我らが『イリシャの赤草』は地方ギルドに所属する中級パーティだ。
拠点に近辺のダンジョンと近隣での護衛や採集で稼いで数年、今じゃ大半が20代半ば。
そんな折に出たパーティ解散の話は、まぁ誰もが予想していたことだろう。
「ここらで俺たち
も、冒険者を廃業しようと思ってな」
そう口にしたのはリーダーである魔術師のイエナン。
その言葉を皮切りに新たな道を選ぶ仲間達とは別に、最年少、悪魔統率者(デーモンルーラー)のタウロだけは冒険者を続けるという。
年上の同居人と別れ、旅立とうとする彼。
単独でも、冒険者を続けようと思ったのは。
故郷からかつて追放された少年の過去、そして遭遇する過去の残滓。
そして動き出す同居人。
それとなく始まりそれとなく終わる危険人物(仮)のそこそこ普通な冒険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 19:58:09
28196文字
会話率:29%
俺ことテリー・ダマスカスは一仕事を終えたあとに、今まで一緒に闘ってきた幼馴染であり仲間であり元恋人であったアリスにこう言った。
「アリス、悪いが今日で君はこのパーティーから抜けて貰う。正直なところ、君の実力では今後も俺たちのパーティーで
やっていくことは難しいだろう。このままだと君は確実に大怪我するか、最悪だと死に至るかもしれない」
これは本心であり本音ではなかった。
それでも俺は今後の自分たちのためにも伝えるしかなかった。
「……うん、分かったよ。そうだよね。これ以上、足手まといの私がいたら皆の迷惑だもん。ごめんね、テリー。今までずっと嫌だったんだよね?」
アリスは俺に対して怒りもせずに、俺と僧侶のマイアを見て「お幸せにね」と薄っすらと涙を浮かべた笑みとともにパーティーから抜けた。
そして、これは2週間前にパーティーに入ってきた僧侶マイアに提案されたことだった。
アリスがこれからもっと危険な目に|遭《あ》う前に辞めさせるべきだと。
Aランク冒険者となり勇者パーティー候補となった【飛竜の牙】の中で、アリスだけがCランクを超えるほどレベルが上がらず、この国では珍しく魔法が使えない体質だったからだ。
それでも俺は一向に構わなかった。
俺が頑張ってアリスを守ればいいのだと。
そう、今の恋人であるマイアに提案される前までは……。
だが、このときの俺は知らなかった。
アリスを追放したことが俺の破滅に向かう大きな一歩だったことと、愛くるしかったマイアという女の本性が別にあったことに――。
これは自分勝手な理由で恋人と別れたことによって、後悔と絶望と懺悔する男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 13:34:59
8340文字
会話率:27%
皇大輔。
ごく普通の大学生である彼には、特別な悩みがあった。
召喚──。
すなわち、異世界への強制転移の発生である。
剣と魔法の世界、獣人の世界などを旅し……。
とある世界で神器に選ばれし戦士となった大輔は、自らの信じるものの為
、敵の大群に一人、立ち向かい無双する。
(神器使いは、神器の能力に頼った戦い方をしてはならない)
かつて聞いた仲間の言葉が、今の大輔の耳に届く事はない。
その先に、どのような別れが待っていようと──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 15:05:07
175907文字
会話率:31%
俺は不幸な男のようだ。
両親は事故で亡くなって、田舎の村では髪の色がみんなと違うからといって差別にあった。
それでも俺には大切な幼馴染の彼女がいた。
教会で誓いあった俺たち。
だが、候補生学校に入学してから幼馴染の彼女が変わってしまった。
最高位のAクラスである彼女は、最底辺Fクラスのダサいを俺を見下した。
都会に染まる幼馴染から「わたしたち距離を置きましょう」と別れを告げられた。
Fクラス唯一の友達とダンジョン演習をしている時にそれが起こった。
『スキルの偽装を解除します。スキル【覇王】を取得しました』
これは、Fクラス最底辺の俺が、最強の仲間と一緒に学校生活を送る青春騎士学校反逆の物語!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 09:06:17
83342文字
会話率:35%
「託宣によりあなたを『神の助け手』としてお迎えいたしました」
突然の嵐に投げ出され、九死に一生を得た傭兵トーヤは、目覚めると「生き神シャンタル」の侍女である美貌の女神マユリアにそう告げられた。
8年前、嵐によって不思議な運命に巻き込
まれたトーヤは、今、仲間のアランとベルの兄妹に全てを語り終えた。
「俺とシャンタルはシャンタリオに戻る」そう言って2人の仲間に自分たちの道を選べと別れを告げた。アランとベルの選択は、そしてもう一度見えない未来に向かって進むために東へ、不思議な国へ戻るトーヤとシャンタルの運命は……
「黒のシャンタル 第一部 過去への旅」の続編です、舞台は8年後のシャンタリオへと移ります。初めての方はどうぞ第一部からお読みください。
第一部https://ncode.syosetu.com/n0290gp/もよろしくお願いいたします。
注1:あまり過激な表現はないと思いますがそれなりに衝撃を受ける方もいらっしゃるかも知れませんのでR15とさせていただきました。
注2:「人物紹介」は章が進むとネタバレが含まれる可能性があります。ネタバレ嫌!な方は飛ばして本文を読んでください。
注3:平日2回、土日1回に公開に変更。時間は色々になると思います。
※更新報告などがあります、活動報告も御覧ください。
※「小説家になろう」「カクヨミ」「novelabo」「アルファポリス」で公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 06:22:38
733402文字
会話率:58%
冒険者アレクが、大切な仲間や恋人との別れなどを経験しながらも大きな戦火に巻き込まれ
成長してゆくお話です。
※週1~2回位のペースでのんびり更新します。
※設定は緩いところ多いですがご容赦くださいませ。
※タイトルは変えるかもしれません。
最終更新:2022-01-12 06:00:00
46249文字
会話率:38%
五国王家と肩を肩を並べる仙の血を受け継いでいるとされる風、花、水、月、山仙の家はその土地を国が成る前から守ってきた。五仙家と呼び名門の一つ――花家が治めてきたファンリョ。花の化身であったとされる女仙だったため、ファ家だけは女人が当主を務めて
きた。自分たち以外に関心のないファ家に棘あり花を守るとさえ言われだしたのは王の後ろ盾になったからだ。
ファン家次期当主補佐のルナは鼻と味覚が鋭い。六年間一途にヨンを想っていた。好きでいることもあきらめることもできず。主であるシアと恋仲である姿にずっと苦しい思いをしながらも大好きな二人に想いを告げることもなくひた隠しに感情を押し込めていた。五国から要請が届く。シアを囮に使い、謀反人を一掃する計画だ。姿が似ているシアの代わりに囮になることを反対されるが意見を押し通す。ヨンを忘れるために。
シアとして入宮する。第二殿下イルは彫刻が歩いているような容姿に鍛えられた筋肉。裸で出会う。気にった相手と婚約すると縁談を跳ね返していたが、裸に目を逸らないルナに一目で気に入る。初恋を引きずることを見破られ告白されるが自分でなくシアに告げたと思い込む。
歓迎会にヨンとシアの姿を見た。心に突き刺さる。逃げ出す。追いかけてきたイルは泣いてもいいとルナを優しく抱きしめた。涙と共に抑えていた感情があふれ出した。痛さを感じないように凍っていた心が溶けだす。初恋に別れを告げた。
宴の疲れか倒れた。イルに看病され優しさは錯覚だと言い聞かせるが、手に入れたかった心と居場所を差し出してくれるイルに自然と惹かれていく。傷つくのが怖くて素直になれない。
薬草を煎じようと訪れた薬草庫で陛下のお茶を飲んだ。薬草茶が原因で陛下の持病を悪化させていることに気づき謀反の証拠を掴む。刺客におびき寄せられ謀反の仲間に誘われた。手を取れば領主に任命し居場所を用意すると誘惑するがきっぱりと断る。
領主の意思を表す首飾りを奪われ一人閉じ込められた。
自分の不甲斐なさを責めるが思い浮かぶのはイルの顔。名を呼んで欲しかったと願う。助けにきたイルに想いを告げた。
優しさはルナに向けてのものだった。朝議に連れて行き、継承権を放棄しルナと婚約すると臣下の前で宣言した。
初恋を終えた後に訪れる本当の恋は自信と幸せを運ぶ。彫刻のような美貌を携えた裸の殿下。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 18:38:43
107034文字
会話率:52%
三章の三学期は最終章です。一学期は父の再婚を機に主人公・海斗に次々と慕う女の子が現れる。異変に気付く幼馴染みは海斗の手を掴み、女難の相を発見する。そしてドタバタな青春ラブコメが始まった。二学期は女難の相に振り回されないように仲間達と友情を
深めた。そして三学期は友情を深めた仲間達は三学期を送る事で、学期末の解散を意識するようになり、時間がプレッシャーを与える事となる。目の前の別れを意識す仲間達の心模様と、決めなければならない進路、将来の夢、そして幸乃の卒業。三章も横浜市内の身近なお店や施設、そして横浜の歴史も登場します。最後のイベントは横浜に今もなお影響を与えるアメリカ軍まで登場してします。お楽しみに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 08:00:00
108978文字
会話率:50%
高校2年の春、西陣(にし じん)は幼馴染から男女の関係になった京極織姫(きょうごく おりひめ)に突き付けられた言葉「陣って彼氏としてはイマイチだよね……」彼女にフラれた俺を待っていたのは想像もしなかったモテ期だった!?
癒しの女神と言わ
れる先輩マネージャーの有村紫穂里(ありまつしほり)、妹の親友で元カノの後輩、大島紬(おおしまつむぎ)、中学時代の同級生で他校に通うバイト仲間の桐生妙(きりゅうたえ)。
気持ちを押し殺していた紫穂里は彼女と別れたと知り、積極的に距離を詰めていく。
優しく包み込むように。
「一緒に買い出しお願いできないかな?」
「日曜日のデート……じゃなくて買い出し楽しみにしてるね」
中学時代から淡い恋心を抱いていた紬もフリーになった陣にアプローチをかける。
はじけるようなかわいさで。
「私負けませんから!」
「バレーでも恋愛でも負けません。だから……」
「先輩も、覚悟しておいてください、ね?」
気になる人から好きな人へ。バイト仲間の妙は陣に寄り添うように隣に並ぶ。
「陣くんに付き合ってもらってるんだもん」
「陣くん次第、かな?」
ヒロインたちのアプローチと、あきらめない元カノ。
「一緒に学校行こう?」
「許してもらえるように頑張る。信用してもらえるように頑張る」
主人公を巡るアプローチ合戦は止まることを知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 21:18:43
62069文字
会話率:46%
自衛官養成学校に通う少女「大久保美穂」
彼女に特別任務を与えられる。
彼女は人造人間バーニ「ナオミ」として、仲間達と共に、様々な事件を解決していく。
出会い、恋愛、別れ、美穂に待ち受けている運命は……。
最終更新:2021-05-11 22:00:00
182593文字
会話率:6%
「エイガ。悪いが、パーティを抜けてくれ。これは、リーファやユニとも話し合った結果だ」
「……なんだと?」
レオンの言葉を受けて、俺は耳を疑った。
「お前の実力では、もう俺たちに付いてこれないだろう。足手まといを守って戦うのは、もううん
ざりなんだ!」
「冗談だろ? 確かに、戦闘では俺は足手まといだ。しかし、俺の成長促進のスキルの強さはお前たちも知っているはずだ」
俺はそう反論する。
「その心配には及びません。わたくしたちのレベルは、もう十分に上がりました」
「……ん。それに、今日手に入れた聖なる兜があれば、レオンさんの戦闘能力も上がる……」
魔道士リーファと僧侶ユニも、そう冷たい言葉を口にする。
あまりのことに、俺は呆然と3人の顔を見つめることしかできない。
3人の気持ちは変わらないようだ。
「分かっただろう? お前はもう用済みなんだ。……せめてもの餞別だ。退職金としてこれをくれてやる。それに、無事に魔王を討伐すれば、かつての仲間としてお前にも報奨金が出るだろうよ」
レオンがそう言って、袋を1つ渡してくる。
ずしりと重い。
金貨が何十枚と入っているようだ。
勇者パーティの活動資金全体からすれば、はした金だろう。
だが、一般人として生きるだけならば、悠々と生きていけるだけの金はありそうだ。
「ああ、そうかよ……。ありがたくもらっていくぜ。じゃあな……」
「ふん……」
俺とレオンたちは、たったそれだけのやりとりを最後のあいさつとして、別れた。
金はたくさんある。
だが、信じていた仲間から用済みとしてパーティを追放された俺は、胸にぽっかりと穴が空いてしまったかのような虚しさを覚えたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 07:18:15
4251文字
会話率:35%
林ゆきの勤める葬儀場には、遺族の希望により"お別れビデオ"を作成するというオプションプランがある。
故人の好きな曲・所縁のある曲に生前のエピソードが添えられる”お別れビデオ”。
お別れビデオの為に遺族から聞く故人との思
い出に心を動かしながら、大切な人を優しく送る為の最後の映像を作成する ゆき。
尊敬する先輩や気の置けない仲間達のいる職場で奮闘する ゆきには、哀しい過去があったー
※この作品は「星空文庫」に掲載中の同作品を加筆・修正したものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 21:21:33
30331文字
会話率:25%
20XX年、地球は核戦争により崩壊した。
だが人類はそれでも生き延びていた。
各所に点在するわずかばかりの街。
力が支配する無法の世界で元警官のマックは荒野を旅する一団と出会う。
悪鬼がごとく形相の一団のリーダー、ヘンドリック・ガスの復讐に
付き合い奪われた愛車の奪還に動く。
ヘンドリック・ガスにより街は火に包まれ多くの市民が殺される。
「こいつらこんな物まで」
愛車を探しに地下施設に侵入したマックの目の前に戦車を始めとする多くの軍事物資が所狭しと置かれていた。
街の襲撃に成功しマックは愛車を奪還。
「じゃあなヘンドリック」
奪還した愛車に乗り別れの挨拶をヘンドリックとかわす。
その時巨大な揺れが襲った。
まだ戦争は終わっていなかったのかと核の火に焼かれる覚悟をしたマック。
目を覚ますとヘンドリックが仲間の頬を叩いている姿が見えた。
荒野のはずが一面に広がる草原。
その中に尻もちをついている子供らしき姿が何人か見えた。
近づくマック。
恐怖に引きつった顔の少年から火の玉が飛んできた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 19:17:42
100463文字
会話率:36%
藤田:
この物語は僕が学校の可愛い女子全員と付き合う、そんなハーレムエンドまでを綴る物語である。
大河原:
おいおい、妄想世界ではって注釈つけなきゃだめだろ。夢を見るな、高校は大学受験をするまでの猶予に過ぎない。
藤田:
あぁ?恋愛マス
ターである俺ができるっていったらできるんだよ。
大河原:
恋愛漫画を大量に読んでいるだけでもらえるその称号に果たして意味はあるのか。
藤田:
うるせー。
大河原:
言葉数では確かに俺の方が多いが、声量的にはお前の方が確実に大きいぞ。
藤田:
はいはい、もういいですわ。あらすじを説明するからね。改めまして、この物語は3年という長くも短い青春を過ごす、男女5人の話です。
大河原:
あ、俺は、中学校の時にヒロインの一人と付き合って卒業と同時に別れたのね。で、高校にもう一人のヒロインと仲良くなたわけ。その子は、中学校時代、眼鏡をかけてた地味っ子だったんだけど、華々しく高校デビューをして一躍人気者の仲間入り。そんな二人のヒロインに翻弄されているところに、三人目のボインちゃんが登場して、もう俺の日常はどうなっちゃうの!?
藤田:
俺の嘘に乗るなよ。なに、いちご100パーセントみたいな設定をぶっこんでんだよ。……なあ、この調子で大丈夫か。
大河原:
そうだな。女の容姿をいちいち設定するのが面倒だから、このスタイルを採用しているとバレなきゃいいけど。
藤田:
だって、いらないでしょ。髪がきれいだの、消え入りそうなほど白い肌だの、巨乳キャラが胸を強調する度に主人公がムラムラするの。
大河原:
この物語は、藤田君による悪逆非道なハレンチ行為を私が成敗するまでの話である。
藤田:
そんな物語じゃねーよ。あれだよ。
大河原:
ああ、あれか。じゃあ、せーの。
藤田、大河原:
オ・レンアイ!
※この物語は、放課後、二人の男子高校生が他愛もなくしゃべるだけの話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 01:48:40
4401文字
会話率:28%
〇異世界に生まれ変わった少年、リックスを大冒険(?)が待っていた!?
・異世界に転生し地球の記憶があるまま育ったリックスは、15歳で突然家から追い出される。
・何の目的も無いまま旅を始めた只の村人リックスは、旅の姉妹ティイとアルアや、女戦士
ケット、謎の女武闘家リディと出会い、流されるままに冒険を続けていく。
・果たしてリックスを待つ運命の冒険とは!?
・旅の仲間に加わるのはなぜか女の子ばかりで、ハーレム展開に発展しがち。
・微エロ描写。
〇第一章のあらすじ
・リックスは冒険に出て女の子と仲間になったよ!
・どうやら怪しい《光る板》がキーアイテムだよ!
・仲間と別れて船に乗り別の大陸に向かったよ!
※更新は1,2週間間隔ぐらいです。たま〜〜に続けて更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 00:07:28
233743文字
会話率:35%
何気ない日常を送っていた少女、桜川凛。少女の日常はある日突然壊された。授業中に突如として襲ってきた謎の生命体“○○”。命からがら学校から逃げ出した凛は様々な人物と出会い、別れながらこの世界の秘密を知っていくことになる。世界の命運を託された
その時、凛とその仲間たちの選択は――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 23:10:31
4342文字
会話率:62%
元ホストの冒険者に誘われ、アドサー(冒険者クラン)に会計係として入った元悪役令嬢のソフィア。それから四年間、彼女は仲間たちとともに日々を全力で駆けぬけてきた。そんなある日、町中の小川にかけられた石橋のうえで物思いに耽っていたところ、いつかと
同じように声をかけてくる輩がいた。 「へい彼女、今から俺とパコりましょう?」 相変わらずクソみたいな口説き文句を聞かされたソフィアは彼に別れを告げる―― ※前作の続きとなるエピローグ短編です。ご注意くださいませ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 08:25:58
9084文字
会話率:42%
もうすぐ卒業を迎えた十八歳の青年、東郷愛翔。
彼は歩きスマホをして線路に落ちた子供を助ける為に線路に降り、更には同じように子供を助ける為に線路に降りた男性を突き飛ばし、電車に轢かれ、その生涯を閉じる。
彼が目覚めると、そこには天使と悪魔が
戦っており、彼は悪魔軍の兵士として、多くの仲間の出逢いと死と言う別れを繰り返しながら、成長して行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 00:14:46
80344文字
会話率:43%
私、現在高校1年生の小林花梨には大好きな3人がいる。
その3人を傷つけたくない一心で大きな決断をした。
傷つくのは、苦しい思いをするのは、私だけで十分だ。
彼女は一体何を決断したのか....。
幼稚園ではただの同級生だった女子2人男子2人
が、小学3年生のクラス替えをきっかけに親友になり恋をしていく物語。
片思い、三角関係、両想い、そして別れ?
小学3年生~高校1年生までの期間を描いていきます。
主人公:小林花梨(こばやしかりん)
仲間;佐藤杏香(さとうきょうか) 西川翔平(にしかわしょうへい) 渡辺碧(わたなべあおい)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 21:00:00
2119文字
会話率:64%
この世界は、幾度も文明を失っている。
初めは金の時代。全てに満たされて尚利便を求める時代だった。
次は銀の時代。足りないながらも穏やかな時代だった。
次は銅の時代。何もかもが試行錯誤の時代だった。
繰り返し、繰り返し、その度に失
われていく技術は朽ちて新たな時代の外殻に埋もれて地の底に眠った。
過去の時代の残滓を調べ、探り、失う度に過去へと繋ぐ人の意地汚さのなんと素晴らしいことか。
生きとし生けるものが揺るがす天秤の傾きを楽しむように、その都度世界には形而上から災禍を齎された。
金の時代には開闢を告げる獣を。
銀の時代には人非人を。
銅の時代には幻想の技法を。
そして、今。
鉄の時代と人々が呼ぶ世界で、鴉に扮する少女が旅を始める。
幼い頃に奪われた大切な人を探す中で、幾多の出会いと別れを繰り返す。
これは恋を追い続ける少女と、その仲間たちによる救世の物語。
そして、世界と神に挑む男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 21:40:04
16304文字
会話率:22%