五百瀬莉乃(いおせりの)は、双子の姉である五百瀬紫乃(いおせしの)のことが好きである。それは家族という関係上の事ではなく、一人の女性として好意を寄せていた。だからといってそのことを公に発信することはせず、陰ながら生活の一部を支え続けている
。
それは全て、紫乃の立場を守るため。
中高の一貫校である、逢籃(あいかご)学院の生徒会長を務める紫乃。絵に描いたように成績は常に学年トップで、運動神経も正規で運動部に所属する生徒に引け劣らない。そんなこともあって周囲の同性異性からは慕われ、教師陣も一目を置かれるような存在として逢籃学院を引っ張っている。
そんな姉を持つ莉乃は、紫乃とは正反対の立ち位置にいた。
成績は常に追試ギリギリで、体育の授業は可能な限りサボる。定められた服装すら守ることなく、何者にも染まらない個性を貫き続けていく。一部の生徒からはその在り方がカッコよくもあり、多少なりの指示を受けていた。
逢籃学院に在籍する中・高等部の生徒達からすれば、大抵が姉妹であることを疑う。
派閥的に二分化する莉乃と紫乃だが、あくまでそれは周囲が一方的に決めた枠組み。
莉乃としては紫乃を想う気持ちを隠すため、私生活を始めとした学院でも必要最低限の接触は避ける。
紫乃としてはいつからか急に距離を置くようになった莉乃との関係を修復するため、生徒会長としての立場を利用し続けている。
お互いに秘めた気持ちを隠しつつ、あっという間に高等部の二年生になっていた。
特に変わり映えのしない新学期を迎えるはずの莉乃と紫乃だったが、普段から何気なく日常を過ごしていれば気にもならない、ほんの些細なキッカケが様々な形で衝突していく。それが原因で二人の関係に罅が生じるも、やはりそこは姉妹という繋がりが結びつけるのか……。付き合いの長い親友や教師といった、異なる立場や各々が掲げる思想などをアドバイスに、莉乃と紫乃の関係に変化が生じていく。
声を大にして想いを告げられずにいる妹と、勉強はできるけど何かと疎い姉が織りなす百合×日常×青春物語になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 00:00:00
105872文字
会話率:36%
親に売られ遊女になったユキ。一家離散で芸者の道に踏み入った和歌。
二度と会えなくても忘れないと誓う和歌。
彼の幸せを最後に祈るユキ。
願う形は違えども、相手を想う気持ちに偽りはない。
嘘と欲と金が渦巻く花街で、彼女たちの思いだけ
が真実の形。
二人の少女がそれでも愛を手に入れ、花街で生きた証の物語。
※ ハッピーエンドではありません。
少しでも不快に思われましたら、無理にお読みいただかないことをお勧めします。その辺りをご理解いただける方のみ、ご覧いただければありがたいです。
※ 詳しい下調べはおこなっておりません。作者のつたない記憶の中から絞り出しましたので、歴史の中の史実と違うこともあるかと思います。その辺をご理解のほど、よろしくお願いいたします。
※ 他サイトでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 10:22:24
129922文字
会話率:28%
不倫相手に想う気持ちと付き合っている彼に想う気持ちは微妙に違う!
最終更新:2023-02-25 03:00:00
1258文字
会話率:45%
パパもママも、いっつも弟ばかり、僕なんて見ててくれてない。
そう思っていたけど、あるお姉ちゃんに出会えて、きっと何か理由があると思ったんだ。
パパとママは、そんな嫌な人じゃない。
僕が想う気持ちは変わらない。
最終更新:2023-02-16 16:03:34
1774文字
会話率:57%
乙女ゲームの悪役令嬢であるエリヌス・ラマウィは、聖アーテル学園に通う公爵令嬢。
ある夜、自身が悪役令嬢だと聞かされる。同時に自身がメインのエンディングである、バッドエンディングを迎えさせなければ、国が亡ぶとも聞かされる。
悪役令嬢というもの
に、ピンと来なかった彼女ではあったが、国の存亡がかかっているならばと、悪役であることを受け入れた。
だが、悪役令嬢であるという昼の顔とは別に、彼女はスナイパーという夜の顔を持つ。
人々に「鉄の死神」と呼ばれ恐れられるスナイパーは、私腹を肥やし、人々を苦しめる商人や貴族を屠る。
それは彼女の国の行く末を想う気持ち。そして彼女に与えられた、特別な力がなせる業だった。
彼女のスキル、それは「必中」だった。なんであっても、必ず対象に当てることができる能力。
銃という別世界の武器は、非力であっても命中さえすれば、対象を死に至らしめる。
ふたつの「特別」が合わさった時、彼女は誰も止められぬスナイパーへと変化した。
しかし、彼女は気付いていなかった。
彼女の持つ「必中」のスキルは、人々の心さえ射止めていることに。
◇この作品はノベリズムでも掲載しています◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 20:33:08
342247文字
会話率:46%
大学卒業後、結婚したが、夫の借金と浮気により離婚し、挙句の果てに病気を患い「神様なんか居ないんだ!」と自暴自棄になりつつ、前向きに生きることを決心し、少しづつだが社会復帰していたある時、突然異世界に転生する。
公爵令嬢に転生したエレナは「今
度こそは平凡で安定した幸せな生活をつかむぞ!」と奮起する。元の世界の記憶を元に、食に美容に経済にと新しいことを提供していくエレナ。
ファーストフード店や、100円ショップ等を開店していく。「人生何が起こるか分からないんだから、お金は大事なの!」と公爵令嬢にもかかわらずパートとして働く。
そんな一生懸命なエレナの姿が王太子カインに目にとまる。
「王太子妃なんか嫌!」「私は平凡で安定した生活を送りたいの!」とカインから逃げる毎日。
だが次第にカインの優しさや国を想う気持ちにエレナも惹かれていく……。
王太子妃候補となってもパートとして働き続けるエレナに王宮の王様や王太子は日々頭を悩まされるが、エレナの「平凡で安定した生活の為」の奮闘記は続く……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 21:23:17
131693文字
会話率:30%
願いの叶うてるてる坊主さん。
それは、誰かを大切に想う気持ちに。
応えてくれたのだろうか。
最終更新:2022-07-07 00:00:00
2130文字
会話率:40%
元同僚、和樹から好意を寄せられていた千春。
「ちーねえ」と呼ばれ、千春も好意を持っていたが、お互い恋人もちで、仲の良い友人同士
四年の付き合いで彼氏の隆也からは「めんどくさい」と距離を感じるようになっていた千春。
残業で遅くなったあ
る日の夜、久しぶりに和樹にlineを送ると、すぐに電話が。
いつもの弟癒しキャラで「好き」をアピールする和樹に戸惑う千春。
「彼女に怒られるわよ」、と注意すると、和樹は「別れた」と…。
「俺、ちーねえのこと、待つよ。だから、ちーねえも俺のこと、考えてて」
ストレートな告白に、彼氏を想う気持ちよりも、和樹を想う気持ちの方が勝ることに気づく千春。 そして、千春が出した答えは…。
lineのやり取りのみで展開する短編ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 07:24:12
3825文字
会話率:32%
強い絆で繋がった2人を残酷が襲い,それをどう乗り越えて行くのか..そこが見所です。
相手を大切に想う気持ち。そんな事に気づける作品になっています。
最終更新:2021-11-24 02:35:25
1513文字
会話率:23%
生まれ変わりを約束する陰陽の太極すなわち渦動結界(タブラカス)。その上に建国された煬帝国は、ユーラシアの民たちに幸せを約束していた。帝国自身もまたこの結界を維持し、また結界によって維持されている。
その結界の破壊を狙っていた鬼没旅団はほ
ぼ壊滅し、残された工作員(エージェント)たちは四散した。しかしケデロンの谷へと攻め込んだ帝国軍もまた、焼き払われ全滅した。その際にケデロンの谷で対峙した秀明と西姫。二人は互いに前世の姿となって相まみえ、相手の正体を知らずに戦いは終わった。
さまよう秀明と西姫は、レユニオン島に至り、期せずして再会した。それぞれは帝国と鬼没旅団とに分かれている二人だったが、家族として互いを想う気持ちが強かった。
そこに二人の娘絶姫が絡んだ家族模様。互いの愛と敵意。それぞれに課されたさだめ。さらに、家族を取り巻くアサシンと神邇たち、工作員だった者たちとが織りなすドラマ。彼らはそれぞれに、先の見えない未来に希望を持ちつつ、懸命に生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 12:00:00
91528文字
会話率:64%
叶わない恋。
見守ることしか出来ない未練。
悲しいけど、嬉しい。
ゆっくりでいい。その人を想う気持ちは、どこにも逃げないから。
最終更新:2021-09-27 02:40:51
1624文字
会話率:39%
憧れの俳優とパーティで出会い恋に落ちた
しかし、事故で二人とも絶命
彼女は彼のことを想う気持ちを持ったまま転生を果たす
最終更新:2021-09-05 23:10:57
4901文字
会話率:69%
【ガンブレイドを書こうとしたらヒロインがおかしくなった件】
元歴戦の傭兵の青年ノア。
純真可憐な聖女オリビア。
二人の歪な関係が織り成す一風変わったファンタジー。
その実。男は無垢にして愛を知らぬまま彼女を想い。
その実。女は想うが故の
欲望にただ忠実に。
想いは交差し、すれ違えど。
互いを想う気持ちだけは一途であり。
理解し合えぬ心の在り方。
それですら受け入れようと抱きしめる。
つまるところ。
性知識のない青年と、欲望丸出しな少女の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 06:09:21
68414文字
会話率:24%
恋人。友人。家族。あなたにはそばにいられるだけでいいと思える人はいますか?
立花佑海は毎週恒例の合コンでかつて好きだった岡田と瓜二つの男性に出会う。
鮫島と名乗るその男性に次第と惹かれていく佑海。その佑海を心配そうに見守る先輩の翠。高校時代
のマネージャーを一途に思い続けるカズキ。連絡が取れなくなった兄を探すため五年ぶりに東京を訪れた和樹。各々が相手を想う気持ちの裏に隠された過去、真実、決意とは。
そして鮫島とは一体何者なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 00:12:06
56178文字
会話率:28%
とある年の瀬の日、古川貞治が仕事から家に帰って来ると、自宅のアパートが放火によって全焼していた。
故郷から離れた福岡に住んでいる貞治は、唯一近くに住んでいる親戚の家に泊まらせてもらおうとする。10歳年上のいとこである千沙が、旦那と娘と一緒に
福岡で暮らしていた。
ところが千沙に電話をすると、今年離婚して今は娘の朱莉と二人暮らしになっているということが分かった。
更に、離婚して以来朱莉から距離を置かれ、ママと呼ばれなくなったという。
貞治は千沙の家にしばらく住まわせてもらう代わりに、二人の仲を取り持ち朱莉にママと呼ばせる約束をする。
千沙32歳、貞治22歳、朱莉12歳、10歳ずつ離れた三人の暮らしが始まる。
クリスマスや大晦日を一緒に過ごしたり、正月にお婆ちゃんの家に泊まったり、バレンタインに手作りチョコを贈ったり。
共同生活を経て三人の関係が徐々に変化し、それぞれがちょっとずつ大人になっていく。
そして、貞治は朱莉に「パパになってずっと一緒に暮らしてほしい」と頼まれてしまう――。
誰かを想う気持ちがしんしんと雪のように降り積もっていく“日常”の物語。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 17:06:41
110113文字
会話率:51%
あの出来事が起こる10年以上前のこと。
彼らは平和に過ごしていた。その中で大好きな人のことを想う気持ちを抱く者。一方で、見守る者。どうすればいいのか、悩む彼らが選んだ道は……。
本編『色彩リミット〜最後の切り札〜』
https://nco
de.syosetu.com/n1096ey/
の番外編です。
本編の色彩リミットに出てくる登場人物のそれぞれ想う気持ちを描いています。各2話ずつ投稿を予定しております。
更新予定日:平日月曜~金曜(お昼頃)
☆追記
2021.1.20 あらすじを変更しました。
2021.1.26 完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 12:30:32
21515文字
会話率:41%
幼い頃からずっと一緒だった悠理と雪乃。
高校2年生になったばかりの二人は、学園生活の中で、二人の関係に変化を迎える。
大好きな親友を想う気持ちが、友情ではないのであれば、それは…。
最終更新:2021-01-17 23:46:02
6209文字
会話率:35%
誰かが、誰かを想う気持ちが、少しでも叶いますように
キーワード:
最終更新:2020-12-24 20:56:42
625文字
会話率:0%
強い魔力を持つ代わりに体が弱く、車椅子で過ごす兄と
魔力を持たない代わりに体が丈夫で、騎士団長を務める弟の
お互いを想う気持ちから生まれた1シーン
最終更新:2020-10-24 01:19:58
4025文字
会話率:62%
多分、みんなが一番思った人と結ばれるわけではないと思うんです。
そこに少なからず妥協があるから、人を想う気持ちは情だったりするんです。
幸せなんて届かないほうがいいです。
手に入らないから死ぬほど恋焦がれたりするんです。
最終更新:2020-07-14 00:55:31
741文字
会話率:6%