彼は、赤黒くなった周囲に、そっと溜息をついた。戦乱の終結に一役買った英雄のようには到底見えない程にやつれた顔や、ボロボロの軍服だが、傷一つ付いていない肢体。いびつに絡み合っており、この世のものではないような威圧感を振りまき散らしている。
周囲には、彼以外誰もいない。それもまた可笑しいことだ。軍人なら、周囲に味方がいるのではないのだろうか?
では、敵や味方はどこに行ってしまったのだろう?
答えは周囲にある。最初に述べた通り、周囲は『赤黒く』なっているのだ。それは何故か?日の出や日の入りみたいな状況なのか?
否!
見る影もないほどのミンチとなった敵兵の身体である。
それらは、顔などが確認で来るものはそう多くない。生き残っているのは十中八九いないのではないだろうか?
そんな状況を彼が、、、彼は作り出してしまった。
だが、規模は違えど、彼の所業と同じことを相手も行っていた。
その規模は、敵国は、1個大隊。対して彼は、2個旅団。
彼は歯噛みしながら、その手を握り締めた。まるで、小さい子供が親に叱られているように。
だが、何かを思い出したのか少し笑い言葉をこぼしていた。こちらからでは何と言ったのかは、確認できなかったが、楽しそうに言っていた。
だが、彼は不服そうに顔を顰めて、報告書を纏める為に、ゆっくりとトーチカへと歩み始めた。
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ギャグがよくわかってない作者、投稿とても遅い作者、絵をかかないとと焦っている作者。
カクヨムでも投稿しています!(誤字脱字報告お願いします!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 23:58:18
1198文字
会話率:25%
魔王との壮絶な戦いから半世紀。人々は平和を謳歌し、かつての戦時の記憶は薄れていった。王都の片隅で魔道具店を営むドルチェビッチは、店の前で立ち尽くしていた。店内には、戦時中に開発された魔力通信機器が並ぶ。かつては戦況を伝える生命線だったそれ
らも、今や埃を被るだけだった。
「もう誰も必要としていないのね」
彼女は溜息をつく。魔力で遠隔地の映像を映し出す鏡は、最後の顧客が去ってから一度も光を放っていない。
その夜、稲妻が天を裂くように光った。轟音と共に、ドルチェビッチの店の前に一人の男が現れた。全裸の彼は、困惑した様子で周囲を見回している。
「あなた、どこから?」
◇
日本が誇る「ナーロッパ」×アメリカンなお下劣映画インスパイア!
→前人未到のナンセンス異世界転生もの!
「タイトルが転生なのに転移ってのっけからダメダメじゃねえか!」
なんてごたくは想定内!これはありえない!でも諦めない!書いてやるぜ異世界転生!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 00:38:19
9600文字
会話率:36%
魔女は溜息を吐く。どうしてこんな事をしないといけないのかと。
少年は空を見上げる。いつかここから出られるのではないかと。
二人の思惑が重なった時、ありえない物語が幕を開ける。
それが幸せなのか不幸なのか。終わるまで誰にも分からない。
最終更新:2024-07-21 19:46:46
117619文字
会話率:41%
男は、埃まみれの屋根裏部屋で見つけた。それは、錆びついた鉄塊と、黄ばんだ紙切れ一枚。紙切れには、走り書きのような文字で「時空間転移装置」と書かれていた。男は、そのガラクタのような機械を前に、煙草に火をつけた。そして、深い溜息と共に、ボタンを
押した。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-10 00:45:17
1307文字
会話率:29%
あ~めんどくせぇ〜⋯⋯⋯⋯。
不登校生徒である神門創一17歳。高校生である彼だが、ずっと学校へ行くことは決してなかった。
しかし今日、彼は鞄を肩に引っ掛けて今──長い廊下の一つの扉である教室の扉の前に立っている。
「はぁ⋯⋯ん?」
溜
息を吐きながら扉を開けたその先は、何やら黄金色に輝いていた。
「どういう事なんだ?」
すると気付けば真っ白な謎の空間へと移動していた。
「神門創一さん──私は神様のアルテミスと申します」
'え?神様?マジで?'
「本来呼ばれるはずでは無かったですが、貴方は教室の半分近く体を入れていて巻き込まれてしまいました」
⋯⋯え?
つまり──てことは俺、そんなくだらない事で死んだのか?流石にキツくないか?
「そんな貴方に──私の星であるレイアースに転移させますね!」
⋯⋯まじかよ。
これは巻き込まれてしまった高校17歳の男がのんびり(嘘)と過ごす話です。
語彙力や文章力が足りていない人が書いている作品の為優しい目で読んでいただけると有り難いです。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 14:12:48
511015文字
会話率:41%
私、輪堂さや、16歳。(←こういう紹介、主人公っぽくて良くない?)
ヒーローなんて、夢みたいな職業(?)についてはいますが………
戦闘後のごみ拾い、護衛任務にイベント参加、ボランティア活動………
こんなブラック企業に勤めた覚えはあり
ませんっ‼
私、学生なんだけど?課題も部活も勉強もあるんですが????
…でも、お小遣いと、ついでに平和の為にはやるしかない。
今日も溜息を付きながら、瓦礫を箒で掃除するのでした。
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まぁまぁ普通に可愛い脳筋主人公が、個性豊かなヒーローたちと楽しくやったり、日常に愚痴りながら課題をしたりするお話です。
〜この小説をざっとまとめると〜
・一次創作小説
・(一応)恋愛モノ……のハズ
・ヒーローモノでもあります
・女主人公
・ギャグ要素ありシリアスありロマンスあり
・地名などは実際のものですが、平行世界です
・不定期更新
この小説はhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/Riga_404/にも掲載させて頂いております。
上の方が更新頻度が高いですが、一話が短めです。
初投稿です、どうぞ宜しくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 10:29:49
51026文字
会話率:42%
『エッカート侯爵家には魔女が居る』
19世紀、女王の統治のもと繁栄する大英帝国。
ロンドンより離れた場所に存在する、エッカート侯爵家。
日本びいきの変わり者と評判の侯爵の城には、ある噂がある。
『エッカート侯爵家には魔女が居る』
東の
国より来た、死者と語らう力を持つ恐ろしい魔女が居るのだという。
そんな侯爵家の敷地にある古い塔の下にて、一人のメイドが死んでいるのが見つかった。
自殺とされた彼女の死を皆が沈黙に覆い隠そうとしているなか、城は招かれざる客を迎える。
閉ざすような雨の下、魔女は溜息をつき、少女は顔を曇らせた。
そして、死者は失われた愛を取り戻し、笑う――。
※現代では女性蔑視や障害者差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 15:44:26
10000文字
会話率:19%
現代日本で死に、異世界に転生した少年、ティーパ。
女神が彼に与えた才能(ギフト)は、〝下着喰らい(パンツイーター)〟だった。
ティーパは、〝究極のハーレム〟という己が野望を果たすために、〝何でも願いを叶える〟という〝聖魔石〟を求め、旅に
出る。
溜息と共について来た、幼馴染の美少女剣士アンと共に。
行け、ティーパ。パンツを喰らえ。
宿願を果たすその日まで――
(※プロローグのみ、かなり長いです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 11:46:02
153959文字
会話率:52%
童話シンデレラのパロディ小説です。
あるところにエラという少女がおりました。
父は幼い頃に亡くなり、継母と二人の義姉と暮らしておりました。
彼女には成長するにしたがい、美しさに磨きをかけ、国一番の美女と呼ばれるようになりました。
そんな彼女
には、長年抱える憂いがありました・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 18:20:22
11233文字
会話率:26%
新郎は腐れ縁の幼馴染。
そして新婦は、女子校時代からの大親友。
偶然出会った二人は恋におち、今日という幸せな日を迎えた。
ずっと好きだった人の幸せな日。
私はひとり、溜息を吐く。
三分で読み終わる、せつない恋物語。
最終更新:2024-03-06 06:18:32
1298文字
会話率:22%
灰かぶりと呼ばれるスレた少女が、メイドとして売り飛ばされた先で、ご主人様である悪役令嬢(もどき)に振り回されながら、人間観察だけで事件を解決してゆくファンタジーミステリー。
シンデレラは澱んだ眼で溜息を吐く。今日も世界はクソですね、と。
※この作品は「ハーメルン」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 15:26:09
39447文字
会話率:50%
「もし今の人生経験と知識を持ったまま、元気な身体に若返ることができたら、きっと色々な夢を叶かなえられるんだろうな……」
私は終末期病棟の病室で、雪が降る窓の外を見ながら、その口から溜息を吐く。
21世紀も半ばを過ぎた頃、私も多くの老人と同
様にガンに侵され、齢62歳で人生の終わりを迎えようとしていた。
「おばあちゃんの夢はな~に? 何になりたいの?」
ある日の病室で、孫が目を輝かせながら私に尋ねる。
私は自分の人生を振り返って、若い頃になりたかった「憧れの存在」を孫に答えた。
「『王女様』! おばあちゃんはね、ずっと魔法の国の王女様になりたかったんだよ」
その回答に孫は目を輝かせ、私も孫のその顔を見て微笑んだ。
◇ ◇ ◇
孫とそんなやりとりをした翌週、私はその人生を静かに終えた──。
◇ ◇ ◇
「ソフィア様! 起きてください! いつまで寝てるんですかっ!」
私はその声で目を覚ますと、目の前に広がるヨーロッパ中世の宮殿のような光景を見て目を点にする。確実に言えるのは、ここが元の世界とは違っていて、私が王女に転生したということだ。
「やった~!! 異世界転生、きたぁ~~!!」
しかし、周りを見れば見る程……不愛想な侍女と話せば話す程、何かがおかしい。
……この異世界の文化は、とてつもなくショボかった。
「これじゃあ、単なる貧乏王女じゃないの!」
このお語は、大きな失望から始まる「異世界キラキラ王女生活(仮)」を描いた物語です──。
※お読みいただいた後、☆で評価して頂くと作者が喜びます。宜しくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 09:49:58
195392文字
会話率:45%
良い文章とは、悪い文章とは何なのか。
作者なりの考えをまとめてみました。
【あらすじ】
とある作品の感想で「面白いです。続きを書いて」と言われて舞い上がり、翌日にそれとは別の感想で「文章力がクソ雑魚(要約)」みたいに書かれて溜息をつ
き、反射的に不快な方の感想を削除した。
今にして思えばネタにするなら消さない方が良かったけれど、まあそれはそれとして。
私はそんなことで傷つくほど柔肌じゃないけれど、こんなことを書く人がいるんだぁ。と面白い気分になったし、だとしたらこれで傷つく仲間もいるんじゃないかと思って、こんなエッセーを書こうと思った次第です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 13:11:28
4377文字
会話率:1%
夕暮れ迫る帰宅時。帰り着いたらホッとする間もなく次々こなさなきゃならないタスクを思うと、ハンドル握りながらついつい、焦りで溜息も。
そんな時。目に飛び込んできた一言に、思わず肩の力が抜けました。
最終更新:2024-01-26 16:23:27
739文字
会話率:14%
「土井さん、今日、面接に来る予定の伊藤芳香さんですが、今、痴漢を捕まえたとかで遅れると連絡がきているのですが……」
困惑の表情の事務員に相談された土井は芸能プロダクションの副社長だ。
「遅れるのは構わないが、その子は大丈夫なのかい?
連絡はメールで?」
「あ、今、電話がつながってます」
「僕が出るよ」
土井の言葉に、事務員は外線を回す。
「土井です。痴漢を捕まえたって? 大丈夫かい? 今どこにいるの? ウチのスタッフを向かわせようか?」
電話に出るなり、立て続けに質問を投げかける。
だが、電話の相手は、落ち着き払って「問題は面接に遅れてしまうことだけです」と断言したのだった。
その後、警察官にも代わってもらって諸々の確認した後、電話を切る。
「ふう……」
土井は大きく息を吐く。面接に来る途中で痴漢を捕まえた子なんて、初めてである。
よほど驚き呆れたのか、落ち着きなく溜息を繰り返している。
「ナイーブな子より、それくらい肝が据わっている方が良いんじゃないですか?」
事務員は苦笑いで言うが、土井はトラブルメイカーの臭いを確実に嗅ぎつけていた。
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伊藤芳香は美人である。
アダ名は、ゴリラ。
もう一度言う。
伊藤芳香は美人である。
背はスラッと高く170cmを越え、顔立ちは怖いほど整っている。
背中の中ほどまである艶やかな黒髪が風に靡くさまは、誰もが溜息をもらすほどだ。
そして最後にもう一度言おう。彼女のあだ名はゴリラである!
※カクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 11:09:47
86391文字
会話率:44%
一週間前に離婚して実家に帰って来た私は、自室で寛いでいた。
「もう26才。されど26才。暫くは仕事一筋で頑張ろうかなぁ〜」
大恋愛の末に結婚。知り合ったキッカケは職場の食堂だった。彼は社内でも有名なイケメンで、まさか私に惚れてくれる
とは思わず、付き合った当時は夢の様で一ヶ月後には籍を入れていた。
「最初の三ヶ月は良かったんだけど……」
そんな事を思って溜息を吐いていたら、突然光に包まれていた。
※この話はゆるふわ設定ですので、軽い気持ちで読んで下さい。初投稿なので、暖かい目で見守ってね。
※超短編ですが、ウケが良かったら連載化するかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 15:05:42
1839文字
会話率:63%
俺の名はライナス・グレイク。
名門カサンドラ魔術学院を首席で卒業したエリート魔術師だ。
しかし俺は学院の主席卒業生としては初となる、就職浪人の危機を迎えていた。
王立魔術院や魔術騎士団を始め、魔術系のありとあらゆる関係機関、企業
、場末の魔道具屋まで、ことごとく落とされてしまったからだ。
『今に見ていろよライナス。この俺を怒らせたことを後悔させてやる。調子に乗っていられるのも今のうちだぞ。くくく……』
俺は卒業式という晴れの日に、俺に次いで次席で卒業した大企業の御曹司から、憎悪にまみれた視線とともに告げられた言葉を思い出す。
「何をするのかと思っていたが、まさか実家の権力を使って俺の就職に圧力をかけるとはなぁ」
もはやなす術なし。
にっちもさっちもいかなくなった俺は、失意の溜息をつきながら途方に暮れていた。
そんな時に出会ったのが──この『〇〇』でした。
(*)カクヨム併載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 20:29:05
4571文字
会話率:66%
アザミの愛する夫の浮気が発覚した。これは美しい夫を持ってしまったために起こった悲劇なのかと溜息がでるが、嘆き悲しむ暇はない。アザミは娘の将来のためにも、またビブリア子爵家を守るために夫との離婚を決意する。当然、彼等に慰謝料を請求して。え?お
金がない?支払い能力がない?大丈夫です。あなた方はまだ若く美しい。ピッタリの働き口は用意してあります。勿論強制は致しません。特に元夫は美しさに加えて血統の良さもあるのでそこそこ需要はあるはず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 15:00:00
25604文字
会話率:35%
何よりも自由と安寧を求める主人公、白羽 新峻。しかし、彼の願いとは反対に世界は数年前のあの日から不安定な方向に歪んでしまっていた。
それは、突如この現代世界に出現したダンジョンとそこより現れるモンスター。また、それと同時に次々と人間が獲得し
ていくスキル。
そして、ひょんなことからその危険なダンジョンに潜ることになってしまった主人公が冒険者組合に登録し、ステータスを検査すると、とあるスキルが発見された。それは【神性簒奪】という全くもって意味の分からない、用途不明のものだった。
過去のトラウマも謎のスキルも全てを背負い、完全に歪になってしまったこの世界を主人公は溜息を吐きながら生き抜いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 15:57:52
55135文字
会話率:59%
つくづく思う、妖怪なんて見えても何の意味もない…と
青く広い空を見上げ、津吉子は今日も待ち構えているだろう非日常的な日々に溜息を吐くのだった。
舞台は平安時代の首都・平安京、これは十五の娘津吉子が陰陽師の安倍晴明と共に色んな怪奇事件を解
決していく物語である。
歴史は好きでも得意じゃないので、少しおかしい所があっても大目に見てください。
この物語は全てフィクションです。
小説を書くのは初めてなので不慣れではありますが、楽しく読んで頂ければ幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 14:20:06
4000文字
会話率:23%