ライトノベルの新人賞で、僕は作家デビューをすることができた。
しかし、僕が取ったのは佳作で、正直、世間では、なんの話題にもなってないし、編集部との長い協議の末にようやく書籍化出来た作品は、はっきり言って、ちゃんと売れるかどうかも怪し
くて……。
そんな中、僕の作品のイラストレーターになってくれたのは、僕と同じくラノベ界の新人である『巫女さん』というペンネームの若い女性の方だった。
そこから、僕の日常はちょっとずつ動いていく。
とある事情により、僕が神職をしている神社で、『巫女さん』は住み込みの巫女さんになって、神社で働きながら、僕と一緒に朝から晩まで一日中、ラノベを創る仕事をするようになる。
ある時は、彼女のメイド姿を拝んだり、
ある時は、彼女に膝枕されちゃったり、
ある時は、悲しみを分かち合ったり、
ある時は、二人で、幸せを誓ったり。
過ぎ行く日々は、少し大変だけど、楽しくて。
そんな『巫女さん』改め、彼女は、ちょっぴり、あたふたしてて、ドジっ娘で、絵が上手くて、天然で、可愛くて、何処がとは言わないが、『たわわ』で、なによりも、世界で一番優しい人で──。
──だから、ずっと一緒に居たくて。
『甘さ』と『優しさ』がたっぷり詰まった、神職ラノベ作家と巫女イラストレーターが送る純愛ラブコメ。今ここに開幕する──。
この作品は、『カクヨム』様でも、同タイトルで投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 19:00:00
8353文字
会話率:30%
絶望しながら自立していく物語
もがき、受け入れながら生きていく
悲しみを感じたら、一番星を探して
ウインクか瞬きを3回すれはこの世界の扉が開く
今宵、一番星であいましょう
今宵、一番星であいましょう
最終更新:2021-10-24 21:15:32
303文字
会話率:0%
サンファンバティスタ号に乗りスペインに渡り帰還しなかった仙台藩士瀧上嘉蔵から数えて一六代目の海彦は嘉蔵不帰還の謎を抱えていた。それは瀧上家にとって代々の解けない謎であった。海彦は帰還しようと思えば帰還できたのに不帰還とは、残された家族の悲し
みを顧みない嘉蔵には人間としての欠陥が在ったと捉えていた。その結果、嘉蔵は偉大ではあるが、尊敬できないに繋がっていた。そんな折に嘉蔵の子孫と名乗るマリアからの手紙が舞い込む。日西友好協会の招きで仙台に着いたマリアは四百年前の仙台とお正月を体験する。マリアは嘉蔵を尊敬していた。美人で聡明なマリアに一目惚れした高二の海彦は戸惑いながらもマリアへの想いを強める。マリアも海彦の優しさに触れ、切っても切れない関係の強さを確かめてゆく。マリアの唄は抜群だった。楽器が得意な海彦はバンドを組もうと提案。快諾された海彦は音楽の路に進もうと決意して曲を創り、カラオケテープを帰国したマリアに送り、唄を吹き込み、それを家族に披露。父親の海太郎から「大学に行って歴史を学べ。墓を守れ」と認められる。優しくも頑固な海彦は嘉蔵への認識を変えられずしてマリアとの関係は何時もギクシャク。軽音楽部に所属している海彦は正月明けの音出しにマリアの要望であった学校案内を兼ねて参加。マリアの挨拶と唄に静まり返る部員たち。マリアから「佐々木薫子に警戒を怠るな」と忠告。薫子は海彦を誘惑。かろうじて誘惑から逃れた海彦。ある日学校から帰ろうとした海彦に橘南が声をかけた。「海彦。話できる。時間ある」。南とは小五の時に学校の屋上で一枚の毛布にくるまっていた。二人は屋上から荒れ狂う黒色の津波を震えながら見つめていた。両親を喪った橘南は会津若松の祖父母の元に引き取られて行った。話すのは小五の時以来。橘南は海彦が通うであろう高校を予測して祖父母を説得。独り仙台に戻って来た。橘南は海彦に告白。健気な南に心惹かれる海彦。「マリアとは切っても切れない関係。私とは切ろうとすれば直ぐにでも切れる他人の関係。だから遠くて近いマリアを気にしていないんだ」。嘉蔵が暮らしていたアンダルシアのコリアデルリオの『ハポンの会』から招待状が届いた。揺れる橘南。海彦は嘉蔵不帰還の謎を解き晴らすチャンスと決めるも、海上保安庁に勤める海太郎がオホーツク海で国籍不明船から銃撃を受け生死を彷徨う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:00:00
153449文字
会話率:21%
世界にまだ魔法が残っていた頃。
不治の病にかかった主人公、朱理(しゅり)。その治療法を模索する為に研究施設へと移された朱理は、生きる意味を探していた。自分の余命が長いものではないと気付いていた朱理は、病魔に蝕まれながら死ぬのだけは嫌だと
思い、自ら命を絶つことを決意する。目的を果たすため、研究病棟から抜け出したは良いものの、方法までは考えておらず、途方に暮れていた。丁度そんなとき、朱理の目の前に自称:悪魔が現れた。悪魔は、死後の朱理の『身体』と引き換えに、少しだけ病の進行を抑えてくれるという契約を提唱した。悩み抜いた末、まだ見ぬものを見てみたい。あわよくば、自分の病の完治方法を探したい。という思いを胸に、朱理は悪魔との契約を結び、新たな世界へと踏み出した。
旅先で偶然出会った魔法使いの少年に懐かれ、付け回される日々が続き、朱理が折れ、少年も仲間として共に旅に出ることなった。しかし、この少年にも深い悲しみの過去を持っている事、そして少年が自称悪魔の男に疑念を持っている事を、朱理は知らなかった…。
あらゆる事が日常として起こる旅に慣れてきた頃、旅先の神話により、少年の疑念が確かとなった、その時、遂に少年は自称悪魔の真実を知ってしまう。この男の正体とは…。嘘とは、優しさとは、命とは何か……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 00:06:38
3785文字
会話率:52%
現代は…。
色々な…悲しみ…苦しみ…辛い事…嫌な事で満ちている…。
でも…それでも…。
世界は優しい…。
辛い事…嫌な事…苦しい事があっても…。
そこに…降り積もる…人々の優しさが…。
ほのかな明かりを…。
ボクの
…。
私の…。
みんなの胸に…灯すから…。
ああ…やっぱり…世界は優しい…。
そう『想える』……優しい…優しい…1つの『冬』の物語…。
この『想い』が…。
もっと…『鮮やか』に…『降り積もる事』を願って…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 07:00:00
1647文字
会話率:10%
シプラス王国はパイソ国に宣戦布告を受けた。
ゴブリンを使った攻撃により、シプラス王国の民はゴブリンに殺され、喰われ、苗床にされ蹂躙された。逃げられる者は国を捨て、戦える者は戦い、五年の戦争の後シプラス王国は王都を攻められた。
シプラスの王、
王妃は処刑され、シプラスの王子達はゴブリンに食われ、王女達はゴブリンの苗床にされた。
シプラス国の第三王女ミラベルはゴブリンで荒らされた国土に悲しみ、シプラスの森の中で逃げ続けていた。
ある日、ミラベルは魔術で封印されている洞窟を見つける。
『封印を解いてはならない。解くと国が滅亡するかもしれない』という初代シプラスの王、ステッカー=シプラスの手記と封印された石を見つける。
封印されているのは魔王か、邪神か、英雄か。復讐心を持ったミラベルは滅亡しているような物だと封印を解く。
「パイソ国?どこだそれは。王都に戻ってお前の大事な物を取り返したい……?それに対する報酬はなんだ?金か?女か?どっちも無いだと……じゃあお前自身を、と言いたいが……まだガキだな。まあ将来は美人になりそうだし、お前でもいいか」
四百年前に勇者と魔王を倒し、金と女という欲望で国を荒らした圧倒的な力を持つ冒険者のスピアが封印から解き放たれた。
封印が解かれたときのための保険として女性化する呪いをかけられている事に気付いたスピアは、呪いを解く方法を探しながら報酬の奴隷王女、ミラベルと行動を共にする。
これは呪いを解くのに必要な事をしているだけなのに、意図せずシプラス領を回復させ邪魔をするパイソ国を潰し名声が高まっていくスピアとミラベルの物語です。
※小説内に出てくるウンチクもどきは民明書房。99%の優しさと1%の嘘でできていますので本気にして人に言わないように注意してください。
書き方は三人称主体で。カクヨムにも上げてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 14:00:00
43964文字
会話率:41%
なぜ、優しさをもつ人が殺し合うのだろう?
争い合うのだろう?
悲しみの連鎖はどこから生まれるのだろう。
最終更新:2020-06-22 15:13:26
1604文字
会話率:41%
あなたは、その『眠れない』理由を知っていますか
不眠の自覚を持ちつつも日々をやり過ごしていたごく普通のサラリーマン・一条は、帰宅途中の電車の中で突然夢の世界に紛れ込んでしまう。そこで出会った夢を守る者“シーカー”の季倫(きりん)に予期せ
ぬ危機を救われ、夢の世界の生き物“ゴールド・フィッシュに”よって自分の眠りが徐々に奪われていっていたことを知る。その日を境に一条は夢の世界へ幾度となく訪れることになり、その中で、季倫の仲間である宇サギ(うさぎ)、斗影(とかげ)、四佳(しか)にも出会い助けられ、彼らとの絆と信頼関係を築いていく。
夢での出来事を受け入れ始めた矢先、急遽親しい人の死を知らされ、その理由が自分と同様に眠りを奪われたことである可能性が高いと知り動揺する一条のもとに、ある理由からゴールド・フィッシュと共に行動する空須(からす)が現れ、宣戦布告を突きつける。それをきっかけに一条は四佳からシーカーを統べる“姫”と呼ばれる夢の統治者の存在を聞き、この状況を打破するために謁見を申し出る。そこで姫からある過去の出来事を打ち明けられ、一連の事件の原因になる事実を知り愕然とする。一条は意を決してゴールド・フィッシュに接触を試み、ゴールド・フィッシュと共に再度姫との謁見に向かう。そこで明らかになるシーカー、姫、空須、ゴールド・フィッシュの関係と結末に、一条は驚き、悔しさ、優しさ、悲しみ、喜び、様々な感情に巻き込まれていく。
数々起こる不思議な現象、親しい人の死、夢の世界での悲しい出来事を乗り越え、一条は自分の眠りを取り戻し、また夢の世界を救うため、シーカーと協力し“最大の問題”へと立ち向かう。眠りが奪われる本当の理由とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 21:46:05
94927文字
会話率:57%
この世界で今日も生まれては消えていくチート。
それは、たった一人の欲望を叶えるため消費されていく世界を描いた物語、それは人の形をした欲望の塊が描いた悪夢。
たった一人しか幸せにならない破滅の呪《のろい》に冒された異世界、この絶望を覆すこと
が出来るのは欲望に染まらず、チートと同じ世界から人のままで異世界に辿り着いた稀人、そう人々が呼ふ存在だけなのです。
これから語る英雄譚は、私達の世界に残された最後の希望、稀人神山周護の物語。
彼はよそ見運転をする運転手に撥ねられ崖から落ち、古くからの曰くのある鎮守の森で神隠しに遭い異世界へ足を踏み入れます。
命に関わる怪我を負った彼を救ったのは、暖かく優しい人々でした。
彼等との穏やかな日々の中で、周護は命を救われたこの世界がチートに因って滅びを迎える現実を知り、様々なチートが描いた欲望に抗う決心を固め、彼は世界を護る稀人として戦いに身を投じて征きます。
この絶望の宵闇の中悲しみで凍える世界、遥か遠くの世界の出来事は貴方にとって手の届かない関係の無い話、そう感じるかもしれません。
ですが貴方の思いが世界を照らす希望の灯火であり、観測者の優しさが世界を温めると知らされた時、この物語を見つめる貴方は一体何を考えるのでしょうか?
『とある異世界からの手紙』より抜粋。
ただいまリアルの都合で時間が取れず、不定期連載となっています。
2017 10/10 総合日刊ランキング284位に入りました皆様の応援に感謝です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-01 21:17:03
622242文字
会話率:43%
公爵令嬢フローチェは、二十歳年上の叔父に初恋をして以来、彼を一途に想い続けていた。しかしある日、その優しさは出世に利用せんがための偽りなのだと知る。
彼女は悲しみに暮れる────
「乙女心をなんだと思っていますの!?」
ことはなく、
ひどく激怒した。同じく二大公爵家の長男で幼馴染のヴィレム・フィーレンスに助力を請い、打倒叔父に瞳を燃やす。
叔父を想い続けた少女と、少女を想い続けた幼馴染み。それぞれの初恋の行く末は。
※これは、三本の短編『“悪役”令嬢』シリーズを加筆修正しながらまとめたものです。連載版はシリアス要素とヴィレム視点が短編より多めになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 09:20:25
118941文字
会話率:34%
私はユウリ高校一年生で十六歳。
ある日、幼馴染の大切な友達の愛梨が突然の事故から亡くなって一か月が過ぎた今、私は悲しみに打ちひしがれていた。
愛梨とはバンドを組み、私と愛梨と、その友達のエリちゃんと明さんの四人で構成されていた。
いつ
か私達のバンドの存在を世界に知らしめようと意気込んで活動していた。
でも愛梨が亡くなった事で、その夢は消えた。
ある日学校に登校して、悲しいのは私だけじゃない、バンドメンバーのエリちゃんも明さんも悲しい事を知った。
分かっているけど、私はその悲しみから抜け出すことは出来なかった。
それでエリちゃんと明さんに「いつまでも、めそめそしてんじぇねえ」と叱咤された。
それから私はこの愛梨が死んでしまった現実を受け止めようと、渾身の勇気を振り絞って明さんとエリちゃんが待つ、スタジオへと壊れそうな気持を押し殺して行った。
そんな私を明さんとエリちゃんは「よく頑張ったな」と労ってくれた。
その優しさが生きる活力の源を鼓舞してくれた。
そして愛梨がいなくなった今、愛梨無しではバンドは成り立たない事を話し合い、解散と言う形になり、丁度その時、夏休み前日だった。
愛梨が亡くなって私達のバンドはバラバラになってしまい、楽しいはずの夏休みは一人で愛梨が亡くなった悲しみに翻弄される日々を私は恐れた。
そんなある日、愛梨は凄まじい力を持ち吸血鬼として蘇って私の前に現れたのだ。
夢だと思ったが、これは紛れもない現実だと、私は嬉しい気持ちと、憤りの気持ちを愛梨にぶつけ、それらの思いは希望の明日へと変わっていったのだ。
夏休み、そんな愛梨と私とエリちゃんと明さんで再びバンドを再開させ、みんなと喜びと悲しみを分かち合い、その絆を深めながら、みんなとふれあいながら生きる私達の夏休みが始まった。
ここでバンドメンバーを紹介しておく。
ギターアンドボーカル
破天荒で好奇心旺盛の吸血鬼として蘇った愛梨。
ドラム
明さんを慕い、いつもクールだが、とても優しいエリちゃん。
ベース
愛梨とは拳を通じ合って分かち合い熱い心を持った明さん.
キーボード
自己紹介は得意じゃないが、主張はする。ただ出来る事を頑張る私事ユウリ。
愛梨が蘇り、バンドを再開させ、再び夢に向かって、みんなと歩む日々が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 05:28:34
194082文字
会話率:26%
クリスマス・イブの日の残業の帰りに、立ち寄った本屋で深い悲しみと優しさを感じさせる一枚のピエロの絵を手に入れる。コンビニで買った弁当を食べ終え、本棚を整理していると、子どものときに読んだ一冊の絵本が出てきた。捨てることができずに、大学生の
ときに使用した専門書と一緒に残してあった。 幼いときに読んだ絵本の本当の結末を、成長して知ることになった「僕」は、マッチ一本の温もりを求めた少女の心情を憐れに思い、物語の中だけでも少女を救える世界があったらと思っていた。クリスマス・イブが終わる直前の真夜中に、強い眠気に誘われ、僕は眠りの中に落ちていった。
この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-07-09 00:14:02
26794文字
会話率:41%
優しい、貴方。私は貴方が好きでした。貴方のおかげで、私は幸せで満たされた日々を送ることができました。
私は貴方に感謝の気持ちを伝えたくても、もう何一つ伝える術を持っていないのです。
最終更新:2016-12-31 23:00:00
777文字
会話率:8%
君のいる街にはきっと希望がある。
そんな君を好きになってしまった僕は、ついこの間のことを忘れることが出来ない。
あれは初めて君が僕に声をかけてくれた時の会話だった。
それはまるで夢に描いていた人間から声をかけられた気持ちだった。
た
だ、誰もその気持ちは知る由もなく、今は少しすれ違いさえ感じている始末。
ああなんでいつもこうなってしまうのか。
僕は人とコミュニケーションをすることが続かない、
そんな自分が本当に嫌いなんだ。
職場についてショックを受けたことが一つあった、
そのことさえ、君がこころの支えでいてくれなければ
とてもやっていられない。
でも今後、君と上手く関係を築けるだろうか。
君はいつも愛妻弁当を持ってきている。
君にはきっと素敵な彼女がいるのだろうか。
それとも、それは思い違いなのだろうか。
思い違いであって欲しいが、だいたいが、予想は裏切られるものであり、
今後の関係もうまくいかないものであるものだ。
そういう気持ちを小説にしてしまう僕は
本当に何か拠り所が欲しくて仕方のない青い鳥しかないのか。
いったいこの気持ちのまま上手くやって行くことが出来るのだろうか。
『絶対にうまくいかない』
その上、僕は、必ず嫌われる存在感なのだ。
どうしていつもそうなってしまうのか。
焦れば焦るほど行き詰まり感は増し、
今後の絶望を思わずにはいられない。
君がいなければ良かったのに、とさえ思うことがある。
あと、僕にあとほんの少し可愛い要素があれば
どんなに幸福だっただろう。
ぼくは、たださえこの感情を吐き出しながらも
何もすることは出来ず、
悪環境に身を投じてしまったこと、
なぜ父の言う通りにしなかったか、ということに
後悔を嘆くばかりだ。いつもそうだ、いつもそうなってしまうんだ。
君との関係が変わらなければ、1年後には今の仕事を辞めようとさえ思うようになった。
君との関係だけが、この30%しかない環境で日々をやり過ごす橋だてになっている。
このショックは当分癒されることはないだろうし、
今後の展開も期待出来ない。
やはり今回もそうなのか、この状況を打破するには人との関わりが必然だ。
何もなくても良い幸せそれはつまりそういうものではないだろうか。
必要とされている何かがあること、歩けること、自由であること、気持ちが十分に自由であること、それはそんな要項に入っている気がする。
きっと君は思い描いているだろう幸せがあって、自分がそれに十分に値しないことも分かっている。その気遣いや優しさが自分にはまだ計り知れなく持ち得ないものであって、
かと言ってそれはいつまでもそんなことも言っていられず、何処かに居場所を見つけなければならない、そんな日々を送っています。
あいつは所詮それまで、と言われようが仕方がない、それが現実であったということなのだから。
でもいま流れている音楽はそういう気持ちを優しく促してくれるものでもある。
確かに事は進んでいなかった。
だからといって、このように早合点してしまう意味も無かった。
だが日々はそのように進んで行き、穏やかに流れる雲を見ながら漂う気持ちを溢れる言葉に変えている、それだけだ。
今感じるのは、幸せの意味であり、
平和であることが本当の幸せかどうかは人それぞれなのだなと実感するようになった。
これはまだ誰にも言えない悩みでもあり、
でもそれだからこそ、その虚しさをいかに平和を実感出来るのか、想いはつのるのみ。
今にしてみればやはりそれは行く末恐ろしいことになるのではないかと思うのだが、
なにしろ、やってみないとわからないというのは、あの人の口癖である。
それ以外に思うことは自分ならこうするだろうとか、自分だったらこんなはずではなかった、ということであって、
いつまでたってもそれは頭の中から離れない事実でもある
肝心なことは何も変わっていない。
ただ、棘のある日々を遣り過し、1日を消化していくのみだけ。
そんな単純な世の中の仕組みに今頃気がついた自分にがっかりしている。
あの幾つかの年月は夢であったかのように引き裂かれ、
心臓にナイフを二本さされたまま生かされている、そんな心境である。
ところがいつもそういうところまで行かずにその一歩手前でエリスが現れる。
何かこのような分には身の丈に合わないそういうことになっているのか、家庭はすでに崩壊しており、手のつけられない状況だ。
君だけを心の拠り所にしてしまっていいのだろうか。
この悲しみは誰にも伝えることも出来ず、ただ淡々とした日々を氷の様に書き綴っている。
昨日見た夢は次の日の朝には無くなり、
夢でしかないことをまざまざと知らされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-15 14:29:53
835文字
会話率:3%
鎌はごく普通の中学生。
雪乃も普通の中学生。
彼らは夢を見る。
雪の降る寒い冬に。
燃える焚き火のように
温かい夢を…。
「悲しみも苦しみも
私が全て背負って生きていくから…」
最終更新:2014-07-08 14:20:51
5920文字
会話率:70%
優しさ、悲しみ、怒り、嫉妬、愛情、愛しさ、さまざまな感情で描く短編ストーリーです
最終更新:2014-05-04 14:23:27
341文字
会話率:0%
この話は
私達が見る
希望、絶望、幸せ、不幸せ、悲しみ、苦しみ、楽しみ、未来、過去、
そして夢
これらを合わせた文です
深く考え、強い心を持つ人
過去に辛い思い出を持つ人
そういう人の文です。
わかる人には、わかり
わからない人にはわからな
い
そんな夢の話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-22 14:03:27
312文字
会話率:0%
この詩は神様は必ずいる。
どんなに苦しい事があろうと毎日に感謝をすればきっと
素晴らしい恵みが降り注ぎ未来が幸せになるだろうと
思ったから書いてみました。
最終更新:2013-04-09 05:00:21
663文字
会話率:0%
クリスマスイブ、それは恋人たちにとって一年の中で一番幸せになれる日
…俺達にも、そのはずだったに…
その日の悲しみと後悔が俺を繰り返しの夢に引きずり込む。
それを救ってくれたの
は…
これはとある少年の後悔ととある少女の優しさの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-13 01:11:39
2638文字
会話率:29%
霊が見え、触れられる(または触れる)とそれを具現化してしまうことが出来る誠(まこと)のお話です。明るく軽い恋愛の予定。です。…………って、思ってたのは最初だけです。どうにも軽くはありませんが、それでも読んで頂ければ幸いです。
最終更新:2012-06-03 18:52:39
37763文字
会話率:42%