メイドには仕事の内容で様々な呼び名があるのを御存知だろうか。
その中に“ステップガール”と呼ばれる仕事がある。
主人や客を送り迎えするという、ただそれだけの勤務内容。
聖女という激務が嫌で逃げ出したサラは、その一見楽そうなステップガールに
目をつけた。
『前世みたいな過労死なんかもう真っ平だ!今世は楽して生きてやる。そして絶対に天寿を全うしてやるんだから!!』
なのにお客を適当に持て成していたら、それはお忍びで来ていた○○で!?
「そんな大変なことやってられません!」
「もう遅い」
「なんで!?」
「だって○○しただろう?」
「ムキーッ!! 私をハメたわね!?」
さっそく前途多難な彼女に、果たして平和でスローライフな日々はやってくるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 18:40:36
7143文字
会話率:25%
俺は皇 凍夜(すめらぎ とうや)。
バレンタインが大っ嫌いな男だ。
もう、チョコなんて見たくも無い。
なんでかって?
バレンタインがトラウマになるレベルで嫌なことを繰り返してきたからだよ!!
でも、甘いものは食べたい。
今日は仕事で疲れ
たし、帰りに何か美味しいものでも買って帰ろう……。
そう思って居たら、思わぬ出会いが――!?
『もう遅い』なんてもう遅い!?
これはバレンタインに恨みを持つ手遅れ男が、もう遅いを回避してあま~い幸せを掴むまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 20:16:25
7382文字
会話率:34%
【書籍化】&【コミカライズ】決定しました!ありがとうございます!
告知が入らないので一部タイトルを削りました。
原題:『初級職【アイテム師】を追放したS級パーティの評判が世間で地に落ちているようだ
~騎獣から王宮、鍛冶屋に商店、冒険者ギルド
や冒険者まで怒っているらしいと噂で聞いたが、まさかアイテム腐らせてたりしないよな~』
初級職【アイテム師】として『三日月の爪』に所属していたガイウスは「S級にあがったパーティーでは庇って戦えない」という表向きの理由から(本当は5人パーティなのに2つのカップルが居て居心地が悪かったのだ)、退職金と申し訳なさそうな顔で見送られパーティーを円満に出ることになった。
他のメンツは皆上級職だから戦力にならないのは分かる。とはいえSランク冒険者なのはガイウスも変わらないので、今後は一人で田舎で嫁さんでも見つけて肩書きに見合った仕事をして暮らそう、と思いながら旅支度を始めた。
しかし、そこから『三日月の爪』の面々は城を含めた街中の嫌われ者になり、さらには冒険者としても落ちぶれる一途を辿ることになる。
ガイウスは、元々孤児だからと、『三日月の爪』の噂を聞きながらも「そんな、まさかな」と思いながら王都近くの初心者の森に偶然足を止める事となり、トラブルに巻き込まれては中々帰る事は無く……。
初級職【アイテム師】にしか出来ないことで、知らず知らず『三日月の爪』の尻拭いをしながら、いつしか【アイテム師】ガイウスの株は相対的に上がっていき……。
※日間総合・ジャンル別1位ありがとうございます!(2/2 夜)
※この作品は感想・レビューを受け付けていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 07:00:00
83194文字
会話率:41%
三代前まで商人だった我が家は成り上がりの公爵と言われていました。
8人姉妹の7人目である私は嫁ぎ先が決まらず6人目のお姉さまのように年齢がかなり上の男性に嫁がされるのはいやだと、年の頃がつりあう公爵の申し出を受けて何回か顔合わせして、婚約、
婚姻しました。
初夜に名前を呼び間違えられ、君は別に妻としての役割を果たさなくていいから勝手にしてくれと言われてしまい…女主人として主人の幼馴染みの女性がいて?私の存在ってなんですの?
女からの離縁ができない仕組みで持参金目当ての結婚だったと知った私は放っておかれて、使用人にも無視されてます。このままでおくものですか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 16:11:45
2955文字
会話率:36%
大国ダルメール王国の姫であり、大陸一の絶世の美女として、名高いサリーナ姫。ある日突然一人の王子の手によって王国は滅ぼされ、サリーナはハーレムの女奴隷に落とされた……
と思ったら、王子はただのツンデレで……?
びっくりするぐらい甘やかされる日
々がはじまる!勢いで言ってしまった奴隷宣言を速攻で後悔する王子!さらには後宮を巻き込んだ女性たちの反撃が始まる!
いまさら愛してるって言われてももう遅い?
王子はサリーナと無事ゴールインできるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 10:49:35
38778文字
会話率:68%
※直接的な描写はありません。
あくまでトイレの有無だけが関わる話の運びとなっております。
魔物は排泄行為を行わない。魔物は垂れ流す、魔力の形で老廃物を。
そんな老廃物が空気中で集まる事で、様々なアイテムが生まれる。
つまり、ダ
ンジョンに落ちている宝物。それは全て、広義の意味で言えば、魔物の……。
そんな世界に生きる鑑定士ゼアーチ・トレジュラーは、そんな魔物の排泄物の鑑定を生業としていた。
ある日ゼアーチの元にとある依頼が届く。それは幼馴染で王国の騎士団長、シルディ・プロディークからの依頼。あるアイテムを鑑定して欲しいという物である。
そのアイテムは極めて新鮮で、近隣で拾った事は容易に想像がついた。問題はそのアイテムの質。近隣のダンジョンで拾ったにはあまりにもレアな効果がついている。レアな効果がついているという事は、強い魔力を帯びている魔物=強い魔物が住んでいる場所で拾ったという事である。そこで持ち上がる可能性。これはシルディが主に居る、城の内部で見つかったのではないか。
ゼアーチはシルディと一緒にやって来た王女、スピリア・ガウローヴに問う。
「国王がトイレに行く事はあったかね。」
答えはNO。その答えが意味する事は一つ。
国王が魔物になっているのである。
それは魔物による王国乗っ取りをも意味している。
どうすればいい?悩むゼアーチの元に現れる兵士達。投獄されるゼアーチとシルディ。
その手際の良さ。ゼアーチは一つの可能性に行き着く。
そしてその可能性は現実と化した。
王女もまた魔物であった。
その正体を知ってしまった二人は、とある事情により国外へと追放される。
国から遠く離れてしまったゼアーチとシルディ。二人はこのまま自らの住む国が魔物に乗っ取られるのをただ指を咥えて見ていることしかできないのか?何かをするにはもう遅いのか?
否。
二人は立ち上がる。
平穏な生活を取り戻すために。
※本作品はカクヨム様にも投稿しております: https://kakuyomu.jp/works/16816452221436545082折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 09:36:49
16997文字
会話率:50%
貴族の家に生まれたレスト・ウィーラーは、異世界への転生者である。
彼は転生時、この世に一人しか持たない『物質変換』スキルを貰った。
これは「金(かね)」を「紙(かみ)」に変える事が出来るだけでなく、ありとあらゆる物をほぼ自由に変換することが
出来るという超絶神スキルであった!!
問題は悪用も自由に出来るという点……。
「小石(こいし)」を「兵士(へいし)」に変える事も、「人(ひと)」を「紐(ひも)」に変える事だって出来るこのスキル。下手に使えば大事件になりかねない!!
加えて彼の身には不幸が起きた。父母や家の人間が殺され、家宝も盗まれ、貴族として生きていく事も難しくなったのだ。
生前から流されるまま生きていた彼としては、もうこれ以上あれこれ変な事に巻き込まれたくない、自由に平穏に生きていきたい、そういう思いが大きくなっていった……。
彼は一計を案じた。自分を死んだ事にして、何処かでひっそりとスローライフする事にしたのである。
最初こそ上手く行った。無事パーティから追放され、野垂れ死んだ事にされそうになった。だがスキル使用の瞬間を同じ貴族で守銭奴のカーネリア・ゼーニッヒに見つかってしまう。
彼女は最初こそ金儲けにそのスキルを使わないかと誘ってきたが、やがて彼がウィーラー家の人間である事に気付くと、彼女もまたレストと同じく父母と秘宝を失った人間だと明かした。そして彼に言った。
「私も最初は妥協の道を進もうとしていました。ですが、改めて思うと腹が立ってきたのです。「なんでここまでされて、自分が折れないといけないんだ」と。」
その言葉はレストにも突き刺さった。転生前からずっと自分が折れる事で生きてきた。
新しい人生でも同じ事をするのか?
レストにはそれは耐えられなかった。
彼は考えを改める。平穏を求めるのは後でいい。まず自分をこんな状況に陥れた犯人を探し出し、罪を償わせるのだ、と。
彼はスキルを使う事を決意する。
真実を解き明かし、生前得られる事の出来なかった「自由」を得るために!!
※本作はカクヨム様(https://kakuyomu.jp/works/16816452218994447243)でも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 19:23:14
219026文字
会話率:49%
とある国の貴族令嬢のわたくし、クラッリスは唐突な婚約破棄の宣言に前世の記憶が舞い降りてまいりました。
あああ思い出しましたわ!
これってあのゲームの世界ですの!?
断罪シーンで思い出してももう遅い?いえ、そんなことはありません。
これから
が本番!勝機は我にあり!
いざ、参ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 00:20:13
4560文字
会話率:36%
今さらですが、あなたに伝えたいことがあります。
最終更新:2021-04-11 00:13:41
1490文字
会話率:12%
回復術師であるエシラは、ドラゴン討伐のさいに仲間に見捨てられて窮地に陥る。機転を利かせてなんとか危機を脱した彼だが、裏切った仲間の元に帰る気になれずその場で野宿をすることになった。
流星雨が降ったその夜。彼は自分の体の異変を感じ取る
。
翌日目覚めてみると、なぜか2年以上は経った形跡があった。近くの村に行くと、住民のほとんどはアンデッドと化していたのである。
アンデッドには回復魔法《ヒール》が有効ということを知っていた彼は、焦ることなく余裕で対処していた。
だが、アンデッドが村の住人の死体であるということに気付き、蘇生魔法を使ってみよう試みる。
その魔法は成功し、生き返った人物は、なんとこの国の王女であった。
王女の話から、住人のアンデッド化がその村だけではなく、全世界に広がっている事実を知ることになる。
そしてさらなる覚醒により、エシラは自分の特殊能力《ユニークスキル》の秘密を知っていくのだった。
※タイトルを変更しました。
旧タイトル
「これは回復魔法です」「敵全滅してるじゃねえか!」~ その異世界はゾンビに浸食されてもう遅い? 回復術師は追放されてもユニークスキルで余裕で生き残ります。
※毎日投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 08:23:54
137442文字
会話率:51%
小さな氷の魔物が、恋した悪役令嬢のために、全てを手に入れて幸せになるまでの物語。
最終更新:2021-03-21 22:17:57
54571文字
会話率:25%
今や異世界の日常となった、パーティー追放と「もう遅い」という言葉。
この日も、とある街の酒場では、勇者パーティーから追放される魔法使いの姿があった。
この時、取材班はとある疑問に直面した。
何故、勇者は「追放」という選択を迫られる
のだろうか。
そして「追放」を乱用する勇者が考える「勇者」のあるべき姿とは一体――。
その実態を知る為に、取材班は一人の男を追った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 16:14:40
4280文字
会話率:29%
ネラー王国の始祖は異世界から召喚された勇者の一団である。類まれな知性と発想と技術力でこの国は技術立国として世界に名をはせていた。そしてその技術の一つが、「某巨大掲示板」である
そこにチームを追い出されたある男が板の住人たちのアドバイスを求め
て書き込んだ。
ところが、彼の不遇にはとある策略が絡んでいて……?
もうおそい成分、ざまあ成分は微量です。多分。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 00:00:00
12702文字
会話率:14%
かつて卑劣な貴族により冤罪をでっちあげられ王国を追放された女山賊は色々あって冤罪を晴らすことに成功した。
彼女が思うことはただ一つ。自身が王国を出たあの頃、仲良く過ごしていた想い人の姫騎士に愛の告白がしたい。
しかしあの頃は互いに子供
で、十年以上の時が経ち自分は大人になってしまった。悩んでいた折にちょっと前に拾った【なぜか有能だけどS級冒険者パーティーを追放されたサポート系魔法使いの男】がナイスな提案をしてきて……
果たして告白は無事成功するのか!?
※こんなタイトルだけど視点は山賊ちゃんじゃありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 08:00:00
1379文字
会話率:83%
映画を撮影する事を生き甲斐とする男子高校生、篤田勘九郎。ある日、彼が撮影した映画を編集してもらおうと凄腕クリエイターの友人ウォズを尋ねると、その編集料としてエロ同人誌7冊を要求されてしまう。しかし、勘九郎はそんなモノを用意できる程裕福ではな
く、途方に暮れていた。
そんな時、出会った一人の美少女エリーは、勘九郎の頼みを聞いてアニメキャラクターの演技をすることとなった。
「お願い、お兄ちゃん」
その演技を見たとき、勘九郎は脳天からつま先まで貫く雷に撃たれたかのような衝撃を受けた。何故なら、エリーの演技が凄まじく、まるでそこに本物のキャラクターが存在しているような錯覚に陥ってしまったからだ。
そんな出会いを果たした二人は、学園を過ごしながら映画を撮影していく。果たして、最後に出来上がる作品とはどんなものなのか。
リアルとフィクションの間で揺れ動く、ドタバタムービーメイクラブコメ開幕。
※全四章 10万字程度の構想です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 20:53:58
101086文字
会話率:54%
死んだ人々のその後を決める仕事をしているエンマもとには、今日も色々な理由で亡くなった人が現れる。
彼らの進む道は三つ。
一番、天国へ行く。
二番、地獄へ行く。
三番、異世界へ転生する。
三番の人たちには、人々を救うためのチート武
器やスキル、才能をふんだんに与え、勇者だったり聖女だったりに転生させてあげているのに、最近の奴らは少し嫌なことがあるとすぐ復讐に走ったり、逆に全てを捨てて隠居スローライフに走ったりで、本来救っていたはずの名もなき人たちを簡単に切り捨てる。
あのさ、お前らが切り捨てて死んだ奴らはさ、その、俺のとこに来るんだよね。
なんか最近仕事が多いと思ったら、お前らのせいか!!
あんなにチートスキルをあげたのに、なんでどいつもこいつも人を救わない?
一体何が不満なんだ!
もう遅い?
知らないよ!
エンマは自分の仕事を減らすために、人類を救いに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 07:30:08
114699文字
会話率:37%
鳴理金太郎は、ヤンデレ達と、熾烈を極めて行く!!!!!
ラブコメと言うよりは、コメディー9割、ラブ1割のラブコメディー!!!
※深夜テンションで書いてます。誤字脱字が多いです。後ギャグのくせに面白さは微妙です。
最終更新:2021-02-21 21:22:13
58707文字
会話率:58%
【完結】完結しました。
【一行あらすじ】ゲームの世界に転生した主人公が頑張る話。ただし主人公の中の人はウザいです。
【まじめなあらすじ】
前世の記憶をもって生まれたと思ったら異世界だった? アインは前世の記憶で内政チートを目指そうと考
えて幼年期から活動するが、そこは実は前世で慣れ親しんだゲーム「レオン・ド・バラッドの伝説」の世界だった。それはVRゲームの大ヒットRPGで、アニメ化、映画化など、メディアミックスを展開して世間を席巻したコンテンツだった。ここがゲームの世界だと気づいたアインはプレーヤーとして行動し始める……。
【各章の紹介】
第1章 木の枝の伝説
木の枝しか使わないけど、とりあえずやればできる。
第2章 光魔法の伝説
光魔法を使うと、不思議なことに色々な奇跡が起きる。
第3章 聖女の伝説
800年ぶりの聖女の誕生は、それだけで伝説である。
第4章 アインの伝説
どういう訳か、脇役なのにチートなアインが頑張れば、それは全て伝説になる。
カクヨム、魔法のiらんど、アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 12:00:00
1167121文字
会話率:31%
アニメの第1話開始1秒で死んでしまう名も無き女勇者を助けるため、トラックに跳ねられて転生した彼は…魔王に転生しており、持っている剣にはその女勇者が突き刺さって絶命していた。
一体ここからどうしろと?
最終更新:2021-02-09 17:53:22
4439文字
会話率:55%
須藤力斗(すどうりきと)には、幼馴染の女の子がいる。
しかし、ある日力斗は幼馴染である一ノ瀬杏(いちのせあん)にフラれてしまう。
これはそんな幼馴染にフラれてしまった力斗の、新たな恋のちょっとした物語――。
最終更新:2021-01-26 23:26:37
9366文字
会話率:27%
告白するまでも無く、ある日を境に幼馴染との距離が遠ざかってしまった桜庭勇樹(さくらばゆうき)。
そんな幼馴染である梅津純恋(うめづすみれ)とは、毎年一緒にクリスマスを過ごしていたのだが、どうやら今年は一緒に過ごす事は出来そうにも無かった。
こうして、人生初めてのクリぼっちを経験する事となった勇樹は、クラスの美少女委員長である周防美咲(すおうみさき)と仲良くなった事がキッカケで色々と変化していくのであった――
これは、そんなすれ違う幼馴染二人と、クラスの少し変わった委員長を交えた?クリスマスのちょっとした恋のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 07:00:00
18081文字
会話率:28%
★短いあらすじ
剣も魔法も一流だけど飛び抜けて優秀な面がない聖女ソアラは、才能なしと見限られて勇者のパーティーを追放される。
ソアラはフリーの冒険者業に転身し、パーティーの助っ人として大活躍。
勇者のパーティーはソアラを失って何度も壊滅
寸前に追い込まれていく。
★長いあらすじ
「聖女って聞いてたから、Sランク級のスキルの一つでもあるって思ったんだが。もういい、器用貧乏で努力もしないお前は要らない」
ソアラはある日、勇者からパーティーを追放すると言われた。
両親に捨てられて教会で生まれ育ったソアラは厳しい修行を得て聖女としての称号を得た。
勇者は教会で聖女の噂を聞いてソアラを仲間にする。
パーティーに入っても努力の研磨を怠らずに古今東西の千を超える魔術や、剣技、鞭、弓、ブーメラン、トンファー、あらゆる格闘技を一流と呼べる領域まで習得。
万能と呼べるだけの力をつけていた。
勇者のパーティーはそんな彼女の援護の甲斐もあり魔王軍の幹部を撃破。最も魔王討伐に近いとパーティーだと名を馳せることとなる。
そんな中、治癒術士リルカや剣士アーノルドが選ばれし天才だけが得ることが出来るという“Sランクスキル”に覚醒。
勇者も覚醒しており、新たに“Sランクスキル”持ちで王家の血を引くという別の聖女、エリスを仲間にしようと交渉していた。
「お前が抜けてエリスが入れば全員Sランクスキル持ちの夢のパーティーが実現する。凡才は出てくれ」
こうして、ソアラは勇者のパーティーを出ていくこととなった。
一人ぼっちになったソアラはフリーの冒険者として色んなパーティーの支援をすることとなるが、ヒーラーとしてもアタッカーとしても一流なので、世界中のパーティーの助っ人として引く手あまたとなる。
そんな中、勇者のパーティーは何度も壊滅寸前に追い詰められて、ソアラに戻って来てもらおうと判断する。
「こんな平凡な私なんて居なくても、勇者様は大丈夫ですよ。諦めるのはまだ早いです!」
勇者が頼み込んでも笑顔でエールを送るソアラ。
そんな彼女は彼女を慕う者たちからパーティーの結成が熱望され、勇者たちは更に追い込まれていく。
※1/12、日間ジャンル別ハイファンタジー1位、1/15、日間総合2位、1/19、週間総合2位を獲得しました。ありがとうございます。
※アルファポリス様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 16:21:09
105059文字
会話率:44%
「魔法でチートを下さい」
異世界転移を果たした天雷 新(テンライ アラタ)は神にそう頼んだ。
神は頷いて、彼は魔法面における最強の力を得て意気揚々と異世界に旅立つ……はずだった。
「なんで魔法撃ったら世界が滅んでんだよ!」
最
強の魔力を得ても強大過ぎる力を制御できない男は魔法を撃つだけで世界を滅ぼしてしまうことが発覚、すぐに神のもとに舞い戻る。
魔法を撃てば死に、神のもとに戻って再度リスタート。
何度も何度も魔法を撃って死んで、そして悟った、基本自分は魔法を使ってはいけないんだと。
「そしたら自力で頑張るしかないだろ!」
それでも楽しい異世界生活を夢見て、奴隷を探したりハーレムを目指したり無双を画策したりと必死に足掻く。
最強の魔力を持った癖に魔法を殆ど使えない宝の持ち腐れの愉快で憐れな男の喜劇。始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 17:03:34
42782文字
会話率:39%