かつて魔王と勇者が相打ちした世界。
月日がたち、魔力の大半を失いつつも生き延びていた魔王は、人間にまぎれ宮廷魔導士として安穏とした生活を送っていた。
一介の近衛騎士に生まれ変わった勇者の傍らで。
相変わらず人を惹きつける魅力をも
った元勇者は、今回は女として生まれついていたが、女人禁制の近衛騎士隊で女であることを隠して修行に励んでいた。
しかし、世継ぎの王子が彼(彼女)を見初めてしまい、実は女であるとも知らず、あろうことか「男でもいいから伴侶に迎えたい」と言い出して……!?
謎の友情によって結ばれた元魔王は、元勇者によってあるお願い事をされることに……。
※アルファポリス・カクヨムにも掲載あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 23:30:28
384771文字
会話率:35%
経験豊富なバツイチ女と誤認されているヒロイン×腹黒だけど純情な年上男による、王子様育成計画!
◆
王子様の教育係に任命された、と聞いてジュディの頭に浮かんだのは「子作りの手ほどき」である。
(王家の男子に対して「世継ぎのもうけ方」を
伝授する女性がいるとの噂は耳にしたこともあるけれど、まさか本当にまわってくるなんて)
ジュディは「後継ぎを産めなかった」として離縁された出戻り娘であるが、結婚の実態は「白い結婚」だった。
三年の結婚生活はまっさらで、実践はおろか知識もろくにない。
しかし、別れた元夫との契約により、その事情を他人に明かすことはできない。
断り文句も浮かばず、せめて報酬はふっかけようと覚悟して王宮へ向かった。
しかし、どうもその仕事は思っていたのとは違ったようで……。
◆カクヨム先行で公開中
◆以前公開した短編「王子様の教育係に任命されました」の連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n9050il/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 23:35:04
310358文字
会話率:31%
王子様の教育係に任命された、と聞いて真っ先に頭に浮かんだのは「子作りの手ほどき」である。
(王家の男子に対して「世継ぎのもうけ方」を伝授する女性がいるとの噂は耳にしたこともあるけれど、まさか本当にまわってくるなんて)
出戻り娘のジュ
ディは、覚悟して王宮へ向かった。
しかし、どうもその仕事は思っていたのとは違ったようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 17:55:09
8919文字
会話率:27%
政略結婚で隣国から嫁いできた王女ステラは王太子との初夜を迎えていた。
寝室に入ったとたん「では子づくりを」と王太子に言われたステラ。
妻に対するおもいやりも気遣いも感じられない態度に、ステラは二人の仲を深めるために先に話をしましょうと提案す
る。
王太子は初夜を拒否されたと思い、政略結婚というものの説明をする。
すれ違い、なかなか上手く噛み合わない二人だが、世継ぎをつくるという使命だけは果たさなければならない。
愛のない夜伽を試みるが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 21:00:00
76179文字
会話率:39%
若い侯爵のところに嫁いだ主人公の(16歳)。16歳の彼女は、初夜をはじめ一年の間一度も手を出されることが無いままの、いわゆるお飾り妻になってしまった。そんなある日、母親から嫁ぐ際に『世継ぎを産んだらこれを飲んで死ね』『一年半後にこの毒が使わ
れなかった場合、お前を直接殺しに行く』と言われていたことを思い出す。
あと半年以内に世継ぎを産むことは不可能。
半年後に死んでしまう運命にあることを思い出した私は、やりたかったことをやってから死のうと、昼間侯爵家を抜け出してカフェで働くことを決意する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 13:00:00
41121文字
会話率:53%
魔王国アヴィリオンの王アルトゥールは、勤勉で生真面目、かつ苦労性である。
十五歳で即位して十五年、膨大な魔力と魔法技術をすべて国政に費やしている。
――「王とは民の下僕である」
それが、彼の信条だ。
浮遊城ファルケンシュタイン「
下僕の間」にて、使い魔の水龍タイザーマーリアとともに日々陳情処理に忙殺されている。
ある日、大事件の一報が届く。
ヴァラス帝国の王、エドムントが殺害されたというのだ。凶器は妖魔ミレーヌケティが封じられている伝説の妖剣〈誰彼(たそがれ)〉。
最有力容疑者は、王の庶子、王子レオンハルト。
何故なら、〈誰彼〉を抜刀できるのは、妖剣に認められたあるじ、レオンハルトただひとりであるからだ。
レオンハルトは無実を主張しているが、その容疑は決定的で、すでに拘束・投獄され、七日後には火あぶりの刑に処せられるという。
アヴィリオンは鎖国中であり、ヴァラスとは国交がない。本来ならアルトゥールが介入する筋合いはない。
しかし妖魔ミレーヌケティに片思いをしているアルトゥールとしては無関心ではいられなかった。かつ、この件に関わらなければならないある事情があった。
人々の独白を聴くことが可能な遠隔魔法〈夜の虹〉を駆使し、アルトゥールは事件関係者への事情聴取を開始する。
王子レオンハルト。妖魔ミレーヌケティ。王妃ロスヴィーダ。世継ぎの王子マティアス。そして、マティアスが偶然繋げてしまった異界に通じる扉から迷い込んだ少年、ミヤサカ・ナオキ。
それぞれの証言から、事件当日に至るまでの経緯と状況、事件後の行動、各人の事情や感情、複雑な人間関係と愛憎が明らかになっていく……のだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 20:38:19
112386文字
会話率:29%
殺し屋の袁芒生は、匿名の依頼を受けて魔教・六玉妖道の教主を暗殺する。その一月後、殺した教主の息子・任熒瑶に捕えられ、暗殺の首謀者を探すよう言われてしまった。逆らったら即刻処刑という条件付きで六玉妖道に潜入した袁芒生は、調査を進めるうちに任務
の裏に思わぬ陰謀があったことを知る。さらに任熒瑶の秘密までも知ってしまい、彼との仲も深まって……
武侠×ドムサブバースのBLです。よろしくお願いします。
***
登場人物
・袁芒生(えん ぼうせい)
暗殺組織・墨世楼(ぼくせいろう)に所属する殺し屋。六玉妖道に捕らえられ、自分が手にかけた前教主の暗殺事件の真相を暴くことになる。天涯孤独の現実主義者。
転変者(てんぺんしゃ・本作でのスイッチ)で攻め。
※リバ設定有です。無理な人は自衛してください。
・任熒瑶(じん けいよう)
魔教・六玉妖道(ろくぎょくようどう)の世継ぎ。前教主の息子。両親の死の黒幕が現教主の伯父なのではないかと疑っている。冷徹だが甘えん坊な一面がある。
随者(ずいしゃ・本作でのサブ)で受け。
・武蒼淵(ぶ そうえん)
六玉妖道の現教主。血縁のみに継承される教主の地位に入婿ながら就いているが、果たしてその真相は……
・任舞照(じん ぶしょう)
六玉妖道の聖娘(教主の妻)。前教主の姉で、任熒瑶にとっては伯母に当たる。強気な美女。
・李赫(り かく)
任熒瑶の執事。口が固く、時に汚れ仕事を請け負うこともある。
用語解説
・六玉妖道(ろくぎょくようどう)
魔教の一派。呪術を得意とし、教主には六色の玉が嵌め込まれた鏡が代々受け継がれる。教主は直系の男子がなり、教主を聖者(せいじゃ)、その妻を聖娘(せいじょう)、世継ぎとなる長男を聖子(せいし)と呼ぶ。
なお「妖道」は外部からの呼称で、信徒は単に「六玉道」と呼んでいる。
・墨星楼(ぼくせいろう)
暗殺組織。様々な勢力が入り乱れる江湖において中立の立場を貫いており、正道・邪道を問わず仕事を請ける。所属する殺手(暗殺者)は諜報活動にも長けている者が多い。
ドムサブ用語一覧
・ドム→主者(しゅしゃ)
・サブ→随者(ずいしゃ)
・スイッチ→転変者(てんぺんしゃ)
・グレア→瞪視(とうし)
コマンド(命)
・kneel→跪坐
・stay→照樣
・say→講述
・look→瞧
・present→暴露折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 19:49:33
6947文字
会話率:41%
【以前書いたお話を加筆再構成しています。こちらの作品を中心にした短編集を夏コミで頒布することになって、とっても素敵な表紙絵を描いて頂いたので嬉しくってこちらにもおはなしを載せることにしました。一万字の前後編でお送りします】
「君を愛する事
はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 11:56:33
9990文字
会話率:12%
同タイトルの短編を連載化しました。
よろしくお願いします。
「君を愛する事はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれな
りに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 13:19:27
100027文字
会話率:20%
王妃、レイニーマインは従順な妻だった。公爵令嬢として当時の王太子に嫁ぎ、まだ世継ぎには恵まれていないものの幸せな日々を送っていると思っていた。
しかし。
ある日夫である王クレインが腹違いの妹のリリスと浮気しているのを目撃してしまう。
詰
め寄るレイニー。開き直るクレイン。
そして聞かされる、リリスの懐妊。
全てはレイニーに子ができないのが悪いのだと、そう言い放つクレインに。
それでも、王妃としての政務は今後も続けさせてやる、と。
お飾りであっても、王妃の座はお前にくれてやる、と。
そんな虫のいい話にとうとうキレたレイニー。
「いいです。お飾り王妃の座なんかいりません! 離縁、してください!」
「ふん、お前のようなグズを王妃にしてやった恩も忘れてそれか。ああわかった。離縁してやる」
「最後に、わたくしたちの後見人となってくださった帝国皇帝陛下にご挨拶をしたいと思いますが」
「ああ、そうだな、皇帝陛下にもお前と離婚してリリスと婚姻を結ぶ旨を報告しなくてはな。しかしいいな、余計なことは言うなよ。説明は全て私がする。そもそもお前など、私の妻でなければ皇帝陛下の御前にもあがる資格はないのだからな!」
学生時代。
王太子だったクレインの後輩として生徒会に参加したレイニー。
当時、慣れない会計の仕事を一生懸命にこなしていたものの、思わぬミスや間違いをしてしまい落ち込む彼女に。
厳しくも、温かい目を向けてくれたクレイン。
だからか。
こうして婚姻し王妃となったその後も、二人の関係は当時の先輩と後輩のように。
王妃として頑張って国家経営に励むレイニーに。
苦言を言うだけの王、クレイン、という構図がいつの間にかできていた。
それでもいい。
それでもわたくしが頑張れば、国のためにも愛するクレインのためにもなると。
そう思って頑張ってきたのに。
裏切られた王妃レイニーマインの復讐ものがたり!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 21:56:42
51564文字
会話率:24%
お世継ぎ問題に揺れるポメール王国、王子達がしのぎを削る中、継承権を持たない第四皇子が死んだ。彼は何故死んだのか、それを解くカギは葬送の儀に歌われた魔が歌一つ。その謎を追うは二人の少女、姉姫アネーラと、歌姫のアゼナ。その謎の先に何が待ち受ける
のか、そして王国の闇とは。ポメール王国を舞台に二人の少女が中心となって巻き起こるミステリアスなファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-03 21:36:25
184473文字
会話率:33%
「妖精を探しております」
そう言って、民俗学者のムジカ嬢はフェイフォードへやって来た。
一方、フェイフォードの世継ぎの姫・デジー王女は、求婚者たちに無理難題を課して、父であるヘーゼル王を困らせていた。
妖精を見つけたい民俗学者と、妖精探し
を諦めて欲しい国王の、それだけではない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:31:41
41019文字
会話率:33%
騙し、奪い、殺し、愛す。
『最も身近にいる人間こそが最大の敵』
臣と呼ばれる地方に
里の者が決して立ち入ることのない山があった。
その山は嘗ては「天狗山」と呼ばれていた。
しかし、長い歴史の中で
その山の名前は人々の記憶から消えていった
。
ただ山だけがそこに存在していた。
深山幽谷には
人ではない何かが住んでいると言われている。
「夜霧」
それがこの山に住む一族の名である。
夜霧の屋敷は山の奥深くにひっそりと建っていた。
屋敷の広大な敷地には本宅を中心として、
七つの別宅があった。
北には子の宅。
東には卯の宅。
南東に巽の宅。
南には午の宅。
南西に坤の宅。
西には酉の宅。
北西に乾の宅。
ある朝、
十五歳の誕生日を迎えたばかりの四女の亡骸が
別宅の一つで発見された。
その死は兄妹達の中に
否が応でも夜霧の掟を思い起こさせた。
そして芽生える殺意。
今、夜霧の掟に従い
熾烈な世継ぎ争いの幕が切って落とされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 23:00:00
79949文字
会話率:20%
(最初のエピソード「女王特権で推しと結婚するなんて、はしたないですか?」の内容)
千年に渡り闘神によって庇護されてきたグランティスは、世界一の剣闘場で知られる武勇の国。次代女王グレス・グランティスはお淑やかな姫君。武勇の国を背負う強く気高い
女王になる自信がありません。向いてないなぁと思いながら運営に携わっていた剣闘場に、ある日、細い体に素早い身のこなしで一瞬で試合を終わらせる花形選手、テリア・ランセルが現れます。それまで剣闘士に興味を抱けなかったグレスもすぐに彼に夢中になり、影ながら応援し続けていました。
二十四歳になるグレスに、そろそろ世継ぎを産むべきという圧力がかかり始めます。その時、彼女は思いました。「誰かの子供を産まなければならないのなら、わたくしはあの方の子供が産みたい」
しかし、女王の地位を利用して人気選手に近付こうとする自分を「はしたない」と思い悩みます。
(本作品全体の内容)
この作品はエブリスタコンテストに出すために書いた短編と中編を時系列に並べたオムニバスになっています。「女王特権で推しと結婚するなんて、はしたないですか?」は佳作。「天職、失いました。」は優秀作品に選出されました。
「GRASSBLUE青草日記」という作品の後日談になります。
神話時代が終わり、務めを終えて人間に戻った神様が恋をして、幸せになるまでの物語です。
毎日23時更新、4月5日まで連載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 23:00:00
74966文字
会話率:36%
「黒きエルク」元版 25,900PV、ありがとうございます。
病死した、わたし。輪廻の途上で、白猫のルキフェと出会います。で、魔族の不幸を救うため、無敵(?)の魔王に転生することになりました。
でも、この魔王、ちょっと変? ちょっと妙
? やっぱりおかしい?
第二の人生、使命はあっても、楽しく、ひょうひょうと生きると決めました。武術も魔法も、まだまだ練習が必要。物見遊山じゃないけれど、美味しいものも探さなきゃ。
さあ、出発、出発ー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 08:12:07
434771文字
会話率:54%
たぐいまれなる手腕で世を平定させたとされる現王。
しかし、跡継ぎにはなかなか恵まれず、やっと世継ぎとなる娘が生まれた時の人々の喜びようはすさまじく、各地でもで祝賀イベントが多々執り行われていた。
王女が生まれてから3年も経つと、年々、派手
になっていく祝賀行事や重鎮たちからの婚約者リスト攻めに辟易し、また、周りからの反発を恐れた賢王は、彼女を世間の目から隠すことにした。
王女が生まれてから6年後、彼女は無事に初等科に入学し、国中から選ばれた同年代の子ども達と、日々、忙しく生活していた。
月日が経つのは早く、日々の成長を見てきた王は今後を鑑み、ある決意を下した。
※この作品は、「http://romancescience.xyz/」にも掲載しております。
校正しながら移動中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 23:02:20
10952文字
会話率:18%
ローハイム王国の王族たちは、呪いとも呼ばれる奇病に見舞われ、ことごとくが死に絶えてしまう。
生き残ったのは、国王と、旅に出ていた放蕩者の第四王子のみ……。
フロレント辺境伯家の令嬢リーナは、世継ぎを残すべく、呼び戻された第四王子へと
嫁ぐことになったが、一つの問題があった。
リーナが十五歳の娘であるのに対し、うつけの第四王子は三十六歳だったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 18:33:47
49657文字
会話率:23%
若き国王陛下の正妃、エリーゼは、結婚してしばらく経つというのに、世継ぎを授かることができずにいた。
原因は、王が邪悪な魔法を乱用して、不摂生を極めているせいだ。エリーゼの方に非はないのに……それを指摘すると、「お前の腹が無能なせいだろうが!
この悪妃め!」と、激昂され、殴られてしまった。
その怪我をこじらせて、エリーゼは……死んでしまったのだった。
これまで、目覚ましい仕事ぶりで、城内をまとめあげていた賢妃エリーゼを失い、王は今更ながら失態に焦りを見せ始める。
……けれど本当は、死んだというのは嘘。エリーゼは暴君を見限って、死んだふりをして城を出たのだ。側妃と共謀して、暴虐非道の王を破滅へと導くために――。
王の破滅を待つ間、エリーゼは身分を隠し、平民として地方都市に潜伏することにした。の、だけれど、そこで陽気な馬飼い男、フレーゲルにナンパされ、あろうことか絆されてしまい――……挙句には、彼によって、とんでもない終焉を迎えることになってしまったのだった。
これは、類稀なる悪妃の、二十五年の短い生涯の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 18:07:56
155038文字
会話率:38%
私の元に嫁いで5年、最愛の未世は宗家の世継ぎを産めない自分を責め。自ら離縁を申し出た。
お互い「この世にたった一人の最愛の人」と心に決め、各々の道に進んだ。
私の後添いの小乃花はできた嫁であったがやはり子宝に恵まれず、その原因は私にあっ
た。
すべてをやり直そうと私は未世の消息を探し歩くのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 13:53:21
748文字
会話率:38%
女主人公二人がメイン。仲良し。
友人で皇妃様でもあるトレシア様は病気になってしまいお世継ぎなど様々な不安が出てきた。第二皇妃になってくれないかと頼まれたマリエルは自分が婚約解消されたばかりで将来について悩んでいたこと、トレシア様の立場を守
りたいこと、などの理由からその提案を受け入れることにした。
陛下はトレシア様に一途で病気に倒れてすぐは拒否してたみたいだけど、トレシア様の不安を減らすために結局は許可を出したみたい。
トレシア様の病気、治してみせます!!!
なんだかんだ奔走してたら幸せになった話。
の、裏事情もあり。(sideトレシア)
マリエルが知らない間にトレシアも奔走してた。[ここまでが1話]
あとはそれに関連するお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 21:35:34
12475文字
会話率:27%
皇帝(シルヴァン)、トレシア、マリエル、全員ハッピーエンド!! 女主人公2人がメイン。仲良し。
友人で皇妃様でもあるトレシア様は病気になってしまいお世継ぎなど様々な不安が出てきた。第二皇妃になってくれないかと頼まれたマリエルは自分が婚約
解消されたばかりで将来について悩んでいたこと、トレシア様の立場を守りたいこと、などの理由からその提案を受け入れることにした。
陛下はトレシア様に一途で病気に倒れてすぐは拒否してたみたいだけど、トレシア様の不安を減らすために結局は許可を出したみたい。
トレシア様の病気、治してみせます!!!
なんだかんだ奔走してたら幸せになった話。
の、裏事情もあり。(sideトレシア)
こちらもマリエルが知らない間に奔走してた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 08:18:15
6539文字
会話率:1%
江戸時代、福井藩の藩主の庶子として生まれた権蔵は世継ぎとは認められず家老の家で育てられる。しかし藩主の松平光通には正室に男の子が生まれなかった。そこで権蔵は世継ぎ候補として城に上がることになる。しかしそのことを快く思わないものがたくさんいた
。正室の国姫は世継ぎを産めない責任感から死を選び権蔵は命を狙われる事件も発生する。福井藩は藩祖松平秀康の頃から世継ぎ争いが絶えない藩だったが、67万石の大藩は派閥抗争に明け暮れ、争いごとが絶えなかった。権蔵はそんな福井藩の世継ぎ争いから逃れるために出奔する道を選ぶが簡単に福井藩の騒動から逃れることは出来なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 17:57:01
40053文字
会話率:2%
四つ足の獣食いが肉食(にくじき)と称され、忌みされてた表向きと別に、将軍家には牛肉の味噌漬けが献上されていた徳川の御代。お家のためお世継ぎのため、命懸けとなっていた人たちのことを黒い笑いを込めながら感傷深く書きました。
食べるとは、生き
抜くとはを感じていただけたら幸いです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 05:00:15
8473文字
会話率:42%
人間たちが生きるこの世界と隣り合わせの異界より、こちらを侵略するもの――「改竄者」。「改竄者」に対抗できるのは、「神」の啓示を受けた正しき世界の知識を持つもの――「正者(せいじゃ)」だけ……。『まばルナ』こと『終(つい)のセカイのまばゆきル
ナ』は、そんなシリアスな世界観を押し出した乙女ゲームの一本。『まばルナ』のヒロイン・ルナに転生を果たした「わたし」は前世『まばルナ』のプレイヤーだった、ただのくたびれたアラサー会社員。ゲームのシナリオ通りに「正者」の紋章を得た「わたし」は、老いた現王の後継者問題に揺れる宮廷へと招かれる。「わたし」は王宮の地下牢に、本来であれば子をなせぬ現王が、世継ぎを望んだために王女アステリアと共に生まれた「改竄者」がいることを知っている。「わたし」はどうにかハッピーエンドを迎えられないかと四苦八苦するが――。
※キーワードにご注意ください。メリバと表記していますが、「わたし」視点では明確に、一切救いなくバッドエンドです。
※他投稿サイトにも掲載。
※全6話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 00:00:00
13105文字
会話率:7%
主人公のレオーネは俺口調で男勝りなとこ以外は普通のピュア女の子
だけど、レオーネはお母様にひどいことをしたお父様を激しく憎んでいた
しかも結婚して世継ぎ(男児)を産めと強制してきた
俺は絶対お父様の思い通りにならない
そう決意したレオーネが
選んだ道は・・・魔女の呪いによる男体化だった
だけど・・・幼馴染の二人を含む五人の婚約者候補達は
レオーネが男だろうが関係なく迫ってくる
って俺いま体は男ですけどー!?
ついでに魔族の侵攻で国もピンチ
レオーネの恋とバトルの行方はどうなっていくのか?
だから俺は絶対に世継ぎなんて作らないからな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 07:00:00
64141文字
会話率:57%