「グラングスト公爵家のフェルメッツァ嬢、あなたとモルビド王子の婚約は、破棄されます!」
コンエネルジーア王国の、王城で主催のデビュタント前の令息・令嬢を集めた舞踏会。
プレデビュタント的な意味合いも持つこの舞踏会には、それぞれの両親
も壁際に集まって、子供たちを見守りながら社交をしていた。そんな中で、いきなり会場のど真ん中で大きな女性の声が響き渡った。
思わず会場はシンと静まるし、生演奏を奏でていた弦楽隊も、演奏を続けていいものか迷って極小な音量での演奏になってしまった。
声の主をと見れば、ひとりの令嬢が、モルビド王子と呼ばれた令息と腕を組んで、令嬢にあるまじきことに、向かいの令嬢に指を突き付けて、口を大きく逆三角形に笑みを浮かべていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 04:36:21
6780文字
会話率:63%
「グラングスト公爵家のフェルメッツァ嬢、あなたとモルビド王子の婚約は、破棄されます!」
コンエネルジーア王国の、王城で主催のデビュタント前の令息・令嬢を集めた舞踏会。
プレデビュタント的な意味合いも持つこの舞踏会には、それぞれの両親
も壁際に集まって、子供たちを見守りながら社交をしていた。そんな中で、いきなり会場のど真ん中で大きな女性の声が響き渡った。
思わず会場はシンと静まるし、生演奏を奏でていた弦楽隊も、演奏を続けていいものか迷って極小な音量での演奏になってしまった。
声の主をと見れば、ひとりの令嬢が、令嬢にあるまじきことに、モルビド王子と呼ばれた令息と腕を組んで、その上で向かいの令嬢に指を突き付けて、口を大きく逆三角形に笑みを浮かべていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 00:06:38
6520文字
会話率:63%
ああ懐かしのアメリカ青春映画スターたちよ。あの時、君は輝いていた、青い瞳で恋を奏でていたね
キーワード:
最終更新:2023-12-14 06:34:06
5260文字
会話率:6%
少女のエルフがハープを奏でている。ただ、それだけのお話です。
最終更新:2023-10-21 12:55:38
382文字
会話率:0%
とある過疎の村。そこには山神さまの力を宿した少女がいた。少女は昔、村の人々によって神さまの器にされた。
そんな彼女のもとに一人の少年が訪れる。少年は純真だった。それでいて、少年は少女に恋をした。そして少女は少年に約束した。
以前、カクヨム
の「5分で読書」に応募して、最終選考まで残って落ちた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 07:00:00
6557文字
会話率:34%
「そうだ、このゲームの様な世界にはBGMが欠けていたんだっ!」
この物語の主人公『ルテット』は自身が転生者である事にしばらく気付かずに暮らしていた。これと言って取柄があるわけでもない彼は、傭兵ギルドに所属して、これと言った強みのない並以
下程度の戦士として、しがない日々を送るだけだった。
ある時、そんな彼は自身が転生者であり、昔遊んだ事があるRPG『ファイナルクエストサーガ』の世界に入り込んでいたのを自覚する。それに気付いた時、彼の人生は一変……しなかった。相も変わらずしがない毎日が続いた。
ただ、RPG世界だと気付いて以降に少々変わった事もあった。魔物と戦っている時、町の中を歩いている時、何をしても何かが物足りない様な気がしていた。ぼんやりと、うっすらと。
そして、ついに。
「そうだ、このゲームの様な世界にはBGMが欠けていたんだっ!」
魔物と戦っている時。RPG『ファイナルクエストサーガ』の通常バトルBGMを奏でると、戦う力の全てが驚異的に強化された。町で町BGMを奏でると魔物の侵入を阻む結界が発生した。それがない時、魔物は簡単に入り込み町を蹂躙していったものだがそれを取り戻してからはRPGの時の様に安心出来る場所へと変わった。
RPG世界がリアル化した事で、いつも、どこでも鳴っていたはずのBGMは喪われてしまっていた。時にはプレイヤーに弛まぬ勇気を与え、時には喜びに華を添えた数々のBGM。それらは世界に、そこに住まう人々に様々な恩恵をもたらしていた。それが喪われた世界では魔王に抗う様々なチカラが衰えてしまっていたのだ。
喪われたBGM。その全てを記憶の中に宿らせている元プレイヤー、転生者のルテット。彼は『魔奏士』を名乗り、BGMのある世界へと塗り替えていく。やがてBGMは神が起こす奇蹟の様なものとして扱われる様になり、ルテットは『神曲の魔奏士』と語り継がれる事になるのである。
※この作品は他サイトにも掲載しております。
※短編として公開したものの連載版です。現段階では中編程度を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 17:28:57
23182文字
会話率:38%
「そうだ、このゲームの様な世界にはBGMが欠けていたんだっ!」
この物語の主人公ルテットがそれに気付くまで、いわゆる転生で得たはずの新たな人生は何も始まっていなかったのかもしれない。子供の頃に遊んだ事のあるRPG世界に入り込み、ちょっとく
すぶり続けてしまった者がようやく飛躍の足場を得た。それがBGMが欠けていた事に気付いた瞬間であった。
ゲーム画面ではなく目の前に広がる日常になってしまった事で聴こえなくなってしまったBGMだが、それをこの世界に甦らせた時に何かが起きる!?
ゲームの時、何か胸の奥から勇気と力が湧いてくる様な高揚感を感じていたバトルBGM。魔物との戦いになった際、それを鼻歌程度に歌ったところ自身でも信じられないほどの戦闘力が発揮された。
町の中で流れていたあの曲、フィールドを歩いていた時のあの曲、ダンジョンへ潜った際のあの曲。全てのBGMには意味があり特殊効果が込められている!
その事に気付いたルテットは、BGMの喪われた世界にそれを取り戻し音楽の力で世界を救ってみようと決意する。
※この作品は他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 17:17:38
5486文字
会話率:28%
ある人の居ない廃墟に、一人の女性が居た。
足の透けた彼女は、毎夜ピアノの音を奏でていた。
彼女は、いつか夫と交わした約束を叶えられず、永遠にピアノに取り憑く幽霊だったのだ。
そんな息の音一つしない廃墟の中で、彼女は一人の男性と願
うことになる。
「――とても美しい音色で、良い演奏だった。ありがとう」
全く見覚えのない男性と会った彼女。
しかし、その男性は――
※本作はカクヨム様、アルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 19:50:24
15704文字
会話率:23%
本編完結!
江戸時代の侍が、剣と魔法の世界にTS転生。それも、ネコ耳美少女の姿で。
異世界文化と江戸文化、そして己が体のギャップに狼狽えるお侍様。
ぎるど、とは? すきる、とは何でござるかっ!
『旦那、解説いたしましょう』
同時期、雄ネコに
転生した平成のオタク女子を相棒に得る。
この物語、そこそこ人が死にますが、そこは軽~い侍感と、ネコ同士の掛け合いが妙なる調べを奏でていると、ご近所の皆様からの評価です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 14:09:01
568638文字
会話率:42%
エステリア王国は春、夏、秋の三季を持つ国で、広大な平野は黄金の穀物と彩り鮮やかな果実で埋め尽くされ、木々が微風に揺れ、花の香りと鳥の歌声が自然の調和を奏でている。その中心に位置する城内では、護衛騎士団の団長であるクレア・マリンスと副団長のリ
ネル・ナンドが毎日剣術の練習に励んでいる。
そこに、15歳の若き王女アルテミスとその側近ゼファーが会議に向かう途中、2人の練習を見かける。彼らは訓練中のクレアとリネルに話しかけ、クレアの剣士としての誇りと使命感を再確認する。しかし、アルテミスが2人の練習を見て使命感を再確認するのは、会議前の日課だった。そして、アルテミスが会議に向かった後、クレアとリネルは遠くの空に赤い閃光を確認する。彼らは国を守る使命をますます感じざるを得なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 04:08:14
20513文字
会話率:19%
田舎の小学校で音楽の先生をしている宮崎四葉。ある日、同僚の中田先生に誘われたピアノの演奏会で、天才ピアニスト米倉志音と再開する。幼いときにピアノを教えたことで音楽教師を目指した四葉。四葉に教えてもらったことでピアニストを目指した志音。奇跡的
な再開をした二人のラブ・ストーリーが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 12:46:03
8412文字
会話率:56%
耳をすませば聴こえてくる
移ろう季節の音階が
最終更新:2023-07-10 08:33:03
216文字
会話率:0%
国際ショパンコンクール日本人初優勝。若手ピアニストの頂点に立った斎藤奏。世界中でリサイタルに呼ばれ,ワールドツアーの移動中の飛行機で突如事故に遭い墜落し死亡した。はずだった。目覚めるとそこは知らない場所で知らない土地だった。夢なのか? 現
実なのか? 右手には相棒のヴァイオリンケースとヴァイオリンが……
知らない生物に追いかけられ見たこともない人に助けられる。命の恩人達に俺はお礼として音楽を奏でた。この世界では俺が奏でる楽器も音楽も知らないようだった。俺の音楽に引き寄せられ現れたのは伝説の生物黒竜。俺は突然黒竜と契約を交わす事に。黒竜と行動を共にし,街へと到着する。
街のとある酒場の端っこになんと,ピアノを見つける。聞くと伝説の冒険者が残した遺物だという。俺はピアノの存在を知らない世界でピアノを演奏をする。久々に弾いたピアノの音に俺は魂が震えた。異世界✖クラシック音楽という異色の冒険物語が今始まる。
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この作品は,カクヨム,アルファポリスのサイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 19:11:02
83816文字
会話率:69%
ピアノの音が響いた。
それを奏でているのは、一人の男。
それを聴いているのは、一人の女性。
いつもと変わらない日常がそこにあった。
「その曲に題名はあるの?」
「無いよ。即興演奏だから」
幾度となく、その問答は繰り返された。
———
——— ———
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 23:36:34
1814文字
会話率:20%
今度雨が降ったらあの街角で逢おう
それはきっと来年の梅雨になる
哀しみの淵に灯る赤い灯は私を妖しにする
時計がむずがって午前二時ばかりを指し示す
教室のメトロノームは不協和音を奏でて
幼い少女は闇に恋して山に消えていった
恐山の風車を盗ん
でくる
踏切の地蔵菩薩に秋赤音が止まっている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 00:34:33
2749文字
会話率:17%
大学二年生になった主人公ナオヤは中学高校大学と平凡で普通の生活を過ごしていた。
ある日、ひとつ上の先輩・ハルトに連れられ、ライブハウスへと向かった。
そこでベースを奏でていたサキと出会う。
タバコの煙を愛するサキとナオヤの思い描く恋愛とは。
最終更新:2022-10-04 09:06:47
2252文字
会話率:75%
「冗談じゃない」
彼はそう思った。
神様のミスでむりやり人生を終わらされ転生させられたうえに性別までかえられて。
しかも、もとの持ち主をガイド役(監視役)なのつけられて。
彼に与えられた使命は各地で起こる武力衝突を止めるというもの。
「本当
は君ではなかったんだけどね。似たような名前を持った君が悪いんだよ。まあ、頑張って」
悪びれることもなく言い切った神に押し切られ彼は奮闘する。ただ女として、何かと不自由を感じながらも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 20:06:23
6774文字
会話率:67%
世の中には、天から二物も三物も与えられている人がいる。
眩しく輝いて見える人たちと自分を比べてしまって落ち込む水田美咲。
純粋に称賛することのできない葛藤、それでも憧れてしまう想い。
そして拗れた想いが人を傷つけてしまうのだった。
♪恋愛
面ではハッピーエンドではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 22:00:00
20806文字
会話率:34%
雨粒が、音楽を奏でてくれた。
彼にあやまろう。
最終更新:2021-12-06 21:40:47
228文字
会話率:0%
夏の風物詩、風鈴
風鈴祭りで音を奏でている風鈴たち
最終更新:2021-08-31 20:58:31
200文字
会話率:0%
セリスティア・アッシーナ公爵令嬢は、湖畔のとある塀の高い屋敷の中から聞こえてくる、バイオリンの音が好きになって、いつしか、塀越しに一緒にバイオリンを奏でるようになる。しかし、中の相手は王族で、顔を合わせる事は許されなくて…貴方は誰?会いたい
わ。思いは募るばかり。
そんなセリスティアが王太子殿下の婚約者候補に選ばれ、王都へ行くことになる。
王都でバイオリンを奏でれば、バイオリンを一緒に奏でてくれていた相手が解るかもしれない。
そんな公爵令嬢の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 14:36:28
6431文字
会話率:19%
ここは『時の休息』と言う小さな喫茶店。
お客様は多種多様で、皆様いつも疲れきった状態で、ご来店して来てた。そんな喫茶店の店内は、壁と天井は星々が散りばめられ輝いており、床は焦げ茶色の木目の床だ。その小さな空間には、小さなテーブル席が1つ
とカウンター席が数席、そして店内の一番奥には、160弁の巨大なディスクオルゴールが、カノン等数種類の曲を、耳心地の良い音色を奏でて、店内を包み込んでた。
そんな喫茶店で働くのは、マスターである私クロとウェイトレスのノルンの2人だけた。
さてさて本日ご来店のお客様には、どの様なおもてなしをしましょうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 06:34:17
5613文字
会話率:59%
➖平日の真っ昼間の公園で、 缶ビール飲みながら泣いてる喪服姿の男なんて、 端から見たら、よっぽど変態に見えるだろうな。➖ 30歳、平凡なサラリーマンの翔平には、 高校時代の“忘れられない彼女”がいた。 高校の音楽室で、 いつもショパンを奏で
ていたその彼女と夢中で恋をしていた。 その彼女は高校3年生の時、 ある事件の末に自ら命を絶ってしまった。 翔平は今でも、 “あの頃”の思い出を大切に抱えて生きている。 翔平の現在の彼女・和花は、 “忘れられない彼女”の存在を聞いていた。 理解してるつもりなのに、 「いない存在」に対しての嫉妬と不安を抱えながらも、 そのことに触れられずに日々を過ごしていた。 ある日、 和花が帰宅すると、“彼女”の命日に休みをとっていた翔平が先に帰宅していた。 ソファにうつ伏せで死体のように眠っている翔平。 彼の耳のイヤホンを外し自分の左耳にあててみた。 「ノクターン」がかかっていた。 ➖ズキッ➖と胸の痛み。 「本当に私のこと好きなの?」 「“その彼女”のように私のこと想ってくれてる?」 ➖これからもずっとこんな不安なままでいられないよ。➖ 和花は、翔平に本当の気持ちを確かめる決意をした。
完結設定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 21:49:25
154206文字
会話率:44%