高校二年の一学期を終えた俺は、片思いをしている七瀬美琴さんに対して何も出来なかったことを後悔していた。
そして、一学期の最終日。埒外の僥倖に恵まれて、七瀬さんの連絡先を手にすることが出来た。
「高校二年の夏休みの過ごし方で将来が決まる」
と言っていた先生の言葉に従い、この夏休みで『自分磨き』をして行う事を決意した。
普段から行っている筋トレの強度を上げたり、アルバイトをして社交性を磨いたり、そのお金を使ってオシャレを勉強したりもした。
そして、妹と会話やお出かけを重ねて女性とのマナーを学んだ。
こうして迎えた新学期。
俺は七瀬さんを振り向かせるための行為を始めて行った。
これは、陰キャだった俺が、クラスで一番綺麗な女の子を振り向かせるために頑張る話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:00:00
80697文字
会話率:42%
『小説家になろう』や『カクヨム』において無数の異世界転移が行われることによって、現代日本からもたらされた最新の科学技術があまねく行き渡り、併せて古来よりの高度な魔法技術とも融合し、現代日本をも大きくしのぐオーバーテクノロジー的『魔法機械技術
』が発展を極めた、人呼んで『ハイブリッド異世界』。
ほぼ100%の的中率を誇る人並み外れた『正夢体質』である、山奥の寒村に住んでいる少年アルバートは、近い将来自分が魔王となり世界を滅ぼしてしまう夢を見てしまう。
しかも彼はあたかも『前世の記憶』そのままに、自分が現代日本の『御神楽響』という少年となる夢を頻繁に見るようになるが、そんな彼の前に突然現れた『なろうの女神』を名乗る不思議な少女は、その夢の一部始終を小説にしたためて、数年前からこの世界でも利用できるようになっていたインターネットを通じて、現代日本の『カクヨム』サイトにおいて『夢見る蝶は目覚めない』というタイトルをつけて公開し、近々開催予定の『カクヨムコン4』で入賞すれば、アルバートの破滅の未来を防ぐことができると唆す。
藁にもすがる思いで言われるままに小説を書き続けていたアルバートであったが、そんな彼の前に今度は、将来魔王となるアルバートを狂信的に崇拝している、『過去詠み(カコヨミ)の巫女姫』を名乗る少女が現れ、実はこのハイブリッド異世界自体が、本当に現代日本に存在している御神楽響が、『小説家になろう』サイトにおいて『第七回ネット小説大賞』応募用に作成している小説、『ただの正夢体質の俺が異世界の神様だと⁉』に過ぎず、将来アルバートが魔王となりこの世界を滅ぼすか否かについてはすべて、彼の胸先三寸だと言うのだ。
もちろん響にとっては小説の登場人物に過ぎないアルバートでは、一見手も足も出ないようではあったが、考えてみれば響のほうもアルバートの自作の小説の登場人物のようなものであって、二人はお互いに同じような立場にあったのだ。
──そのため両者の間で、コンテスト応募作品として過度の破綻を避けつつ、どうやって相手を破滅させて自分の破滅を回避するかといった、現実と異世界と小説との境界線を越えた、『作者』同士の知略を尽くした闘いが、まさに今幕を上げたのであった。
※この作品は『カクヨム』様においても同時に公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 22:27:06
43790文字
会話率:37%
この依頼(クエスト)が終わったら、引退してやる!
夢破れ、下水道のネズミ退治で糊口をしのぐ生活を過ごしていたアベルは、惰性で続けていた冒険者稼業からの引退を決意する。
森林警備隊で順調に出世する元妻のエルミア。
その妹で、冒険者として頭角
を現しつつあるルシェル。
ギルドでアベルを担当するクラリッサ。
彼女たちに再起を期待され、落胆される日々は、もううんざりだ。
しかし、最後の仕事でアベルは気を失い、吸血鬼の抱擁を受けてしまう。
様々な変化に戸惑うものの、同時に、吸血鬼となって得た能力でギャンブルに大勝ちして生活に変化が訪れた。
もう、生活を理由に冒険者を続ける必要はない。
それを思い知った、アベルの決断とは――
※03/18 完結しました。ネタが温まったら、番外編を投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-09 20:00:00
342773文字
会話率:42%
暗殺者の少年アールは、地方貴族の娘セーラとして
全寮制の乙女の園――アマーリア女学院に潜入した。
レティシアと名を変え在学しているソルレアン王国の
第一王位継承者シャルロット王女を亡き者にするために。
「私が女王になるまで守りなさい」
「その後、殺されてあげるわ。他でもない、あなたに」
そこで標的である彼女から、驚くべき言葉を告げられる。
女生徒として潜入した彼は、使命を果たすのか、それとも――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-25 21:00:00
165356文字
会話率:40%
病んでいるブラコンの義妹が彼女のシスコンのイケメンが不細工に相談する話。
最終更新:2017-08-09 02:13:03
3698文字
会話率:49%
この物語は、『闇属性&妹属性&超能力者』で『お兄ちゃん大好き』の(若干、盛り込み過ぎな)女の子と、その属性を知りながら『気付いて無い振り』をして義妹を愛でる『一線を越えないシスコン』の兄と、それぞれになにかしらの『危険な属
性』を秘めた女の子達が送る、
所謂、『異能力者系ラブコメディ』である(訳、わかんね)。
…どう考えても血の臭いしかしないな(笑) by主人公の友人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-02 07:00:00
3090文字
会話率:11%
ヤンデレ義妹に愛されて困ったり嬉しかったりの瑛子の物語!
最終更新:2013-01-01 08:53:04
3207文字
会話率:61%