辺境冒険者であるルイス・ムーリミットは周りから頼りにされるベテラン冒険者である。そんな彼は特殊なスキルを持っていた。
それはどれだけ強い相手でも、相手より自身のレベルが+5されるというスキルであった。
そんなスキルだからこそ負けはなく、敗
北や挫折も味わったのは自身に修行を付けてくれた親や師匠ぐらい。
彼自身もスキル頼りにせず自身も鍛え、危険なダンジョンも念入りな準備や経験で生き抜いてきた事で、世の中では『ダンジョンマスター』よ呼ばれ、半伝説の冒険者となっていた。
しかし、彼自身はそんな風に呼ばれてるとも知らず、辺境(地元)からも他地域のダンジョンへの出張以外で出る事はなかった。
彼自身も36歳で辺境ギルドで新たな冒険者達に自身の経験を教える日々に満足していた。
そんなある日、王都から王国騎士団副団長であるエリアが、彼の地元ダンジョンにある薬草を求めて来た事で彼の世界が一変する。
エリアは彼が伝説のダンジョンマスターと知り王都へスカウトしようとしたり、それを聞きつけ彼から教えを受け都会で出世した弟子達はそうはさせんと尋ねてきたり、強さを求めて彼へ弟子入りを求む若き冒険者志望者達も現れる。
ルイス・ムーリミットーー間もなく35歳。
スキルだけだからと自身を低く見積もる彼だったが、周囲は彼を放って置かない。
やがて世界は知る事となる。ダンジョンマスター<ルイス・ムーリミット>の名を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 17:39:03
407215文字
会話率:37%
名門大学を卒業しながら、“夜”の世界を選んだ女。
容姿、知性、プライドすべてを武器にし、
欲望と虚構が交差する街で、
“愛される技術”を武装して生きてきた。
そんな彼女が出会ったのは、
唯一、彼女に一瞥もくれなかった男
通じない色気、響か
ない言葉。
初めての“敗北”が、くろを狂わせていく。
プライドが崩れ、心が壊れ、
全てを失った果てで――
それでも、手を差し伸べてくれた男がいた。
再生、赦し、そして本物の愛。
これは、“黒瀬くろ”という仮面を脱ぎ捨て、
ただひとりの女として、
“愛されることを、信じてみた”物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-28 11:34:26
24620文字
会話率:18%
これは、とある星の物語。
少年少女老若男女。多くの者が意志を貫く物語。
この星に革命を起こそうと動いた、黄金の王率いる軍勢。
不殺を貫いた少年の意思の敗北と新たな門出。
多くの者達の尽力。
あらゆる要素が交わり彼らを退け一年と半年が経ち
、新たな物語が産声を上げる。
裏社会の怪物に異世界からの侵略者。
彼らを退けたこの世界の前に最強の敵たちが立ちふさがる。
それを前にしたウルアーデの運命とは
twitterのURLはこちら
https://twitter.com/urerued折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 00:09:33
4600392文字
会話率:47%
建国五百年、総人口四千万の大帝国アルザリア。
その帝国貴族アルタイル男爵の後継ぎとして、育てられた養子のタレム・アルタイルは、
「俺は俺の理想のハーレムを作る!」
そんな夢を持っていた。
そのために騎士になり、騎士階級・爵位をあ
げその最高位、騎士王・大公を目指す。
が、彼は帝国史上最弱の《敗北王》と言われるほど……弱かった。
しかし、それでもタレムは夢を諦めない。
これは最弱の貴族が貴族として成り上がり、ハーレムを作る物語である。
◆◇◆◇
一話1500文字程度です。(多少増減します)
三日に一話ずつ更新します。(取り敢えず……)
感想は批判・称賛、なんでもバッチ来い! (規約には従ってね)
ブクマ・評価は、作品の栄養分になります。(続編を書くか決まるよ)
ヒロイン成分は、王女・妹・友人の妹・幼なじみ・従者等、沢山出します。
・非なろうテンプレ(多分……最近何がテンプレか分からん)
・王道ファンタジー
・現地主人公(貴族養子)・現地妻・結婚
・主人公最強(覚醒すると)になる
・中世ヨーロッパ(ちっくな異世界)
・魔法(超能力)
・騎士
・成り上がり(底辺貴族の)
・男友もいます(イケメィンキャラ)
・ストーリー・キャラプロットあり(絶対に公開しない)
今作は、バトルをライト気味にテイスト。
日常編とか、キャラ同士の会話とか、イチャイチャとかに力を入れました♪
最後に、気になった時に検証、出来るように置いておきます。
身分社会序列紹介……(アルザリア帝国の偉い順、大まかな)
・国王
・大公(不在・騎士王)
・王侯(王族)
・公爵
・侯爵
・辺境伯
・子爵
・男爵
・騎士伯(結婚権獲得)
・一般貴族(一話の主人公ココ)
・騎士団員(高級賃金)
・平民(結婚権無し)
・下民(労働権無し・低賃金)
・奴隷(人権なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 22:33:03
777398文字
会話率:46%
FATE ZERO に登場するケイネス=エルメロイ=アーチボルト。彼がいかにして聖杯戦争の参加までたどり着いたか。彼の少年時代から聖杯戦争での敗北までをここに書き記す。
最終更新:2025-07-27 19:54:51
33288文字
会話率:41%
ガリ勉ボーイミーツギャル
「ウチと……付き合ってください! お試し! 1ヶ月でいいから!」
「はああ!?」
勉強に全てを賭ける高校2年生、ガリガネこと初々根伊織(ういがねいおり)。新年度早々に彼を待ち受けていたのは、隣のクラスの美人ギ
ャル、ギャル沢こと成沢姫瑠(なるさわひめる)に対する学力テストでの敗北だった。
派手派手なギャル沢に「よりによって勉強で負けた」ことが受け入れられない伊織は、負ければ何でも言う事を聞くという条件付きで成沢に次の中間考査での勝負を申し込むが、またもや負けてしまう。
そこで勝者の成沢が伊織に提示したのは、まさかの1ヶ月お試しお付き合い! なんと成沢は伊織にべた惚れで、視界に入りたいが為に猛勉強していたのだった!
そんなこんなで始まったお試し恋愛期間。最初は意外すぎる成沢の気持ちに戸惑ってばかりだった伊織も成沢を知るにつれて次第に惹かれるようになっていくが、お試し期間の1ヶ月という期限は着実に迫っていて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 15:08:52
28201文字
会話率:54%
剣術などの武術が盛んなエーデルタルト王国に魔術には優れていたが、武術が不得意な王太子がいた。
武を貴ぶ王は剣もロクに使えない王太子に諦めをつけ、王太子の弟を次期王に指名しようとする。
王は両者を戦わせ、勝った方を次期王にすると宣言した。
そ
して、御前試合は…………弟が勝った。
これにより、王太子であるロイドは王族から貴族に落とされ、辺境の地へ流されることになってしまった。
納得がいかないロイドはその夜、婚約者であるリーシャと共に見張り台から城を眺める。
2人は城を眺めながら敗北と悔しさを堪えながらも涙した……
「腹いせにぼやを起こす魔法をしかけてやったわ」
「奇遇ですね……わたくしもです」
「「ははは…………え?」」
ちょっとした火種も2つもあれば燃え上がり、王都に警鐘が鳴り響く。
ロイドとリーシャは王都を出ると、道中で再開した元同級生のマリアを巻き込んで他国に逃れることにした。
廃嫡王子と悪役令嬢と不幸な田舎令嬢の逃亡劇が始まった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 12:00:00
674202文字
会話率:55%
主人公 天童進(てんどうすすむ)は、オカルト好きの幼馴染 真島未央(ましまみお)に教えられた、都市伝説でよく聞くエレベータに乗って異世界へ行く方法を試した。それによって異世界《ヌバモンド》へと転移させられてしまった。しかし、進はこの時まだ
知らなかった。自分がヌバモンドへ来たことが偶然ではなく、必然の出来事であることに。
進は、天才と呼ばれあらゆることを完璧にこなし、数々の闘いに勝利し負けたことがない。さらに彼は困っている人を見捨てることなく、悪人に対しては決して許すことはない正義を持っている。
先にヌバモンドへと来ていた未央は、大勢の魔物を従える魔王となっていた。
進は幼馴染との再会と元の世界へと戻る方法を探すため旅を始める。様々な人と出会い、未央の配下の魔王軍や神殿騎士たちと闘うことになるが、そうした出会いや闘いを重ねていく中、自身の持つ正義が本当に正しいモノなのか疑問に思い始める。次第に周りの仲間すら進の持つ正義が歪んでいるモノなのではないのか、その正義に支配されているのではないかと感じ始める。世界を支配しようとする魔王軍、それに対抗する進達一行、その裏で暗躍する神殿騎士達―――進はこの戦いの中で本当の正義を見つけることができるのだろうか...。
※第5章執筆スタートしました。
※第4章からは主人公の親友 唯我新(ゆいがあらた)もヌバモンドへとやって来て進と共に戦います。
※全編を通じて「生と死」、「幸福と不幸」、「勝利と敗北」といったことを主人公や仲間たち、敵対する勢力さえも真剣に考え、生きていくことをテーマにして書いていきます。
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話の本筋を変更することはありませんが、タイトルや表現は変更することがありますので、そこはご了承ください。
ブックマークや評価、感想お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 08:30:00
1945480文字
会話率:44%
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こちらは、魅了持ち執事と侯爵令嬢の外伝になります!
本編➡https://ncode.syosetu.com/n3683kr/
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あらすじ
帝都政府の中枢に君臨する、
若き皇族にして次代を担う帝王――
ユリウス・フォン・エーレンベルク殿下。
その執務室に常駐する、筆頭書記官のレオン(33歳、独身、喪女、生物学的には男)は、
百名におよぶ文官を束ねる頂点にして、“殿下より殿下の文章”とまで称される存在。
だがその異名の本質は、殿下を深く、正しく、愛しているという一点にある。
だが──
ある日、彗星のように現れた青年ヴァルターによって、
殿下は、そして執務室は、少しずつ「変わって」いく。
ランチの同伴、紅茶のひととき、庭園での戯れ──
かつて見たことのない表情を浮かべる殿下に、
レオンは混乱し、胃痛を募らせながらも、
静かに「その変化」を見守りつづける。
これは、殿下に恋い焦がれた男の、敗北の物語ではない。
──ただ、愛ゆえにすべてを見届ける者の、
ほんの少しの矜持と、たくさんの苦悩と、
そしてそれでも崇拝はやまぬという、
“信仰”に近い何かを綴った、文官の黙示録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 21:16:41
3179文字
会話率:12%
___20XX年、日本は中国との戦争に敗北し、沖縄、九州、四国の領土を失った。
日本が敗戦した理由は日中間の軍事力差や日本のテクノロジーの遅れなどではなく___
政治__とりわけ親中政治家やスパイによる情報流出などが原因だということは端
から自明だった。
そして敗戦から10年の時が経った今、中国は自らの野望……米国を打ち負かして世界の支配者・覇権国として君臨することを叶えるために、日本を完全支配しようと動き始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:36:40
6275文字
会話率:2%
史上最強の異能「破天裁魔」を持って生まれた主人公:ウルティノア・アルヴァルト、
通称【ノア】は全ての理を無視できるその異能で、文字通り縦横無尽、酒池肉林…
まさに天上天下唯我独尊といった生き方をしていた。
しかしやりたいことはほとんど出来て
しまうその能力ゆえ、対等な存在として異能生命体【センチネンクルス】を創造し、センチネンクルスが欲する力を次々に与え自らに最も近い存在へと昇華させた。
そうして生まれた個体の一体、【焔】(ほむら)というセンチネンクルスに持ちかけられたゲームに異能を使わずに挑戦してみないか?と誘われて興が乗ったノアはその勝負をしてしまう。
しかし、それは自身の異能の権限を賭けた勝負だった!
敗北してしまい異能の権限こそ完全に失わなかったノアだが、西暦2000年代にまで逃げて来なければならなかった。だがしかし。
そこには本来の歴史では存在しない強者たちが待ち構えていた!
当然、前回の敗北によって「破天裁魔」を利用できるようになった「焔」によって仕組まれた過去改変であり周到に用意された罠で、2度目、そして今度こそ完全敗北したノアは自身の異能はもちろん命をも奪われることになる。
死の直前に、自らの最後の異能行使により輪廻転生を可能にしたノアは、
西暦1000年代の時代に転生する。
「炎=アンクロス・ロード」として転生したノア。
やはりこの世界が、「焔」により、徹底的に異能因子の生まれた時点より先を過去改変された世界であることを確信したノアは元の人格「アンク」を手助けしながら自身の異能「破天裁魔」を取り戻すと心に誓う。
「さーて、“ガキんちょアンク”次はどうしたい?」
「だからオレの体は貸さないっての!」
3000年にも渡る時の壁を越えて組まれた師弟コンビが野望打ち砕く異能バトルファンタジー開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 23:45:11
122993文字
会話率:50%
たかが水だった。
誰にも言っていない。
私がずっと、水道水を使わずに生きてきたこと。
たいした理由もない。けれど、それを破るには十分すぎる敗北感があった。
くだらないこだわりに支配されることがある。
それが全部終わったとき、人は案外静か
に眠れるらしい。
これは、たかが水の話です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 22:29:15
752文字
会話率:0%
戦乱の炎が吹き荒れるヴァルツ帝国。
皇女アンジェリクは、夜会のサロンでひとつの賭けに出た。
それは、忠義一筋の将軍――ラウル・ド・モンタランに、禁じられた想いを告げること。
だが、その告白は華やかな社交界の只中で、あまりにも見事に砕け散る
。
貴族たちの沈黙、将軍の拒絶、そして――毒舌の使者、外相ロヴェルの冷笑。
「まるで戦車が花束を抱えて特攻したようだ」
鋭く、哀れで、そして痛快なまでに正確なその嘲りは、敗北した姫の心を容赦なく貫いた。
敗れた恋。砕けた矜持。
だが、これは――愛に破れた姫と、国を背負う道化の物語の始まりにすぎなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:43:46
10316文字
会話率:26%
アーヴィル連邦の下級将校ソール・アルメニエールは、
政略結婚で嫁いできた才色兼備の令嬢フェリシアと、ろくに会話もできない不器用な男だった。
だが戦況が一変する。
同盟国セラフィーネ王国の敗北を受け、
3か国連合軍は帝国の名将エイデンに各
個撃破される寸前――
「彼にやらせてみるしかない」
その一言で、中隊長から総司令官へと異例の昇進を果たした男に、敗色濃厚な戦局が託された。
勝ち目のない戦い、絶望的な兵力差。
だがソールは、たったひとつの補給線操作で帝国軍を混乱に陥れる。
その手段とは……
腐った水をかけた飼い葉と、戦略的な“逃げ”。
そして、彼を推薦したのは――
「この男は使える」と見抜いていた、軍大学校長ハルトマン。
その信頼を背負って戦場に立つ、“地味で誠実な軍人”が、
歴史に名を残す一手を放つ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:23:11
11902文字
会話率:40%
人族の領域を求める魔族は、魔王を筆頭に侵攻を繰り返す。
神々より力を与えられた勇者は、魔王や魔族、魔物に対して絶対的な力を揮い、これを撃退する。
幾度となく繰り返される人魔の戦いの中、圧倒的な力に敗北した魔王は……。
最終更新:2025-07-25 20:00:00
244425文字
会話率:17%
魔王の少女・リティーナは、生まれた時から世界最強の存在だった。しかし、突然現れた「勇者」に瞬殺されて、人生初の"敗北"を味わう。勇者の強さを思い知って絶望するリティーナに対し、老執事アルレは「色仕掛けで勇者を落としましょ
う」と進言した。この発言を真に受けたリティーナは、魔国のために頑張って化け物勇者を口説き落とそうと奔走するが――?
【これは、色仕掛けに向いてないツンデレ元最強イキリ魔王(♀)と、無自覚女タラシな最強転生勇者(♂)の甘酸っぱいカップリングを楽しむ物語です。序盤はどたばたラブコメで始まり、終盤に入ると少し重い展開と甘い展開が増えていきます。サクサク読めるはずなので、暇つぶしにどうぞ!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:11:28
27930文字
会話率:35%
古代インドに語り継がれる叙事詩「ラーマーヤナ」、ヴィシュヌ神の化身「ラーマ王子」の愛する「シーター妃」を奪還するために耗発した羅刹王《ラクシャーサラージャ》「ラーヴァナ」との戦の末、羅刹王が敗北者となり、王子と妃が運命の再開を果たした...
もしこの物語は運命によって定められたとしたら、それに抗えないだろうか。
時は現代日本、ある女子大学生「椎谷・蘭華《しいたに・らんか》」がラーマーヤナの物語(世界)に巻き込まれ、滅んだはずの羅刹王との出会いでなぜか日本のぶらり旅をすることに?
ロマンスありバトルありの過去と現在が交錯する新感覚ローファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:50:00
486124文字
会話率:20%
勇者の敗北により支配されたこの世界で小さな村にいる1人の少年は仲間の不幸をスキルでやり直す…だが…そのスキルには大きなリスクがあった。
最終更新:2025-07-25 15:49:21
249615文字
会話率:44%
人々との戦いで敗北を喫した魔族の最後の足掻きは、世界中をダンジョンだらけにする事だった。
互いに親の無い二人の少女が仲睦まじく『二人の我が家』で幸せそうにお茶菓子を摘んでいる、そんな戦いとはおよそ関係のない辺境の村もまた、同様にダンジョン
化の被害にあっていた。
いつか強くなって、獣や蛮族から村を守りたいと鍛錬してきた二人の少女。彼女達は、立っていられない程の地響きに慄く。
地響きが止み、恐る恐るドアを開けた先は、丹精を込めて育てた小さな庭園では無く、真っ暗なダンジョンの中だった。
未知からの脱出を目指す為に、二人は静かに手を取る。
互いが想う、互いの為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:38:10
42137文字
会話率:37%
とあるプレイヤー、リンは今まさに詰もうとしていた。
フルダイブ型VRMMO「The All Online」。略してTAO。
「なんでもできる」がモットーなこのゲームでは、一人につき一つ。スキルというものが与えられる。
リンのスキルは「だ
いじなものコピー」。
特定のアイテムだけコピーできるというそのスキルには、超特大のデメリットが存在していた。
なぜか自分のレベルが1になり、上がらなくなってしまったのだ。
今まで使っていた武器防具が装備できず、最弱のモンスターでありスライムにさえ敗北してしまうリン。
そんなある日。自分と同じ不遇なスキルを持ったプレイヤーと出会う。
彼女の持つスキルにより、ネタアイテムだと思っていた「だいじなもの」アイテムが超絶進化を遂げることになり―――。
ストーリーを進める。公式イベントに参加する。隠しアイテムを見つける。
モンスターからドロップする。釣る。なんなら最初から所持している。
あらゆる場所で手に入る「だいじなもの」をコピーして進化させて、コピーして進化させて。
進化した「だいじなもの」の効果は様々で、少しだけ冒険がしやすくなる便利アイテムもあれば、中にはゲームバランスが変わってしまうようなチート級のアイテムも。
レベルは1から上がらない。初心者用の装備しか着けられない。
でも「だいじなもの」があれば何とかなる!
詰んだけど、詰んでなかった!
広大な世界でモンスターとバトル。ダンジョンに潜ってお宝入手。
武器、防具の製造。服の制作。料理もできる。食べられる。
プレイヤーやNPCと育まれる友情、そして恋。
中にはオトナな恋愛も。た、食べられるっ(?)
そんなTAOの世界にゆっくりと没入していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:00:00
50570文字
会話率:38%
様々な種族が共存する世界。しかし、魔族だけは別だった。
数十年に一度、魔族の中から魔王と呼ばれる存在が誕生し、他種族に攻撃を仕掛け、世界に害を与えてきた。
魔王の心臓は特別で、この世界の者が破壊しても再生してしまう。その心臓は異世界の者でな
ければ完全に破壊することができない。
よって、異世界から『勇者』と呼ばれる者を召喚し、魔王に対抗してきた。
この戦いは魔王が誕生する数十年おきに繰り返されている。
ある日、ミライは家を出ようとすると謎の光に包まれる。気が付くとそこは全く見覚えのない場所。
何が起こったのかわからないまま、言われるままに近くの村に行き、話を聞くことに。
この世界の話。魔王と勇者。
ミライが召喚された理由は、先の勇者が魔王に敗北したからだという。
先の勇者の名はカザマ。1年ほど前に行方不明になった兄・カザマだった。
カザマがこの世界に召喚されていたことに驚き、すでに死亡していたことを知り、怒りをあらわにするミライ。
魔王との戦いを拒否して帰還を望むが、元の世界に帰るには魔王を斃すしか手段がないと告げられる。
この世界の為ではなく、兄の仇討ちと自分の世界へ帰還するという目的の為、ミライは魔王討伐の旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:10:08
385534文字
会話率:36%