事故で死んだアラフォー社畜の常深衛(マモル)は、美少女たちのいる場所を探知できるスキル【千里眼】を得て、異世界の地で目を覚ます。
この【千里眼】は、何故か美少女たちに反応する。それも、薬師のアイや、冒険者のピーラといったレジェンド級の超絶
美少女たちのみを追うことができた。
彼女たち美少女を視ることでレベルが上がり、次々と新たなスキルを得ることができると知ったマモルは、まだ見ぬ美少女たちを探して、第二の人生を謳歌することを思い立つ。
――しかし。ひょんなことから、マモルのスキルが【神眼】だと判明した。
さらには、アイやピーラの体に刻まれた聖痕が、創世の伝説に関わると知って……?
これは、七色の聖痕を刻んだSSS級スキル【神眼】を得て、レジェンド級美少女を集めてハーレムを作り上げた男が、彼女たちと、ついでに世界を守り抜く英雄譚である!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 19:10:00
98448文字
会話率:51%
一部の人間が生まれながらにして【役職】を持っていて、役職もちの人間は役職に応じた特殊能力を使うことができる世界。
【斥候(スカウト)】の役職を持つ、最低ランク冒険者であるアインスは、ある日ダンジョン攻略中にパーティーメンバーを死なせてしまう
。
斥候は索敵に特化した非戦闘職であり、パーティーメンバーを死なせないのが仕事だ。
命からがらアインスのみがダンジョンから生還するも、アインスは戦えない上に、斥候として仕事が遅かったことを理由に、ギルドを追放されてしまった。
しかし、アインスが攻略を依頼されたダンジョンは、生還することさえ難しい、最難関クラスのダンジョン【変異ダンジョン】だったのだ。
そんなことも知らないギルドの下に、世界でも5人しかいないSSランク冒険者であるカルミナが現れた。
ダンジョン攻略失敗の件について問いただす中、カルミナは一人で最難関クラスのダンジョンから戦う術も無しに生還した斥候のことを何やら気にかけている様子だ。
そして、斥候が持つ索敵能力【探知眼】。アインスの持つそれは、通常の【探知眼】と異なり、何やら秘密があるようで……?!
非戦闘職の斥候の少年が、世界最強クラスの女冒険者カルミナと出会い、最低ランクから成り上がっていくストーリー。
R15タグは念のためつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 18:24:33
350910文字
会話率:41%
「リストーマ。オマエは追放だ!」
天職がジョブという形で天から才能が授けられる世界。
主人公であるリストーマは、ジョブが剣聖でないとわかった瞬間、父親から追放を言い渡されてしまう。
さらには、実の子じゃなかった、万に一つのギャンブルだ
った、剣聖として人並みの剣の才すらないゴミなどという言葉をぶつけられた挙句、人がほとんど足を踏み入れることのできていないダンジョンに捨てられてしまう。
誰からも求められず、誰にも認められず、才能すらないと言われながらも、必死で生き残ろうとする中で、リストーマはジョブ【配信者】としての力に覚醒する。
そして、全世界の視界を上書きし、ダンジョンの魔獣を撃退した。
その結果、リストーマは、真っ先にヴァレンティ王国のセスティーナ姫に探知され、拾われ、神や悪魔、魔王の娘たちも、リストーマの存在を探るため、直々にやってくる
「僕は、姫のための配信者になります」
しかし、リストーマは、セスティーナ姫に拾われた恩から、姫のため、未知なるダンジョンの様子を配信することを決意する。
これは、家族と信じた者たちに捨てられ自信をなくした少年が、周囲の温かさを頼りに少しずつ自信を得ていく物語。
この小説は他サイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 20:08:41
145674文字
会話率:53%
空港で搭乗口前で検査をしていると、一人の女性が金属探知機に引っかかった。
最終更新:2023-08-01 09:45:35
601文字
会話率:58%
タイムマシンが実用化してから、十五年が経つ。
二〇四五年の日本大阪。警察組織は一般犯罪を取り締まる【日本警察】と時空犯罪を取り締まる【時空警察】に分かれていた。
月野雪菜は現役の時空警察官からの推薦で時空警察官となった。雪菜を時空警察
官に推薦した黒須信明は、雪菜をタイムトラベル事業が始まった二〇三〇年に派遣させた。そこで雪菜は籠野武という時空犯罪者と出会う。彼は過去に戻って、競馬で不正に稼ごうとした。彼には不思議な点があった。タイムトラベルのルールに、タイムマシンには物は持ち込めず、確保した時に所持していたお金の出所が不明。事件解決関係なく、時空犯罪者は元の時代へ移送される為、雪菜は二〇三〇年で捜査にあたる。しかし、タイムリミットが訪れる。何も解決できないまま、捜査は打ち切りとなった。納得いかない雪菜は捜査を続行するも、二〇四五年に戻るよう告げられた。
二〇四五年。世間で騒ぎになっている日本警察官不祥事事件。現役の警察官が立て続けに問題を起こしていた。全員が揃って無実を主張し、全員が【赤い目の人物】を見たと話す。
その渦中にいた夏目陽介は時空警察へと配属となった。不祥事を起こした日本警察官のほとんどが、時空警察の異動を断った。陽介は実績を挙げ、日本警察に戻るつもりでいた。
時空警察第二室に所属することになった陽介は月野雪菜と出会う。出会って早々、雪菜から辞職を勧められる。理由は初めての時空犯罪に関わって知ることになる。時空犯罪の探知を受け、現場に急行する雪菜と陽介。未来から来た男性は、この後起きる大阪駅の大事故に巻き込まれる恋人を救いにやってきた。それは歴史を変える行為であり、許されることではなかった。
命を救いに来たという男性の確保を躊躇する陽介と、関係なく確保にあたる雪菜。歴史改変はどんな罪よりも重い。
時空警察官として歴史を守る月野雪菜、命と歴史を両方守ろうとする元日本警察官の夏目陽介は衝突していく。
そして、フルーツバスケットが完成する時、二人の運命が動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 19:29:10
90247文字
会話率:55%
頭の良さは普通、顔は中の中辺り、趣味は無しの完全陰キャである岩井 了太はある日、幸せを届けにきた天使(自称)によって【探知】というスキルを手に入れた。
【探知】を使って無くし物を探したりしていると、たまたまこれが人にも使えるた知る。
そこで彼は思った。
(そうだ、試しに俺の運命の人探してみよう。いるか分からないけど)
そう思い使ってみると……
通っている学園のマドンナだった!?
だが今の所一切接点なし。
ここから一体どうやって運命の人になるんだ……?
【探知】でひたすらピンチを切り抜く青春恋愛劇が幕を開ける!
※他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 08:36:21
60975文字
会話率:39%
地球外知的生命体探査をただちにやめるべきだ。
発見しようとする行為は、逆探知されて、地球の存在を地球外知的生命体に晒すことになる。
最終更新:2023-04-17 19:00:00
954文字
会話率:4%
<召喚士>はハズレ職だ。
召喚の契約を行うには【召喚スポット】を探し当てる必要がある。
しかし召喚スポットは簡単には見つからない。
<召喚士>のロイは召喚契約を一度もできないまま、冒険者ギルドの雑用としてこ
き使われる毎日を過ごしていた。
そんなある日、ロイは偶然一つの召喚スポットを見つける。
そこで手に入ったのは――規格外のサーチ能力を持つ最強クラスの召喚武装、『導ノ剣』。
この『導ノ剣』はあらゆるものを見つけ出せる。
たとえそれまでどんな手段でも探知できないとされていた召喚スポットさえも。
ロイは『導ノ剣』の規格外なサーチ能力によって発見困難な召喚スポットをサクサク見つけ、強力な召喚獣や召喚武装と契約し、急激に成長していく。
一方でロイを虐めていたギルドの支部長たちは徐々に落ちぶれていく。
これは底辺と蔑まれた『召喚士』が、圧倒的な成長速度で成り上がっていく痛快な物語。
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※毎日12時頃更新予定です!
※こちらの作品が近日書籍化されます!
よかったらどうぞ。
『厨二魔導士の無双が止まらないようです~「平民だから」と魔導学院を退学させられた天才魔導士、冒険者となり真の力を解放する~』
https://ncode.syosetu.com/n7527fi/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 12:01:30
229553文字
会話率:45%
「見ろよ、ゴブリンの魔石一個だってよ」
「『召喚士』ってのは本当に冒険者の恥さらしだな!」
冒険者は職業を持ち、その職業によって強さが決まる。ロイのような『召喚士』は、数ある職業の中でも最弱と言われていた。
理由は単純。
ほとん
どの召喚士は何も召喚できないから。
召喚獣や召喚武装などと契約するための『召喚スポット』を見つけるのがあまりに難しく、ほとんどの召喚士は一体の動物すら呼び出せないのである。
しかしある日行き倒れた少女を助けたことで、ロイはお礼にとある召喚スポットの場所を教えられる。
そこで手に入ったのは――
「召喚スポット? そんなもん我がいくらでも見つけてくれるわ! この我に見つけられぬものなど存在しないからな!」
あらゆるものをサーチする最強クラスの召喚武装、『導ノ剣』だった。
この『導ノ剣』はあらゆるものを見つけ出せる。
たとえそれまでどんな手段でも探知できないとされていた召喚スポットさえも。
ロイは『導ノ剣』の規格外なサーチ能力によって発見困難な召喚スポットをサクサク見つけ、強力な召喚獣や召喚武装と契約し、急激に成長していく。
これは底辺と蔑まれた『召喚士』が、圧倒的な成長速度で成り上がっていく痛快な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 12:05:39
13501文字
会話率:35%
主人公は、彼女をストーカーしていたことが原因で異世界に転生させられてしまう。新たな世界で彼は、特別な能力「心の探知者」を手に入れ、彼女を探すことに執念を燃やす。
最終更新:2023-03-16 21:23:50
7653文字
会話率:7%
10歳になると誰もが神から職業を与えられる世界。10歳まで閉じ込められ命を脅かされ続けてきた女の子――シエルメールは不遇とされる「舞姫」の職業を得る。
そして10年前シエルメールの中に憑依するように転生した僕――わたしもまた、世界で差別され
ている職業「歌姫」を得た。
親の望む職業になれなかったことで、好色貴族に売られたわたしたちは連れていかれる馬車を魔物に襲わせることに成功する。
幾度も命を狙われる女の子を守るため攻撃魔術を捨てて、結界と探知、隠蔽に力を入れたわたしと、わたしが攻撃ができない代わりにそちらを担当するシエル。
さらに「舞姫」の弱点を「歌姫」でカバーできることに気がついたわたしたちは、馬車を襲った魔物を退治することができた。
それから町でハンターになったわたしたちは踊り歌い、お互いに支えあいながら自由に生きることにした。
まずは国から出られるB級になることを目指して、エストーク王国で旅をする。
身の安全を第一に、自分たちのことを第一に、避けられるフラグはできるだけ避けながら。そして自分が男だということをシエルメールに隠しながら。(第一部)。
◇◇◇◇◇◇◇◇
現在更新は不定期ということで、お願いします。序盤はダークな展開になりますので、苦手な人はご注意ください。
ガールズラブは解釈次第、R15は保険ではないといった感じになっています。
カクヨムでも連載しています。基本的に流れは変わりませんが、序盤が若干マイルドになっています(当社比)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 06:09:03
1306402文字
会話率:37%
異世界転生をした主人公ロアは、特殊な能力「周辺機器」を所持していた。周辺機器は人の能力をそのままコピーできたり、魚群探知機を使えたりと多様な力を備えている。この力を使いロアは冒険者となり世界を渡り歩く。仲間と共に、人類に害をなす魔獣や、仇敵
魔族と戦いながら成長していくロア、果たして彼らの行く末は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 21:22:52
8595文字
会話率:45%
罠使いのミストは冒険者ギルドのAランクパーティーの一員だった。
しかし、「後ろをついてくるだけのサボり魔は我がギルドにはいらん!」と言われギルドを追放されてしまう。
ミストの持つ【罠スキル】は、ダンジョンの罠の【探知】【解除】そして【設
置】さえも、手を動かさず一瞬で出来る、故に起きた誤解だった。
失意の中、ソロで再スタートを始めたミストはひょんなことからダンジョンの罠に捕らえられた獣人の少女、アーシアを助けることになる。
「鎖に縛られて動けないです……って鎖がひとりでに引っ込んでいく!?」
「俺が解除したんだ」
これがきっかけで、ミストはアーシアと2人でパーティーを組むことに。
「この宝箱はミミックだね」
「そんなのも分かるんですか!?」
「あ、隠し通路だ」
「見たところただの岩壁ですが……わ、ほんとだ!」
「吊り天井の罠、設置!」
「こ、こんな大掛かりな罠を即座に!?」
ダンジョンの仕掛けを見破り、罠すらも再利用できるミストの強力な【罠スキル】を中心に、2人は様々なダンジョンを攻略し、その名を轟かせる。
辺境伯、Sランク冒険者を始めとした名だたる人物の耳に入るのに時間は掛からなかった――。
一方その頃、ミストを追放した冒険者ギルドは破滅の道を歩んでいた。
見ることのなかったダンジョンの罠に引っかかり、宝箱も開けられない。
納品ノルマも達成出来ず、Sランク審査にも落ちる始末。
今までの躍進は、全てミストのおかげだったのだ。
「何でだ……何でこんなことに!?」
そんなギルマスを他所に、ミストは成り上がりの道を進むのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 17:02:45
10469文字
会話率:41%
ある日、自分の庭の「銀の森」を歩くエルフは、探知魔法でありえない反応を目にする。
その正体は、少女だった。しかし、その少女はこの世界のどの人間種族にも含まれない特徴を持っていた。
・・・
初めてサイトに投稿します。
稚拙な表現や、間違った
言葉があると思いますが頑張って投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 18:14:00
395011文字
会話率:49%
横暴な冒険者パーティに半ば強引に加入させられていたニツキは、彼らの勝手な理由で追放される。彼が使える探知魔法――正確には『探査魔法』は冒険者をする上でときに『人権』と呼ばれるほどの重要魔法だったのだが、ソレ以外の魔法がろくに使えなかったのだ
。これもいい機会だと、自身の目標に向けて気持ちを切り替えたニツキ。横暴なパーティの調整役をやらされていたことで周囲に同情された彼は、パーティからの離脱を歓迎され、新たな道へと歩き出す。一方そのころ、あらゆる事務仕事をニツキに押し付けていたパーティは、冒険に出ることも、治療のための施設を利用することもできず、窮地に追い詰められていた。結果として彼らの起こした大事件が、ニツキの運命を変えることとなるのは、この時予想できる者はいなかった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 16:00:00
21793文字
会話率:37%
金属探知機でお宝探しを始めた鈴木さんの足元から金属の反応が
鈴木さんが掘って、掘って、見つけた物とは?
最終更新:2021-07-15 16:49:33
1049文字
会話率:0%
チエを守るために姿を現したユウトはチエの傍らでチエを支えることを誓う。だが、チエを狙う者たちは、末法の世が来ると主張し続ける。彼らは、今までと格段に強い悪衆羅(アシュラ)に成り変わり、再びチエを狙うばかりではなく、周囲の人間たちの命までを
も容赦なく奪っていく。
他方、四翼を活用するユウトだったが、それだけでは彼らに対抗することができなかった。だが、チエには今明らかにされた能力があった。格段に力をつけた悪衆羅(アシュラ)を探知する力。しかし、それはチエを常に危険に晒すことに他ならない。
次第に追い詰められていくユウトは、自らに損傷を負い、人間としての命が限度に来ていることを悟り、六翼の騎士となる決意をする。
六翼の騎士とは、圧倒的な力を有するものの、天の命令により盲目的に動くことしかできない御使い。人間性をすっかり失った六翼のユウトにとって、ただ唯一残った意識は、ひたすらチエの傍に控えて彼女を支え守り続けることだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 12:00:00
29731文字
会話率:54%
かつてこの世界にあった世界最大の魔法戦争、『静寂の闇』。
永遠に続くかと思われたその戦いを終わらせたのは、魔王レヴルと魔神マナの二人であった。
そして戦争が終わり、二人は三人の子供と城で暮らしていた。
さらに今年、四人目の子供、アスフィが
生まれた。
時は進み、ある日アスフィが「友達連れてきた!」と、一人の子供を連れてきたのだが、その友達の正体は、なんと『勇者』だった!
家族が最強、勇者が友達、何もかもが常識外れなアスフィは七歳になり、学校へ行くことに。
試験は無事(?)に受かり、生徒内でパーティーを組むことになる。
できないことはないが、魔力に対する抵抗が全く無いアスフィ、魔力は無限だが制御不能なレクシィ、発動できない魔法はないが、持続時間が短いカラム、探知魔法で万物を探知するが、発動範囲が狭いレイアの四人で、『弱点だらけの最強パーティー』を結成する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 00:21:13
1325文字
会話率:50%
地雷処理の仕事をする青年、彼の苦悩と決意を描いた物語。
現実的な問題を取り上げた短編集、『ムダにはならない。』シリーズ第三弾。
最終更新:2021-04-02 16:35:19
7420文字
会話率:29%
俺はチェーンスモーカーで酒もやる
ある日、かみさんが言った
市役所にがん探知犬が来て無料の健康診断があるから受け手欲しいと
俺はがん探知犬に調べてもらった
結果は陽性
俺はセント ピーターズ病院で精密検査を受ける事になった…
ノ
ベルアッププラス掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-24 15:18:11
1961文字
会話率:0%
新大陸が発見され、世界中の冒険者や有力者たちがこぞってその新天地の攻略に明け暮れている世界。
探知士マールもその一人であったが、冒険者ギルドをギルドマスターのイーゴンによって不当に追放されてしまう。
「探知士なんていなくたって冒険はで
きるんだよ! 地形・敵情報なんてクソの役にも立たねえ!」
しかし彼は大いなる誤解をしている。マールは人並外れた探知範囲を持っており、ありとあらゆるダンジョンを入り口に立つだけで完全掌握できる能力者だった。
ギルドは彼の力によって成り立っていたが、追放を契機に瓦解していく。
一方、マールは旧大陸で待つ妹へ仕送りをするために地図屋を始める。
地図という画期的アイテムの発明に冒険者界隈はざわめき、そして瞬く間に人気と知名度を得ていくのであった。
「な!? これ見て冒険に行けばあっという間に攻略できちゃうじゃん!」
「い、一ヶ月は必要とされていた攻略がたった二日で終わっただと……!?」
やがて彼の地図を入手することが攻略成功への絶対条件となり、絶大なる人気のもと、各有力者たちも店に集うようになる。
一方、イーゴンは、ギルド運営がにっちもさっちもいかなくなり、マールに戻るように命じる。
「戻るわけないだろ。僕になんのメリットがあるんだ?」
「なら地図を売れ!」
「まあ、それはいいよ。売ってやるよ、この過酷なる購買競争にお前らが勝てたならな?」
競争相手はマール店の熱狂的信者、世界で幾億の信者を持つ聖女、王女、超S級ギルドマスターたちだ!
「そんなの勝てるわけあるか! 元同ギルドのよしみだ! 特別に売りやがれ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 21:13:48
22513文字
会話率:53%