笑顔が輝くけど散るものもあり可哀想なことをした朝になりました
キーワード:
最終更新:2025-06-04 09:40:44
1080文字
会話率:5%
それは選別? あるいは餞別?
最終更新:2025-06-03 23:00:00
2658文字
会話率:3%
その日、起こってもおかしくないと思うものでも、想像通りとは限らなかったりするかもしれません。
最終更新:2024-05-22 18:00:00
2413文字
会話率:0%
桜舞い散るその時に。
その日限りの一杯を。
最終更新:2024-01-14 20:00:00
2893文字
会話率:3%
感情を押し殺し、モノクロームの世界に生きる水無月澪(みなづき みお)。
美術室の片隅で、誰にも見せることのない衝動だけを鉛筆に込める彼女は、ある放課後、学園の完璧な優等生・東雲晶(しののめ あきら)の秘密ーー壁に叩きつけられた暴力的な色彩と
、押し殺した嗚咽ーーを垣間見てしまう。
その日を境に、二人の世界は静かに交錯し始める。
影を抱える澪と、仮面を被る晶。
古い灯台、夕暮れの美術室。二人だけの秘密の場所で重ねるぎこちない言葉は、互いの孤独な魂をかすかに揺らし、危うい共鳴音を奏でる。
それは甘美な毒のように互いを蝕み、依存にも似た特別な絆を育んでいく。
しかし、その歪な調和は、周囲の些細な波紋によって脆くも崩れ去ろうとしていた。
純粋な憧憬、無邪気な嫉妬、そして「普通」という名の圧力。
やがて訪れる文化祭の日、二人の関係は決定的な瞬間を迎え、信じていたはずの世界は音を立てて砕け散る。
うたかたのように儚く、けれど鮮烈な色彩を放った、二人の少女の青春。
これは、痛みを抱えながらも誰かを求めずにはいられない魂の渇望と、喪失の先にかすかな光を見出すまでの物語。
繊細な心のひだを、鮮やかな色彩と共に描き出す、切なくも美しい青春百合グラフィティ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 16:12:12
52003文字
会話率:28%
学園の常識を破壊するため、二人は動き出す。
秘密の犯罪クラブ。
禁止されていないなら、それは合法。
バレなければ、無罪。
バレても、演出が美しければ作品扱い。
罪を食って散る。そんな二人。
最終更新:2025-06-01 22:53:08
580文字
会話率:9%
死にもルールがある。彼はそれを破るために生まれた。
斉賀レンはずっと死にかけている。彼が「無のエネルギー」と呼ぶ、希少で治療法のない病に侵され、体はどんなに生きようとしても栄養を受け付けず、やせ衰えていく。孤立し、哀れまれ、重荷のように扱
われる彼の唯一の逃げ場は、眠りの中にあり、そこで待つ悪夢だけだった。
しかし、レンが十三階のバルコニーから一歩を踏み出したとき、本来なら終わりのはずだったその瞬間は、むしろ始まりとなる。時間は凍りつき、世界は砕け散る。そして静寂の中から、影が彼に呼びかける——死神が、不可能な取引を持ちかける。世界を作り変える力か、破滅の最前列の席か。
唯一自分を愛してくれた人々を守るため——最初から呪われた命に意味を見出すために——レンは死そのものに抗わなければならない。何度でも、何度でも。
残酷が力であり、痛みが通貨となるこの歪んだ街で…
死をオーバーライドすることこそ、真に生きる唯一の方法かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:24:01
6436文字
会話率:29%
いくつもの命が散る戦場。家族から虐められているフィーネは、軍医としてその過酷な環境下で働いていた。
そんなある日、公爵騎士のレオンが戦場で負傷し、キャンプに運び込まれる。それに対応したのは、教会から派遣された聖女。彼女はフィーネの実の妹であ
り、家族からの寵愛も受けていた。しかし聖女の妹はレオンの惨状に悲鳴を上げて逃げ出してしまう。そこで代わりに対応したフィーネは、顔色一つ変えずにレオンを見事に治癒するのだ。
数日後、フィーネはレオンから結婚を申し込まれる。「レオン様は私の治癒魔法が目的で、それに愛はない」とフィーネは思い込むが、実はレオンは彼女のことを溺愛していた。
「戦場には聖女がいる──そんな噂を聞いていたが、確信した。君が本物の聖女だったんだな」
次第にフィーネの規格外の治癒魔法が、世に知れ渡っていくことになり……。※ハッピーエンドの幸せたっぷりのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:05:00
219686文字
会話率:39%
「学校なんて無くなれば良いのに…」
過去のトラウマのせいで、学校や友達というものに対し強い嫌悪感を抱いている黒髪の男の子、西村真翔。
中学では1年の後半に起きたとある一件以降、ずっと孤独で過ごし続けていた。
春になり桜散る中行われた、桜
川高等学校の入学式。
「また始まる…」
憂鬱な気分で始まる高校という新たな学校生活。
次の日の朝、周りでは早くも友達の輪が出来始めている中
「友達なんていらない」
そう自分に言い聞かせて、高校でも孤独を選んだ真翔。
高校に入学してから1週間程が経過した日、学校では通常の授業が始まっていた。
「あれ、ない。確かに持ってきたのに…」
英語の教科書を家に忘れてきてしまった真翔。
「教科書一緒に見る?」
そう声をかけてきたのは、隣の席の茶髪の女の子、寺沢水里。
「…お願い…します…」
クラスの人と関わりを持ちたくなかった真翔であったが、教科書がなければ授業の内容がわからないため、今回は一緒に見せてもらうことにした。
その日から、水里は真翔に対し、積極的に話しかけるようになった。
水里に話しかけられ始めたことをきっかけに、真翔にとっての孤独の日常が、変わろうとしていた─────。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-29 03:30:00
39917文字
会話率:40%
約100年前。世界中を巻き込んだ "大陸大戦" は多くの犠牲を生んだ。
だが、戦争は突如として終焉を迎えた。
終戦を迎えた世界で、西の国ラクーナは復興を叶えた。
ラクーナの若き科学者 シデラ・カルヴァストーニ は、祖父
が遺した膨大な文献と研究成果を目にし、膠着した争いを終戦に導いた「オリエンス粒子」の存在を知る。
謎の旅人 グラディウス は科学を憎み、未だ研究者として生きるカルヴァストーニの血を嫌悪した。
そんな中、世界のどこかで密かに続けられていたオリエンス粒子研究の悪用を知りった二人は、再び戦争の火花が散るのを阻止するため、動き出す。
科学への憎しみと信頼。相反する想いを抱えながらも、運命に導かれた二人は、再び世界を沈めようとする陰謀に立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 19:54:03
12480文字
会話率:38%
かつて交わした“再会の約束”を胸に、老いた男は春になると桜の木の下に通い続けていた。
時の流れに取り残されたようなその習慣は、やがて周囲の風景に溶け込み、誰も気に留めることはなくなる。
だがある春の日、舞い散る花弁のなかで、彼は“彼女に似た
誰か”と出会う。
幻のようなその瞬間は、忘れていた記憶と想いを静かに揺り起こし、彼の人生にひとつの答えをもたらしてゆく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 01:51:49
5869文字
会話率:23%
文月の
東雲時に
百合咲かせ
黄昏の
杪夏来し日
花と散る
高嶺散るれば
棗萎れり
ある夏の日。
正反対ともいえる二人の少女が出会う。
しかし、ちょっとしたすれ違いによって、壊れていく。
ああ
ドウシテ。
最終更新:2025-05-20 20:00:00
29457文字
会話率:12%
不肖蒼原悠が肥前文俊さん主催の「書き出し祭り」に挑んでは無惨に散り続けた記録をなんとなく残しておくための場所です(ただしここで「無惨に散る」とは会場内3位までに入らないことを意味するものとする)
最終更新:2025-05-19 16:41:11
29256文字
会話率:41%
天日の国には『悪禍』が古来より存在した。
そして、現世にいる者は、善人、悪人に関わらず『悪意』を有するものである。
悪意は犯罪を生み出し、人を傷つけ殺す。
悪禍は厄災を生み出し、人を傷つけ殺す。
神天山という地に『精霊士』と呼ばれる者た
ちがいた。
彼らは悪意と悪禍などを視認する能力があり、精霊の力を使用し悪禍を討伐する。
悪意の罪は、法の下で裁く。
悪禍の罪は、精霊士が裁く。
春を迎えた頃、神天山に新たな道を歩き始めた女性が訪れる。
彼女の名は『大川いちる』
新たに派遣された『監察官』だ。
監察官とは、悪禍討伐を精霊士に依頼すること、現場に同行して任務を見届けること、任務の報告をすることである。
彼女は任務に臆することなく、精霊士と共に悪意、悪禍に触れていく。
その中で多くの凄惨な事件と向き合うことになる。
悪禍討伐の裏には、人間の持つ悪意があるからだ。
耳を塞ぎたくなるような犯罪の実態、被害者側の涙を忘れないために、彼女は監察官として、一人の人間として、悪意、悪禍、犯罪と向き合い戦っていく。
カクヨムにも掲載しています。
**********************
この物語はフィクションであり、実在する人物、国、団体とは一切関係ありません。
この作品に暴力、性暴力、虐待などの表現が含まれますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
**********************
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:25:55
11195文字
会話率:34%
「付き合ってください!」
今日だけでもう3回目の告白だ。
競技場の片隅、桜の花びらが舞い散る春の午後。
別の学校の制服を着た女子生徒がピンク色の便箋を両手で差し出し、腰を曲げた。
彼女の声は小さかったが決然としていた。
皇陽斗は困っ
たように軽く笑うと、首を一度なでた。
彼が困った時に出る一種の癖だった。
「ごめん。僕...彼女いるから。」
「...え?」
予想外の答えに女子生徒の目が大きく開いた。
彼女はぼうっとしたまま立ち尽くしていた。
「じゃ、先に行くね。練習あるから」
皇は申し訳なさそうに腰を曲げて挨拶すると、振り返らずに自分の道を行った。
紺色の髪が春風にさらさらと揺れていた。
「やっぱり...皇さんは今日もイケてるな。」
私は競技場の片隅に隠れて彼らの姿を見つめながら、納得したように頷いた。
万人の彼に彼女がいるなんて誰も想像できないよね。
いや、むしろいないほうがおかしいんじゃない?
「推しの恋を応援するのもファンとしての務め!皇さんが幸せなのが俺の幸せなんだから」
皇に彼女がいるという事実に、なぜかこうも胸の片隅が痛むのか分からなかった。
俺はただファンとして彼を憧れているだけなのに。
分からない感情に拳をぎゅっと握った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 15:56:30
6940文字
会話率:31%
突然現れた陽気な天使と、少し内気な大学生の旅のお話。
天使の叶えたい想いと、青年の人生を描く、焦点を『想い』に当てた小説。
最終更新:2025-05-18 04:30:26
1617文字
会話率:31%
ぼくは伊沢裕也(いざわゆうや)だ。
平凡な小学六年生の男にすぎない。
同級生の海江田亜紀(かいえだあき)はぼくが殺した。
ぼくはお葬式でアキのママに頬をはたかれた。
「伊沢くん! あなたがアキをつれ回したからアキは死んだのよ!」
アキのママは涙を流した。
ぼくも泣いた。
たたかれた頬よりアキとの別れが痛くて。
アキは病院で逝った。
ぼくはアキの死の瞬間ごく普通の小学六年生の時間割りをこなしていた。
遅咲きの桜が散る校庭でボールを蹴った。
同級生と笑い合った。
たったいまアキが死神と闘っているとも知らずに。
海江田亜紀は小柄な女の子だった。
四月のなかばぼくらの教室に転校して来た。
死んだのは一週間後だ。
七日もいっしょにいなかった同級生だった。
アキの死でぼくの小学生は終わった気がする。
ぼくはひと足先におとなになったみたい。
アキはぼくの小学生時代を手に旅立ったのかもしれない。
ぼくは結婚して外国に行ったおばさんから聞いた話を思い出した。
「ねえユーヤ。三丁目の幽霊屋敷でね。夏至の夜に人形が歌うのよ。歌う人形はね探し物をしてるの。なくしたものを見つけてやれば願いをひとつかなえてくれる。そうわたしにささやいたわ。わたしは小学生のとき肝試しでしのびこんだの。そのとき人形に会ったのよ」
幽霊屋敷は三丁目にまだある。
いまでも肝試しの名所だ。
ぼくが想像する歌う人形はおかしな科学者が作ったロボットだ。
科学者が死んでロボットひとりが屋敷を守っているにちがいない。
歌を歌うというから子守の用途で作られたものかも?
ロボットのなくしたなにかを見つけてやれば超科学力で願いをかなえてくれるのだろう。
死んだアキを生き返らせることも可能かもしれない。
ぼくは歌う人形を捜しに三丁目の幽霊屋敷にしのびこんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:09:33
62850文字
会話率:18%
神々が去ったとされる大砂海〈ゼルハ=ラ=ムーン〉。
風は狂い、精霊は遠ざかり、古の秩序〈風律〉は忘れ去られた。
そんな砂漠の片隅、名も持たぬ一人の少年が、今日もスラムの影を走る。
盗みと逃げ足だけが生き延びる術だった少年は、ある日、旅団《ラ
シール=カーム》と出会う。
風駆艇を駆り、砂を越え、依頼を請けて生きる旅団の者たち。
武器を持ち、笑い、歌い、名を背負って生きるその姿に、少年は初めて“生きる意味”を知る。
彼に与えられた名は「ラキ」――砂粒を意味する小さな名前。
だがその名が、やがて“世界の鍵”と呼ばれるとは、誰も知らなかった。
封じられし古代兵器〈風律炉〉、消えた神々、各地に散る封呪の鍵。
これは、風を知り、風に抗い、風と歩んだ者たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:00:25
9766文字
会話率:13%
tuki.の『晩餐歌』が「報われない愛」を核心とするのに対し、本作では階級・成長・救済という複層的な叙事を通じて、このテーマをより現実的な深淵へと押しやっている。楽曲中に「涙のスパイスは君の胸に」という刺すような痛みが、小説では周永の誕生日
に砕け散る願望として結晶化した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 23:10:57
2037文字
会話率:24%
──この戦争に、希望はあるのか。
独裁国家《ノイエ・アーク》。
その苛烈なる鉄の国家は、異端の反乱勢力《ヴェスペリオン》との果てなき戦争を続けていた。
人々は戦場へと送り出され、
多目的戦術機動郭《オルド》が、焼けつく前線を支えている。
だが──
この戦争の“真実”を知る者は、いない。
敵の正体。
戦う意味。
そして、人類の未来。
そのすべては、歪められていた。
ユリウス・ハルトマン、十五歳。
名誉の名のもとに徴兵され、整備兵として最前線へと送られる。
配属先は、《第十二独立戦闘群〈レイヴンズ・コール〉》。
共に戦うのは、同期のクラリス・フォーゲル。
そして、後方支援を担うオペレーター、リリィ・フォン・シュライフェン。
だが彼らを待ち受けていたのは──
想像すら許されない、戦場の地獄だった。
突如現れる異形の敵、《マローダー》。
それに付随する寄生型子機、《スプロウト》。
人の脳に根を張り、兵士の肉体を乗っ取る彼らは、
ヴェスペリオンが持つ“戦術”の、ほんの一端に過ぎなかった。
混乱の中、上官は操られ、仲間が倒れ、
ユリウスとクラリスは、死の縁へと追い詰められる。
──その時、〈レイヴンズ・コール〉の救援が届いた。
これは、嘘と戦争に支配された世界で、
真実を求めた者たちの物語。
希望を夢見た少年たちは、
絶望のただ中で、何を選び、何を捨てるのか──。
『クリスタル・デイズ』
美しき伽藍のごとく、
あるいは、薄氷に散る羽のように。
戦争の果てに待つものは──
救済か、それともさらなる絶望か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 19:00:00
166469文字
会話率:20%
10歳で政略結婚させられたレオニーは、2歳年上の夫であるカシアスを愛していた。
しかし、結婚して7年後のある日、カシアスがレオニーの元に自身の子どもを妊娠しているという令嬢を連れてきたことによって、彼への愛情と恋心は木っ端みじんに砕け
散る。
皮肉にも、それは結婚時に決められた初夜の前日。
レオニーはすぐに離婚を決心し、父から離婚承認を得るため実家に戻った。
だが、父親は離婚に反対して離婚承認のサインをしてくれない。
すると、日が経つにつれ最初は味方だった母や兄まで反対派に。
いよいよ困ったと追い詰められるレオニー。
そんな時、彼女の元にある1通の手紙が届く。
その手紙の主は、なんとカシアスの不倫相手の婚約者。氷の公爵の通り名を持つ、シャルリー・クローディアだった。
果たして、彼がレオニーに手紙を送った目的とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 20:30:00
152063文字
会話率:33%
蒼白に揺れる紫陽花、湿った土の香り、静寂に包まれた教室。
風に揺れる二つの影――少女たちは、誰にも見えない暗幕の向こう側で、言葉の代わりにただ唇を重ねる。
紫陽花の花びらが散る。
指先は迷いながらも旋律を掬うように駆けていく。
少女た
ちはまだ何も知らない。
※以前投稿した「スカート▲スカート△」の再編集版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 12:33:53
1024文字
会話率:3%