名も無き女暗殺者に特命が下る。
人間国家連合は、長らく続く人と魔物の戦争に終止符を打つべく、聖女を魔王の伴侶として捧げる計画を立てた。
しかし、真の狙いは聖女に扮した暗殺者を送り込み、その寝首を掻くこと。
聖女役に選ばれた女暗殺者はまん
まと魔王の城へ入り込むが、
そこで彼女が目にしたのは、魔王ではなく、その後継者となる少年だった。
魔王は先の戦いですでに亡くなり、息子が後を継いでいたのだ。
彼女はその事実に戸惑うものの、城に留まって彼を暗殺する機会をうかがう。
城で過ごすうちに、少年と魔王の秘密を知り、魔物達との思いがけない親交を経て、
女暗殺者は任務に躊躇いを抱くようになっていく。
家族を知らない彼女が魔物達に家族を見て、忌むべき城を安息の地と捉えるようになる頃、
暗殺失敗を危惧した人間国家連合は新たな策略を巡らせ始める。
その策略は、魔物達の存亡にかかわる事態へと発展していく……。
人間としての使命を選ぶか?
魔物に与して安息を選ぶか?
彼女は人と魔物の狭間で懊悩していく。
これは、人と魔物の種族を超えた愛の物語。
※本作は「ノベルアップ+」でも公開中です。
※第4回HJ小説大賞後期 二次選考通過作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 20:36:02
108822文字
会話率:45%
英雄と称えられた男、エルヴァン。彼はその力故に孤独だった。
人から外れて心を壊しかけ、そして終わった。
しかしそれは新たな始まり。
異常な力を持つ者はドラゴンへ生まれ変わるのだと、遥か昔にその道を辿った者が言った。
生きる目的も無く、死ぬ
事も出来ず、孤独で居続けてはならない。
名も無き先輩ドラゴンに導かれるまま、彼は決意した。
見知った世界を、新たな目線で飛び回ろう。
生前には得られなかった何かを得る為に、気ままに生きてみよう……と。
この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 06:00:00
120351文字
会話率:30%
世界には周期的に魔王が誕生する。
大賢者が存在した古から遍く人々に畏怖されし存在。
人型魔物の跳梁跋扈する世界の中心地に、古城と共に忽然と出現し、世界全土に甚大な魔力災害を齎した。
何故、魔王が誕生したのか?何故、13年に一度なのか?
原因解明には至らぬまま、勇者は正義を宣う四大国から三人の一見の精鋭たちと魔王城への短き旅路につく。
今まで25代までの全ての勇者が無事に魔王を討ち滅ぼし、華々しく祖国へと帰還していったが、勇者の親しき者たちは一様に告ぐ。
「あれは本物じゃない」と。
今も尚、真相さえも明かされぬまま、遂に26代目の名も無き勇者の旅立ちの日がやってきてしまう。
アルファポリス様、カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 19:04:05
115808文字
会話率:54%
時は戦国、下剋上真っ只中。
そんな中、美濃国長山のある漆塗り屋にて、彼は産まれる。
名を明智左馬助…秀満?光春?
実は名前すらよく分かっていない。
彼は後に戦国最大の裏切り劇、本能寺の変の首謀者、明智光秀の懐刀として歴史に少しだけ名を
馳せることになる、
名も無き英雄である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 18:53:36
470文字
会話率:0%
人と魔族が戦う世界において、一つの王国で神託があった。東方の小さな村に後に人類最強となるであろう子供が生まれたというものであった。その年、その名も無き小さな村では、三人の子供が生まれていた。一人は「勇者」のギフトを持っている男児のカーライ
ル。一人は「剣聖」のギフトを持っている女児のニーナ。そして、「工程設定者」のギフトを持っている男児のコアンである。三人は王都で魔族の王である魔王と戦うために教育され、成人すると魔王討伐の戦いに参加することになった。幼馴染で組まれたパーティー。しかし、工程設定者であるコアンは雑用係としての日々を送り、ついにはパーティーから追放されてしまう。だけど、実はコアンは人類最強のギフトを持っていた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-20 13:00:00
32575文字
会話率:49%
五度目の世界大戦に見舞われた地球。政治家や軍事政権が何世代にも渡り、戦争を続けることで得られる利権などの為に、本来の目的や意味を失った戦争を続けている。そのような時代の潮流の中で、国家という共同体の概念はいよいよ形骸化し、市民達により世界中
に名も無きスラム街や自治区が樹立された。ある日、日本国の自治区「洲ガモ」の喫茶店「人参房」のマスター、ウサギマスクのバニ沢は、バイトの滝川(年齢・性別不詳)と共にいつも通り暇な営業時間を過ごしていたが、店に突如飛び込んできた、怪しげな謎の少女を保護する。その後すぐに、謎の黒い影が地面から染み出してきて、店の窓を破壊して襲いかかってきた。黒い影の正体こそ、大戦で猛威を振るい始めた兵器、“フロイト”。滝川がモップで抵抗するも、あっけなく敗北。絶体絶命の状況で、フロイトに飲み込まれそうになった少女は、バニ沢にある言葉をかける——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 01:24:08
39157文字
会話率:53%
世界を創造したと言われる始祖「世界樹」。
その七枚の葉に選ばれた「選択の子」がいた。
神と呼ばれたその賢人達は人々に世界樹の七つの恩恵である篝火、祝水、蘭風、恵土、銘雷、神秘、天涙を与え、その歩みを進めてきた。
篝火は人に「火」を与えた。
同じように祝水は水を、蘭風は風を、恵土は大地を、銘雷は雷という世界樹の元にのみ発生した現象を惜しみなく分け与えた。
神秘は人に知恵を与えた。
かの神は世界樹から神の統率という命を与えられ全ての神を見通す「七つ星の眼」を与えられた。
天涙は人に涙を与えた。
感動を、努力を、感謝を...
あらゆるものを伝える万能の癒しを与えた。
しかし、神も万能ではない。
神は代替わりを果たした。
神は人の子であり選択の子に過ぎない。
いかに世界樹の庇護下にあろうともその命はせいぜいがもって1000年の命だった。
その多くは力を、知恵を、責務を子に与えていった。
ただ例外もあった。
篝火は己の体をその火に焚べることで自らを半永久的な不死とした。
神秘は観測者であるが故に死を与えられなかった。
そして、天涙はその神性故に死と最も遠いところにあった。
ある年。
流星の尾の八本目が伸びた頃...
天涙は子を成した。
本来平等に命を与えるべき運命の天涙が子を成したのだ。
己の愛情を一身に注げる相手。
万人ではないただ一人の愛し子を、この世で最も愛しい者と成してしまったのだ。
そこから運命の歯車はゆっくりと...
音を立てて崩れていった...
それから数年たった後、二人の幼子が神秘の眼に映る。
一人は紛うことなき天涙の後継であった。
彼女と同じ灰色の紙に黄金のように美しい眼...
そして隠せるはずもない強大な「天涙の加護」...
しかし、神秘は直後目を疑う。
それは本来神の目には映るはずのない八人目の神の存在...
天涙の加護を受けた少女の隣に映る男児...
天涙の子であるのは確かだが、知恵の神にもそれ以外に何も分からない得体の知れない名も無き神...
後に神秘は彼のことをこう呼ぶ。
審判の八人目「テミス」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 14:38:45
26190文字
会話率:18%
遥か昔、名も無き時代に現れた永遠と続く夜を終わらせて伝説と呼ばれた者とそれを追いかけ、今を生きる少年の物語。
最終更新:2024-05-20 23:57:25
3749文字
会話率:46%
"名も無き彼女"は、生まれつき病弱な少女として現世で過ごしていたが若くして命を落とし、彼女は異世界へと転生したが強力な魔女による襲撃が起こってしまう。彼女はこの出来事によって深い絶望と憎しみに満ち、内なる悲しみは次第に狂
気へと変わり、復讐の念が燃え上がった。彼女は、自らの手で魔女を討つため、異端審問官としての道を選ぶ。その過程で、彼女は次第に冷酷で計算高い人物へと変わり、かつての純粋な心を失い、過剰な行動で周囲の人々からは恐れられるようになるが、彼女自身はそのことを気に留めない。何故ならば彼女にとって重要なのは、ただ一つ、魔女を滅するだけ。その先は....."あの方"のみ知るだろう。
さあ異世界系物語の概念すらもぶち壊してしまえ。
____ベルナよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:53:45
15361文字
会話率:41%
目が覚めると少女は全く知らない部屋のベットにいた。少女は記憶がなく、ここまできた経緯すら覚えていない。なんとか外に出ようとするも少女は監禁されていることに気づく。そして、テーブルの上にあった自分宛ての手紙を読むことになる。中には正体不明の人
物「カラス」からのミッションが書かれていた。どうやら味方らしいが、怪しさが拭えないカラスの指示に従い、私は記憶を取り戻すべく成長していくのであった。
はてさて、少女は何者なのか?そして謎の森の中で生き残ることはできるのか?
こっちの更新は不定期です、出来上がりしたい投稿します。それでも良ければゆっくり待ってくれるとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:00:00
7989文字
会話率:21%
「エリザが闇堕ちしちゃうじゃない!」
長くやっていたRPG系乙女ゲームの世界に、名も無き『悪役令嬢の妹』として転生した主人公。このゲームユーザーなら誰もが、悪役令嬢エリザ・ダークロードが溺愛する妹を失うことで極悪な悪役令嬢に堕ちる、とい
うことを知っていた。
「貴女が消えるとエリザは、この世界を崩壊へ誘う厄災級の存在になる。だから、彼女が壊れないようにしないといけないんだ」
「私にかかってるってこと!?」
「大丈夫! 私達も協力するから!」
同じく乙女ゲームの世界に転生した他のユーザー達にも助けられ、執拗に続く『悪役令嬢の妹』への襲撃から、華麗に逃れる主人公。だけど、このままで良いわけがない。
「貴女の覚悟が決まったら、あの地下室に来て」
これは、地味で慎重なアラサー女性だった主人公が、自分にも婚約者がいるとは知らずに三人の年齢バラバラな人に恋をしてしまったり、魅惑的な悪役令嬢を演じようと頑張ったり、前世からの癖が結果的にこの世界を救うことになっちゃう? ゆるふわでドタバタな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 20:32:34
511853文字
会話率:49%
【表の顔は花屋、裏の顔は魔石商の元悪役令嬢物語!】
ここは異世界イシアン、剣と魔法が存在する異世界……。
長寿のエルフであるレイシャは、ある組織から追われていた。
その組織の名前は【エターナルアザー】、世界的に有名な怪盗組織。
レイ
シャはその組織の元№2で、【レッドニードル】の異名で世を震撼させた悪役令嬢であったのだ。
レイシャは組織から逃げて逃げ続けて、数百年が経ったある日、北の孤島ブリガンにたどり着く。
そこでレイシャは花屋『エターナル』を営み、悠々自適のスローライフ生活をし、小さな客人兼お友達の女の子マーガレットやモフモフ羊達と理想のスローライフを楽しんでいたが……?
ある時、活火山の見回り確認をしていたところ、人気のない崖下に珍しい花が咲いているのを見つけてしまう。
その花はブリガンの火山のマナをふんだんに蓄えた魔石【ブリガンレイン】を生成する超希少な名も無き花だったのだ!
それがきっかけでレイシャが昔の【選美眼】と相手の嘘を見抜く【金色眼】更には卓越した知識を活かしたら、現世界トップレベルの魔石商になってしまった件⁉
そんなレイシャを巡る、元世界規模怪盗組織№2の元悪役令嬢物語が今ここに華麗に幕を上げる!
これは魔法が使えない特異体質の落ちこぼれエルフのレイシャが、相棒の小太狼達と共に切磋琢磨しトップレベルの魔石商に昇りつめていく物語。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
なおサイトアルファポリス様等にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 22:00:00
136788文字
会話率:42%
ある日、今は名も無きある国で。一人の伯爵令嬢が王太子に婚約を破棄された。聡明で、国を発展させると目され、多くの人間から支持されていた彼女。王太子が彼女との婚約を破棄した理由とは……?
最終更新:2024-05-02 08:56:20
4219文字
会話率:30%
最強として恐れられていた三大魔王が英雄ゲイツに討伐されて早十数年後。
その息子のユーノ=トライシアは生まれ育った辺境の地にある『名も無き村』を旅立つ。
旅立つ目的は3つ。
見聞を広めること、父ゲイツの母校、ライトザルト学園に入学すること。
そして三大魔王の一人でありユーノの父親、大魔王デルタが復活するという噂を調べること。
そう、ユーノ=トライシアは三大魔王の子供であり英雄ゲイツに育てられた少年であった。
三大魔王の力を受け継ぎ、英雄に育てられた彼は今、世界へと旅立つ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 12:00:00
235296文字
会話率:50%
そこには一匹のデュラハンが居た。彼は意思もなく人間を狩り続けていた。
だがある人間に意思を与えられ、魔王に対する逆襲を始める。
そんな物語。
最終更新:2024-04-23 20:15:56
1749文字
会話率:79%
昭和、平成、令和を生き抜いていく、数奇な運命の2人の子供の物語です。
取り巻く運命が作用されて、周りを次々変化させていく。
必要なのは、お金か愛か時間か…
最終更新:2024-04-20 17:27:12
817文字
会話率:0%
信号無視のトラックによって死亡してしまった主人公の青年。
死んだ後の天界で女神様と会い、主人公はスライムに転生することを望む。
名も無き野生のスライムとなった主人公は……
死ぬ! 死ぬ! 死ぬ!?
とにかく死ぬぅううううう!
そして即
復活!
ステータスが上昇しても何だかんだで死んでしまう!
最弱スライムののんびりできそうでできない冒険ファンタジー!
見てね!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 16:00:00
156450文字
会話率:42%
これはある名も無き個が行った世界。その思い出だ。
最終更新:2024-04-14 14:24:11
2098文字
会話率:46%
刑事のシドとハイファは相変わらず犯人より先に現着しているような生活を送っていた。そこで軍人でもあるハイファの所属する別室から任務が降ってくる。他星系のテロリストグループの資金源を断ち今後のテロを阻止せよ。現地で潜入を果たすも下っ端は汚部屋掃
除や爆破テロ阻止の為に逮捕されたりとロクでもなく、更にテログループは分裂して内ゲバに発展し……。
◆テロはインパクトある主張だが/名も無き礎となる勇気を持たぬ者の愚行◆
■惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart28[全45話]
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
〈アルファポリス・エブリスタ・Nolaノベル・ノベルアップ+・ツギクルに掲載〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 11:02:37
113033文字
会話率:57%
魔剣と呼ばれる剣がある。
不思議な力を持った剣で、歴史の所々に散見されるような剣のことだ。
世界を揺るがす大事件や戦争。その全ての中心には必ずと言っていいほど、魔剣の存在があるのは当然ご存じであろう。
聖剣エクスカリバー、魔剣カリバ
ーン、陽光剣ヘリオス、月光剣セレネなどは誰でも知っているに違いない。
そして魔剣には当然、付随する数々の伝説がある。数え切れないほどの物語がある。
打った者、振るった者、そして破壊した者。
誰でも知っているような魔剣から、世界の片隅にひっそりと眠るような魔剣まで、計千本を紹介しよう。
願わくば、彼らが忘れ去られないように、この手記が後世にまで広く伝わらんことを。
破魔紀元六千七十七年五月某日 名も無き魔剣の所持者折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 17:26:53
31352文字
会話率:1%