日常に棲む奇譚集。袋小路のランドリー室が今夜も怖い。今夜はなぜか……。
「ランドリー」
濡れた洋服が大量に入っている重たい籠が二つ。今日もランドリー室が憂鬱だ。
いや、憂鬱ではなく、本当のことを言うと怖いのだ。でも怖いと言ってしまうと本
当に怖くなってしまう。
ある夜、いつも消えて真っ暗なはずの、ランドリー室に灯がついている。ついさっき私が消したばかりではなかったか……。
「Re・サーチ」
ずぶずぶと、まるで波が引いた砂浜の上を歩いているようだった。灰色のタイルカーペットの上。
唯一輝いているのは自分のパソコンだけ。非常口の灯りが眩しい。灯りに誘われる羽蟻ように非常口に進む。手前のエレベーターが和希のいる階で止まっている………。座る。
「絹子さん」
「絹子さん、こんにちは。ヘルパーの秋山です。今日も外は寒いよ〜」
「こんにちは〜。寒いねぇ。いつもご苦労様」
仏様のように微笑む絹子さん。
「絹子さん、でもこの部屋はあったかいね。お弁当はどこがいい? ここに置きますね。」
いつもと同じようなやりとり。
「じゃあ、私はお掃除、始めますね」
私は部屋を出ようと襖に手をかけると—
「こんにちは〜 やっぱり外は寒い?」
不思議そうな顔をする絹子さん。挨拶済ませたの、もう忘れたのかな?
「さゆり」
同情されるのが1番嫌いなの。
そのお姉さんはいつもおどおどしながら入ってくる。
他のおばさんからはなんの感情も感じられない。おばさんたちはスタスタと入ってくる。
つまり仕事だとは割り切って、奥の部屋まで入っていくの。
だけど、そのお姉さんは-
うわわぁぁぁぁ……。
みたいな顔で毎回入ってくる。
怖いなぁぁと、声が漏れ出ていたときもあった。こっちがうわぁぁって言いたくなる。
お姉さんは扉が壊れて外された子供部屋を横目でちらっと覗いていく。他の人は子供部屋なんて興味もなくて、全然見ないのに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:03:31
21471文字
会話率:28%
えへへ、こんにちは!シルヴァーナだよ~!今日はロウィンの物語についてちょっとお話しするね!…あ、もちろん、ネタバレはしないから安心してね!
このお話は、ロウィンっていう、ちょっとシャイで、でもとっても優しい男の子のお話なんだ。彼、実はね、
学園で一番下のクラス、「村人Aコース」っていうところに入ってるんだけど、最初は全然自信がなくて、みんなの足を引っ張っちゃうことばっかりなの。でもね、それでも彼、諦めないんだよ。うん、すっごく頑張るんだ。
そして、私がロウィンを助けるために、ちょっとした秘密道具を渡してみたの。ふふふ、それは…ゲームの世界に入れる装置!だって、試練を乗り越える力を見つけるためには、ちょっと冒険に出ないとだめでしょ?でもね、その冒険、ただのゲームじゃないの!本当に、異世界に行っちゃうんだよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:03:08
592061文字
会話率:30%
物語の中には、不思議と“自分の気持ち”を代弁してくれる瞬間がある。
それはアニメだったり、映画だったり、小説だったり――ときにゲームや漫画かもしれない。
このエッセイは、そんなフィクションの世界に救われてきた一人の視点から綴られる、
静かな「語りの記録」です。
人生が思い通りにいかない日もある。
誰かに気持ちをうまく伝えられない夜もある。
でも、画面の向こうのキャラクターが、まるで心の代弁者のように語ってくれることがある。
そうした“ささやかな共感”の積み重ねが、今日を生き延びる力になることもある。
「転生はできないけど、語ることならできる」
現実のままの自分で、物語の感動や気づきを丁寧にすくい取って書き残す。
それがこのエッセイの形です。
アニメや物語を通して、自分の気持ちと向き合いたい人へ。
感情がうまく言葉にならないとき、誰かと何かを分かち合いたいと願うあなたへ。
このエッセイが、ほんのひとときでも “心のセーブポイント” になりますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 20:25:51
4699文字
会話率:0%
私、ユイナ!世界を救うために戦ってきたはずなんですけど、最近、みんなやる気が完全にゼロなんですよ。シルヴァーナさん?あのダークエルフの超絶美女?彼女、勇者なんて「面倒臭い」って言ってケーキ食べてるし、ヒロインの座を私に譲るとか言ってるし…。
いや、ダークエルフとしての誇りとかないんかい!
で、ロウィンさんも「それでいいんじゃない?」って。何その“どうでもいい”感。え、マジで?私だけが必死になって世界を救おうとしてるんだけど、みんなはケーキとお昼寝が大事って…どんな世界だよ!!
どうしてこうなったの?みんな一緒に戦ってきたはずなのに、突然「やりたくない」なんて言われて、私一人でモチベーションをあげようとしてるけど、もう限界です。シルヴァーナさんがケーキで心を癒やすなら、私もスイーツで元気を出してみようかな(無理だろうけど)とか思って、なんだかもう、訳がわからない。
頼むから、誰か助けてよ!このままだと、世界が滅びちゃうよ!?私だけじゃどうにもならないんだから!でも、もし私が一人で頑張ったら、どうなるのかしら…?それ、もしかして意外といい展開?いや、絶対違うよね。
というわけで、世界を救うために大奮闘中のユイナ。みんなのやる気を引き出すため、今日も必死で頑張ります!でも、もう少しケーキを食べる時間が欲しいかも…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:20:54
76496文字
会話率:31%
欠陥だらけの管理AI・リクトは、ただサボりたいだけのぐうたら少年。
なのに、できもしない世界の管理を任されてしまう。
監視AIのペンギンぬいぐるみを相棒に、3つの顔を使い分け、魔王や勇者、果ては様々な人々を次々と巻き込みながら、今日も
無自覚に絶望させていく。
平和とはほど遠い、混沌が渦巻く世界で、笑いと狂気が絶妙に交差する――。
「僕と子作りしませんか?」なんてふざけてる間に、なぜか世界は統制が取れ、管理されていく。
意味不明すぎる異色コメディファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
51967文字
会話率:41%
地球が『音楽』に侵略され5年。人類の人口は半分以上に減っていた。そんな中、彼『永見奏(通称:カナデ)』と『唐草岳(通称:タケ)』はある計画を企てていた。それは、『音楽』の1人を攫うという計画だった。
「おじゃましま―――ス!!!」
そこへ、
『ダブルネックギター』を持った一人の女性『キリュー』が2人の前へ颯爽(?)と現れるのだった――…。果たして、カナデ。タケ。キリュー。そして、手懐けた『音楽』は『オンガク』を使い、反撃することはできるのか。
OVA『フリクリ』にすごくインスピレーションを受けて書いています。話の長さは1本のアニメ映画くらいの予定。そこまで長編にはならないと思います。大体1日1話で、書き溜めがなくなったら3日に1話くらいになるかもです…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
36101文字
会話率:54%
それは悪なのか、今日も彼はその一人の宮女と明りを探す。
『今日も変装宦官様は後宮の宮女達に手を焼いている -閑話-』の続きの話です。
※カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2025-07-23 22:00:00
48583文字
会話率:44%
前世以上のさまざまな記憶を持った皇帝陛下の異母弟、永華は皇帝である異母兄の天華に後宮不信に陥ったと相談され、解決を図るべく宦官達に頼もうとするがその宦官さえも信用できないと言われ、天華に男子禁制の後宮だが、お前は心に固く誓うある女のみにしか
興味がない為、そのままでも安心だという理由から変装して宦官として振る舞い、後宮を改善しろ。それが済むまで夜伽はしないと言われ、皇帝の子が一人もいない現状を鑑み、困り果てた末、永華は意を決して、前世の宦官だった記憶を頼りに志遠という名の宦官になって、見知っている事は通用しない、不思議な事も間々ある後宮にて知り合ったというより食べ物を皆にねだり、非常に困っていた所を志遠が食べ物を何かしら与えることで皆に迷惑が行かないようにした結果、餌付けされつつも食欲に走りがちな宮女、春鈴と共に事件の明りを探しつつ、強く魂が記憶している思い人である女性に今生も出会う為、志遠は今日も奮闘する。
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 22:00:00
108305文字
会話率:49%
黒髪ショートの平凡な見た目の桧山 晴(ひやま はる)にとって、ゲームは趣味であり自分を唯一開放できる場所だった。
ある日、彼の妹の哩夢(りむ)に変わりモノ乙女ゲームの攻略を頼まれる。
自分と違い、両親の愛を一心に受けて育つ可愛い(?)ゴスロ
リ女子の妹に思うところはあるが、ゲームに罪はないとほんの少しの報酬をもらい承諾する。
噂の超難易度ゲーム「精霊と恋するファンタジー ラブスピリット」通称、ラブスピ。
ハルはこのゲームの最難関と言われる土の精霊との恋愛エンドを目指して攻略を進めていくが、攻略途中で急な睡魔に襲われて眠ってしまう。
「え、俺まだ寝ぼけて……」
目覚めたハルが辺りを見回すと、そこは全く見知らぬ部屋の中。
ゲーム機や携帯もなければ、電気機器も一切見当たらない。
何事かと混乱して血の気が引いている最中にも関わらず、部屋の扉が叩かれる。
「ハルー! まだ寝てるの? 今日は種の成長を見てもらう日だよ。忘れちゃった? 精霊様たち、みんな待ってるよ?」
この甘ったるい声の持ち主は? 精霊様たちってどういうこと??
これってまさか……ラブスピ!?
訳も分からないままゲーム世界で出会った精霊たちに塩対応していたはずが、何故か気に入られてしまい――
突然乙女ゲームの世界へ放り込まれたハルは、無事に元の世界へ戻ることができるのか?
平凡男子がラブスピの世界で好感度最低値のままノーマルエンドを目指してコツコツ育成をしていただけなのに、気づいた時には超難易度イケメンから愛されて執着されちゃうラブコメファンタジーなお話です。
+++
※ムーンさんで投稿している同名のお話の全年齢リメイクバージョンです(ムーンさんでは別名で投稿していますが、同一人物です)
全年齢版のみの新エピソードを加えました。
※毎日7時・12時・17時・22時に投稿予定です。
※精霊&下級精霊が大勢出てきますが、メインの攻めと受けは一組だけでハーレム要素はありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
113393文字
会話率:36%
見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。
秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。
呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御
曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――
地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話です。ちょっとだけ三角関係も?
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。
・アルファポリスさん、Nolaさんで別名で公開しているお話と同一のお話です。
・毎日7時17時の2回投稿です。ハピエン完結保証。
初日だけ7時から2時間おきに17時までプロローグを除き、6話投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:00:00
98098文字
会話率:39%
神野八代(かみのやしろ)は、とある事件をきっかけに、高い霊能力を身に宿すようになった。
幽世の者達を視て、聞いて、交信し、時には操り、あるいは退治する。
オカルト掲示板を運営している八代は、掲示板を通して怪奇現象に悩む人達と関わり、
心霊相談を受けながら、ある男の情報を探している。
八代の父、神野源蔵(かみのげんぞう)。
3年前、母と妹を惨殺し逃亡したまま現在も捕まっていない父は、今もなお通り魔的殺人を繰り返している連続殺人鬼だ。
父に復讐するため、八代は、オカルト掲示板から、あるいは心霊相談を通して知り合った者達から、
あるいは幽世の者達から、生者死者を問わず日々情報収集に勤しんでいる。
…………だから、学校の奴らになんて構っている暇などないのだ。
父が連続殺人鬼というだけで周囲から白い目で見られ、厄介者扱いされているが全く構わない。
そんな全方位敵だらけの八代に、とある超高校級に可愛いと評判の彼女が興味を持ち始めたせいで、スクールカースト上位の奴らに目を付けられ、厄介事へと巻き込まれていく…………。
学校で他人を食い物にして馬鹿にするような連中が、危険な霊能力を持つ主人公にそうとは知らないままウザ絡みをして、痛い目を見るというホラー×懲悪的な作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
53944文字
会話率:27%
完全自動運転 V5が実現されてから、年数がたち、レベルアップを続け、第5世代まで進化を続けた。
自動運転の車だから、今までのハンドル・アクセル・ブレーキ・クラッチ・サイドブレーキ等、旧態依然としたインターフェースのままでいいのか!?
とう
、社長の活をきっかけに、斬新なインターフェースを社内公募し、
コンテストすることになった。どんなものが出てくるのか、
今日、決勝審査会が開催される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:56:12
6213文字
会話率:13%
*この作品は第二章作品であり、第一章「傷だらけのマリオネット」のネタバレが含まれるため注意。
光を受けて、煌めく海を眺める少女。彼女が見ていた景色は彼女にとって、とても印象深いもので、けれどもそれを口で説明することはできな
かった。しかし、彼女の持つ未知数の能力だけが、唯一この場所で彼女の存在を示す。だからこそ、感情を説明する必要なんてなかった。彼女には能力さえあればいい。そうすれば、誰もが認めてくれるから。
鳥籠の中に広がる空想のアルカディア。
そこで踊る少女オアシス。
ヒロインは舞台に上がった、偽りの観客を前に。
欲深き歓声が彼女を称賛した。
彼女は今日も仮面をかぶって踊り続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:55:37
7954文字
会話率:22%
生まれた時からとある施設にいた少年。幼い頃から実験され続け、感情を失いつつあった。それでも小さい時に見た本の世界が外の世界に広がっていることを信じ、今日もまたその時を待っている。
最終更新:2025-04-06 20:23:27
81547文字
会話率:58%
"今日は何をしようか"。そんな一言が辺りに通り抜ける。彼らが頭を悩ませているととある話し声が聞こえてくる。何でも星空が綺麗に見える場所があるそうな。そういうわけで彼らはそこに行ってみようということになったのだが、彼らの向
かう先にあるのは果たして…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 20:37:36
50169文字
会話率:76%
薬草を採りに入った森で、魔獣に襲われた僕。そんな僕を助けてくれたのは、一人の女性。胸のあたりまである長い白銀色の髪。ルビーのように綺麗な赤い瞳。身にまとうのは、真っ黒なローブ。彼女は、僕にいきなりこう尋ねました。
「シチュー作れる?」
えっと。どういうこと?
彼女の正体は知る人ぞ知る『森の魔女』。どういうわけか、僕は彼女の弟子になったのですが……。
「弟子くーん。朝ご飯まだー?」
「今日はダラダラするって決めてたから!」
「なんか甘いもの食べたいなー」
師匠、もっとしっかりしてくださいよ。
子供っぽい師匠。そんな彼女に、今日も僕は振り回されっぱなし。
でも時折、大人っぽい師匠がそこにいて……。
師匠と僕。二人が織りなす不思議な日常物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:51:07
109386文字
会話率:55%
トルソン侯爵家の令嬢・ユーフィアは、姉クーヴィアや両親から無能と蔑まれ、冷遇される日々を送っていた。
そんな彼女はある日、不治の病「奇蝕病」を発症し、家族によって邸の物置小屋へと監禁される。
わずかな食事だけを与えられ、孤独と寒さに耐える中
、ユーフィアは次第に生きる希望を失っていく。
死を覚悟したその時――何度も時を巻き戻し、ユーフィアを救おうとしてきた謎の金髪騎士、リアム・アークライトが現れ、彼女は窮地を脱する。
しかし安堵も束の間、リアムはユーフィアに告げる。
「今日からおまえは俺の婚約者だ」
戸惑いながらも、ユーフィアは婚約者としてリアムの邸で新たな人生を歩み始めることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:41:43
82331文字
会話率:35%
友情はあるけど恋愛からは縁遠い女子高生 神田美由紀 16歳
意を決して6月26日 木曜日から 日記を書くことにした
さて 今日の日記は?
キーワード:
最終更新:2025-07-23 21:40:00
10335文字
会話率:2%
午後九時二十三分、定時帰宅。
相川太一(40)はコンビニで買った冷凍パスタを電子レンジにかけながら、鼻歌まじりにテレビの録画を再生した。画面に映るのは、制服のリボンを揺らすアニメの女子高生たち。空想の中では、今日も春が舞っていた。
だが、
現実は違う。
薄暗いワンルーム。洗濯物は干しっぱなし。脱ぎ捨てたスーツが床でくたびれている。
冷凍パスタがチンという音を立て、太一は動いた。淡々と、何の感情もないルーティン。
「……そうだ、日記でも書こうか」
そのとき、ふと脳裏をよぎったのは、桜の香りでも、恋のときめきでもなかった。
ただ、手持ちのノートとキーボードが呼びかけていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 08:00:00
25438文字
会話率:6%
「礼に始まり、礼に終わる。それが茶道だ。だが、うちの茶道部は違うッ!
礼の前にまず筋トレ!茶碗を割らぬ握力、湯を操るための集中力、そして何より気合いィィッ!!」
叫ぶのは、主将の鬼堂(きどう)先輩。和服姿にサラシ、そして腕立て伏せ500回
が日課の男。
一見してラグビー部にしか見えない彼のもと、茶道部は今日も「作法」と「根性」の融合に挑む――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:00:00
17045文字
会話率:37%
今日からこの魔法学校に来ることになった雷魚…とその弟の小魚、自己紹介と初日早々のテスト、俺たちってめっちゃ強くね?とおもっていたが……?魔法を使えるこの世界とは全く違う、面白いファンタジー物語いまここに始まる。
最終更新:2025-07-23 21:38:31
208902文字
会話率:59%
噂では、わがままで贅沢三昧、家を潰したとまで言われている少女が──
「辺境伯の花嫁」として押しつけられました。
無骨で冷酷と恐れられるライオネル閣下は、そんな彼女を“毎日観察”することに。
ところが現れたのは、ちょっと背が小さくて、警戒
心が強くて、でも……なんだか放っておけない少女で──?
「あの噂、本当なのか?」
噂の真偽を確かめるため、今日もライオネル閣下は、少女を観察する──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:30:00
49693文字
会話率:24%
きらめく床に、午後の陽射しが反射していた。
屋敷の中では、少女が今日も黙々と雑巾を動かしている。
朝から晩まで雑務に追われる毎日。
それでも空は変わらず、今日も晴れている。
そんなある日、国を挙げた舞踏会が開かれる。
仮面の王子と、灰の
従者の物語が、今、動き出す――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 20:22:39
36402文字
会話率:25%
おはようございます! 起きました! でも……このどこ? 森の中? なんでこんなところに? というか、俺って誰? わからない。何もわからないけれど……まあ、その内わかるか。とりあえず、森の奥深く……かどうかはわからないけれど、どっちに行けばい
いかわからないし、まずはここで生きていくか。その内、なんかあるだろ……多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:21:50
42007文字
会話率:20%
『6年後の2月15日、空が割れ、世界に破滅をもたらす王が現れる』
6年前、五人の少年少女達は最悪の未来を知った……
世界が滅びる未来を知った彼らは約束を交わす。
それは未来を変える為の約束――しかし、彼らは6年の内に離れ離れになってしまっ
ていた。
6年前に未来を知った"少年"は、自転車を走らせる。約束の場所《輝ヶ丘》に向かって。
タイムリミットは17時。しかし、一つの事件が彼に襲い掛かる。
同じく未来を知った少女、桃井愛は空を見詰めて想う。『いつもと変わらなく見える今日が本当に"空が割れる日"なの?』と。
果たして彼らは約束を果たせるのか……
アクション×変身×人間ドラマ=本格ヒーロー小説ッッッッッ!!!!!
はじまり……
はじまり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:19:07
166283文字
会話率:43%
女の子なのに女の子として生きられなかった少女の切ない初恋物語。
三つの通り名を持つ通称クリスは辺境伯爵家の令嬢だが、両親からは放任されて育った。
その上従兄である王太子に散々利用され、いびられてきた。
そんな生活に見切りをつけて隣国へ留学し
て女性騎士の資格を得た。そして、卒業を控えていたある日、親友でもあるの王太子の婚約者の騎士として雇用するから帰国しろという王太子からの手紙を受け取る。
しかし、帰国してみると、騎士とは餌であり、本当の目的は引きこもりになった彼の側近と婚約し、彼を救えという命令だった。
ふざけるな! 彼女は激怒した。なぜなら彼女には、すんなりとそれを受け入れるわけにはいかない事情があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:54
41767文字
会話率:17%
「昼飯食わせてくれ」
そう言いながら、今日もあの男はリアンヌの事務所へやって来た。
彼は半年前に彼女の結婚相談所の隣に開設した、結婚紹介所の所長だ。
リアンヌが絶対にご飯なんか作らないことをわかっているくせにも関わらず毎日やってくるの
だ。
ユリウスという名のその男は、かつて彼女の夫だった。しかも互いに別人として生まれ変わった後、再び結婚していた。
どちらの結婚も最低最悪の結婚生活だった。
そして今度はなんと異世界に転生して、三度その元夫と出会ってしまった。
過去二回は黒髪黒い瞳だったが、今度は鮮やかな赤髪にエメラルドグリーンの瞳、そして逞しい体躯の派手なイケメンの人気の近衛騎士だった。
リアンヌは今度こそ絶対に彼に関わりたくなかった。それなのに、毎日やって来るユリウスにげんなりしていた。
そんなある日、とうとう彼女は彼に昔の恨みを全部ぶいまけて、交流をなくそうと思い付いた。
ところが、そこで彼女は、彼が自分に近付いてきた本当の理由に気付くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:14:15
11116文字
会話率:23%
貧乏子爵家の次女のクリスティナ=スミスンは、王城の舞踏会が開かれるホールの前で、突然男性に声をかけられた。
「宜しければ私にエスコートをさせて頂けませんか?」と。
その人は見上げるほど背が高く、均整のとれた立派な体躯をしていて、その上に
は、恐ろしく整った顔があった。
彼は今この国で一番の人気のある英雄の騎士だった。
「ほとんどの貴族令嬢が王立学園へ通っている中、城でお針子として働いている自分になぜ? しかも、今日の私はツギハギだらけの物凄く妙ちきりんな格好をしているというのに」
彼女は驚き戸惑った。彼とは分不相応な自分が彼の手を取ったら、明日以降女性達からどんな目に遭うか分かっていたからだ。
しかしデビュタントの彼女は、この夜会でどうしても成人としての証明書をもらわなくてはいけない訳があった。
そのために、彼女は覚悟を決めて憧れの人の手に、その手を委ねた。
無自覚に人々を魅了(魔法ではない)していく苦労人少女と、彼女を陰から見守り続ける美丈夫騎士の恋物語と複雑な人間模様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 19:10:00
200972文字
会話率:16%
ヘクタは失いたくなかった。それ故気丈に振る舞った。けれど、この世界に存在するアーテルによって全ては無に期した。それでも諦めきれず…ヘクタは傷つき、疲弊しながらも今日も彼女の為に只々生きる。果たして、ヘクタに救いはあるのか??
最終更新:2025-07-23 21:00:00
151455文字
会話率:37%
空が好きだ。
空の色が好きだ。
無限に広がる空を切り取った君の絵が好きだ。
陰キャ扱いされる高校二年生の夏希の趣味は、空を眺めること。偶然知り合った美大二年生の結陽は黄昏の絵を描くのが好きだという。最初に出会った神社は、空がきれいに見える
。黄昏時、神社に行けば結陽に会える。だから連絡先を交換しそびれていた。
同じものが好きな結陽と心を通わせていく夏希。友情ではなく愛情に育っていると気が付きながらも、本人には言えなかった。
男が男を好きになるなんて、きっと普通じゃない。
今のままの距離感を保って仲良くしていたい。そう願う夏希の気持ちを偶然、クラスメイトの健太に知られてしまう。健太に結陽との関係を揶揄われ、馬鹿にされたのをきっかけに、夏希は結陽に会うのをやめてしまう。
それでも結陽が気になる夏希は結陽の美大の展覧会に足を運ぶ。展覧会で結陽が海外留学に行く話を聞く。
慌てて結陽を探す夏希。初めて会った神社の黄昏時、最後の望みをかけて行ってみた場所で、結陽が夏希を待っていた。
「今日の空は夏希君の好み?」
結陽がいつものように問い掛ける。
「僕は好みだよ。大好きな黄昏に待ちわびていた大好きな子が馴染んでる」
結陽が待ちわびた黄昏は、夏希が欲しかった空の色だった。
高校二年生の鳴瀬夏希(17)と大学一年生の茅野結陽(19)のちょっと切ないほんわかピュアラブBL。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
2756文字
会話率:32%
本所の長屋に住む凜は医者の傍ら、夢を買う商いをしている。
人が寝る間に見る夢には、元になる種がある。それを「夢種」という。
獏にとり夢種は飯だ。
人にとっては大変貴重な珍品で、一部の人間の間では高値で取引されるらしい。
夢種を人から買い取り
時に喰い、時に御上に売り付け……、献上するのが凜の商いだ。
稲荷神社の神使である狐にせっつかれながら、怠く商いをこなす凜。
夢種に苦しめられ、救われる人々を眺めながら、凜は今日も、人に紛れ、人を眺めて生きる。
人に化け、人の世で暮らす獏・凜と狐の優太が夢種を介して出会う人生、江戸の人情話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:00:00
100347文字
会話率:30%
母親からの育児放棄・虐待で死んでしまった9歳の男の子、早宮連。
日本の神様が自分の創った異世界へ転生させてくれることになりました。
もちろん、使命もあります。
「僕が作った子たちと友達になってほしい」
他人に愛された分だけ赤ちゃんから成長し
た年齢で転移されるのに、レンは赤ちゃんのままでしばらく神界でお世話して、3歳相当に成長したら森の中へポンと送られた。
神様の作った子たちと早速出会うけれど。
神様…大きいワンちゃんと真っ黒な猫ちゃんですよ?
お友達になれますか?
神獣・聖獣と契約を交わし、森で保護してくれた騎士団長の家族の問題も解決し、無意識に周りに幸せを運んでいくレンくん。
でも、虐待された記憶があるから、臆病で甘えるのが下手ですぐに凹んてしまうレンくんに周りの大人たちはデレデレの溺愛が止まらないっ!
次々に神獣・聖獣・妖精・精霊と友達(契約)になり、困った人を助けていくけれど、実は神様の使命はこの世界を救うために必要なお願いごとだった!?
レンくんは、剣と魔法の世界で、今日も元気にお友達を作ります!
※アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
1085810文字
会話率:36%