
普段から行っている筋トレの強度を上げたり、アルバイトをして社交性を磨いたり、そのお金を使ってオシャレを勉強したりもした。
そして、妹と会話やお出かけを重ねて女性とのマナーを学んだ。
こうして迎えた新学期。
俺は七瀬さんを振り向かせるための行為を始めて行った。
これは、陰キャだった俺が、クラスで一番綺麗な女の子を振り向かせるために頑張る話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:00:00
80697文字
会話率:42%
「お腹が空きました。何か食べさせてください」
春休みの最終日。俺、海野凛太郎(うみのりんたろう)の部屋に同年代くらいの一人の女が腹を空かせてやって来た。
そいつの名前は美凪優花(みなぎゆうか)
今日。マンションの隣の部屋に母親と一緒に引
っ越して来た奴だった。
「なんで初対面の人間に飯を振る舞わなきゃなんねぇんだよ?」
そう言う俺に、
「先程お母さんに言ったそうですね。『何か困り事があったら言ってください。隣人同士、助け合いで行きましょう』と」
と笑顔で言い返して来た。
「まさか、その言葉を言って数時間でこんな事になるとは思いもしなかったわ……」
「ふふーん。こんな美少女にご飯を振る舞えるのです。光栄に思ってくださ……」
パタン
俺は玄関の扉を閉めた。
すると直ぐに
バンバンバン!!!!
と扉を叩く音
『ごめんなさい!!嘘です!!お腹ぺこぺこなんです!!助けてください!!隣人さん!!』
そんな声が扉を突きぬけて聞こえて来る。
はぁ……勘弁してくれよ……
近所の人に誤解されるだろ……
俺はため息をつきながら玄関を開ける。
そう。これが俺と彼女のファーストコンタクト。
腹ぺこお嬢様の飯使いになった瞬間だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 13:00:00
336573文字
会話率:47%