「コバルト文庫短編小説新人賞もう一歩の作品」に選定いただいた作品。
熊本地震の後、同じ高校に岩田哲也と水沢香奈は、通学中に路面電車で偶然乗り合わせた。
地震の影響で生活が困窮し、思い詰めた香奈に、哲也は……。
最終更新:2023-02-26 23:39:00
9765文字
会話率:12%
手のかからない「良い子」だった妹が、最近夜遊びが酷くなったらしい。
心配する父をよそに今夜もまた、家から出ていった。
口うるさい親父と違って、俺は口を出さない。
なんたって、妹を信頼しているからな!
ただ……。傍から離れて行
っちゃうのは、ちょっと、寂しいなって。
※WEB小説投稿サイト「ハーメルン」にてマルチ投稿を行っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 18:00:00
22784文字
会話率:39%
小説の三題噺をもとにして作った短編です。
三題噺とは、元は落語用語で、ここでは三つのランダムな言葉を使って小説を書くことを意味します。
文中にお題をそのまま使っているので、ぜひ何のテーマか当ててみてください。
怪談白物語みたいなノリと
いえば想像しやすいでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 23:24:47
3959文字
会話率:55%
地球には16年周期で彗星が衝突する。
直系五十キロを超える彗星は人類を滅亡させるものだ。しかし、その悲劇は16年周期で誕生する人柱によって回避されていた。
そしてその人柱だったのが吉田篤史(よしだあつし)、16歳。
篤史は人柱と
して人類の命運を背負うが、一人の少女に出会ってしまう。
地球最後の日、迫るタイムリミットの中で篤史は決断する。
※コバルト文庫の短編賞で『もう一歩の作品』に入った作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 22:09:06
9778文字
会話率:38%
俺はご主人様から造られた人工生命体、名前はティンク。コバルトブルーの短い髪、萌黄色の目。背中にはライトブルーの薄羽を4枚持っている。
そんな俺のご主人様、フェリシエンヌ・エルヴェシウス伯爵令嬢は人生を繰り返している!
ご主人様は人生を繰り
返す度に努力する。時には騎士、時には魔法使い、錬金術師、賢者等色々極め、たくさんの努力をした。
ご主人様には婚約者がいる。ご主人様は繰り返す度に婚約破棄されている。
ご主人様の国は、魔王軍も攻めて来る。ご主人様は繰り返し魔王軍を相手にする。
これはそんな努力家で、少し(?)抜けているご主人様を見守る人工生命のティンクが語る奇想天外なご主人様のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 07:00:00
184661文字
会話率:39%
雪がまだ解け切らない季節に婚礼が決まった姫。相手のことを何一つしらないまま。この作品はカクヨムにも掲載しています。コバルト短編選外でした。
最終更新:2022-10-10 11:00:00
9343文字
会話率:45%
結衣は友達だから。秘密はこのままにしておく。この作品はカクヨムにも掲載しています。コバルト短編選外でした。
最終更新:2022-10-09 23:00:00
9599文字
会話率:45%
占い師の娘。お客さんの未来は占わないはずだった。この作品はカクヨムにも掲載しています。コバルト短編、選外の作品です。
最終更新:2022-10-09 18:00:00
9456文字
会話率:44%
アリアは大好きな王子様に虫をあげ続けていた。
6歳。大きなクサイ蛇の抜け殻をプレゼントしたとき唐突に前世を思い出す。
恥ずかし過ぎてもう二度と王子に会えなくなった。
自分に虫をくれ続けていた女の子から突然避けられたコバルト王子。
ふたり
の視点の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 08:15:40
42238文字
会話率:32%
未来、科学の進歩によりアンドロイドは生活の一部として溶け込んでいた。
コバルトブルーの血潮を持ち、デジタル演算の知性を持つアンドロイドは、人間への忠誠をプログラムされている。
そこに自我は芽生えるのだろうか。
彼らに愛はあるのだろうか。
*声劇台本
*男性二人、女性二人のシナリオです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 22:16:03
15297文字
会話率:1%
「ナターシャ・コバルトヴォルト!俺はお前との婚約破棄を申請する!」
舞台の上には、ナターシャの婚約者であるニール・ルインスキーが、顔が隠れるほどの可愛らしいピンク色の羽のついた大きなリボンハットを頭に乗せた令嬢と腕を組みながら、こちらを挑
戦的な目で睨みつけている。
ナターシャは背筋を伸ばし、ニールにすました顔を向けた。
ーー卒業祝いに、婚約破棄を計画的に行う方法を、身をもって教えてさしあげますわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 16:15:15
11278文字
会話率:59%
ある日、古ぼけたおおかみのぬいぐるみを拾った。自立心がなく精神的な幼さを残すぬいぐるみ教室講師・山口夏月と、彼の前にふらりと現れた美少年・三河星。ふたりはしばし交流を重ねるが、やがて別れの時が……。少年、三河星の正体とは。第211回コバルト
短編小説賞「もう一歩の作品」に載った作品(別名義)を改稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 19:45:52
10495文字
会話率:39%
「お宅に鷹の絵があるでしょう? あれを、引き取りたいのです」怪しげな客は左近とだけ名乗った。律の日常生活に闖入してきたのは、人か、魔か──。第212回コバルト短編小説賞「もう一歩の作品」(別名義です)の改稿版。
最終更新:2022-07-01 20:10:28
9046文字
会話率:35%
絵を描くのが好きだった。だけど手放した。そんなわたしはお向かいに棲みついたお婆ちゃん(自称:霊能者)に気に入られてしまって……? 別名義で応募したコバルト短編小説賞で、「もう一歩作品」に載ったものの改稿版です。
最終更新:2022-06-29 22:20:05
9912文字
会話率:49%
毎週入院中の友人である鳴海を見舞いに行っていた主人公の早川。ある日彼は病室に飾られていた花に目を留め、それを見た鳴海に花が好きなだと勘違いされてしまう。
鳴海は今までのお礼に早川に花束を渡すことを思いつき、病室から出られない自分の代わりに、
早川にお金を渡してカラフルでかわいい花束を買ってくるように頼む。
しかし鳴海の思いとは異なり、実際は早川は花に大きなトラウマを抱えていて…?
コバルト短編新人賞でもう一歩の作品に選ばれました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 10:31:46
11232文字
会話率:40%
地球温暖化が進んでいた地球。ある日宇宙のどこかから異星人「熱食人ヒーティヴォア」がやってきたことで、地球は燃え尽きることなく今年も平凡な冬を満喫できている。
寒さに舌打ちするイマドキの平凡な高校生「ぼく」は、金魚鉢みたいなヘルメットの宇
宙服を着こんだ熱食人の「先輩」と映画を観に行くことに。
ファミレスで向かい合う高校生と、金魚鉢頭の宇宙人。
冷めたドリアと灼熱の焼き石が並ぶテーブル。
ちぐはぐな二人が交わすのは、映画の感想に、進路相談に、ルームシェアの話。
これは、いつか星の海の端っこで、地球が凍り付いた堅ゆで卵になってしまうまでの、長い長い先送りの物語。
すこしふしぎな光景をやんわりとお届けする、SF青春短編。
これは2021年に集英社Webマガジンコバルトで募集された「ディストピア飯小説賞」応募作でした。
最終選考には残りましたが、残念ながら入選ならずでした。
ほのぼのお楽しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 17:48:32
10037文字
会話率:37%
80年代ってのはアニメやマンガがどーんと変わった時期なんですが、SFが少女文化の中に入ってきた時代でもあるんですよねー。
たとえば花とゆめ。日渡早紀も星野架名もどーんと出てきたのこの時代でしたな。まだ柴田昌弘も狼少女ランのシリーズ載せてた頃
だし。
で、文庫の方では、コバルト文庫でもふんわりSFが色々花盛りだった訳ですよ。
その後ファンタジー色が強くなって、SFとはめっきり手を切ってる感じですが、この一時期本当にSFが目立ったんですね。
まあ読んでたから目立っただけかもしれないけど。
その中で知ったのが新井素子と大和真也。
前者は未だに作家活動してしいるし、後者は割と早い時期に姿が見られなくなりました。
さて何が違ったのか、とちょいと真面目に考えてみるという。
感想文です。あくまで!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 14:22:52
14172文字
会話率:3%
コバルトのディストピア飯に応募したやつ
最終更新:2022-04-11 19:29:10
2622文字
会話率:17%
先日亡くなった筆者の伯父の思い出を、エッセイ風につづった私小説です。
※第214回Webコバルト短編小説新人賞の「もう一歩の作品」に選出されました。
最終更新:2021-10-18 10:32:56
9411文字
会話率:23%
魔法に満ち溢れたコバルト大陸にて。スラム街生まれの少年スミヤは、中立都市ウルフェンに住む貴族『シュヴァリエ子爵家』に養子として拾われた。御令嬢のシエル=シュヴァリエには兄のように慕われ、何不自由ない生活を手に入れたーーところが、スミヤが10
歳になる年、彼は必ず死ぬ。他の貴族による嫉妬、突然の病、他国の侵略、魔獣の襲撃。多種多様な死を繰り返し、そのたびに記憶を引き継ぎながら人生をリセットされる。それが外の理によるはたらきだと気づいたスミヤは、永劫とも呼べるリセットから逃れるべく奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 08:42:48
1650文字
会話率:0%
田辺誠一は部品会社の技術課長である。今日は大阪の取引先の二億五千万円近いお金の集金の為に、機上の人となっている。花は咲きコバルトブルーの空の下、彼はルンルン気分である。大阪には十七歳年下の女性、要するに愛人が居るのである。帰りの航空券はキャ
ンセルし彼女の家に一晩泊まって翌朝新幹線で帰る積もりである。空港に戻ると、運良くその航空券を欲しがっている男性が居て彼に譲る。
彼女の家で彼はゆっくりくつろぎ、ウイスキーを飲み、慰安婦問題に熱い議論の花を咲かせたりする。彼女の美味しい手料理を食べ満足のうちに就寝する。夜中に突然彼女の大声、「大変貴方の飛行機が墜落よ、貴方の名前も出てるわよ」。テレビは遭難の模様を刻々と報道し乗客乗員全員絶望の模様と。彼女はこのまま死んだ事にしなさいと盛んに勧める。携帯を忘れ彼女も見つからない為、公衆電話で会社と自宅に電話する。戻ると彼女が現金ごと居なくなっている。最後にドンデン返しが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 10:33:53
19848文字
会話率:79%
突然学校に行けなくなってしまった中学生が.しろくまに会う話。
コバルト短編に応募した短編小説です。落選したのでこちらで公開します。供養のつもりでお読みいただけると嬉しいです。
最終更新:2021-06-11 15:29:02
9383文字
会話率:21%
相田 江見(あいだ えみ) 22歳。
腰まである茶色の髪とこの顔だけで、寄ってくる男が、たまらなく鬱陶しい。
多分、ファザコンでシスコン。
充分自覚があるんだから、文句は一切受け付けない。
東 満(あずま みちる) 35歳。
183センチ
の長身でイケメン。
モデルか俳優になれそうな容姿をしているのに、本人は全く興味が無し。
西 数(にし かぞえ)というペンネームの、売れっ子作詞作曲家。
そして、裏の顔は・・・地元ではどうやら恐れられている六本木スパイダーズの初代チームリーダー
『タランチュラ』。
そんな2人が出会って結ばれるまでのラブストーリーです。
※このお話は『ノリコブルース』のノリコの姉、エミのお話です。
時代は、コンビニもスマホも無い昭和の時代です。
先に『ブルースシリーズ』を順にお読みいただいた方がわかりやすいかもしれませんが、本筋とは離れていますので、単独でお読みいただいても大丈夫かなと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 21:00:00
164987文字
会話率:22%
ガイ博士は、ブルーベルの研究所で日々、人に近いアンドロイドについて研究をしていた。瞳と髪の色は、綺麗なコバルトグリーンで二十代後半で顔は、やや美形のガイ博士を元にして生まれたアンドロイドのリナリア・シトリンが幸せを探す
最終更新:2021-06-02 22:10:34
68685文字
会話率:57%
ー僕らは地球を捨てた。
火星に移り住むための宇宙船に乗った僕らは、その捨てたものの美しさに目を奪われていた。
最終更新:2021-04-29 22:07:57
2134文字
会話率:54%