「ただ、あの時――お前の事を信じちまった俺自身に、只管むかっ腹が立つだけだ……!!」
化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。
口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。
故国では歴史が古い家の現当主であり、王
家の覚えもめでたいが、
胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。
彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、
それよりなにより――とても、太っていた。
前回の事件から半年ほどたったある日のこと。
ビザールは親友にして悪友の瑞香から、南方国への旅行を提示される。
勿論それはタダではない、航路に出てくるという幽霊船退治の依頼を兼ねて、だったのだが――
少しずつ零れ落ちる過去の残滓。ビザールと瑞香に残る忘れられない疵が明らかになる。
そして、容赦なく命を狙われた一行が逃げ込んだのは、南方国の古い皇帝の墓だった。
「悪食男爵と首吊り塔の花嫁」→https://ncode.syosetu.com/n7302ff/
「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/
の続編です。
前作までのネタバレを多分に含みますのでご了承下さい。
※完結まで毎日自動更新されます。
※カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 18:00:00
74234文字
会話率:52%
【2020/8/15本編完結】 高校2年の秋。突然、大して仲がいい訳でもないクラスメイト3人と共に異界に呼び出された朱月 空は何故か忘れていた幼馴染の記憶を取り戻す。悪神に封印された神を救出して魔王を倒して欲しいと頼まれるが、自分には悪神の
加護と称号が付いているらしく、その秘密を隠したまま一人で旅をして地球に戻る方法を探すことにする。
自分に与えられた加護と称号の意味は――――?
幼馴染のために頑張る少年の冒険。
1章・ルメリオス王国編
2章・虚空の迷宮編
3章・天使覚醒編
4章・逃亡生活編
5章・人魔の境界編
6章・砂漠の帝国編
7章・幽霊船編
8章・再会編
9章・精霊王編
10章・吸血鬼の女王編
11章・聖剣と聖鎧編
12章・魔王の真臓編
13章・人魔大戦編
終章・裏世界編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 20:54:00
2651911文字
会話率:35%
西方の海。その海上にて不運の事故によって死んだ少年がいた。
少年は死ぬまで何度も何度も、自らに語り掛けてくる声に応えていた――――――
それからどれほどの時が経ったか。
アンダーグ王国の最強の証、無剣の騎士であるルシル=グレイシアは南の
港町、イルススの幽霊船の噂を聞く。幽霊船の調査を買って出たルシルは、イルススにて圧倒的な力を持った謎の少年、アルマ=レインと出会う。
この二人の出会いはやがて両者の過去を清算し、大きな物語へと繋がっていく。
それは過去へ―――西方へと向きなおる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 01:18:47
18573文字
会話率:59%
ほんとは欲しい、温かさ。
最終更新:2020-05-13 18:52:59
678文字
会話率:0%
唯一の肉親である妹の結婚式当日に起こった火災によって絶命した朽木修一。
目が覚めると、自らをダンジョンコアと称する謎の水晶玉に遭遇する。
水晶玉の話しによると、死ぬ運命になかった自分は輪廻からはずれ、魂が彷徨っていたという。
そんな状況を
助けたという水晶玉のお願いで、修一は幽霊船型ダンジョンのダンジョンマスターになることになった!?
せっかく拾った命、次はのんびり暮らしたい!
船上で波に揺られながら、遊んで、食べて、旅をして…。幽霊船をクルーザーに改造して、ヒロインたちと異世界をのんびり楽しく生きていきます!
※幽霊船の出番はほぼありません。
※自分用に書いている小説を公開することにしました(処女作)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 21:09:56
132283文字
会話率:56%
《人の子よ、推理小説は好きですか……
私は結末から読むタイプです。
これはゾンビになった少年が、神○の山嶺ばりの登山を強いられたり、王宮における殺人事件の解決を強いられたり、とにかく色々強いられる話
です人の子よ……。
今回も言うまでも無く、「感染者(ゾンビ)と死者(ゾンビ)と幽霊船とその他大勢」の完全な続きで、そちらを先に読まないと全く意味が分かりません。ノークレームノーリターンですよ人の子よ……。
そして期間を空けすぎたため、登場人物を綺麗すっかり忘れてしまった人の子のために、改めて登場人物の紹介をしますよ……。
ミーレ:この私です。超重要人物で実質主人公で、少ない出番が更に少なくなりましたが、その中にも圧倒的な存在感がありますす。
仁木康大:名目上の主人公です。ゾンビになったおっぱい星人で、今作から仮面は卒業しましたが、童貞は卒業出来ませんでした。
ハイアサース:正ヒロインのおっぱい女騎士兼聖職者です。前回より出番は多いですが、前回より活躍シーンの少なくなった不遇のヒロインです。
飯山圭阿:別の異世界から転移した半端ないくノ一です。今作も半端なく戦って半端なく無理強いします。
ザルマ・アビ:前作で登場した貴族主義の役立たず騎士です。今作ではかなり改心したため、それに比例してキャラクターも希薄になってしまいました。
その他大勢:今作ではメモった方がいいぐらいにいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 22:00:00
214041文字
会話率:37%
《人の子よ、デスゲームは好きですか……
私は流行る前の方が好きでした。
これはゾンビになった少年が、足止めを喰らったり、船を捜してるつもりが海賊船の船長になって他の海賊と戦ったり、成り行きで乗船した
幽霊船でデスゲームをする話です人の子よ……。
ちなみに新作と言いつつ「感染者(ゾンビ)と死者(ゾンビ)と死の館とその他大勢」の完全な続きで、そちらを先に読まないと全く意味が分かりません、後で文句を言うのではありませんよ人の子よ……。
そして話をおぼろげに覚えていても、登場人物をすっかり忘れてしまったうっかりな人の子のために登場人物の紹介をしますよ……。
ミーレ:この私です。超重要人物で実質主人公で、少ない出番ながらキラリと光る活躍があります。
仁木康大:名目上の主人公です。ゾンビになったおっぱい星人で今作でさらに称号が増えます。順調に人間離れもしています。
ハイアサース:正ヒロインでありながら、前半全く出番がないおっぱい女騎士兼聖職者です。
飯山圭阿:正ヒロインより出ずっぱりの、部下には厳しいなんでもできるくノ一です。
ダイランド:後半出番のない元海賊、今奴隷の蛮族です。戦闘力は本家タイラン○の4分の1ぐらいでしょうか。
謎の騎士:前作最後に登場した騎士で、早くもその性癖とヘイト集め具合が赤裸々に暴露されますよ。
その他大勢:今話もそれなりにいます。
それでは本編で会える時を楽しみにしていますよ人の子よ……》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 23:30:20
81246文字
会話率:36%
海を漂う幽霊船には女がいた。
最終更新:2020-02-14 19:45:55
2658文字
会話率:9%
猫のまると私と家族の物語
最終更新:2019-11-13 00:12:17
15906文字
会話率:2%
統合軍のイブキ・ハルノ大尉は、人類を救って戦死したはずだった。
だが意識を取り戻してみると、謎の少女リコリスに男性は絶滅したと宣言される。
人類復活のために子作りを要請され困惑するイブキだったが、その肉体はすでに失われ魂のみが愛機
にコピペされている状況だった。未知の人型機動兵器に急襲されるなか、イブキは副官のAIイアサントとともに反撃し、成り行きのままリコリスの所属する多文化共生局に協力することになる。リコリスによれば、世界の知を管理する大図書館に赴けば、イブキの肉体を取り戻すことも可能だという。
平和になったはずの女性だけの世界で、戦争の化身である人型兵器そのものになったイブキはかつて所属していた「幽霊船」と呼ばれる部隊のことを思い出す。そして過去に置いてきてしまった少女のことも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 00:15:07
22517文字
会話率:36%
嵐の中現れた、彷徨える幽霊船。
怪物潜む異形の海を、目的も無く彷徨う。
最終更新:2019-09-07 00:24:36
891文字
会話率:0%
過酷な労働環境の末ついに過労死してしまった”私”は、念願だった異世界へ転生した。
転生の際に授かった能力を使って傭兵家業を営んでいたが、それは異端の能力であるとして連合王国に捕まってしまう。
魔女裁判で死刑になるか、女王の「幽霊船討伐」とい
う無茶ぶり依頼を完遂するかという究極の選択を迫られた私は已む無く依頼を請け、未開の地へと嫌々進む事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 23:00:00
119198文字
会話率:32%
王が貴族の傀儡となったヴァールナ王国。欲に溺れた者達により国力は弱まり、名ばかりの大国になり下がっていた。この国において伯爵いを頂くリクレイン家は、かつて正しくあったからこそ見せしめとなった。財は破綻しかけており、更に既に亡き当主の後妻が、
己の欲に身を委ねて借金を重ねるという愚を重ねている。だが、それは今を持って終わりを迎えることとなる。かつて強欲王と呼ばれた偉大なる錬金術師、彼の後継者たるアーシュ・くリクレインの手により。彼は己の領導く、伝説でのみ語られる楽園の錬金術を用いて。そして外道へと堕ちる事に躊躇う事はない。ましてや相手が敵対者であるのなら──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 21:40:06
48449文字
会話率:11%
ある朝目覚めると、自分は大海に浮かぶダルマ船に乗っていた。しかも記憶喪失。え?船内にはノート・・・大量殺人犯、宇宙海洋学者、心中家族の書いたノートが。自分はこのノートの筆者?わからない・・・と、嵐に、そして幽霊船に遭遇。幽霊船の少女と出会い
、潜水コンパーティブルで、海底遊覧ドライブへ。海底数万マイルの大旅行を経て、海洋宇宙人にまで遭遇し、いやな太陽と戦い・・・自分が、海洋に夢幻に拡散する記憶の粒子であることを知り、そして、希望の新生へと向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-01 07:18:47
94187文字
会話率:21%
その海峡では、霧上艇や飛空艇がことごとく姿を消すという。
「ようこそ! 私の城、霧惑海峡の幽霊船へ!」
嵐に呑まれて辿り着いた先は、継ぎ接ぎの幽霊船。
漂流者の少女を歓待するのは、頭の螺子が緩んだ幽霊船長。
歪な日々は、いつか終わりを告
げるとわかっていても、
どうか。どうか、今だけは――。
「あなたのお望みのままに、フロイライン」
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 00:00:00
72979文字
会話率:36%
『希望を船にのせて……』というタイトルのコンシューマーゲームがあった。
かなり昔に製作された懐かしいゲームだ。
内容はシンプルで、小さな島に生まれた主人公が一世一代の『夢』を求めて、船に乗って大海原をまたにかけるといったゲームである。
このゲームの売りの特徴は主に遊ぶプレイヤーによって何でも出来るゲームだった。
例えば、海を渡ってどこぞの海軍に入って戦争を楽しむも良し。
例えば、海を渡って見知らぬ世界を探す冒険者となっても良し。
例えば、海を渡って幾多の国をまたいで交易を為し大商人になるも良し。
とまあ、大まかに分けるとそんなかんじだ。
とにもかくも、大体は自由度の高いゲームで好評だった。
んで、何でそんな話をしているかって? という話になるわけだが……。
俺こと、『筒外あきら』というオッサンは仕事から家に帰ってきて、そのままベットで爆睡。
目が覚めてみたら、大海原でバルシャ船の上。
手にはボロボロの紙が握られていて、その紙を読んでみたらコレよ。
「希望を船にのせて……?」
それはまさに、ゲーム開始時オープニングで主人公が海辺で見つけたビンの中に入っていたメッセージカードだったものだ。
いや、ホント、懐っかしいな!
この後主人公が無理しまくって、大海原にでるっていうか……。
嵐にあって遭難して、最初に設定した国に漂流して……てか、これはアレだ。
いわゆる、夢か何かか?
俺が思い出させるモノといえば、今述べたゲームくらいしかわからなかった。
これはひょんなことから、ゲームに似た世界に転移してしまった夢のような物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-22 02:59:14
68703文字
会話率:21%
今はプロット状態です。
それを少しずつ編集していくつもりです。
※初恋の人も父のことも忘れて母と二人で暮らしていたエイミー。
明日は二十歳だと言う夜に記憶がよみがえる。
これは鏡の中をもう一人の自分と旅した少女の冒険記です。
最終更新:2019-01-28 23:20:41
46362文字
会話率:15%
月欠けたる刻、砂漠に船現れたり。
汝も乗るや、如何。
最終更新:2018-11-22 15:17:49
1570文字
会話率:8%
月蝕の夜に現れる砂漠の幽霊船
あなたも乗ってみませんか?
最終更新:2018-11-22 13:07:45
1685文字
会話率:9%
「あの男は止めて置きなさい、あれはきっと君を壊してしまう」
彼は僕の顔を見ようともしない。これ幸いとドクリドクリと脈打つ鼓動を叱責するために一呼吸おいて、話を促す。
「何の、ことでしょうか」
「そうだね。敢えてそれが何に対しての疑問なのか
、判らないままに答えるとね」
振り向いたその人は、まるで泣きそうな顔をして笑っていた。
「君があまりにも〝美しい顔〟をしていたから」
――――
これは、欠陥人間と呼ばれた小説家と一人の子供の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-24 20:00:00
3683文字
会話率:21%
二人の不死者の会話。
短篇小説『霧の伯爵』に関する別話です。
最終更新:2018-04-17 23:46:35
9223文字
会話率:23%
霧の海にまつわるメモーリアの幽霊船。
最終更新:2018-01-20 18:48:50
12799文字
会話率:28%
大正時代、旧家の娘である鹿野文子は嫁ぎ先を探すため豪華客船に乗っていた。しかしその船は華族達の出世の踏み台となり散った者達の怨霊を乗せた幽霊船だった。
憎悪に飲まれた妖と触れていくなかで文子は自身の過酷な生い立ちを追懐する。愛とは何か。生き
るとは何か。幼馴染の葉凪樹に促され、文子は自身の運命と向き合っていく。
榎本かほりと弁財堂芙愛による合同作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 02:33:50
6148文字
会話率:32%