辺境伯の一人娘ライラは変わった能力がある。人についている邪気が黒い煙みたいに見えること。そして、それを取れること。しかも、花の種に生まれ変わらすことができること、という能力だ。
気軽に助けたせいで能力がばれ、仲良くなった王子様と、私のことが
嫌いなのに婚約解消してくれない婚約者にはさまれてますが、私は花の種をもらえれば満足です!
ゆるゆるっとした設定ですので、お気軽に楽しんでいただければ、ありがたいです。
※アルファポリス様では完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 12:07:22
109850文字
会話率:32%
桜舞い散る私立六ツ葉学園、その荘厳なる校舎をまっすぐ見つめる一人の少年がいた。
彼の名は連城光太郎(れんじょうこうたろう)。
知る人ぞ知る、変態界の若きカリスマである。
幼い頃より変態としての英才教育を受けた光太郎だったが、彼の故郷であ
る『変態パラダイス村』は時代の流れに飲み込まれ、日本からその姿を消してしまった。
村長である彼の父親も、冤罪をかけられ行方知らずに。
おそらく変態を管理する国家機関『変態管理局』に囚われてしまったのだろう。
けれど落ち込んでいる場合ではない。
光太郎は、父親の監禁場所を探るため、『変態管理局』の情報を自由に入手できる『変態管理官』になることを決意。
その第一歩として、来年度から『変態管理官』育成業務を行うと発表したばかりの六ツ葉学園に通うことにしたのだ。
「やってやる! 変態仲間を集め、管理局に囚われている父さんを救出するんだ! そしてゆくゆくは俺の生まれ故郷である変態パラダイス村を復活させてみせる!」
明るい未来を夢見て、希望に燃える光太郎。
しかし彼は知らなかった。
――六ツ葉学園は変態管理局が目をつけるような、ハレンチの伏魔殿。
光太郎の心を惑わせる魅力的な変態少女たちが、びっくりするくらい、うじゃうじゃといるのだ!
※序章が終わるまで毎日更新(約17話)。それ以降は2日に1度の更新予定。
※「カクヨム」でも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 00:05:30
318790文字
会話率:42%
十七歳の天一は、ある朝烏(彼にだけ人語を話す、カラスの姿の使者)が殺されるのを目撃する。その後彼は、非人間の敵対組織に捕らわれそうになるが、人間の守護星(属星)のひとりに助けられる。天一は、父親が宇宙の均衡を保つ箱のカギの管理者であり、現在
は身を隠していることを訊かされる。
天一は父親とカギを守るために、別の仲間のところに行く。だが敵に追われ、別の仲間のところに身を隠す。そこから天一は冥界に連れていかれる。冥界で天一は、父親が映画館の座席にある物を隠す夢を見る。天一は現実世界の映画館に行く。だが、天一は刺客に捕まってしまう。
天一の救出に仲間たちがくる。天一たちは脱出を試みるが、仲間の一人が魔力によって眠らされる。脱出した後、天一だけは重要なモノを受けとるために、再び別の仲間の元に戻る。
(第一部ここまで、第二部に続く)
戻った天一は、疎遠になっていた幼なじみと再会する。また、父親と姿がそっくりな自分の属星と初めて会う。天一は属星から、烏は属星の使者であり天一と彼の父親の見守り役だったこと、父親と天一は属星のかけらを身体の内に持っていること、母親が父親の補佐役だったこと、天一が次期カギの管理者候補であり幼なじみが補佐役になることなどを聞く。
管理者とその補佐役は今後長く一緒にいられないと知りながら、天一と幼なじみはわだかまりを解消して別れる。天一は、次期カギの管理者として七剣星たちに正式に任命され、再度冥界に赴く。冥界の女王によって天一たちに仕掛けられた呪いが処分される。天一は刺客が元々冥界のモノであることを知る。
その後冥界から屋敷に戻る途中で、刺客と天一は対決する。彼らは命について話した後、天一は謎の女性の声に従い、光の力で刺客を消滅させる。天一と七剣星の使者は屋敷へと戻るために冥界の川を渡る。ヒトトセと天一は、それぞれの場所で戦いが近いことを感じ、共に目を閉じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 22:13:53
143069文字
会話率:33%
私はエルフのリンスィール、エルフ1の食通だ!
城下町ファーレンハイトに、不思議な車を引いて世にも奇妙な料理をふるまう男が現れた。料理の名前は「ラメン」……それは一口食えば、天にも昇る味である!
私はあっという間に「ラメン」の虜となり、毎晩、
街角でその男を待ちわびていた。
しかし、ある夜を境に、男は消えてしまった……『友』と呼べるほど仲良くなった男は、私の前から姿を消してしまったのだ。それから二十年、私はもう一度だけでも「ラメン」を味わいたくて、同じ街角に立ち尽くしている。
ああ……愛しの「ラメン」よ、もう二度と、あの味に出会えないのだろうか……?
そんな風に絶望していた、その時だ。
チャラリ~チャラ~♪ チャラリチャララ~♪
……なんとっ!? 聞こえてきたではないか、あの独特の笛の音がっ!
私は涙さえ流して、男の帰還を喜んだ。
しかし、そこに現れたのは、あの男の『息子』を名乗る、レンという料理人だった。
「あんた……昔、親父が世話になった人だろ? よっしゃ! 俺が、美味いラーメンを食わせてやるよ!」
しかし、目の前に出されたのは……あの男の食べさせてくれた「ラメン」とは似ても似つかぬ、奇妙な物体だった!
「ち、ちっがーうっ! こんなのはラメンじゃなーい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 21:21:11
551024文字
会話率:39%
高校生の藤崎藍は、幼い頃の交通事故により両親を亡くし、その心的外傷から、複数の人格を宿して生きている。主人格の藍に加え、姉のように優しい香奈、攻撃的な紗友、男性として生きる拓、共感力の高い菜津。五つの人格は、藍が困難に直面するたびに交代し、
苦難を乗り越えようとするが、その不安定さから藍は周囲との関係を築けず孤立していた。
そんな中、藍を支えてくれた祖父母が相次いで介護施設へ入った。一人暮らしとなった藍は、いじめを苦に通信制高校へ転校する。そこで出会ったのは、プロダンサーを目指すメモリーだった。住む場所のない彼女に藍は自宅の空き部屋を提供する。
メモリーは、藍たち五人を受け容れ、二人の奇妙な共同生活が始まる。同性愛者であることを打ち明けていたメモリー。藍の中の男性人格・拓と彼女との予期せぬ出来事などに戸惑いながらも、メモリーの明るさと、五つの人格間の危うい協力関係によって、藍は高校生活を送っていた。
ある日、藍はメモリーのアルバイト先のステージで、彼女の才能に圧倒される。しかしその帰り道、メモリーがダンス留学の資金を得るための「ママ活」相手に遭遇する。藍は暴言を吐き、孤立してしまう。これまでなら逃げていた藍は、その時初めて踏みとどまり、その結果、姉のような存在だった香奈が藍の中から消滅する。
さらに、藍と共感し合えた菜津も、両親の命日に姿を消してしまう。人格が統合されると仲間が消えるという葛藤に苦悩する藍。そんな中、メモリーの留学の日が近づき、藍は孤独感を一層深めていく。
メモリーは無事LAの芸術学校へ入学。数ヶ月後、夢に向かう彼女から届いたダンス動画は藍を勇気づける。力強いメッセージを受け取った藍は、自分の中のそれぞれの人格を尊重し、共に生きていくことを改めて決意する。
物語は、交代人格たちが「五色のツバメのダイアリー」を通じてコミュニケーションを取り合う様子を描きながら、下町情緒の残る東京都豊島区の大塚の風景を舞台に、少女の葛藤と成長を描き出す。祖父母との思い出の銭湯、両親との記憶が蘇る都電荒川線が郷愁を誘う。
※この作品は、直接名称を出していませんが、解離性同一性障害をモチーフとしており、性同一性障害、同性愛も取り上げています
※過激ではありませんが同性同士の性描写シーンがあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 20:00:00
62033文字
会話率:37%
2025年3月、小説を書き始めた。
1ヶ月で燃え尽きて、なろうとカクヨムから消えた。
Xも消して、創作界隈から引退した。
だけど──4ヶ月経ってもまだ、燃えていた。
「主人公暗すぎ」から始まった方向性迷子。
PVが欲しくて物語を壊し、承
認欲求に呑まれ、データを見ては凹み、ゴーストバンに泣いた。
それでも俺はまた書きたくなった。
創作論という名の記録。
これは、PV0の初心者が試行錯誤を語る“今も燃えてる”物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:16:35
9576文字
会話率:4%
ヒロイン シエナに出会ってから子の乙女ゲームのことを思い出したモニカ。自分の婚約者が攻略対象だったけどこの第三王子殿下は生意気でやんちゃすぎてついていけない。ヒロインに少し早く出会ったら、原作ゲームの天才設定殿下になってくれるかもしれないし
、婚約も解消してくれるかもしれない。できればこのままかかわらないで過ごしたい。
モブ令嬢モニカの奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 15:00:00
368975文字
会話率:62%
梅雨の夜、活気を失った小さなバーに黒い薔薇の花束を携えた謎の美青年がふらりと現れる。仄かに不穏な影を感じながらも、自分に自信が持てないバーテンダーの私は、甘く優しい言葉をかけてくれる彼に次第に魅了されていく。やがて彼は花束を置き、夜の闇に溶
けるように姿を消してしまう。彼の残り香は今もなお、私の中でざわめきと共に香り立つ。一ヶ月後、再訪した彼の手に抱かれていたのは“白い”薔薇の花束。堕ちたのは私なのか。心を奪われたのは、彼だったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 02:29:44
8569文字
会話率:35%
2024年10月。辰年も終わりが近い頃。
ファンタジーの類は全て空想上のものと認識されている表社会。だがその裏側には異能エネルギー、異源素(ゼレメンタル)を体に宿した異人(ゼノ)と呼ばれる異能者たち。表向きは彼らも普通の人間として扱われるも
、表社会から遠回しに異能ごとありのままの存在を否定され、犯罪や抗争も辞さない裏社会を中心に君臨していた。
主人公、初月諒花(はつづき りょうか)は人狼(ヴェアヴォルフ)のチカラを宿した異人(ゼノ)であり、その中でも強力な稀異人(ラルム・ゼノ)と呼ばれるチカラを持った長い黒髪を持つ中学二年生の少女。空手の選手になりたかったが異能者であるがためにメディカルチェック制度で不合格にされ入部を取り消しにされた。
小四の時に転校してきた幼馴染であり親友の異人(ゼノ)の黒條零(こくじょう れい)とともにこれまで裏社会より襲い来る敵たちと戦い続け、それらを操る諸悪の根源であり、裏社会の帝王レーツァンの撃破に成功する。
しかしその先で突き付けられた事実は、零がレーツァンをも動かす更なる黒幕から送り込まれた手下であったことだった。確認すべく諒花は零のもとを訪れるが、問い詰めると彼女は自らを小四の時から諒花の監視役として送り込まれていたことを明かし、姿を消してしまう。
そんな中、総帥レーツァンを失った犯罪組織ダークメアの二次団体ワイルドコブラが諒花を狙って攻撃開始。かくして人狼少女の戦いが再び始まった──。
※この作品はノベプラでも掲載しております。
※本作は「 人狼少女は表社会では最強になれなかったので裏社会で無双する!!(http://ncode.syosetu.com/n5249ge/) 」の続編にあたりますが、前作を読んだことがなくても楽しめるように前作のことも語られながら執筆しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 21:36:32
285391文字
会話率:42%
新婚の北条健太郎はIT系ベンチャー企業の東京支店システム営業部で働いていた。
春になり新入社員として入社した姫川美紀は北条健太郎の部下として配属された。
北条は美紀にマンツーマンで仕事を教え営業同行をしていたが美紀は素直で従順だった。
し
かし、次第に美紀の北条に対しての激しい独占欲が表れ始めてきた。
北条は覚えていなかったが、美紀は大学時代に教育実習に行った中学校の生徒で、北条が教育実習の時にコーチとして教えた水泳部の部員だった。北条は美紀の初恋の相手だったのだ。
美紀の北条に対しての独占欲はますます激しくなり北条の新婚のアパートにまで押しかけるようになっていた。北条が美紀の思いを拒んだり無視をするとセクハラや痴漢にでっち上げたりで、遂に北条も堪忍袋の緒が切れて自分の前から消えるようにと美紀を叱責してしまった。
その日の夜、美紀は同棲をしていた就活中の彼氏に当たり散らすと逆に暴力を振るわれた。負傷した美紀は実家の静岡に帰り、しばらくして会社も退職した。
その後、北条は何度も電話やLINEで美紀に連絡をしたが返答が無かった。一緒に居た時は時に鬱陶しい存在だったが、居なくなってみると寂しさが日に日に募るばかりだった。
美紀が姿を消してから半年ほどが経っていた
雪が降りしきる寒い夜だった。
北条は会社からの帰りに最寄り駅で降りるとそこには美紀が待っていた。
お互いに強く惹かれ合っていた二人は離れられない運命となっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 05:05:59
11311文字
会話率:36%
こんにちは。モナっていいます。
……本当は、そんな名前、誰もつけてくれなかったけど。
でも、いいんです。だって、“あの子”が呼んでくれたから。
ねえ、やさしくするって、どうすればいいんでしょうね?
わたし、がんばったんです。泣いてた子の敵
を、ちゃんと消してあげた。
なのに、あの子、泣いたんですよ? 怖いって。
わたし、こわいんですか?
でも、まちがえたなら――やりなおせばいいですよね?
わたし、ちょっとだけ特別な力があって。
水のなかを、ぐるぐる戻れるんです。
……ただ、くりかえしてるうちに、
なんだか、おかしくなってきちゃって。
きれいなはずの“やさしさ”が、どんどんにごっていくんです。
だって、わたし、また誰かを殺しちゃう。
また、“ともだち”を壊しちゃう。
ねえ、私、どうすればいいのかな折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:00:00
11099文字
会話率:15%
【消えた生徒たち、学校に隠された闇】
桜舞い散る新学期、新任教師・田中雄一が赴任した高校で、生徒が一人、また一人と姿を消していく。
「新しい先生、若いね」「でも、あの教室大丈夫かな...」生徒たちの不穏な囁き。
「田村君から、最後にもらった
メールがあるんです。『先生たちが僕を連れて行こうとしている』」。
学校の裏手にある古びた倉庫。そこに隠されていたのは、消えた生徒たちの持ち物と、恐ろしい「問題生徒処理プログラム」の書類。
「これは...人身売買ですね」。
学校の評判を守るため、問題のある生徒を排除する、恐るべきシステムの存在。
「次は誰だ?」「二年B組の高橋美咲を考えています」。
生徒たちを救うため、田中は仲間と共に学校の巨大な闇に立ち向かう。
「おかしいと思ったことは、恥ずかしがらずに声に出すこと」。
これは、子供たちの笑顔を守るため、真実を暴く教師たちの物語。
『消された教室』
あなたの知らない学校の真実が、今、明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 14:36:32
9495文字
会話率:45%
蒼林 ソマがいる未来社会では、所得別に住民エリアが分かれている。
低所得者エリアに住んでいるソマは、6年半前に頻繁に起きていた暴動によって両親と祖母をなくしていた。
暴動の原因は、同じエリアどうし地区民が食いぶちを少しでも増やすために仲間に
仕掛けることや、他の階級からの腹いせなどもあった。その暴動の最中、瓦礫の中から赤ん坊の声が聞こえた‥‥。悲しみに呆然としていたソマは、ただその声を追っていた。
カクヨムに投稿していたもののリメイク作品です。前に投稿していたのですが、ミスで消してしまい泣く泣くまた、一話からの投稿です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-17 06:10:00
10999文字
会話率:17%
魔王により太陽が姿を消してしまった世界。
深海の奥底で暮らしていた青年、オモテは、魔物の襲撃によって白い魚に姿を変えてしまった巫女姫ウーラを救うため、仮面の能力を使い、暗い深海の中魔王を倒しに冒険する。
最終更新:2025-07-16 12:00:00
88761文字
会話率:55%
主人公のユウは、突然異世界に転移される。
ユウは、メインスキルに「コピー」というスキルがあるそうだ
ハチャメチャな、仲間達とともに寄り道しながら魔王を討伐する物語だ!
(前投稿してましたが、従兄弟の赤ちゃんが消してしまって投稿が消えたので今
回は、全くもって新しい旅が始まります!まぁ前回のやつ色々ミスったしまぁ、許して!!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 07:05:10
19217文字
会話率:77%
その昔。まだヒトが人ではなかった時代。ヒトは何種類も存在し大地の主導を手にしようと互いの種族の根絶やしに躍起になっていた。今の人類にあたる種は弱くそれに対して他の種は力強く知恵もあり中には特殊な能力を持つ種族までいた。
そんな中、現生種の一
部に全ての種族の能力を備え持つ者達が現れ始めた。他の種に唯一勝っていた『適応能力の高さ』が原因だった。
現生種のこの能力の開花のせいで争いは終局へと一気に加速しだした。そして一つ一つと種族が姿を消していき遂に残った種族は二つの種族だけとなった。
生き残ったこの二種は強かった。現生種の敵となった種はほぼ全員が生まれながらに強靱な肉体と強力な特殊能力を持っていたのにたいして現生種は極僅かな人数しか能力の発現がなく少しずつ押され始めた。数万人いた人口は僅か百人程まで減少し大陸を移動しながら追撃をかわしギリギリの状態で生きながらえていた。しかし、有る時を境に追撃はピタリと止まる。理由は分からないが敵となった種は地上から姿を消していたのだ。何世代も、何千年も続いた争いはこうして終局を迎えた。各地に散らばって生活していた生き残った現生種はそのままその地に残り繁栄を繰り返し今に至った。
それから数千年後の現在。再び争いが始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 02:20:17
391306文字
会話率:53%
※カクヨム様でも掲載中です。
時は大正。明治の文明開化からさらに西洋文化が根付き、人々が新たな時代を謳歌している頃。
時代が移り変わり科学技術が進歩しても、人ならざるもの――妖(あやかし)の存在が消えることは無かった。
絵を描くことが大
好きな少女、上村松実(うえむら まつみ)は妖が見える特異な体質だった。それゆえ女学校の同級生や継母、それから異母妹から嘲笑や侮蔑の言葉を浴びせられていたが、華族特有の傲慢と身勝手さに呆れ果てる毎日を過ごす。
それに、彼女のそばにはいつも幼馴染の薊黎(あざみ れい)がいた。
彼もまた妖が見え、絵を描くことが好きな青年だった。ゆえに松実は彼に秘かな想いを寄せる。
だが黎はそんな彼女の想いを裏切り、姿を消してしまう。
失意に暮れ、死の淵に立たされた松実を救ったのは、松実の婚約者にして公爵子息、そして妖伐局一番隊隊長の肩書を持つ藤浪縁(ふじなみ えん)。どうやら彼は既に松実を知っているようで……?
妖を滅する女流絵師と妖伐局一番隊隊長の婚約バディが織りなす、和風怪異譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 19:17:13
80671文字
会話率:51%
思うままに書き連ねた日記を誤って消してしまった。
心の整理は必要なので再び連載を続けたい。
最終更新:2025-07-15 13:42:41
100618文字
会話率:2%
主人公の健太は、結婚して十年、すっかり形骸化した夫婦生活に不満を抱いていました。そんな彼の前に現れたのは、職場の同僚である美咲。真面目で仕事熱心な彼女の存在は、健太の乾ききった日常に潤いを与え、二人は秘密の不倫関係に陥ります。美咲との逢瀬は
健太にとって甘い逃避であり、満たされない心を埋める存在でした。
しかし、二人の関係が深まるにつれて、健太は言いようのない不安に苛まれます。そしてある日、美咲との密会中に何者かの視線を感じるようになります。その数日後、美咲の元に、二人の密会現場を写した写真が送りつけられ、「ご主人の不倫を奥様にご報告させていただきます」という脅迫文が添えられていました。美咲は恐怖と絶望に怯え、健太の前から姿を消してしまいます。
そして、その写真が健太の自宅にも届き、妻に不倫が発覚。健太は愛する美咲も、家庭も、そして自身の信用も全てを失います。自分勝手な欲望のために全てを壊してしまった健太は、不倫の代償として地獄のような日々を送ることになります。そして、未だ正体不明の脅迫者の影に怯え続ける、「恋」という名の恐ろしい罠に落ちた男の物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 17:44:54
1639文字
会話率:13%
長年続く異常な干ばつに見舞われた山奥の村。水源が枯れ果て、人々はわずかな水を求めて争い、精神的に追い詰められていく。そんな中、村人たちは幻覚を見るようになる。それは、かつて豊かだった水が、黒く濁り、底からおぞましい手が生えた姿で、彼らを誘惑
する。水に引き寄せられた者が次々と姿を消していく中、主人公は、水が枯れたことで現れた村の秘密、そして水底に封じ込められていた古の存在に気づいてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 11:13:59
1494文字
会話率:28%
高校2年生の佐倉陽向(さくら ひなた)は、人見知りな性格で、美術室の隅でひっそりと絵を描くのが好きだ。彼の描く絵は、感情の機微を捉えた繊細なタッチで、校内では密かに評価されていた。しかし、普段の彼は、誰の目にも触れないよう、存在感を消してい
る。
そんな陽向の日常に、嵐のように現れたのが、転校生の橘 澪(たちばな みお)だった。彼女は、明るく天真爛漫な性格で、入部早々、美術部の空気を一変させる。絵の才能もあるが、何よりもその絵に込められた圧倒的な「生命力」が、陽向の心を強く揺さぶる。
真逆の性格を持つ二人は、美術室で隣り合わせの席になり、ぶつかり合いながらも、互いの絵、そして心に秘めた想いに触れていく。陽向は、澪の絵の持つ輝きに惹かれ、彼女の存在が自分の創作意欲を刺激することに気づく。一方、澪は、陽向の繊細な絵の中に、彼の秘めた情熱と優しさを感じ取る。
文化祭に向けて、二人は共同で大きな絵を制作することになるが、そこにはそれぞれが抱える「絵への向き合い方」や「過去の葛藤」が露呈する。キャンバスの上で交錯するそれぞれの想いと、少しずつ色を重ねていく二人の関係。果たして、彼らは一枚の絵を完成させ、お互いの心に、どんな「色」を描き出すことができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 09:40:00
11437文字
会話率:41%