九月一日月曜日。日報新聞長野県版に、岡田幸一医師の死亡広告が載った。喪主は故人の兄岡田幸雄。岡田発酵グループの会長である。そして七日後、また喪主を務める岡田幸雄の名が死亡広告に載った。今度の故人は岡田医師の妻・康子である。
日報新聞社会
部の野村理佐は二人の死に疑問を持った。相田編集長は、理佐が担当する過労死として岡田医師の取材を許可した。長野支局には理佐の婚約者・松浪健一がいる。
九月十四日日曜日。康子夫人の第一発見者は理佐に、夫人が九月五日の深夜に自殺したと語り、岡田医師が心臓疾患のため、八月二十九日に都内で倒れ、深夜、長野に運ばれたと語った。松浪も、同日深夜、岡田医院にグレーの車が停止していたと取材していた。
だが長野南署の調書には、八月二十九日の岡田医師は夫人を伴って十時から十六時まで都内の医学学会に出席し、上野発二十一時三十四分の新幹線あさまで二十三時八分に長野到着後、二十四時頃死亡。死因は急性心不全とあった。七日後の夫人の死は、急性心不全に陥った夫に薬を飲ませられなかった己を悔いての入水自殺とあったが、行政解剖の結果、夫人の肺に水は入っていなかった。長野南署に、夫人の死亡に関する捜査本部が長野南署から長野県警本部に移る噂がたっていた。明らかに長野県警は何か隠している。
夜、二人のもとに相田編集長が、捜査妨害するなとの長野県警の忠告を連絡してきた。やはり岡田医師は都内で倒れて長野に運ばれたのだ。康子夫人は殺害されたと考えられる。
相田は、過労死を名目に刑事事件として取材するよう二人に指示した。
九月十五日月曜日。二人は岡田医師の過労死を口実に岡田発酵グループ会長岡田幸雄を取材した。岡田幸雄は岡田医師の結婚当初から康子夫人を嫌い、夫人の実家小沼一族を極端に恨んでいた。二人は康子夫人の実家台東区浅草三丁目の小料理屋を取材すべく相田編集長が待つ日報新聞本社へ向った・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 08:00:00
95254文字
会話率:40%
外国人留学生から評判の悪い教授が、大学の研究室で爆殺された。捜査本部が設置され、墨田署刑事課の桜井美里巡査も捜査に加わった。
現場近くにいた講師の佐々木忠輔と留学生たちに事情聴取する美里だが、第二の爆破事件が起きてしまう。一方、捜査本部では
、国際的サイバー犯罪者『C』の名前が被疑者として浮上していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 18:37:49
911文字
会話率:0%
定年退職を2週間後に控えた山路刑事。
そんな時に起きた殺人事件の捜査本部に、同僚の佐久間とともに参加することに。
佐久間は、警察や組織に不満が多く、勝手に山路に親近感を覚えている。
さまざまな噂がささやかれる山路の秘密を聞き出そうとする佐久
間だが……。
ラストに待つ意外な結末とは!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 21:54:30
2525文字
会話率:46%
ある日突然異形の怪物(後にバイスと呼ばれる)が世界中に現れ世界は混乱と絶望の渦に叩き落とされた。それから五年、シグナルと呼ばれる対バイス専用特殊部隊が結成。名目はバイス専属の捜査本部だが実際は不要な人材を切り捨てるための掃き溜め場であった。
そんな人材の処分場へ所属することになった優、彩夏、秋、冬香、シキそして彼女たちをとりまとめるリーダーの春樹は謎多き怪物、バイスに関わる事件を日夜解決していき、その正体まであと一歩というところまで迫っていた。そんな時、彼女らのもとへ世界サミット(四年に一度行われる世界の首脳が集まる会談)開催までイギリス大使アリサを護衛する任務が届く。 ここから始まる世界の終わり。終わりの始まりの物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 00:00:00
105771文字
会話率:51%
ある日突然異形の怪物(後にバイスと呼ばれる)が世界中に現れ世界は混乱と絶望の渦に叩き落とされた。それから五年、シグナルと呼ばれる対バイス専用特殊部隊が結成。名目はバイス専属の捜査本部だが実際は不要な人材を切り捨てるための掃き溜め場であった。
そんな人材の処分場へ所属することになった優、彩夏、秋、冬香、シキそして彼女たちをとりまとめるリーダーの春樹は謎多き怪物、バイスに関わる事件を日夜解決していき、その正体まであと一歩というところまで迫っていた。そんな時、彼女らのもとへ世界サミット(四年に一度行われる世界の首脳が集まる会談)開催までイギリス大使アリサを護衛する任務が届く。
ここから始まる世界の終わり。終わりの始まりの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 23:18:30
13182文字
会話率:46%
特別警護捜査本部に入隊するため特別警護警察学校に入学を果たす「白馬徹」紅蓮隊のS4を目指すため自分の技と技量を使い頂点を目指す。青春アクションストーリーが今始まる。壮絶な戦いは必見!ここから主人公の物語が始まる!!
最終更新:2020-09-04 00:07:57
3348文字
会話率:25%
殺人事件の捜査本部がダイイングメッセージの謎に迫る、そんな刑事ドラマ的な場面を舞台にしたコントです。
漫才・コントシリーズ13作目。
最終更新:2020-08-15 12:05:11
1556文字
会話率:100%
殺人事件×日常の謎、もしくは非日常×日常ミステリー。
【7.17~第2章『銭湯の地縛霊が、成仏してくれない』を更新』】
資産家が自宅の浴槽で無残に切りつけられた状態で死んでいた――。金城麗楽(うらら)は捜査本部の一員として犯人を追うさなか
、被害者である資産家の幽霊に取り憑かれてしまう。スローライフを愛し、幽霊と話せる双子の弟・金城遊(ゆとり)の協力を得て、事件の真相を突き止めようとするものの、「犯人だれ?」で終わりのはずが“被害者さん”は一筋縄ではいかず!? ※エブリスタにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 14:07:12
63572文字
会話率:46%
2017年5月17日の午後1時過ぎ、新宿のビジネスホテルの客室内で、都内に拠点を構えるIT企業の社長の岡田徹が死体で発見された。被害者の持ち物からデータの詰まったUSBがなくなったのが判明し、警視庁捜査一課の月井謙太郎巡査部長や、捜査本部が
設置された新宿山手署の今村や門倉など、捜査員も集まる。そして事件捜査が始まったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 17:22:09
783740文字
会話率:19%
舞台は近未来の日本。アンダータウンという街で首なし死体が発見された。被害者は、黒岩ジョー博士。四十四歳の独身男性。大学で教鞭を取る脳科学者だった。ジョー博士は四年前から脳の疾患により休職していた。
捜査線上に浮かび上がったのは、家政
婦アンドロイドのリンダだった。調理用のレーザーカッターでジョー博士の首を切断し、死体を遺棄した後、行方をくらましたと見られている。
捜査本部が設置され、アンドロイドが有力な容疑者であることは、警察内部でも伏せられることとなった。捜査一課長筒井ダン警部は、リンダを容疑者として捜査にあたる特任捜査を秘密裡に組織した。任命されたのは、古田ヤマト警部補と羽川マリア巡査長だ。
ヤマト警部補は、女性のパートナーに難色を示すが、ダン課長から彼女は優秀だと説得される。マリアは、身体の一部を機械で補うハイブリットヒューマンだった。
二人のために、専用の捜査ベースとポッド型アンドロイドが用意された。ダン課長は数日間のうちにリンダを確保することを二人に命じる。特任捜査を拝命したヤマトとマリアは、リンダが容疑者になりうるのか、調査を開始した。アンドロイドは、人間に危害を加えないように設計されているはずなのだ。
二人は、人工知能研究所の薬師寺博士を訪ねる。人工知能の権威は、『ロボット工学三原則』を絶対と言い切り、アンドロイドによる殺人の可能性を否定する。さらに『アンドロイドは嘘をつくことができない』と告げる。
リンダが実在しない可能性、リンダが実は人間で、影武者リンダはスリープ状態であるなど、ヤマトたちはさまざまな仮説を検証するが、どれも成立しない。謎は深まるばかりだった。
自体はさらに思いもよらぬ方向へ進む。リンダが出頭してきたのだ。リンダは自白して、裁判にかけられることになった。
前代未聞のアンドロイド裁判が始まった。
裁判結審した日、リンダは超然と法廷を後にする。ヤマトはリンダが嘲笑するように感じた。全ては終わったのだ。そのはずだった……。
研究所で誰かと話すアスカ博士。それはにわかには信じられない事実だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 08:00:00
107943文字
会話率:40%
ある日、“感情が無くなった”少女が病院を訪れた。それを矢切に次々と同じような人々が増えていく。
そして、彼らは口々にこう言った。
「鬼に会った」と。
事件を解決するため、警察は特別捜査本部を立ち上げた。
そこに配属された熊谷
と柏木は、重要参考人と協力者として、変わった少年少女達と知り合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 11:49:16
1159文字
会話率:11%
旅の途中で国境の町にやってきたルビーとルミナは彼らが宿泊する宿で密室殺人事件に遭遇する。
出国するため国の機関から発行される許可証が必要だという事を知ったルビー達は特にする事も無いためそれぞれ路銀稼ぎをする事に。
ルビーは流れの魔法使
い、ドールに剣の腕を見込まれ半日だけの護衛任務に就くがそこで町長ゲオルグ及びその友人で裏社会のボスの一人、レオナードとその養女ソフィと知り合う。
ゲオルグやソフィの表情に疑問を感じたルビーはルミナの願いもあり許可証発行まで、という条件で連続密室殺人事件を追う事にする。
ダメ元で捜査情報を聞きに捜査本部を訪ねると、そこには流れの魔法使いドールがいた。彼は公務員として護衛が出来ない人物を守るために一介の魔法使いとして任務に就いていたと明かす。
ドールの権限で捜査の外部協力者に任命されたルビーは複数の事件に関わる共通点と宿で見た現場の状況、また捜査本部での出来事より犯人は役人ではないかと疑問を抱く。
ドール、ソフィ、ルミナの協力を得て次々と新たな事実を突き止めて行く中で、犯人を特定したルビーは次のターゲットが自分たちであることを予測したルビーはそれを逆手に取って犯人を捕まえるための作戦を立案する。
ルビーの作戦は成功し犯人を追い詰める事に成功するも彼に入れ知恵をして犯行を促した黒幕が旅立ちのきっかけとなった因縁ある相手、そしてルミナがかつて仲間と呼んだ人物である事を知り、黒幕と対決。これに勝利するも黒幕は仲間の手によって何処かへと連れていかれてしまう。
出国許可証と故郷からの依頼を受けたルビーとルミナは新たにドール、ソフィを伴って隣国へと旅立つのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 04:00:00
86531文字
会話率:42%
二〇〇七年六月下旬、夕食のひと時を楽しむ夫妻のもとを訪れた一人の男。
男は夫妻とメイドを殺し屋敷に火を放って逃走した。
男の名は「キラーゼロ」。
キラーゼロは平然と「依頼されたから殺した」と言い残した。
海外旅行先で両親の訃報を聞いた麗香は
急遽帰国するも、両親の死に顔も見ることもできない悲しい別れをすることとなった。
警察の捜査本部では、キラーゼロに殺しを依頼した容疑者の一人に麗香の名前が挙がっていた。
そんな中で麗香はキラーゼロとキラーゼロに殺しを依頼した首謀者と対面する。
麗香の心には二人への復讐の灯火が小さく灯った。
コメディー小説「ハードボイルド主夫 竹田竜作」スピンオフ作品
特務秘書住崎麗香(すみざきれいか)の壮絶な過去が今明かされる。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 19:00:00
68545文字
会話率:60%
稀な身体能力をもつ伊能亮一は、現在三十四才。超伝導体の優秀な研究者である。英語力を買われて同所に配属された桜木陽子は、上司である伊能に恋をしてしまった。
しかし仕事以外には一切、他人の干渉を許さず、「神秘の男」と職場で称されている伊能は
陽子を無視し、とりつくしまもなかった。陽子は同僚が囁く「伊能病」重症患者となったのである。
折から、永田町駅、有楽町線駅で電車の中でひとりの男の死体が発見された。ただちに赤坂署に捜査本部が設けられ、佐野参事官の指揮のもと捜索が開始された。殺害された男の周囲には大勢の乗客がいたはずであり、その目撃者を求めるが、予想に反し目撃者は集まらない。それどころかその現場、先頭車両の中央付近にいたという人間が現れない。
警察への不審か。捜査本部は悩み捜査は難航する。
しかし榊女性刑事の「目撃者はいなかった、ないしは車両に入れなかったからなのではないでしょうか」という発言が捜査転換のきっかけとなった。
異なった視点からの情報を集めた結果、当時、その周囲には入りがたい「結界」があったことが判明した。現場のまわりを詰めていた五、六十人が、すべてが共犯であれば犯罪は可能である。
殺害された鎌田は弁護士。その長年の友人に劇団アルテナを統べる人気俳優の山崎がいた。ふたりは同郷である。かつて高校時代にふたりはあるトラブルで対立したことがあった。
佐野の捜査本部が遡って調査した結果、山崎の妹(当時高校一年)が夜の河原で何者かに殺害され、犯人が検挙されないままで時効となっていたことが判明した。
捜査本部はふたつの事件の類似性に着目した。しかし決定的な動機がみつからない上に、山崎には、その時刻、公演を間近に控えた総稽古の舞台に関わっており、一歩も稽古場の外には出ていないという鉄壁のアリバイがあった。
伊能は今度もまた、ふとしたことから捜査に大きな手掛かりを提供することになる。その神秘な男、伊能への慕情を押さえられないプリンセス・チュリー陽子。そのひたむきな求愛に伊能の心も揺れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-16 12:51:46
115891文字
会話率:51%
著名な電子機器メーカーである杉電器は画期的な液晶SXVを開発した。その応用技術から派生する莫大な経済効果を見込み、時の宰相立花太郎は自己資産をなげうって援助を与え秘密裏にプロジェクトを組んだ。原材料がアラスカ産のものが最適であることから日米
両国双方の国益となることが予測された。
応用技術の白眉はビルの外壁材にSXVを用いることであった。コンピュター制御でビルの外観を瞬時に変更出来る。換言すればビルは超大型の四Kハイビジョンスクリーンになるのである。
その効果をデモするため、杉電器は新・杉ビルを建築して米国大統領ら通商閣僚をほど近い迎賓館に招き、その歓迎式典にてアピールする計画をたてた。そしてその準備はほぼ完了していた。
これは秘密にされたが、米大統領と立花はハーバード大からの友人で歓迎会でSXVを働かせて大統領に少しの熱戦を浴びせる。これが立花のジョークだった。立花からの親書で知った大統領も是非楽しみにしてるということだった。
ところが、あと一週間に迫ったある日、意外な出来事が生じ、そのデモを悪用しようとする敵の陰謀が露わになった。ビルにほど近いところで行われた大学駅伝のランナーが先導する警察官とともに背中から湯気をたてて倒れたのである。
プロジェクトの関係者はシステムがハッカーのアタックを受けて変造されていたことが判明した。そのことから敵のねらいはその式典で用いるデモプログラムに便乗してそのクライマックスで大統領に遠赤外線を浴びせて火傷を与えることだと推測できた。
思いが至った関係者は愕然とする。しかしシステム修復にかけられる期日はほんの数日しか残されていない。担当SEは誘拐されており、バックアップも詐取されていた。
プロジェクトのセキュリィ担当官である遠山警視監は科学捜査に実績のある佐野警視を指揮官にし特別捜査本部を立ち上げる。しかし手掛かりが少なく唯一の手掛かりだった男にも尾行をまかれ捜査は暗礁に乗り上げてしまった。そのとき捜査陣にひとりの人物・伊能亮一が現れる。
プロジェクト幹部のエリート達、特別選抜の刑事たち、闇の人材斡旋屋、ハッカー、鬼才と呼ばれるSE、同じくその管理者。ともに個性有る様々な人物が裏に表に交錯し、やがて危機一髪で事件は無事に解決する。その人間劇を天才能力の持ち主である伊能亮一の活躍を軸にした暗闘を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-23 11:14:42
120768文字
会話率:48%
事件は伊豆高原にある元保養所内で男女二人の遺体が発見されることから始まる。二人の遺体は灯油で焼かれ遺体の損傷が激しく当初身元の特定には時間がかかることが予想された。だが、男性の方はすぐに所持品等からこの元保養所のオーナーであった元アパレル
会社(社名はダイヤスタイル。既に倒産)社長の水谷一郎(みずたにいちろう)と判明する。女性の方は暫く不明だったが、捜査から水谷の元愛人の一条幸恵(いちじょうゆきえ)(ダイヤスタイル元社員)と断定された。そのことから捜査本部は前の会社に係る怨恨の線で捜査を進め、その結果二人に恨みを抱いていたと思われるダイヤスタイル元経理課長の高田宏(たかだひろし)が捜査線上に浮上する。捜査本部はこの高田を厳しく追及して自白を迫ったが、彼は決して罪を認めることはなかった…。
その様子をじっと見ていた所轄署刑事の児玉(こだま)は高田犯人説にはいくつも無理があると指摘して捜査方針を転換させる。児玉は既に特定されている被害女性の身元についても疑問を持ち始め相棒の丸山(まるやま)刑事と共に新たな捜査を始めた。しかし、その矢先に捜査に圧力がかかる。圧力の出元は水谷一郎の旧友で現職経済産業大臣の村田孝一(むらたこういち)であった。捜査本部はたちまち機能不全に陥る。しかしその圧力のことは児玉ら第一線の所轄署刑事には何も知らされはしなかった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 20:10:56
303483文字
会話率:56%
これは現代の話、世界には”魔術”があった。様々な魔術があった、色々な魔術があった、人間の役に立つはずの、魔術があった。でも、世間一般の人々は、魔術を知らない。これまでの歴史で一般の人々に魔術を教えるのは、危険だとわっかたのだ。だから、魔術
はウラの事情になっている暴力団とかそんなかんじだ。
だが、それと違って”異能”というものも存在している。魔術とは言ってしまえば練習をすれば誰でも使えるのだが、異能というものは簡単に言えば才能で誰もが使えるという訳ではない。異能の力に目覚めるのは5歳から18歳。
一般の人々は魔術を知らないが、まれに魔術を悪用している輩がいる。そういう魔術関係の事件や異能力のトラブルを担当する組織がある。それが”異能、魔術事件捜査本部”
これは異能、魔術事件捜査本部で働く”藤原伽耶”が”ある事件”で死にかけるが、タッグを組んでいた”千田道乃”により助けられるが、気がつくとそこは二年前だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-04 16:09:24
2129文字
会話率:49%
ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生シリーズ6作目です。
兄は……本当は俺のことをどう思っているのだろう?
たとえ半分しか血がつながっていなくても、ずっと優しくしてくれた。
その意図に裏なんてないと、ずっと信じてきた。
でも、今はもう真
実がわからなくなってきた……。
優しかったはずの異母兄が、本当は自分を疎んじていたことを知った藤江周は、ある日、義姉の口から自分の出生の秘密を知らされることになる。
なんとしてでも義姉を兄と離婚させ、本当に好きな男と結ばれるようにしてやりたい。
そう考えたが、現実は思うようにならない。
そんな折、義姉の実家が経営する温泉旅館『御柳亭』が廃業の危機に追い込まれていることを知る。なんとか経営を立て直すことができないだろうかと、周が和泉に相談したところ、知り合いの会計士を紹介してくれる。
その会計士は旅館従業員の中に横領犯がおり、その不正が経営を圧迫していることを突き止めるが、真相に迫るにつれ、命を狙われるようになる。
一方そのころ、宮島の紅葉谷公園で白人男性の他殺体が発見される。被害者は結婚詐欺師として捜査2課がずっと追っていた人物だった。
警察は詐欺被害者の内の誰かが犯人だと考え、捜査本部を設置するが、判明している詐欺被害者達には全員、アリバイがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 21:29:47
329269文字
会話率:35%
2007年5月末、山梨県の富士樹海で心臓をくりぬかれた女性山岳カメラマンの惨殺死体が発見される。それが後に犯罪史にその名を残す『心臓強盗』事件の始まりだった……。それから数週間のうちに新たに二人の犠牲者が発見され、事件は連続猟奇殺人事件へ
と発展する。富士樹海で若い女性の心臓を奪う猟奇殺人鬼に対し、山梨県警は犯人の輪郭さえ見つけられないまま手詰まりになっていく。そんな中、最初に殺害された女性カメラマンの婚約者はこの状況に業を煮やし、復讐代行人・黒井出雲に自分の婚約者を殺した『心臓強盗』の殺害を依頼する。調査を開始した出雲は程なく事件の真相に行きつく。が、それは新たな事件の幕開けに過ぎなかった……。事件の裏で暗躍する出雲と、それを阻止せんとする警察庁特別捜査本部。だがそんな中、『殺し屋』黒井出雲による前代未聞の殺戮劇が幕を上げようとしていた。『探偵』であり『殺し屋』でもある存在……『殺し屋探偵』黒井出雲の真の恐怖が白日の下に晒される!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-29 00:05:11
263295文字
会話率:60%
2010年9月、東京都文京区湯島の取り壊し予定の廃ビルから、リクルートスーツを着た白骨死体が発見された。被害者は京都の大学生・小堀川陽子。遺体は死後一年が経過しており、殺害の痕跡があった事から捜査本部が設置された。が、捜査の結果、彼女は死
亡する直前に第一志望の企業の内定を突然辞退してなぜか再び就職活動をはじめ、その一環で東京に出てきた際に殺害されたらしいことが判明。さらに、京都府内の自宅からは被害者が謎の男性と一緒に写った写真と、学生には不釣り合いな三百万円の現金が発見される……。死亡当日に彼女が面接したという三企業を調べる警視庁、写真に写った謎の男を追う京都府警、彼女が突然内定辞退した企業に疑念を持つ大阪府警……。各々の県警がそれぞれの思惑で動く中、ひょんなことから名探偵・榊原恵一もこの事件の捜査に介入。事態は一気に衝撃的な結末へと向かっていく事となる……。女子大生を白骨に変えた「悪魔」を、榊原恵一が追い詰める!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-29 00:55:13
71199文字
会話率:64%
『復讐代行人』。それは「未解決の殺人事件の犯人に対する復讐」のみ引き受け、依頼人に代わって名探偵顔負けの推理で真犯人を暴いた上で、天才的な殺しの技術でその真犯人を殺害するという都市伝説上の殺し屋である。ある日、この都市伝説を調べていた中谷
高校新聞部二年生の高原恵が自殺に見せかけて殺害された。恵の父親は自身の娘がこの殺し屋の事を調べていた事を知り、この都市伝説上の殺し屋に娘を殺害した犯人の殺害を依頼する事を決意する。だが、そんな恵の父親の前に現れたのは、漆黒のセーラー服姿に黒一色のキャリーバッグを引いた一人の少女だった……。自身を『黒井出雲』と名乗る彼女はこの依頼を受諾し、標的を特定すべく恵が所属していた新聞部への調査を開始。一方、出雲の犯行を阻止せんとする警察の特別捜査本部も動き出し、事件は水面下で動き出した……。殺人犯の「殺害」を目的に殺人事件の真相を暴く、前代未聞の殺し屋探偵『黒井出雲』の物語、ここに始動!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-06 23:14:28
183419文字
会話率:58%
2070年4月。 ある男が原因不明の謎の死をとげた。 その男は手にゲームのコントローラーを持ち、あぐらをかいたままの状態でテレビに向かい亡くなっていた。 この事件をきっかけに同じような亡くなり方をする事件が次々と発生した。 亡くなった彼らに
共通することは、 彼らが使っていたゲーム機の中にはなにもゲームのソフトは入ってはおらず空であったこと。 そして全てのデータが消えていたこと。 警察は特別捜査本部を設置するが、 原因不明の死、 空っぽのゲーム機。 これらの謎を解くことが出来ず、 事件は迷宮入りしていた。
そして月日は流れ2071年7月。 次の標的(ターゲット)は2人の高校2年生の男女に定められた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 04:09:35
27866文字
会話率:58%
すすきの、ワシントン、ロンドン――。世界各地で起こる、連続爆破テロ。そして、東京で発見される謎の変死体。
同時に進行する二つの事件。関連性は?犯人の正体は?目的は――?
この作品は、pixivにも投稿しています。http://www.
pixiv.net/novel/show.php?id=7911599
西暦2222年。人類はサイバー空間を構築し、その中での生活を可能としていた。
サイバー空間の治安を守る多国籍電脳空間警察(通称MCP)ジャパン支部の刑事、武田陣は、東京で変死体が見つかったという通報を受け、部下の木下と共に現場に急行する。
見つかった変死体は顔がつぶされ、身元も不明。凶器が現場に残されているものの、犯人に結び付く情報が一切出てこない。証拠確保のために付近を捜索していると、突如現れた得体のしれない男に銃を突きつけられるという始末だった。
なんとか男を確保した陣だったが、男は現場にいた理由について完全黙秘。有力な証拠も手に入らず、逮捕翌日には検事により釈放手続きが取られることとなる。
陣は男の正体を掴むため、釈放後に行動確認をしようと試みるが……そんな中、すすきので爆破テロが発生。やむなく男の尾行を木下に任せ、陣はすすきのに飛ぶ。
すすきので陣が見たものは、不可解な爆破跡。謎が増えるばかりで、こちらも犯人に関する目ぼしい情報は手に入らなかった。
木下も男の尾行に失敗し、殺人、爆破事件双方が暗礁に乗り上げてしまう。
その後、ワシントン、ロンドンでも爆破事件が連続発生。事態を重く見たMCP本部は、世界各国から優秀な刑事を集め、捜査本部を立ち上げる。
捜査本部に召集された陣は、木下に殺人事件を任せ、MCP本部のあるワシントンに向かう。
そして捜査を尽くし、犯人の正体に近づいていった時。陣は、サイバー空間を震撼させる、驚愕の事実を知ることとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 00:00:00
179650文字
会話率:46%
ロシアから来た乙女は、杉林に立つ巨大杉には妖精が住んでいると言った。
夏休みに入る直前の事、伊藤小雪は笹原大悟と出会ったその時から、笹原が危険な人間だと直感的に感じていた。そして夏休みに入り、小雪は笹原の姿に怯える中で、ロシアから来た乙女
メチェーリヤに出会い、その魅力の前に篭絡されてしまう。また、メチェーリヤの邂逅と前後して、小雪はメイという幼女と出会い、遊び相手になる内に妹の様に可愛がるようになった。
ある時に小雪はメチェーリヤの不興を買い、屋敷の出入り禁止を言い渡されてしまう。悶々とする日々を過ごす中で、遊びに来るメイだけが心を癒す存在となってくれた。
小雪の知らないところで事件が起こっていた。動物虐待を繰り返していた男がメチェーリヤの屋敷がある杉林で惨殺体となって巨大杉の枝に吊るされた状態で発見されたのだ。刑事の鹿島は事件を追うが、現場に手掛かりはなく奇妙な痕跡が残るのみ、聞き込みでも尋常ではない証言があり、捜査本部は異様な空気に包まれる。
少女と乙女の甘やかな交わり、そして不可思議で恐ろしい一夏の事件を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-12 01:33:51
20296文字
会話率:46%