アビリティと呼ばれる超能力や人類とは違う異形の存在であるモンスノイドが現れた三一世期元年は巨悪組織である惡の華(ヴァイスローゼ)が齎す世界混乱を六大超雄(シックス・リーグ)が解決したが、この混乱に乗じた様々な悪雄(ヴィラン)が現れ続け、超
雄(ヒーロー)は悪雄(ヴィラン)と熾烈な戦いを繰り広げ、永遠の世界平和を目指す英雄譚を築いていた。
はずだった。超雄(ヒーロー)の中には悪雄(ヴィラン)さへも精神的に引く程の悪行を表社会の裏で行い、彼らに盲信する民衆を欺き、無辜の人々を傷付ける超雄犯罪者(アンチヒーロー)が少なからず存在した。
超雄(ヒーロー)嫌いの青年『眩瀧瞬』はそういう世間に失望し、堕落した世界の日々を憂いていた。しかし、彼が恨んでいた超雄犯罪者(アンチヒーロー)に再び遭遇し、職場を焼かれてしまい、その悪事を暴こうとするも、逆に捕まってしまう。
そんな彼を助けたのは手段を選ばないほど冷徹で冷酷な超雄退治人(ヒーロースレイヤー )を名乗る青年『黒伽羅奪』だった。彼の策略と自身の勇気で超雄犯罪者(アンチヒーロー)を倒し、悪事を世間に晒しながら公開処刑した。
後に、様々な超雄(ヒーロー)に追われる身となった二人は著名な悪雄(ヴィラン)の一人『ヘテロギウス伯爵』に助けられ、【私立ヴァイスローゼ学園】に入学することになる。
悪意ある人格者である悪雄(ヴィラン)を養成するその学園には、DVの影響で戦闘狂に目覚めた体育会系男子や罠使いを継ぐ少女発明家、一般人でありながら超雄(ヒーロー)と渡り歩く殺人鬼女子高生などの個性的な生徒たちが跋扈する。
そんな悪宴魔境に二人は悪雄(ヴィラン)の在り方を確立していく。
これは勧善懲悪へのアンチテーゼを込めた素晴らしい悪人たちの魅力的なシリアスコメディーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 10:30:40
2334文字
会話率:35%
罠使いのミストは冒険者ギルドのAランクパーティーの一員だった。
しかし、「後ろをついてくるだけのサボり魔は我がギルドにはいらん!」と言われギルドを追放されてしまう。
ミストの持つ【罠スキル】は、ダンジョンの罠の【探知】【解除】そして【設
置】さえも、手を動かさず一瞬で出来る、故に起きた誤解だった。
失意の中、ソロで再スタートを始めたミストはひょんなことからダンジョンの罠に捕らえられた獣人の少女、アーシアを助けることになる。
「鎖に縛られて動けないです……って鎖がひとりでに引っ込んでいく!?」
「俺が解除したんだ」
これがきっかけで、ミストはアーシアと2人でパーティーを組むことに。
「この宝箱はミミックだね」
「そんなのも分かるんですか!?」
「あ、隠し通路だ」
「見たところただの岩壁ですが……わ、ほんとだ!」
「吊り天井の罠、設置!」
「こ、こんな大掛かりな罠を即座に!?」
ダンジョンの仕掛けを見破り、罠すらも再利用できるミストの強力な【罠スキル】を中心に、2人は様々なダンジョンを攻略し、その名を轟かせる。
辺境伯、Sランク冒険者を始めとした名だたる人物の耳に入るのに時間は掛からなかった――。
一方その頃、ミストを追放した冒険者ギルドは破滅の道を歩んでいた。
見ることのなかったダンジョンの罠に引っかかり、宝箱も開けられない。
納品ノルマも達成出来ず、Sランク審査にも落ちる始末。
今までの躍進は、全てミストのおかげだったのだ。
「何でだ……何でこんなことに!?」
そんなギルマスを他所に、ミストは成り上がりの道を進むのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 17:02:45
10469文字
会話率:41%
ある日突然、異世界に召喚されて魔王を討伐するように言われた主人公。しかし村人として召喚されてしまったので、勇者にはなれなかった。それでも勇者の『倉庫番』として魔王討伐に強制参加させられるのだが、ただ加わるだけではつまらない。出発前にアイテ
ムや装備など多岐にわたる作製スキルを充実させていた。
持ち前の順応力と発想で勇者達と旅をする。
『仲間』という意識が強すぎて恋愛フラグはことごとく素通りしていく、残念な主人公だった。
現在パーティーメンバーを揃えるべく奮闘中。
「この世界にまともな勇者様はいないんですか…。」
魔術馬鹿、罠使いの猟師、殴り系神官という癖の強い勇者達と、生産技術職(クラフター)街道まっしぐらな倉庫番が魔王討伐を目指す物語。
※基本的に主人公は最強です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-20 21:21:19
248941文字
会話率:44%
罠かけて「キモチイイィィィイイ!!」
最終更新:2018-09-09 00:00:00
2180文字
会話率:20%
※実験作です。拙い表現に目をつぶっていただけると幸いです。テンプレ通りの小説を組み立てることが目的です。
地球からの転生者である、罠使いジョルジュ。
彼は冒険者として、スライムと共に、生計を立てている。
ジョルジュの目的は、強く
なること。強くなって、そしてこの大陸のすべてを楽しむこと。
『箱庭の船 The Artificial Garden』と呼ばれるこの大陸には、未だに解き明かされぬ神秘がある。
それは、大陸に唯一ある国家、『ウェールス王国』の科学、魔術ではいまだに解き明かされぬものである。
ジョルジュは、確かに学者ではない。学者ではないが、根っからの冒険者である。
神秘に触れること、戦いの中に生きること、強くなること、いろいろな出会いを楽しむこと。
そのいずれもが、冒険である。いずれもが冒険に、欠かせない。
冒険する理由がある限り、ジョルジュは冒険に足を踏み入れる。
これは、そんなジョルジュの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-25 12:58:01
31910文字
会話率:32%