「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げら
れ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆全5回(予定)。3月中の完結を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 18:00:00
36689文字
会話率:32%
重複ではない「 62作品目( 70投稿作品 ) 」です。
◎ 不定期投稿です。
思い付きと気分転換で投稿するので完結は期待しないでください。
◎ 「 ♥ 」は一応 編集済みです。( 2021.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には
、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら、教えていただけると有り難いです。
こっそり、訂正させていただきます。
〔 あらすじ的な 〕
日本で暮らしていた「 オレ 」君が目を覚ますと、ベッドの上に仰向けの状態で眠っていた。
ベッドから身体を起こして室内を見ると、どうやら自分の部屋ではないらしい。
見覚えもなく、見慣れない部屋に戸惑う「 オレ 」君は、『 誘拐されてしまったのか?! 』と思いパニックに!!
「 オレ 」君の運命は如何に?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 10:45:15
189071文字
会話率:32%
「退屈だ」
週末の午後四時、六畳一間のワンルームの真ん中で仰向けになりながら男は呟いた。
彼には何もやることが無い、いや、正確には何もできなかった。一年と数ヶ月前に仕事をクビになり、それ以降は定職につかないでいたうえ、蓄えをほとんどパチ
ンコに溶かしてしまった。アパートの家賃は久しく払っていない。親や友人を頼れず、彼はもう呼吸を繰り返すことしかできなかったのであった。金が無い人間にできることは限られている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 05:13:01
3775文字
会話率:7%
「……ッ、グ、ゴフッ……!」
仰向けに倒れる男は薄れゆく意識の中、自分にしがみつきながら泣きじゃくる子供の頭をつむじから優しくなでる。
「泣くなよなぁ……ハル。ほんと、お前は泣き虫だから困るぜ、まったくよぉ……」
倒れる男の横腹は大き
く抉れ、そこから内臓が飛び出てしとどに赤黒い血が流れ続ける。
傍から見れば、そんな状態で言葉を発していること自体が不思議なくらいだった。
だが、男は不死身などではない。
男の顔は見る見るうちに青白く変色し、生気を失ってゆく。
しかし、それに反して男の顔は酷く穏やかな表情をしている。
「なぁ……ハル、聞け……」
男は泣きじゃくる子供に向けてわずかに口角を上げて見せる。
本人は満面の笑みをしたつもりだったが、これが男にできる最大限の笑みだった。
子供は男の言葉を聞いて、何とか泣きじゃくるのを止める。
子供はまだ幼い齢ではあるが、もう男の命がもたないことを察し、何とか男の最後の言葉を聞き入れようと、奥歯を強く食いしばりながら、嗚咽を必死に噛み殺す。
「お前は……これから一人になるかもしれない……。でもそれは、お前を縛るものがもう何もないってことだ……。自由に生きろ。友達作って……彼女作って……、社長でも……プロ野球選手でもなんでも目指せ……。案外、人生って面白いからよ……」
子供は両目から大粒の涙をこぼしながら、悔しそうに男の衣服を掴む。
何かを言いたげだったが、今は何かを言葉にできる程感情の整理がままならなかった。
男はそんな子供の頭を愛おしそうに撫で、そして最後の力を振り絞って、一言、こう発する。
「……ハル、愛される……人生を送れ……よ……」
男はそう言うと、子供の頭に置かれた彼の手はだらりと地面に打ち付けられる。
子供は下唇を噛み締め、噛み切ったところからジワリと血の味が子供の口の中に広がっていく。
そして、雲一つない数々の星明りが照らす夜空を仰いで、少年は声が枯れるまで泣き続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 22:32:09
60693文字
会話率:32%
―よし。このぐらいにするか。
書いていた日記を閉じる。
今日は、やけに体が重たい。まだ、時計の針は12時を超えていないが、寝るにはちょうどいい時間だろう。
さっきまで筆を進めていた手帳を机の引き出しに仕舞い、寝台に向かう。
寝台
に仰向けに転がり、目を閉じる。体の力を徐々に抜いていく。
ゆっくりと眠りの世界に落ちていく感覚があった。今日は久しぶりにぐっすり眠れる気がる。
―起きろ。おい、いつまで寝てるんだ。
―誰だい?
―いつまで寝ぼけるつもりだよ、早く起きろ。
目を覚ました僕は、死んだはずの友人が僕の横に立っていることに気付いた。
この日を境に、僕は夢の中で、死んだ人と会うようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-23 13:26:51
18746文字
会話率:1%
誰かがみていた空を思い浮かべてみました
最終更新:2021-01-02 20:19:57
228文字
会話率:0%
日の当たらない路地裏。錆びつき色あせたトタンの家に老人がひとり、仰向けに寝たまま虚ろな目で、汚れた壁を見つめていた。
最終更新:2020-07-05 22:58:31
356文字
会話率:0%
目が覚めると私は真っ白な壁に囲まれた部屋に仰向けの状態で眠っていた。
最終更新:2020-03-25 14:46:51
4631文字
会話率:33%
心を失った少年は、どうでもよくなった。
仰向けに倒れて、空を見た。
最終更新:2019-11-20 15:35:35
1296文字
会話率:0%
山本沙和(20)は入院中にとんでもないモノに懐かれてしまったらしい。
目が覚めて一番最初に視界に入って来たのは、ちょっと親近感が湧く男の人の顔。仰向けで寝ていた彼女の視界を塞ぐように、真上から顔を覗き込まれていた。
理解不能な状況に寝起きの
脳みそが付いていかず、目をパチパチと瞬いた彼女の顔にぐっと近寄り、「やっと起きたか」と呆れた様子で言っといて、その後に「俺のこと知ってる?」って!?
彼は記憶喪失の幽霊だった。しかも沙和から五十メートル以上離れられないらしい。「好きで取り憑いた訳じゃない」と開き直りの幽霊は、沙和を振り回すくせに他の事にはやたら過保護で、沙和の悩みの種になりつつあるけど、これがまたどうにも憎み切れない幽霊で……。
記憶喪失の幽霊、幽さん(仮名)と沙和の記憶探しのお話です。
ハチャメチャな幽さんの心残りは何なのか?
楽しんで頂けたら嬉しいですヾ(≧∇≦)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 08:00:00
135190文字
会話率:27%
2018年 2月 22日あらすじを少し改訂しました
時はとある新世紀
日本にて、今までのVRの常識という限度を超えたゲーム
『ガジェット・ソルジャー』が大ヒットを起こす
主人公の内田(うちだ) 進(すすむ)はソルジャーと呼ばれるプレイヤー
でガジェソルにハマっているのだが・・・
※プロローグ1の戦闘のシーンを少し改定しましたので、お手数ですが少し読み直してください。
改定前
「当たらない言うときながら・・・思いっきり当たってその様って何よ?」
(ブチッ!)
「なめるなぁ!」
『月光の(ムーンライト)槍(スピア)!』
「おっと」
(以下省略)
↓
改定後
「当たらない言うときながら・・・思いっきり当たってその様って何よ?」
「これしきの事でなめんてんじゃないわよ!」
「?」
「私は天国のお母さんの為に頑張らなくちゃいけないの、だからここで躓いてはいられないのよ!」
そう言って結は左手人差し指で天を差した。
そして矢に見立てるようにその指を立てたままそれを下ろして、反対の手で弓を引くような姿勢を取る
「結ちゃん・・・。」
「くらいなさい、『|大月見魔法《おおつきみまほう》|完全なる月光の《パーフェクトムーンライト》|弓矢《アロー》』!」
結がそう唱えると左手の甲に光の弓矢ができ、右手を離すと矢が一直線に進むに飛んで行った
「はっ!?」
同情したせいか、進は少し反応が遅れてその矢が左肩上を掠めてしまう。
「しまった!?」
掠めようがそのショックは大きなもので、進後ろに跳びそのまま仰向けに倒れ込んでしまった
後書きにそれなりの語録を追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-14 15:57:59
34084文字
会話率:65%
全国屈指の高校に通う天才、才川 明《さいかわ あきら》は登校中にトラックに跳ねられる夢を見る。
否、夢ではない。
目覚めた才川は自分が見知らぬ部屋のベッドの上にいることに気づく。
体を動かそうにも指と手首以外殆ど動かない上に、まさか
のおねしょという大失態を犯してしまっている。
体が動かないことや見知らぬ部屋であることから、先の夢が夢ではないということを悟った才川。
するとそこに1人の女性が現れる。看護師にしては派手な金髪である。彼女は仰向けの才川の横に来ると当たり前のように軽々と才川を抱き上げてしまう。
驚く才川を他所に女性は彼を抱き上げたまま歩き出す。
ふと、彼の視界に窓が映り才川は目を丸くした。
その窓に映っていた才川の姿とは…
=====
あらすじと題名の通り天才が異世界に転生する話です。主人公は天才という設定ですので剣士や勇者ではなく魔法使いになる予定です。(7月22日現在)
因みにこの作品は初投稿です!作者には文才というものが殆どないため、コメントでご指摘いただけると幸いですm(_ _)m
感想の方もお待ちしておりますのでよろしければお願い致します。
不規則な更新になってしまいますが、是非ご一読ください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 18:24:48
152709文字
会話率:19%
仰向けに見上げる天井。身体を包み込む布団。世界を見せてくれるスマホ。
世界は、それだけで出来ていた。
最終更新:2018-02-07 18:15:30
574文字
会話率:30%
なぜか分からないが笑った 仰向けに寝転がり 煙草出し火をつけ吸い始める 自分でもう助からないと理解していた 仰向けに寝転がり空を見上げた 雲が1面に広がり薄暗い空 血で滲んで良く見えない。
(・・・・・・死ぬのってこんなに孤独で寂しく辛いも
んなんだな )
煙草が無くなるに連れて意識が遠のいていくもうそろそろ自分は死ぬ。
(・・・・・死にたくないな )
一生に1度しか体験しない死に恐怖を感じながら
煙草の最後のひと吸いがとても長く感じられた 煙草の火が消えたと共に意識が完全に途切れた・・・・・・ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 22:51:33
218文字
会話率:0%
無音の雨が降る森の中
僕は仰向けに倒れている
既に僕は。
最終更新:2017-09-16 23:10:31
424文字
会話率:0%
他の場所にも
載せるかも知れない。
最終更新:2017-09-06 01:00:35
1709文字
会話率:11%
仰向けになってゆらゆらと漂う体の下には夜空があり、天の川が流れている。
体の上には街があり、建物が落ちてきそうだ。
七夕の日に見たさかさまの夢。
気持ちよくて美しくてずっとこの世界にいたいと思うけれど――
ハチノスさん(http://a
lveare.xxxxxxxx.jp/)からお借りしたお題を使った小説になります。
なお、FC2小説にも同じものを掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-07 20:46:21
487文字
会話率:20%
溜池の橋の上で、おっさんは仰向けで空を見上げたまま、ミミズのようにひき逃げされていた。
干からびた死体と化したおっさんの姿を、僕は十四年前にも見たことがあった。その時抱えたトラウマに引きずられるように溜池に通ううち、溜池に石を投げ込んでいる
女の子と、新たなおっさんの姿を目撃する――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 02:23:43
7471文字
会話率:30%
ある日、俺は酒をスーパーで買って、それをぶら下げて公園のでいつものように一服するつもりだったんだ、その時だ
ボゴ ボゴ ボゴぉぉぉぉぉぉ
道を歩く男性の股間から異常な音がしたんだ、そいつを見るとよ、倒れ込んで動いてなかったんだよ
だから
仰向けにしてやったら、股間に聖剣っぽいのが刺さってたんだよ。
アナタハキョウカラユウシャデス
コチラガショキステータスニナリマス
【HP】???
【AP】???
【AT】???
【DF】???
Skill 全世界の人間のテンションを一時間MAXにする
俺関係ないだろ、なあ、俺、ちょっと聖剣抜いただけじゃん、ってかちんこが喋んじゃねーよ
「聖剣を蹴るとは何事か、性欲の暴徒で世界を荒らせ、そして造り変えろこの腐った世界を!」
何故か力を使うたびに何かが発散して殆どの記憶が飛び、そこから俺が何をしたかは覚えていないただ、力を使うたびに若返る事が判明した、聖剣を手にした時はざっと34 今は外見からしてざっと16といったところだ
そこで俺は都市部にある「学校」というものに行ってみようと思った
今思うに黄色いスーツにベルトつけてたから勇者っぽくみえたのかなあ聖剣、ちなみに聖剣は近くの男性誰からでも抜けるので超リーズナブルです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 16:29:25
1225文字
会話率:61%
いつの頃からか、それは現れ始めた。
・・・黒い影
「何かいる・・・」
仰向けに寝ていた僕は、身体を起こして辺りを見回そうとするが、身体が動かず目だけしか動かない。
すると天井から、黒い影がゆっくりと浮き上がって、顔らしき部分かゆっくりとゆっ
くりと、僕の顔に向かい合うように近づき始めた・・・
これは僕が中学の時に、実際に体験した話です・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-19 13:33:14
6318文字
会話率:34%