――――紫苑(しおん)! うちのカツオがいなくなっちゃった!
夏休み序盤、暇を持て余した紫苑(しおん)春(はる)は、友人から逃げ出した飼い猫を探してほしいと頼まれた。
――――消えゆくわしを見つけた者にはひとつの望みを叶えてやろう
霊
術士である蓬(よもぎ)早矢(さや)は、猫の姿をした神から神託を受けた。
紫苑は友人の家周辺で猫を探し始める。
蓬はおまじないによって猫神様が逆町(さかさまち)というところに隠れていることを突き止める。
逃げた飼い猫を探す紫苑。
猫神様を探す蓬。
ついうっかり出会ってしまった二人は、成り行きでタッグを組むことになる。
そして別々の目的の猫を探す二人の前に、力なく倒れている猫の姿が……
不穏な気配を感じた蓬は次の日の朝、呪いの刀を紫苑に託す………
「手伝ってくれるんでしょ?」
控えめに微笑む蓬に、紫苑は顔をひきつらせた。
これは一匹の猫の神様を巡る事件から始まる、いくつかの物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 20:00:00
23082文字
会話率:43%
小さい頃に育ての親であり魔法の師匠を失う。その時、師匠からある物を受け継いだ。そこで少年は決意する「俺先生になるよ俺みたいにどうしようもない奴も導いていけるような先生に」。少年は大人になり決意通り先生になったが・・・学園に渦巻く不穏な気配、
魔法師社会の闇から生徒を守れるのか?
最強教師が織り成す学園ハイファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 00:00:00
1869文字
会話率:54%
高校生である白陽(ツクモハル)は、とある理由から滅多刺しにされて死んでしまう。目を覚まして見れば、どう言う訳か意識だけのままの状態で異世界の令嬢ルナ・ノワールに取り憑いていた。
彼女から話を聞くに、この世界にはどうやら女神や魔力と言った
存在もあるらしい。肉体は無いながらも、物語のような世界に来たことに、ハルは心を躍らせ始める。しかし、そう喜んでいる訳にもいかなかった。憑依先のルナが居るのは牢の中だったからだ。話が進むにつれて、どんどんと不穏な気配が増していく。もしかして……処刑? 逃げ出そうにも、彼女の体から抜け出す方法等が知るわけも無く……。
そんな感じで二人が仲良く死んで始まる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 21:12:10
325269文字
会話率:50%
時はグレゴリオ魔法歴2020年、世界に魔法と魔力が発生して2000年ほど経った現代、魔道具から魔法を引き出す存在を人々は魔法使いと呼んでいた。
「ま、魔力持ちとか人類の半分以上だし、魔道具は全人類使えるんでほぼ全人類魔法使いですけどね」
二度の大戦と一度の異世界との戦いの後ひとときの平和を手にした人類はモリモリ繁栄し大きなトラブルもなく過ごしていたが、少しづつ不穏な気配が近づいてきていた。そんな時1人の青年が己の願いを叶えるために魔法学校の門を叩く。目標は『年収2000万円』大きくも小さくもなんとも言い難い目標と共に彼は不穏さが滲むこの時代にどう生きるのか、そして年収2000万円の職につけるのか、彼の学園生活は爆炎と共に始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 00:00:00
31819文字
会話率:51%
伯爵令嬢のミラにとって一等大事なものは、優しく美しく、賢い姉のセイラだ。ある日セイラに、婚約間近と言われる皇太子アルフォンスから手紙が届いた。何の変哲もないお茶のお誘いだが、不穏な気配を感じるミラ。姉に内緒で身代わりにその場に出向いたが、そ
こに居たのはアルフォンスではなく、弟王子のエドガーだった。
血統の劣る妹が大好きな姉を守ろうと軽率な行動に出て、皇太子の弟に絡まれるお話。
※2021.3.8 改題しました。旧題「性格の悪い王子様~お買い得令嬢と、黒王子~」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 12:00:00
191608文字
会話率:27%
「め、目が覚めたら女になって後宮にいた……だと!?」
いつものように酒を飲んで、気が付いたら知らない場所にいた。妙なことに目線は低いし女のような声で――胸! ヒラヒラの衣装! 長く結い上げられた髪!? 混乱するが、しかし張飛は細かいことは気
にしない。
何故なら突然、目の前に虎が現れたから。侍女らしき女も護衛も震えて動けないでいる。ここは勿論、オレの出番だろう!!
「――俺は “燕人”張益徳だ!! 虎野郎、かかってこい!」
お決まりの名乗りを上げてサクッと虎を倒したら――周囲の人間が平伏していた。
◆どうやら『燕人』というのは、この国の守り神のようなもので特別な存在らしい。
ここは妖魔がいる異界の燕国後宮。張飛は後宮妃たちと渡り合ったり皇帝に妙にキラキラした視線を送られたり、酒を飲んでたまに妖魔退治をしたり、後宮の不穏な気配を察知したり……?
一度死んだ張飛は、『燕人』として、後宮妃として、蛇矛を手に自由気ままに新しい人生を生き直す!
◆三国志演義がベースですが、伝承から史実までごちゃ混ぜの『イメージ張飛』です。どうかお気軽に!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 21:12:22
21182文字
会話率:42%
現代に生き残る女忍者、火鷹。彼女の目標はいつしか心から忠誠を誓える主に仕えること。
そんな火鷹の住む地に漂い始めた不穏な気配。
火鷹は里の命を受け地元の名家、音月家にメイドとして潜入し、不穏な原因を突き止めようとする。だが火鷹は一流の忍と自
負するも、メイドの仕事は失敗ばかり。おまけに音月家の次期当主、晃にはそっぽを向かれてしまう。
火鷹は挫折に苦しむも襲い来る魔は容赦がなかった。里を守り、また駆け出そうとする火鷹が理想の忍を目指し、奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-09 09:00:00
44540文字
会話率:17%
魔世界テリミア。そこでは魔王族の一人たる世界皇帝ジャック=ノア・レオドアルによってもたらされた平和の元、当たり前のように魔族や人族、妖族が一緒に過ごしていた。
しかし、ジャックが人間世界へと訪ずれた時に人間世界とテリミアを繋ぐ回路が破壊さ
れてしまった!
帰ろうとはするものの、案外楽しい人間生活をして、帰れる時を待つ事にした魔王様。
親友や、可愛い可愛い妹も出来た。万々歳?
でも、高校入学と同時に段々と不穏な気配が…………
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-02 00:21:07
41103文字
会話率:38%
膨大な魔力を持って生まれたエレノア・ラッセリア。やっと制御する訓練を終え、仲間も出来て学園生活を始めるが、なんだか不穏な気配が……
最終更新:2020-07-03 23:57:46
46512文字
会話率:60%
「門」の出現により、異世界はフィクションではなくなった。
異世界への調査へと赴き、そのまま消息を絶った両親。
満たされない日々を送っていた少年は、ある少女と出会う。
「私は逃げてきた。あなたたちが、異世界と呼ぶ場所から」
徐々に、交流を
深めていく二人。
だがその陰には、不穏な気配があった。
二つの世界を舞台にした、失ったものを取り戻すための王道冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 22:36:35
32090文字
会話率:27%
北西の国のお姫様と大陸中央の皇子様の恋物語。
ティア姫はそれはそれは美しい、絶世の美少女です。美しくても醜くても自分だけを見つけてくれる「星の王子様」に憧れている、ちょっと思考が変なお姫様。
ある日、海岸にてティア姫は運命の星の王子様と
出会ったと思い込みました。
ティア姫と2人の兄、3つ子の誕生日祝いの晩餐会に招かれたルタ皇子です。
ルタ皇子はティア姫が見抜いた通り良い男なのですが、女性に偏見を抱いています。何やら過去に嫌な目にあったようなのです。
「容姿端麗な女は恐ろしい。男を惑わし、極悪の限りを尽くそうとする」
「毒牙にかかる前に、薔薇の棘に刺される前に逃げる」
「見た目で釣ろうなど、恐ろしい女」
せっかく美少女に生まれたのに初恋の相手は、ティア姫を嫌がるような男性でした。しかし、ティア姫は思い込みが激しく、ティア姫の周りの者も妙にルタ皇子を囲うので2人の恋物語が始まります。婚約したり、政略結婚の話が出たり、かと思えば反対されたりです。
おまけにティア姫の暮らす国には、何やら不穏な気配がしています。果たしてティア姫の初恋は実るのでしょうか? もちろん、実るのです。これは恋物語ですから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 19:08:33
93299文字
会話率:42%
主人公ブラッドは迷宮の攻略者であり、最高位冒険者であった。依頼でとある伯爵令嬢の指南役をすることになるのだがその依頼には様々な人物の思惑があるようで屋敷についてそうそう不穏な気配をブラッドは感じ取る。そんな中始まった伯爵令嬢への指南だったが
指導が進むうちにブラッドはその才気に引かれ始め……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 03:53:47
145050文字
会話率:60%
両親を相次いで亡くした『わたし』は、後妻である義母に下働きに落とされてしまった。
魔法を使う為に必要な真名を奪われてしまい、自分の名も分からず『醜い者』と呼ばれて虐げられる日々。
ある日、強制転移で飛ばされた先は異国の戦場。
そこで出会っ
たのは美しい孔雀緑の瞳をした元帥様だった。彼はわたしに『エルザ』の名を与えて大事にしてくれる。
わたしが元帥様に惹かれていくのに、そう時間は掛からなかった。
全てを失った少女が、全てを与えられる恋のお話。
―第二部―
全てを与えられた少女は母国の王太子が開く夜会に、夫と共に出席する。
そこには陰謀と、嫉妬と悪意があった。『何もない』と蔑まれる少女。不穏な気配が漂う他国の情勢。
そして全能者が願いの為に現れる。
少女は抗う――愛しい人と共に在る未来の為に。
※11/10 第一部が完結しました! 3/13 第二部開始します!
※11/8 異世界恋愛部門で日間6位を頂きました*°ありがとうございます!
※暴力・虐待の描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 07:00:00
180894文字
会話率:47%
宗谷洋介は田舎生まれ・田舎育ちの16歳。
ある日突然、異世界召喚された先は森の洋館!?
館の主の女の子、「黒い羊」のメリーと一緒に暮らす中、森からの不穏な気配は日に日に増していて……?
剣と魔法、銃と硝煙の異世界ファンタジーはじまります!
最終更新:2020-01-20 20:08:52
1974文字
会話率:18%
シビルはギザント王国王立学院に通う辺境伯令嬢。学院女生徒に絶対的人気を誇る彼女の正体は庶民育ちの猫かぶり令嬢だった。
今学院では彼女の友人シャーロットの婚約破棄騒動が巻き起こりそうな不穏な気配が漂っている。シビルは無事にシャーロットを守れる
か?
短編を書くつもりが長くなったので三話に分割しました。
☆ 1/30 新連載「猫かぶり令嬢は平穏無事に暮らしたい」を開始しました。こちらもよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 20:00:00
10721文字
会話率:40%
尽きぬ鉱脈、永遠に年をとらない住人達。
魔女の腕に引き込まれた先は、不思議な鉱山の街だった。
受験の差し迫った冬の帰路、女子高生 雪路は、
恐ろしい魔女が支配する、異界の街へと引き込まれた。
帰還の方法はただひとつ。
「魔女の後継者
になること」
「狩人・櫛・腰紐・毒林檎」4つの試練を乗り越えて、
魔女の7人の息子達のうち、いずれかの花嫁となれば、帰ることができるかもしれない。
魔女の後継者を目指す20人の「花嫁候補」の一人となった雪路に、訪れる激動。
花嫁候補同士の確執、鉱山世界の身分格差、そして、「魔法界」との間に落ちる、不穏な気配。
それぞれに事情を抱えた鉱山の住人達と関わりながら、
雪路は、鉱山世界の暗い過去や、魔女の思惑へと踏み込んでいく。
そうしていつか、帰りたい、ただ一心だった心境に変化が訪れて……。
たったひとりの人を見つけて、雪路の願いは変わっていく。
これは、行きて帰りし人の、物語。
※本編完結済み。
2019年中は、行事や登場人物の誕生日に番外編を投稿する可能性があるため、連載中としています。
※そのうち手直しを入れるかもしれませんが、誤字脱字訂正や言い回しの変更、加筆が主で、全体的な流れや結末が変わるほどの改変はしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 13:00:00
983033文字
会話率:44%
聖女を育成する教会で、少女達は今日も勉学に励んでいる。
そして誕生日を迎えるリュネリアのために、普段ツンツンしている妹からのサプライズ。
その思わぬ行動にキュンキュンするリュネリア。
しかし誕生日パーティーの最中、不穏な気配が
少女達へと近づいていた。
【この作品は、アンリ様主催《クーデレツンジレドン》企画参加作品です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 10:00:00
14542文字
会話率:43%
赤髪の少年、シン。彼は先の大戦―—―「紅の一年」と呼ばれた戦争の中で産み落とされた一人の赤子。身寄りもなく、彼はたまたま通りかかったセスティリア王国の国軍に拾われ、国王の養子として迎えられる。
―――そうして、十数年の時が経ち、シンは近衛騎
士団第一部隊長を務め、日々、鍛錬していた。
そんな中、不穏な気配がシンの背後に迫りつつあり、友人のロロ、部下のレルガも巻き込まれていく。
覚醒する力、託された思い、守りたいという願い。少年は全てを背負って、戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-17 18:00:00
25771文字
会話率:62%
落し物を拾った途端、沙弥は異世界へ召喚されてしまう。訳も分からないまま、皇太子の花嫁候補の1人として王都に連れ行かれる。
着いてそうそう試験が待っていた。落ちれば無一文で追い出されてしまう。
何とか合格するも、首席の花嫁候補者が殺害されて
不穏な気配が漂う。
皇太子の元婚約者に振り回されたり、部屋を爆発されたリと大変な目に合う。
何とか花嫁修業しているなかで、元の世界へ戻る方法を知る。
そこで、新たな出会いが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-24 00:14:57
52871文字
会話率:37%
五百年の時を経てめぐり逢えた黄金の王と運命の乙女。全ての人々を幸せにするため、そして幸せになるために旅する二人が向かったのは港町トマ。海の見える屋敷でのんびりと夏を過ごすはずが、何やら不穏な気配。……「何かあれば俺を呼べ。必ず、助けにいく」
……どんな困難にも、愛を信じて立ち向かえ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 23:11:57
87085文字
会話率:47%