何軒に無しに僕が入った旅先の駅の立ち食いソバ屋。
そこで天玉ソバを食べたら、温まる筈が冷える羽目に僕はなったのです。
最終更新:2020-08-10 12:17:31
2994文字
会話率:10%
ここ数日、雨が続いていた。月曜の朝も土砂降りで、私は傘を持ち、見慣れた通学路を歩く。
曇る空は、私の今の心を映し出している。遠くから聞こえる雷鳴は、私の胸に隠された激しい慟哭と呼応する。
足取りは重く、七月だというのに、身体の芯が冷える。多
分それは、雨のせいではない。自分が抱える不安と恐怖が原因だ。私は、いつもの道を逸れる。友人に会うために、彼女と言葉を交わすために、赦しを請うために
このあと、何が起こるか、知らないまま――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 20:08:20
174328文字
会話率:29%
『はぁ〜
今日も今日とて、疲れた…』
学校帰りの帰り道思わず呟く。
俺、柳 冬至は、自分のやりたいこともないまま普通科高校に通っていた。
中学の頃、まあまあ頭は良かったし、やりたいこともあったが…
まぁ、それは置いといて。
今日は雪だ。
北
陸なのでよく降る。
ひざぐらいまで積もった雪は俺を疲れさせる…
『めんどくさい』
思わず呟やいた。
目の前のライト。
思考は停止した。
暖かい…
『オギャー!!』
なんだなんだ?
誰が泣いてるんだ?
『オギャー!!』
俺か!?
俺なのか!?
『あらあら』
俺なんですね…
これはあれか、異世界転生ってやつだな。
マジの美人がこちらを見ていた。
『元気な子ですね、奥様。』
『そうね〜。』
あなたお母さんですかそうですか。
『少し冷えるわね。』
『今日は雪ですから。』
『暖炉の火力、あげてくれる?』
『わかりました。』
『決めた!あなたの名前はウノスよ。』
…
『それにしてもあの人は見にも来ないのね…
一言言ってやろうかしら。』
んー?やな予感…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 00:00:00
16571文字
会話率:63%
あれ、こんな雨の中どうしたの?こんなに泣き腫らして。家出してきた?とりあえず冷えるから中に入りなさい。お茶入れてくるからそこで体を拭いていなさい。着替えも置いておくから。ああ、拭いたらそこに座って待っ
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最終更新:2019-10-21 22:13:47
1639文字
会話率:0%
東の魔女の館にて、男は冷える坊主頭を軽く撫でた。
真っ白いシーツを紐に引っかけ、両端を合わせて風にそよぐそれを見つめた。
肌寒くなってきた風は、冬の訪れを感じさせる。
この辺りは、他の地域と違って夏と冬の温度差が大きい。
「
(もうそろそろ、毛布が必要になるな。)」
どこにしまったかを脳内で再生しながら、入ってきた扉に足を向ける。
ここの主は、東で知らぬものがいないほど有名な魔女である。
彼女は周りが驚くほどの魔力と才能で、その昔東の地域一帯を牛耳る魔王をひれ伏させてしまった。
それ以来魔女と呼ばれ、あるいは影の魔王と呼ばれ、皆から恐れられている。
やって来た収納部屋に入り、目当ての毛布を探す。
彼女のお気に入り、ホワイトウルフの毛で作られた白い毛布は、王族も喉から手が出るほどの希少品。
保温性に長け、さわり心地はシルクよりも柔らかく、羽のように軽い。
だが脆く、手入れをこまめにしないと瞬く間に灰色にくすんでしまう。
高値で取引されるため、普通の毛布を買った方がコスパは圧倒的によいのだが……。
「(これじゃないと、あの人はすぐ身体が冷えてしまうからな……。)」
そう。
なんと東の最強魔女は、冷え症なのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 18:06:00
2562文字
会話率:36%
いつものカフェでコーヒーを飲みながら、あなたを待つ。
熱さに戸惑って、冷えることに怯えながら、一口ひとくちを愛しく思う。
最終更新:2019-02-27 23:27:31
1791文字
会話率:29%
学校の屋上を根城にする奇特な少年、修治。
ある日彼は、思いつめた表情で屋上に現れた少女に声を掛けた。
たったそれだけのきっかけで始まった付き合いに、少女は依存し、少年は不器用に応える。
自覚してか無自覚にか、裏に目論見を抱えたまま――。
自殺願望を持つ少女とスレた少年が紡ぐ、切なくて少し背筋が冷える歪んだ青春ラブストーリー。
※この作品は、コミックマーケット86にて配布した大学文芸部誌短編集にて掲載していただいた作品です。(著者名は別名義:青海蒼汰)
※「Script少女のべるちゃん」にて、同一シナリオのノベルゲームを公開しています。(作者名は別名義:あおみー)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-15 16:00:00
10679文字
会話率:48%
詩集
あまりにも空が高いから胸の中が冷える
最終更新:2017-10-20 01:09:40
17376文字
会話率:2%
しゃっくりが癖になってしまっている女の子のユキ。ある日、幼馴染みのハルがモテはじめていることに気づいてしまう。ハルと離れる現実を受け止められないユキは、しゃっくりを100回してこの世界から消えようと計画する。
最終更新:2017-05-16 22:03:52
13550文字
会話率:49%
目的は、ただ一人の女性に会うこと。
真冬の牢獄は、鉄さえ凍てつく寒さでそびえ立っている。
満月の夜、ひとりの青年と、老けた男性が足を踏み入れた。
独房で待ち受ける女性は、体の芯まで冷える寒さの中、ひとり床に座り込んでいた。
老けた
男性は隣へ座り込み、独房の女性の手を取る。二人は、ひとときの猶予を得て、再び出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-03 20:00:00
8012文字
会話率:45%
エルフが好きで好きでたまらない。
だから異世界の魔王を倒せと言われても、エルフハーレムを条件に二つ返事で承諾したのだけど。
餞別のスキルをチート級まで欲張った代償として、転生即ジジィになってしまいました。
夜は冷えるし関節は痛い。
それでも
まだ見ぬエルフとイチャつくために、老い先短い体を酷使して魔王退治にいざ挑戦!
ところで婆さんや、メシはまだかのう?
※この物語は美少女文庫より発売される『エルフスレイヤー みんなまとめてイキ殺せ!』の外伝です。
※登場キャラクターは共通していますが、それぞれ独立した物語として書き下ろしています。片方だけ読んでも問題ありません。
※『スレイヤー』はエロラノベですが、こちらの『セイヴァー』にエロシーンはありません。かわりに異世界転生チートがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-09 18:29:50
95144文字
会話率:35%
1人かくれんぼ―それは、遊びの名を借りた降霊術。奈良・都古大学の映像研究サークルが、作品制作のため新入部員に強制させた事が全ての始まりだった。直後に琵琶湖で発見された通り魔の死体と、琵琶湖畔で起きる連続殺人。
捜査に行き詰った大介とあやめ
の前に現れたのは、彼女の義妹にして高校生陰陽師の姉ケ崎小鳥だった。
不可解な大量殺人の様相を覗かせる中、裏で暗躍する滅亡したカルト教団。
奴らの目的は何なのか?
そして全ての謎が解けた時、恐るべき犯罪計画が姿を現した!
シリーズ4作目、舞台は滋賀県・琵琶湖畔。秋風冷えるホラーな事件を、2人は解決できるのか?
(この作品はフィクションです。登場する人物、団体、事件等は実際のものとは関係ありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-03 20:27:06
251036文字
会話率:44%
今日は少し冷えるな、父さん
最終更新:2014-10-21 07:00:00
4858文字
会話率:78%
身体の芯から冷える季節になりました。
最終更新:2013-12-15 23:39:33
264文字
会話率:0%
知らず知らずに冷えてしまった心と身体。
最終更新:2013-10-24 23:42:23
204文字
会話率:0%
僕の弱さがこの手を汚してしまっているから、、、
最終更新:2013-10-09 19:47:09
752文字
会話率:0%
現役の作家の俺は九月半ば過ぎの寒い朝、早めに起き出して、カフェオレと野菜ジュースなどを飲み、洗面をしてから、トーストを齧った。食事を取り終えて、書斎で原稿の執筆を続ける。その日も使っているマシーンのキーを叩いていると、午前十時前に書斎の固定
電話が鳴り出した。急文社の担当編集者の新垣からの連絡で、来月十月半ばまでに新作を一作書いて欲しいという頼みだったのである。俺も了解したのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-17 12:32:18
2814文字
会話率:31%
海生大の芸術学部卒業後、ずっと会社員をやっていた俺は勤続年数が十年を超えていたのだが、芸術家への道を完全には諦めきれずにいた。社では課長代理のポストにいて事実上の管理職だったが、仕事が終わって帰宅後、時間を作って小説などを書き綴っていた。そ
して商談で来た東奥商事の片岡からあることを提言され、その後の人生が変わったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-22 12:54:24
3000文字
会話率:70%
小寒とは「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」。
最終更新:2013-01-05 18:00:00
216文字
会話率:54%
想いを寄せる彼女と、仲良くなりたい。それだけのつもりだったのに……。
薄暗い闇が辺りを包む、黄昏時。
鍵を盗ってしまったのは、ほんの出来心で。
ほんのりホラー仕立てです。
熱い夏、ほんの少し胆の冷える思いをしてみませんか?
最終更新:2012-08-06 20:06:59
5615文字
会話率:39%
俺はホラー作家。絶叫ホラーが得意だ。
最終更新:2011-07-16 21:45:26
200文字
会話率:28%
私は小暮川一世。
藤岬学園大学部二回生である。
黒ぶち眼鏡に細い体でよく名前をペンネームに間違われるが、最近はさらにその容姿と若干特徴的な喋り方から、『むっつりスケベ』と第一印象で思われるのが悩みである。心外だ。
この物語は、大学二回生であ
りサークル等の社交的な活動に一切参加していない超暇人の人生浪費人間な私と、私の生活する六畳一間家賃月々三千円の格安のオンボロアパート、三十木寮の奇々怪々な魑魅魍魎のごときおぞましき住人たちとの、こころ底冷えるいったいこれのどこに面白さを見いだせと言うのかと文句を言いたくなる(誰にだ)ハートフルと言うよりもむしろハートクォーターに近い、画竜点睛を欠くというより画竜点睛オンリーな、人生の大切な部分を根こそぎ落としたらこうなるんじゃないかというような、バラ色ならぬくすんだ灰色のキャンパスライフを享受する一介の大学二回生と、三十木寮の魑魅魍魎か宇宙人か例えに迷う奇人変人の住人達の、心生温かくなるような交流を描いたそんな物語(?)否、駄文である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-15 22:52:30
23924文字
会話率:46%