ホモ・ハイデルベルゲンシス、ホモ.ネアンデルターレンシス、ホモ・サピエンス、そしてホモ・フローレシエンシスが、まがりなりにも共存する世界。
千年前にネアンデルターレンシスが米大陸に到達後、サピエンスも航海時代に乗り出す。また、ネアンデル
ターレンシスとサピエンスとの交流により、技術は急速に発展した。
だが、今、南北アメリカ大陸間での大規模戦争と、核の大量使用が懸念されている。
そのような大破滅を回避しようとヒトビトは考える。だが、肝心のサピエンスはと言うと、それでもまだ争っていた。
地名その他は、現在のものを使います。これはアジモフの「夜来たる」と同じく、わかりやすさのためです。
medium.comと重複。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 19:25:33
59018文字
会話率:58%
れいかは就職志望の高校三年生。学業成績もスポーツも振るわず、校内では問題児扱いされている。在籍校は明治26年に創立された名門女子校であるが、現在は東京都との共同運営という形をとっており、成績不振や中学時代にワケありの生徒などを受け入れており
、進学指導以外にも、就職指導にも力を入れているというユニークな学校である。
ある日、れいかは、教科書に出ていたネアンデルタール人に、従来からサル顔といわれていた自分の顔が似ていると、かねてから、れいかをバカにしている咲苗から中傷されたため、彼女を殴ってしまい、停学になってしまう。
れいかは、自分が停学になった原因であるネアンデルタール人に興味を持ち、停学期間を利用して、ジブラルタルへ旅立つ。
そこでの発見が、れいかのその後の運命を変えていく。
さらには、れいかが、今も生き残っているであろうネアンデルタール人でじゃないかという疑惑が!
果たして、れいかはネアンデルタール人のDNAを色濃く持つ人なのか?
第三セクター的なユニークな運営をする名門女子校を舞台に、来るべき未来に向かって、精一杯生きる女の子たちのサクセスストーリー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 13:39:22
28458文字
会話率:39%
誠に恐縮ながら、お嬢様は”人間”がお嫌いです。
日本人、外国人、現代人、偉人、商売人、宇宙人、地底人、ネアンデルタール人……
およそ”人”と名のつくものを目にすると、途端にお体を震わせて、嘔吐なされてしまうのです。
お嬢様は”人間”がお
嫌いです。
その反動か、人間以外のあらゆる”生き物”への慈愛は、常軌を逸しておられます。
犬、猫、ハムスター、植物、昆虫、爬虫類、怪獣、ロボット、チュパカブラ……
彼らを守るためならば、自らの生命すら容易に投げ出されようとされるのです。
お嬢様は”人間”がお嫌いです。
けれども当方は、そんな”お嬢様”を、心の底よりお慕い申し上げております。
このお話は、ある山奥にお住いの”お嬢様”を取り巻く、”生き物”たちの取り留めもない身の上話です。
形式は連作短編。第三話までございます。
彼らは、あまりに繊細で、あまりにか弱い”生き物”たちです。
どうか暖かい目で、見守ってくだされば幸いです。
重ねて、よろしくお願い申し上げます。
かしこ
――幇助監督局一等幇助官 金井塚京子
※pixivに重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 17:00:00
42850文字
会話率:26%
火の神様が山から降りてきた。
「火は、私たちの生活を便利にする。しかし、時として、私たち自身をも焼く」という警句を火の神様は言った。そして、火の神様は友情の炎、勇気の炎を分け与え、再び山に帰っていった。その比喩に満ちた炎を、初めて火を
見たネアンデルタール人のような猫背で(持って松明が重くて前屈みになっていたのかも)、慎み深く頭を垂れて受け取った1組と2組の代表の男女が、キャンプファイヤーにその炎を移した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-19 01:10:33
4543文字
会話率:0%