ひとつの村が焼き払われた。
その首謀者は、かつて魔王を倒した聖女シルビアと言われている。
また、村が焼かれる前に村人たちを惨殺したとも。
ことの真偽を確かめるため、枢機卿のライルは聖女シルビアのもとを訪れるのだった。
※こちらは、かつてオ
ムニバス形式で投稿した作品の一つを改変したものとなります。コンテスト応募用に単発作品として再投稿しました。そのため、感想欄は閉じさせていただいております。申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 23:09:06
29931文字
会話率:40%
田舎から愛馬ロシナンテと共にメトロポリティーヌ王国の中心部へとやってきたシャルル·ダルタニャン。
その目的は、かつて自分の父がそうだった銃士になることだった。
王国に着いたシャルルは、成り行きで銃士隊でも女性三銃士として名を馳せるオリヴ
ィア·アトス、イザベラ·ポルトス、ルネ·アラミスと決闘をする羽目になる。
そして、シャルルはそこで銃士隊がすでに解散していることを知る。
それからオリヴィアとの決闘を始めた途端に枢機卿リシュリューの近衛騎士団が現れる。
過去の因縁から決闘は中断となり、三銃士と近衛騎士団の戦いとなる。
シャルルは三銃士の仲間として護衛士と戦う事を選び、騎士団の女副団長ジュサを打ち倒し、三銃士側を勝利させる。
この事件がきっかけで、シャルルは三銃士の家に住まわせてもらうことになるのだが――。
大きな夢を胸に抱いて、少女シャルル·ダルタニャンの冒険がここから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 20:11:37
110091文字
会話率:28%
ローザリンデは彼女を愛する人たちに囲まれ、亡くなった。自らの異母妹ラーラとともにいるであろう夫、ゲオルグを病床で思い浮かべながら。母の死後、次々と発覚する父の裏切りに、長男ルードルフは父抜きでの葬儀を、母の幼馴染、ガッデンハイル枢機卿の下執
り行う。しかし、埋葬の時突然やって来た父は、その日の未明、掘り起こされた棺の母の骸に覆いかぶさるように亡くなっていた。
そこから始まる、やり直しの物語。
ローザリンデと、彼女を取り巻く人々の不幸な人生。悪かったのは、誰なのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 13:00:00
711596文字
会話率:18%
聖医の名門エントラス伯爵家の次男であるローレンス・レンテ・エントラスは、名家の縁故(コネ)もあり成人前の10歳に関わらず教会の助祭に任ぜられ、司祭マーガレット・サリバンに仕えることになる。
癒しの聖女と呼ばれるマーガレット、だが「冷鋼のマ
ギー(チルスティール・マギー)」とも呼ばれていた。それは癒しの御業についてはまぎれもない実績をあげていたのだが、賤民の出自から、奇跡的な医術の秘蹟だけでその地位についた成り上がりとも聖堂内で陰口すら叩かれていたからだ。
そのためもあってか、彼女は司祭でありながら教区すら与えられず、治癒院にて奉仕を行う日々を送っていた。
何度も彼女の下に助祭が任ぜられたことはあったが、その身分故か、その者達が数ヶ月もせぬうちに彼女と袂をわかち、そして全て去っていったのは聖堂内では知らぬ者のいない事実だったのだ。
ローレンス・レンテ・エントラスはその詳細も知らず、彼女の下へ赴くことになるのであった。
補足:
あまり設定を作ってないのですが(後付け地位とかあるかもですし)
教皇 > 枢機卿 > 大司祭 > 高司祭 > 司祭 > 助祭 > 侍祭
ぐらいのざっくりとした組織内地位ぐらいでよんでいただければ助かります。
※初投稿です。創作小説の連載形式など初めてなのですが、お楽しみいただければ幸いです。
※小説について何かご指摘がありましたらお伝えください
医療に携わる方々への敬意と感謝をこめて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-12 20:46:43
27098文字
会話率:53%
十年ものあいだ人々を癒し続けていた聖女シリカは、ある日、婚約者のユリアン第一王子から婚約破棄を告げられる。さらには信頼していた枢機卿バルトルトに裏切られ、伯爵令嬢ドーリスに聖女の力と王子との婚約さえ奪われてしまう。
元聖女となったシリ
カは、バルトルトたちの謀略により、貧困国ロンダリアの『愚醜王ヴィルヘルム』のもとへと強制的に嫁ぐことになってしまう。無知蒙昧で不遜、それだけでなく容姿も醜いと噂の王である。
そんな不幸な境遇でありながらも彼女は前向きだった。
「陛下と国家に尽くします!」
シリカの行動により国民も国も、そして王ヴィルヘルムでさえも変わっていく。
そしてある事件を機に、シリカは奪われたはずの聖女の力に再び目覚める。失われたはずの蘇生聖術『リザレクション』を使ったことで、国情は一変。ロンダリアでは新たな聖女体制が敷かれ、国家再興の兆しを見せていた。
一方、聖女ドーリスの力がシリカに遠く及ばないことが判明する中、シリカの噂を聞きつけた枢機卿バルトルトは、シリカに帰還を要請してくる。しかし、すでに何もかもが手遅れだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 17:21:37
105699文字
会話率:25%
クレア・レッドルビーは聖女でありながら平民出身という理由で枢機卿に監禁され、日々暴力を受けながらその力を八年間利用され続けていた。
心身共に衰弱するクレアの心の支えは、貴族であり婚約者のルベンと、幼馴染の可憐な少女ライザだった。
ルベ
ンと婚約することで、この牢獄のような監禁生活から解放される。
「私も、愛した人と幸せな暮らしができる」
そう夢見ていたクレアだが、婚約者のルベンがライザと関係を持っていることを知ってしまう。
手酷く裏切られたクレアは、ライザの策略により実の両親や王都の人々から命を狙われるようになる。
命からがら逃げ出したクレアは、泥まみれになりながら決意する。
「もう誰も信用しない。私だけで生きてやる」
聖女を捨てて、憤怒の魔女と呼ばれて恐れられるようになったクレアの前に「天使」と呼ばれた美しい少年が現れる。
人間を信用できなくなったクレアが、天使と呼ばれた少年と出会い、幸せになるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 17:48:23
118867文字
会話率:41%
人類にとって受難の時代であった。
200年周期で蘇る謎多き魔人の王・承認の魔人と5年に渡る戦いの末、遂に人類は魔王軍を居城に追い込んだ。
最後の決戦を前に戦意を高騰させる各国連合軍。そこに冷や水を浴びせる情報が舞い込んだ。
行方知れず
となっていた偉大な魔術師、元バハナスギャバン枢機卿ミカが世界最大人跡未踏の大迷宮に軍勢を率いて進軍したのだ。
その目的は人類誕生神話にある破壊の女神の復活である。
魔人王との決戦を前に戦力を割く決断を下した人類は6000の英傑を討伐軍として送り込む。
千里眼の指揮官レオン。
人類史上最強の戦士バリスタス。
神速の王子ヘンリー・サイア。
世界最高の炎使いにして一国の姫エルザ・サイア。
刃を生成する創造師アン。
この物語は人跡未踏の大迷宮における英雄たちの死闘を記録したサーガである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 18:13:58
111858文字
会話率:26%
サンルシェルは、お飾りの枢機卿である。身分にこだわる連中の対応をするために『枢機卿』という肩書を賜ったにすぎない。
彼の仕事は、西に魔物が出たと聞けば討伐に出向き、東に呪いで苦しむ人がいると聞けば祓いにゆき、北に悪い呪術師がいると噂があ
ればその調査に向かい、南に美味い物があると耳にしたら、ちょっと寄り道をしてしまう──サンルシェルは、戦う聖職者なのである。
さて、そんな彼には四人の教え子がいた。ある日、教え子たちから持ち掛けられた相談は……
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
世の中(?)ちょっと安易に異世界召喚しすぎじゃない? と思ったのが一つ。それから、おまけで召喚された(あくまで呼び出した人間の主観でしかないけれど)っていうのも、ないんじゃない? と思ったのがもう一つ。おまけで召喚された~は、条件次第ではありだと思うけども。
という気持ちから生まれたので、設定ハチの巣穴だらけ。矛盾もいっぱいありそうな気がしますが、そこは一つ寛大な心でお許しいただければ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 01:01:20
17436文字
会話率:41%
アンジェロを友人と呼んで傍に置く男は、悪名高きボルジア家の御曹司チェーザレ。
若くして枢機卿などという地位に上り詰めた彼は、冷酷さと非情さを持ちつつ、何処か危うさを抱えた不思議な男で――
※殺人描写があるので一応R15指定入れてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 01:00:00
23406文字
会話率:30%
「殿下の頭に生えている立派な獣耳と、モフモフの尻尾は本物ですか?」
花で人々の願いを叶える聖花術師のエリス。第一王子ウィラードの誕生祭に招待され、はりきって用意したお祝いのプレゼントを渡したら――なぜか呪いとすり替わっていた! 奇跡的にウ
ィラードは無事だったが、代わりにエリスは王子暗殺未遂の犯人として無実の罪で捕らえられてしまう。絶体絶命の大ピンチにエリスが絶望していた時。真犯人はエリスではないと最初から見抜いていたウィラードが現れ、堅物騎士やオネェ枢機卿と共に無実を証明する手助けをすると言い出したのだが……なんとウィラードは中途半端に呪われて半獣化していた! しかも、その呪いを一時的に解く方法はエリスとのキスしかなくて――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 19:00:00
155110文字
会話率:26%
ユリアは、突然大衆の面前で婚約者である王子から婚約破棄を言い渡され、魔王領の魔王の花嫁として差し出されることになり、そのショックで、二十九歳で過労死した立花千花としての前世を思い出す。
でも、いざ魔王領へ入ると、婚姻は強要しないとの魔王の言
葉とともに、離宮を与えられ、そこで自由に過ごせと告げられる。
『あれ?前世で憧れていた、スローライフを送るチャンス?』
そんな、千花時代のポジティブシンキングでスローライフを始めるユリア。
でも、彼女は、前世の記憶を取り戻したことで、ありえないほどの聖女の力と、それ以上のチートな能力を見せつける。
前世の知識で忙しすぎる魔王の業務の内政改善にも関わってみたり、前世の食知識で魔族領の食生活を変えちゃったり、うっかりもふもふケットシーを聖獣レベルに能力アップさせちゃったり。
魔族のメイド達や魔王の四天王に愛され、やがて、魔王自身とも想いを交わすようになり、めでたく婚約成立!
ところが、それを知った人間の国王と枢機卿が「聖女を返せ」と言って、勇者を召喚してしまう。
……だけど、喚んだ勇者は一筋縄では行かない、シニカルな男。早速喚んだ国王達を疑い出す。しかも、彼は日本で仕事も彼女もリア充だったから帰る気満々。
一筋縄ではいかない追放劇。
魔王と聖女(×2)と王子と勇者は、どうなる?
❇︎王子と新聖女にざまあはないよ。ざまあも、残酷なものは予定しておりません❇︎
(旧タイトル「捨てられ聖女は魔王城でスローライフを送る〜戻れと言われても、みんなに愛されているのでお断りです〜」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 12:49:11
100064文字
会話率:34%
TRPGのリプレイを記した物。
KP 前てんパ さん
PL1 枢機卿 さん
PL2 ALT・オイラにソース・Aksya さん(作者)
前てんパさんのオリジナルシナリオとなっており、前てんパさんの許可はもらっております。
あらすじ
目覚
めるとそこは見慣れない部屋だった。
ゲームと称し化け物との殺し合いを要求する謎の男。
そこから脱出する方法はただ一つ。全ての化け物を倒し、男を倒すこと。
ゲームに巻き込まれた二人の男は、果たして無事に生還することができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 00:12:59
8699文字
会話率:29%
とびらのさん主催「あらすじだけ企画」参加作品です。
本編はあらすじのみとなっておりますのでご了承くださいませ。
圧縮元作品:『堕ちた枢機卿は復讐の夢をみる(https://ncode.syosetu.com/n8900eh/)』
524,
986文字折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 22:21:45
1937文字
会話率:0%
第五次世界大戦により生存可能域がヨーロッパのみに狭まってしまった世界。
そんな中でも、平穏を壊すために暗躍する組織がある。
家族、地位、財産、名前――それまで積み上げてきたものを彼らに奪われた男、ジョエレは、復讐のためだけに生きてきた。
奇襲、敵前逃亡、騙し討ち。目的を達するためなら手段は選ばず、時には危険物さえ撒き散らす。
良心や良識? んなもんドブに投げ棄てろ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-10 15:05:57
525002文字
会話率:40%
父にエリート寄宿校へと転校させられてしまった、私、アウローラ・ディ・メディチ。そこで、王子様のような存在であるベリザリオに出会った。
好意を寄せてもらいたいのは彼からなのに、私につきまとってくるのはストーカー。その上、ベリザリオの言いつけ
を破った私は彼に会ってもらえなくなってしまった。
王子様なベリザリオを狙っている女子は周囲にあふれている。そんな中ハンデを背負ってしまった私だけれど、彼女の座を目指してめげずに頑張ろうと思います。
「堕ちた枢機卿は復讐の夢をみる」アナザーストーリー。
単独でも成立する作りにしてあるので、本編を知らなくてもお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 10:07:15
254346文字
会話率:40%
十字架教所属エクソシスト最強と名高いNo.013(ナンバーサーティーン)は教会のあぶれ者『窓際の枢機卿』と日夜プリンをめぐって小競り合いを繰り広げていた! そこに舞い込む一件の依頼。それはプリンをめぐる敵である『窓際の枢機卿』からであり…
…。
No.013はどうするのか!? 依頼の初っ端で明かされる教会の腐敗とは!? 『窓際の枢機卿』は味方か!? そしてプリンの行方や如何に!?
※本作品には上記あらすじの要素は五割ほどしか詰め込まれておらず、基本は真面目なトーンで展開されることを十分にご留意ください。
※本作品はフィクションです。本作品に登場する人物・団体・地名・法律等は現実のものとは関係ありません。
※本作品は犯罪行為及び非道徳な行いを奨励するものではございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 00:00:00
7266文字
会話率:44%
推し作家の新刊発売日を目前に亡くなってしまった水無瀬葵。
彼女は異世界で聖女に生まれ変わると、オタク活動として、前世の推しの本を布教することにした。
だが、そんな姿を枢機卿ヴェルナーに見つかってしまい……。
最終更新:2020-08-13 17:44:12
4974文字
会話率:24%
魔王エルメスが人類に宣戦布告して10年。
強大な魔王軍の力を前に、何万もの人が命を散らしていった。その現状を目の当たりにし、力も魔力も魔族に劣る人族を不憫に思ったのか、絶対神ローレライは人間に、魔物を倒すと上がる序列( ランク)という概
念を与える。
教会の枢機卿から撤退命令を受けた、僧侶( プリースト)の俺は、最前線から八年ぶりに王都へと帰還する。教会暗部の、秘特階級( シークレットランカー)として。俺は、SSS級の極秘任務。魔王討伐の第一人者として、聖勇者の暗殺命令を受けることになる。
ノベルアップ+にて、日刊ランキング8位の作品です。7/9日現在。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 13:46:31
45978文字
会話率:39%
私は今まで操作していたアバター《チェルシー》として箱型乙女ゲームの世界に転移してしまった。中には攻略済みの推しがいっぱいいるはずが殆どの攻略キャラクターの親愛度は0に戻っていた。
そして、超レアスキルで回復魔法がチート級になった私はい
つの間にか聖女と呼ばれ攻略キャラクターの魔王を倒しに行くことに!?
美形枢機卿、イケメン王子、無敵魔王、癒し系従者との逆ハレームものですが主人公は一途です。
あまあまと冒険を半々に書く予定です。
展開早め、気ままに更新致します。
※R15、残酷な描写は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 17:11:48
235650文字
会話率:50%
とある異世界の神々がゲームを始めようとしていた。
それは彼らの世界にて転生者同士を戦わせるというどこまでも狂気に満ちた、人の命を何とも思わないようなゲーム。
選ばれた転生者は人類史上最凶最悪の罪人と英雄達。
そしてその中で唯一歴史に
名を残していない主人公は……。
異世界の英雄や化け物さえも巻き込む、神ですら予測不可能な正気と狂気に満ち溢れたゲームが今、幕を開ける。
主人公を除く転生者一覧(全員脇役なので知らなくても問題ありません。)
ヴラド3世(ドラキュラ)
レオニダス王
リシュリュー枢機卿
ジャンヌ・ダルク
ネロ帝
アイヒマン
ジャック・ザ・リッパ―
ロビン・フッド
シャルル・アンリ・サンソン
カリオストロ伯爵
腸チフスのメアリー
*目標はなろう最高の悪です。
*温かい目で見守って下さると幸いです。
*正義が勝てる道理がございません。
*悪役系主人公ではなく、いわゆる悪が主人公です。
*基本的に4日ごとに投稿するつもりです。
*一応ハッピーエンドです。
*主人公は人間です。
*割と初めから、というか初めの方がダークです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-10 20:09:45
46687文字
会話率:16%
あの小さな教会での事件から遡(さかのぼ)ること十数年。後の青の枢機卿エウロギウス12世と灰色の教団の司教アキレスは、聖都のサピエンティア神学校での日々を過ごしていた。3大貴族の後継者には全く興味のないエウロギウスの目的は腐敗した聖都と中央聖
教会を改革し、教皇となること。平民の生まれであるアキレスはそんなエウロギウスと神学校の宿舎でルームメイトになった。エウロギウスと幼馴染であるセレステとソフィアも神学校と肩を並べるマギア聖学院に在籍。いち早く卒業した年上のセレステには縁談が持ち上がっていた。しかし、エウロギウスはその婚約者にある疑念を抱き調査を始める。
○本作は『槍の王』シリーズの第2部となっています。第1部の『記憶を失った修道女と地下室の少年』は完結しており、上の『槍の王』のリンクから御閲覧頂けます。時系列的に言うと、第2部が先なのですが、世界観やプロットは第1部から読むと分かりやすいと思います。どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 16:46:21
40359文字
会話率:44%
ある小さな田舎町の教会の地下室に、謎の少年が監禁されていた。記憶を無くした修道女ソフィアはその少年と心を通わせるが、彼は悪魔に取り憑かれているのだった。ソフィアと教会の神父たちは、少年を救い、彼に取り憑く悪魔を封印するため、あらゆる手段を尽
くす。日に日に魔力が増す少年は、悪魔が成人すると言われる13歳の誕生日を迎えようとしていた。
そして神父たちはソフィアの無くした記憶の中に悪魔を封印する手がかりを見つけ出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 10:37:30
38116文字
会話率:45%
かつて、主は七日で世界を作った。
だがそれは、時と共に二分された。
片や『教会』。主の名を負う一神教をかざし、世界の半分を握る存在。
片や『魔族』。主の名を受け入れることなく、世界の半分を壊す存在。
聖書は、司教は、枢機卿は、教皇
は。誰一人として顔一つ変えることなく、淡々と伝える。延々と続く戦争の最中においても、その教えは変わることがなかった。
一人、『鉄拳交渉人』を名乗る少女を除いて。
彼女にはもう一つの名前がある。
『勇者』。
『剣』に選ばれ、魔の王を打ち破るべく生まれた存在。
そして、いずれ現れる六柱の『司徒』、その七つ目の『主』へと至る者。
―――これは、彼女の戦い。
その先、最果へと至る道。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 21:03:11
272792文字
会話率:34%