公爵家の双子、エリウェーラとミシェエル。同じ銀の髪と正反対な赤と青の瞳を持つ二人は、非常に仲が悪かった。我儘で傲慢な妹と冷静で優秀な兄。妹は兄を妬み、兄は妹を嫌っていた。
けれど、珍しく兄妹喧嘩が勃発したある日。二人は同時に奇声をあげ、その
まま意識を失った。
目を覚ました二人は仲睦まじくなり、妹の我儘はだいぶおさまった。これで万々歳かと思われたが、その代わり兄妹は揃って奇行に走るようになってしまった。
ゲームソフトを眺めながら、「この世界だったら」と呟いた瞬間、ゲーム内の悪役令嬢に成り代わっていて!?
妹のふざけた質問から逃げ、部屋で布団に包まっていた俺。気づけば、ゲームの攻略対象に成り代わってて!?
双子の(ノンケで不憫属性を備えた)兄と(重度の腐女子でブラコンな)妹が織りなす、ドタバタ異世界学園ラブコメディー!
*なお、主人公である双子は一切恋愛しません。アオハルするのは周囲の人間だけです
*最初の方は学園すら出てきません
*一部にGL、BLを含みます
この作品はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 12:00:00
7980文字
会話率:23%
「ああああぁあああぁぁああああっ‼︎」
貴族の子息子女が通う学院の中庭で婚約者の王太子とお茶を楽しんでいたフィオナは、突如良家の子女にあるまじき奇声をあげた。急に前世の記憶が蘇り、ここが乙女ゲームの世界で自分が目の前の婚約者に近い将来婚約
破棄され、悪女堕ちして修道院送りになると気づいたからだ。破滅は避けたい。がしかし、ゲームを愛し婚約者を推しに推してきた身。回避に努めることなくこのまま悪役に徹し、シナリオ通りヒロインと幸せになってもらおうと決める。しかし、ヒロインは同じく転生者であり婚約者ではない別のキャラを攻略しようとしていた。このままでは推しの幸せが危うい。なんとしてでもヒロインには婚約者を選んでもらわなくては。フィオナはパーティー会場の只中で、手をあげて高らかに宣言する。
「彼の魅力、プレゼンしまーす!」
推しの幸せの為に奮闘する悪役令嬢の幸せのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 11:39:26
11135文字
会話率:30%
冒頭のあらすじ
家族旅行で訪れた自然の豊かな山。その中腹に建つレストランで休憩していると、真っ白な濃霧が外に広がった。客の老婆は聖書を掲げ「悪魔が来た」と奇声を上げる。初めは他の客は誰も信じないが、人智を超える出来事が次々と起こり始めると、
次第に人々は老婆の言葉を信じるようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 11:00:00
80928文字
会話率:18%
授業中、突然響き渡る奇声。
また「バグ男」だ。
時と場所を弁えず、奇声を上げて踊り出す、「バグ男」。
僕は「バグ男」の事が心の底から嫌いだった――。
謎の奇行を繰り返す「バグ男」と、優等生の「僕」。
繰り返される授業妨害に「僕」の
我慢が限界を迎えた時――。
【期間限定公開】
(作:千楽亭 十四作)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 12:03:41
2292文字
会話率:23%
伯爵令嬢シルフィアは、蝶よ花よと育てられた深窓の令嬢──と、言われている。そう、言われているのだ。しかし、その実態は…
「あっはっはっは!!金持ちサイコー!!!」
「くぅ〜!!シャトーブリアン最高!!…え?シャトーブリアンはお肉?これはシ
ャトー・オー・ブリオン…?は、一緒じゃん?(半ギレ)」
…前世ド庶民の転生者なのである。
現世の(主に金銭面で)恵まれた環境に歓喜の奇声を上げ踊り狂い、美味しいものを食べ、最高級のベッドで眠り…ぐうたらな生活を送っていることは社交界ではおくびにも出さず。
劇団員だった前世を生かし、優雅で嫋やかな貴族令嬢を演じるシルフィア。しかし、それも長くは続かなかった……
これは、そんな破茶滅茶な(元日本人)令嬢が残念な方向にしっかり突っ走っていく物語である。
作者初投稿です。まだまだひよっこなものでして、誤字脱字などなど拙い部分がたくさんあるかと思います。こんな初心者丸出しな私ですが、皆様どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 12:14:52
1177文字
会話率:34%
ニャルラトホテプは退屈していた。
舞台を用意し役者を観察する。だがどれも量産型の模型ばかりで味気ない。
試しにソクラテスの真似事を行い、役者の選択前に適正検査をしてみることにした。が、結局のところ二度手間でしかない。
……もっとも
、役者の行動を観察することが醍醐味なのではないか。先に価値観や考え方が割れてしまうのはネタバレに等しい。先の展開が視えてしまうからね。
この取り組みは失敗か……。
そんな折思い出す。素顔を見せても奇声を上げず、むしろ無顔の私に提案まで振ってくれた人物が一人いたではないか。
「君は普段どのように学習しているかな?教わった?調べた? けどそれって「覚えただけ」じゃないかな? なんでそれが正しいのか説明できるかな?」
――そんな辛口脳みその持ち主が……1人――いたではないか!
彼に哲学を投げかければ……興味深い反応が返ってくるかもしれない。名称に準じる行動内容や状態ではなく、「なぜ」その判断や行動を行うのか?という「人間の本質」が「人間の口から我々調停者視点で」返ってくるかもしれない。
――――私との会話が、成立するのではないだろうか?
そんな微かな期待を一瞬だけ感じつつ、自分の舞台以外で人との会話を試みてみることにした。
そう、〝日常会話〟こそが、今回の新たな取り込みの目的なのだから。
世の中とは外れた価値観の二人が送る、ちょっと変わった日常会話をお楽しみください。
ニャルラトホテプを知らない人にとっては、不快に感じる表現も含まれているかもしれません。皮肉的内容も過分に含まれていますので、ブラックジョーク感覚で読み飛ばしてくだされば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 01:23:02
16021文字
会話率:56%
アダムには特殊な能力があった。会話した相手にのりうつる能力だ。
精神だけが飛びうつり、肉体を支配する。
そんなアダムだったが、ある事件をきっかけとし、奇妙な海底都市に閉じこめられてしまう。
――狂人都市。
鉄のつうろに鉄のとびら。窓のそとを
優雅に泳ぐ深海魚。逃げ場のない中、奇声をあげて襲ってくるのは狂ってしまった住人たちだ。
住人はなぜ狂ってしまったのか?
パンデミックの元凶はなんなのか?
わずかな生存者を渡り歩くうち、アダムは謎にふれていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 09:05:05
101812文字
会話率:9%
ここでは、もしも人間が魔王になったら(https://ncode.syosetu.com/n9477dh/)の改稿前の文章をのせる場所になっております。
「こんな文章を書いていたのだ。 もう二度とこんな恥ずかしい文章を書くんじゃない」
という、作者の僕に対する、戒め、のために設けた場所です。
レベルの低さに悶絶すること請け合いです。 読みたい、と思ってくださった方は、覚悟して読んでください。
特に、共感性羞恥をお持ちの方。
めちゃくちゃ恥ずかしいです。 僕は何度も奇声をあげました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 23:51:25
45940文字
会話率:47%
「君が、好きだ!」
「それは幻想です!」
捨てようとした惚れ薬を、イケメンにぶっかけてしまいました。
制約付きの魔法が存在する世界で、怒涛の勢いで口説いてくるイケメンに、奇声で応戦するファンタジーラブコメディ。
過去に管理していたサ
イトに載せていた短編をリライトしたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 19:33:28
19358文字
会話率:49%
汗水流して稼いだ百万円で念願の愛ドール、アリスを購入した御影真琴(みかげまこと)。奇声を上げながら喜びを表現する真琴を見ていた創造主は、夢の中で説教し、ヘタレな真琴に呆れてアリスを人間にしてしまう。人間と化したアリスにより、真琴の生活が一変
していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-13 18:34:11
7879文字
会話率:44%
目を開けた瞬間私は悟った。
これは、ひねくれ性格悪い美少女が悪役令嬢になって、ヒロインざまぁを目指す、、?お話。
打算的だけど、どこか抜けてるヒロインです。
最終更新:2020-02-03 23:14:07
76917文字
会話率:43%
物語の場面にあったBGMや効果音を鳴らす仕事がある。いわゆる音楽係だ。組織や状況などにより多少の違いはあるだろうが、ここでは機械を操作して音を鳴らすだけという簡単なもの。声で物語を動かすナレーターと組み、二人三脚で一つの物語に音を付けていく
。勇者や魔王が出る王道ファンタジーゲームにおいて場面にあった音楽を鳴らすため、今日も少女は奇声を発しながらひたすら納豆をかき混ぜていた。
バーチャル世界で人間のように生活する、意思を持ったAIが主人公のお話です。しかしAI要素はほぼ設定だけで、主人公の日常話が中心。
またAIやら何やらの知識はありません。何かすごい技術としか理解してないため、すべて想像で書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 20:24:08
8908文字
会話率:42%
俺は人生に絶望した大学生。絶望しすぎて自殺を図ったところ、神に時間を巻き戻してもらい、両親が俺を受精させた忌まわしいあの日へ戻る。奇声をあげ、いとも簡単に両親の子作りを妨害させたと思いきや、俺は女の子になっていた――
女のとして味わうキャン
パスライフは、「俺」だった頃と比べてバラ色だ。気になるあの子と毎日一緒に……ってなぜハーレムに!?「俺」は女なのに!?まぁいっか!キャンパス全員の女子と仲良く♡なっちゃお♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 22:05:19
1564文字
会話率:52%
ゾンビモノ作品です。
2018年四月某日。良く晴れたある日、高校二年生になったばかりの武藤(むとう)一騎(いっき)は、通学途中の電車内で隣の車両から悲鳴を聞く。
何事かと周囲の人と隣の車両を見ると、そこは血が飛び交う異常な光景だった。全
身を血で濡らした数人が、近くの人間へと噛み付くという事態。
唖然としていると電車が学校の最寄り駅に停車。関わらないように降りると、ホームのあちこちでも同じ光景が起きていた。その時、隣の車両から首を噛まれていた一人のサラリーマンが姿を見せる。
視線が合った直後、奇声を上げながら走ってきた。一騎は本能的に危険を感じて逃げ出す。周囲では悲鳴と奇声が飛び交い続けていた。
何が起こっているかを把握するよりも、安全な場所を求めて大急ぎで学校へと向かう。そこで何が起きているかも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 20:00:00
401879文字
会話率:61%
そこへツカツカと目の前に大きな影が覆う。見上げると青海が結菜の机の前にデンと立ち尽し。
「お前、彼氏おるん?」
「『オマエ』じゃね。 気安く呼ぶんじゃねえよ!」
「!!……何ぃ! 殴られてんか」男のプライドは格好付しただけやんか、こんなこと
に拘る男はホントはちっぽけなイキモノなのさ。
睨み返す結菜デッカイ目。ガン見する青海デッカイ拳。殺気が漂う二人周辺、皆んなの目が釘付け。
「青海やめとけ! ジストロフィンらしいぞ」というダチ。
「なんじゃそれ?」
「そん前、大石って湘南中の野郎が、結菜を追いかけその辺の砂場に抑えつけ馬乗りになって胸を掴んでキスができると思った瞬間、軽く投げ飛ばされたんだって。重い体重の男子をだぞ。あんな、それって、女のくせに男の筋肉なんだってよ」を聴いていた全員が半信半疑な顔になって。
青海は聞くや否や「ガオ―ッ!」と奇声を発し机へ握り拳こぶしを叩きこむ。顔を両手で囲む結菜が「馬鹿じゃね」とひと言。「お前気に入ったぜ」と応えた青海に結菜の決め台詞が「チンケ野郎!」 「…………」絶句してしまう青海――こんな美少女にそこまで云われたのは初めての女であったからだ。
併かし、この時慥たしかな感性が二人の間に起きたことだけは確かだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 03:29:36
21433文字
会話率:50%
歴史ある緑豊かなミキューネ王国。平穏の中にあった国はある日突然地下から現れた異形の者達によって滅亡へと追いやられた。難を逃れた若き王子アーサーは生き残った仲間を集め、祖国を取り戻さんと剣を握る。
一方、平成も残り僅かとなった日本。下手
の横好きでゲームを趣味とする会社員真里は、ティザームービーを見て一目惚れした渋い騎士セオのために、とあるSRPGを購入した。食料を買い込み準備万端。ゲーム三昧の週末を過ごさんと、ビールを片手にコントローラーを握る。
祖国の復興を夢見る若き獅子と、ぐうたら生活を夢見る駄目OLの、あったら嫌な世界リンク。
「また戦いの前に戻った。一体、何故なんだ……」
「ふざけんな、このクソ王子。死ぬ気でセオを守れよ!」
※注意。基本コメディですが、王子からするとホラーです。アーサーに感情移入し過ぎると胸糞になります。アーサーが死ななくても一定の条件を満たすと戻ります。真里は奇声をあげているか、ひたすら口汚く罵っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 20:00:00
3940文字
会話率:39%
菱来(ひしらい)誠(まこと)が勤務する中学校で、林原幸雄という生徒がいじめに遭い自宅で首吊り自殺を図った。原因は学校の女子便所で大便をしたからだ。幸雄は学校で大便すると皆からいじめられるので、仕方なく体育館横の女子便所に行きそこで用を足し
た。しかし誰もいないと思って入った女子便所に女子が来て、幸雄が女子便所にいたところを見られてしまう。そこで女子が奇声を上げたため、体育の授業を控えていた隣クラスの者達が一斉に女子便所にやって来た。その中の郷田というガキ大将に、腕をつかまれ職員室に連れて行かれた。
郷田は幸雄の担任である菱来に、何の確証もないのに拘らず幸雄は女子便所を覗いていたと訴えたが、菱来は取り合わないどころか、郷田を叱りつけた。郷田は面白くなく野球部の友達で幸雄のクラスメイト真下を嗾け、幸雄をいじめるように頼んだ。
菱来の娘薫は中学のテニス部に所属していた。ダブルスでペアを組んでいる美穂が大会でミスを連発したため、薫達は次の大会に進むことができなかった。それで思わず同じクラスのテニス部の女子に愚痴をこぼした。しかしその言葉は美穂に湾曲し伝えられた。そのおかげで薫は学校でいじめに遭い自ら命を絶ってしまう。
幸雄の両親は菱来のアドバイスで、幸雄をいじめた生徒五人を刑事告訴したが、直接いじめに関わっていない郷田だけは、何の咎めも受けず学校に通っていた。菱来はそれが許せず郷田に暴力を振るってしまう。菱来は逮捕され公判のため長野拘置支所に移監された。
菱来の娘も二年前にいじめに遭い自殺している。そのことで妻の由紀子は精神を病み精神科に入院していたが、菱来の勾留中自殺を図り植物状態になってしまう。
刑務官の茂田は長野拘置支所に移監された菱来に同情し、携帯電話を貸してしまう。刑務官が被収容者に携帯電話を貸すことは、禁止されていた。茂田は中学時代いじめに遭い登校拒否になった経験があった。
執行猶予になり釈放された菱来は、由紀子の入院している病院に行く。そこで医師から由紀子の兄から預かった手紙を渡される。そこに自殺して亡くなった娘は、自分の実子でないと書かれていた。しかしその時の菱来には、たとえ血が繋がっていなくとも自分はあの子の親に違いないと思う。そして植物状態の妻に今でも自分はお前が好きだと語りかける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-23 21:00:00
115794文字
会話率:30%
飲み会の帰りに夜道を歩いていた主人公は、森の中から聞こえてくるカーンという音が気になって、森の中へと進み、そこで白装束に身を包んだ女が行っていた丑の刻参りを見てしまった。
主人公はばれない内にその場を去ろうとするが、携帯電話が鳴り、白
装束の女に覗き見ていたことがバレてしまう。女は手に持った木槌と五寸釘を振りかざしながら奇声を上げて主人公に走り寄って来たが、主人公は死ぬ気で走りなんとか命からがら逃げ切って家に帰ってきた。
だが、家に帰ってほっとしたのもつかの間、主人公は保険証やら免許証やらが入っていた財布をあの森に落としてしまったことに気付き心臓が止まる思いをする。
翌日、主人公は個人情報の詰まった財布取り戻すため、もう一度あの丑の刻参りが行われていた場所に行くことを決意し、震える脚をなんとか動かしながら、昨日の丑の刻参りが行われていた樫の広間にたどり着くも、財布は落ちておらず、主人公は自分の住所があの白装束の女にばれてしまったと、顔面蒼白に、精神的に大きな衝撃を受ける。
そしてダメ押しに、主人公が打ち付けられたわら人形に目をやってみると、何故かそのわら人形に貼り付けられていた顔写真は、主人公の写真だったのだ。
それ以来主人公は、住所がバレたあの女がいずれここまでやってくる、あの女は俺を呪っているんだ、俺はあの女のことなんか全く知らないのに! と、どんどんと急速に精神を病んで行き、奇行を繰り返し、そして、高みへと達するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 03:07:24
27337文字
会話率:44%
2017年を終えるこの日、一人の男が叫びながら旅立つ…
最終更新:2017-12-31 12:36:50
1034文字
会話率:58%
◆ナンシー・エレヴィート
――吾輩は猫でありたい――
彼女の名前はナンシー。
夏休みの後に日本に来た、ロシア人の少女。美しい灰色の髪と、眠たげな青い目が特徴的。
ナンシーは日本の文化に興味があった。歴史、文学、食、建築など・・・、
様々な文化がナンシーのハートを鷲掴みにした。
特にナンシーは、文学に興味津々のご様子。彼女が日本に来た理由も、一冊の本にあった。
◆理祐ミノ
――私にはよく分からないし、それでいい――
目の前のナンシーは、灰色の髪を乱れさせ、机の上に寝転んでいる。
ナンシーは「ニャァ―」とか「ブニャッ」とかいった奇声をあげている。まさに猫。
ミノはナンシーのことを、よく知らない。理解していない。それでも、ミノはナンシーのそばにいる。学校内だけではなく、帰宅後もほぼ一緒にいる。
それは、ナンシーとミノが同居しているから・・・・、というだけではない。
ミノはナンシーのことを恋愛対象として見ていた。
■文学倶楽部
・文学倶楽部は【とある町】の【どっかの高校】にある。
・ナンシーとミノが1からつくった倶楽部。活動内容は、日本文化の研究。
・活動場所は【とある町】全体。
そして、文学倶楽部は今日も活動している。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-05 00:03:29
1240文字
会話率:50%