『▽オプション料金▽ 料理:300円 ハグ:1700円 それ以上:応相談』
ディスコミュ男子である有永直司は、新しい家族になじめず逃げるように遠くの高校へ進学したが、学校でもコミュ障をこじらせて孤立。使う当てもない金をバイトで稼ぐだけの、
青春とはほど遠い日々を過ごす、言わば青春難民だった。
そんな彼は、同じくクラスで浮いた存在で「ビッチ」「身体を売って金を稼いでいる」と噂されている小瀬水舞果に奇妙な親近感を持っていた。
ある日のバイト帰り、近道をしようと入りこんだ路地で直司は、中年男性に襲われそうになっている舞果を発見し、これを助ける。
ディスコミュ系男子の直司と自由奔放な猫系女子の舞果。タイプの違うふたりはしかし同じ青春難民同士、不思議と話が弾む。直司はここから青春が動きだしそうな予感を覚えたが、彼女は困窮しており、帰る家も頼る縁もなく、青春などと悠長なことを言っていられる状況ではないことを知る。
このままでは噂どおりの手段で金を稼ぐしかないと言う舞果に、直司は誰かに買われるくらいならと、自分が買うことを提案。しかし「手を出す気はない」と言う彼を舞果は不審がる。
「なにもしないのにお金だけもらえない」
「じゃあ、彼女になる……とか?」
こうして月額三万四千円のサブスク彼女となった舞果は、当初こそ固さを見せたものの、やがて本物の彼女のような言動で直司を戸惑わせるようになり、直司も自分にはない自由さを持っている舞果に惹かれていく――。
これは、お金を建前にしないとつながることができない不器用なふたりの恋の話。
※『カクヨム』でも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 23:29:21
117996文字
会話率:52%
性同一障害に悩む海子は自分の居場所を求めて故郷の小樽から横浜にやって来ます。そこで偶然にショーパブで働くことになり「おなべ」として勤め初めて数年後、店に遊びに来るキャバクラ嬢の涼子に指名を貰うようになる。
ある晩、涼子と海子に事件が起こりま
す。二日酔いと疲労でお互い同時に意識を失ったとき、二人の心と体が入れ替わってしまう。
それから二人は元に戻る術を探すが、手段が見つからない。あるとき、海子が勤めるショーパブのマネージャーに事を打ち明けると「人の心はときどき入れ替わっているもの」と不思議なことを言われてしまう。二週間が経った頃、海子は母親が危篤の連絡を受け小樽に帰ると母親を看取ることは出来なかったが母親のベッド脇に置いてあった古い手紙を見つけます。その手紙は海子が小樽を出る時に残した母親への置き手紙でした。その手紙には海子と涼子に起きた不思議な出来事を予見していたかのような文章が書かれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 12:52:44
37886文字
会話率:37%
「カミさまって、本当にいるのかな」
理々はときどき、不思議なことを唐突に言い出す。
通学電車を舞台とするナンセンスな青春の一視点。
最終更新:2020-03-17 00:40:10
2552文字
会話率:29%
後輩のライブ演奏を聴きに行った私。ライブの打ち上げで後輩の亮平が加奈子という女の子と仲良くなって連絡先の交換をした。亮平は加奈子に一目惚れしたようで、バンドのメンバーも皆、亮平を応援するということになった。亮平と加奈子はときどき電話で話す仲
になっていった。しかし、ある日から加奈子の様子がおかしくなり暗くなった。亮平は何があったのか聞いても加奈子は答えようとしない。そんなある日、私がそんな加奈子の暗くなっていた理由を知ることになる。そこには裏切りというべき真実があったのだ。そんな裏切りの真実を知った私がとった行動とは何か!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 06:13:57
8495文字
会話率:78%
王都に大型の魔獣が接近していた。王国騎士団所属のブロード・ロックウッド18歳は出撃の際に妹リデル13歳から治療魔法の指輪を贈られていた。
「治療魔法の指輪か。どういう感じで作動するんだ?」
「それはですね、例えば腕が千切れたり、脚が反対方
向にへし折られたり、といった重傷を負った場合、自動で発動して3秒以内で完全に直してしまうのです。例えお兄さまの頭がコロンと落ちちゃっても治すことができるのです!」
「それ、普通に即死するだろ!死んだらどんな治療魔法でも生き返ることが出来ないというのは確認された事実だ。」
「あー、でもー、私の死んだお母様がー、食べ物は床に落ちても3秒以内に救出したなら大丈夫よっていってたし-。あ、ちゃんと洗って食べてたよ?」
妹は何か勘違いしているとブロードは思った。
思ったが、大魔獣は退治しなければならない。騎士団は突撃し、ブロードはときどき走馬燈を見る羽目になりながらも戦い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 20:20:32
15657文字
会話率:46%
九月。天野秋彦しかいない天文部に入部希望者が現れた。
「あの時の先輩は、わたしにとってヒーローでした!」
「七夕の日に会ったのは貴方だったのね」
ひょんなことから運命を感じ、入部を希望する織姫たち(自称)。
だが、天文部には天の川と称される
『恋愛禁止』のルールがある。
しかし、現代の織姫は強い。
「貴女は私と秋彦くんのカササギにしかなれない」
「白鳥(デネブ)先輩は黙っててください」
私こそが織姫だと主張する彼女たちに、どうやら天の川は浅すぎたらしい。
ときに牽制、ときに修羅場。
利害によってはときどき協力。
彦星さえもお構いなしで、今日も夏の大三角ならぬ秋の三角関係が煌めきだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 18:15:05
40900文字
会話率:42%
君の言葉はときどき僕を迷わす 答えてほしい言葉とそうでない言葉 いろいろあるね
最終更新:2019-07-26 21:09:35
489文字
会話率:20%
ダメな兄ハジメと出来る弟ジローは、ある日、山で崖から落ちる少女を助けようとして崖に落ちてしまう。気がつくと二人は死んでおり、各々、「あなたの兄弟が邪神によって転生した」とそれぞれの神に言われ、兄弟を止めるため、同じ世界、別々の国に転生を果
たす。
魔導書装備バグを駆使して実力不足のまま修羅の道を行く兄と着々と力をつける弟。対照的な二人はそれぞれの物語を紡ぎ、それはときどき、交わったり、交わらなかったりする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-10 21:31:41
47532文字
会話率:45%
性同一障害に悩む海子は自分の居場所を求めて故郷の小樽から横浜にやって来ます。そこで偶然にショーパブで働くことになり「おなべ」として勤め初めて数年後、店に遊びに来るキャバクラ嬢の涼子に指名を貰うようになる。
ある晩、涼子と海子に事件が起こりま
す。二日酔いと疲労でお互い同時に意識を失ったとき、二人の心と体が入れ替わってしまう。
それから二人は元に戻る術を探すが、手段が見つからない。あるとき、海子が勤めるショーパブのマネージャーに事を打ち明けると「人の心はときどき入れ替わっているもの」と不思議なことを言われてしまう。二週間が経った頃、海子は母親が危篤の連絡を受け小樽に帰ると母親を看取ることは出来なかったが母親のベッド脇に置いてあった古い手紙を見つけます。その手紙は海子が小樽を出る時に残した母親への置き手紙でした。その手紙には海子と涼子に起きた不思議な出来事を予見していたかのような文章が書かれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 08:32:51
37886文字
会話率:37%
私と同じクラスの男子、加藤くんはときどき体が「浮いてしまう」不思議な体質だ。そんな彼を遠くから眺めるのが楽しみだったけど、ある日告白されて付き合うことに。けれどいざ付き合ってみると、私は彼の体質に関することで、とある悩みができてしまう……。
不思議な力を持つ男の子に恋をする女の子のおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-10 14:11:52
13001文字
会話率:36%
大学生でWEB作家のケイコのもとにはときどき、作品を批評してほしいというファンから自作のSSを添付したメールが送られてくる。ケイコはそれらに一応目を通すようにはしているが、普段はどれも退屈なものばかり。だが、今度送られてきた作品は、他とは一
線を画す異様な雰囲気を醸し出すものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-23 16:00:06
7801文字
会話率:14%
ヒトミはあるとき、アイという少女と知り合った。アイは歳を取らない病気にかかっているらしく、ヒトミの父が働く医療系の研究所でずっと暮らしていた。ヒトミはときどき研究所に遊びに行って、アイと話をするのが好きだった。そんなあるとき、アイの体の調子
が悪くなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-17 18:03:02
5491文字
会話率:71%
廻る。廻る。映写機がカタカタと音を立てながら廻る。蒸気管が這い回る鋼鉄の部屋の中でのこと。蒸気と煤煙が絶えない帝都の何処かでのこと。
宮殿の奥深くに臨御する王は、多くの従者を前に過去を述懐する。
彼は他にすべきことがなかった。王はただそこに
いるだけでよい。
宮殿の奥深くにたたずむ王は、多くの従者を前に懐古を繰り返す。
彼はときどき宮殿を抜け出して、人々の間を渡り歩いた。
人々は誰も王の顔を知らぬ。王は人の輪の中で未来を憂う。
人間の営為の結果は、はたして人間に有益なものだろうか。
いつか来た別れの序曲はひとまずの終りを告げた。
これは次の場面へ向けての幕間。
これはかつて歴史を学んでいた二人のその後。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-17 08:45:44
5259文字
会話率:13%
帝都にはびこる迷妄妄誕(ぼうたん)を断つ本記事「帝都妄断(もうだん)」も今回で八回目となる。
さて、読者諸賢は『人を食う機械』の話を聞いたヿ(こと)はあるだろうか。細かな筋の違いや異説があるようだが、大略すると次の通り。
――屠畜場で肉を加
工する機械が暴走して手当たり次第に人を呑みこんだ。犠牲者は肉になってしまったが、業者はこの事実を伏せたまま肉を流通させた。だから帝都に出回る肉にはときどきいわくつきのものが混じっている……
なんてことはない、都人士の不安が話という形をとった都市にまつわる噂話の一つだ。迷信と純朴が生んだ古い怪談とは異なり、都市の噂話は事実となる話に故意に誇張を加えて人為的に流されるものが大半で、人心の不安をかきたてる悪質な扇動と云いきってよい。
もちろん『人を食う機械』も同類である。人を巻きこんだ機械という語句は徐々に人の仕事を奪っていくであろう機械への不満を大胆に表しておる。消費者を顧みず事実を伏せた業者という点は、儲けしか眼中にない企業への不平をあおる。おぞましい人肉がそのまま食卓にのぼっているかのような結末は、帝都での生活そのものへ不信をいだかせる。いずれもが身近に存在する不安の種をひそやかに宿しているのだ。これら不安の種はこういった噂話を栄養にして花開こうとしている。
だが、我らが帝都に咲く花が斯様な不安に根差したものであってはならない。
読者諸賢は見抜いておられるだろう。『人を食う機械』もまた帝都に巣食う妄誕の一つにすぎないのだと。しからばその妄誕、ここに章々として断とう。
今号お目にかける記事は、『人を食う機械』の元となったと類推され得る、西部市のある食肉加工場にて発生した騒動についての顛末である。むろんこれは本誌に掲載されたる内容であるから、尾ひれのついていない実録であるのは断るまでもない。
以下は本誌編集部にこの実話を持ちこんだ某氏の語ったところを文章に整えたものである。某氏の語りにはいささか冗長な箇所も見受けられるが、語られる食肉加工場の場景にも目を通してもらいたい。帝都における点景、生活の実録をつづるという本誌の主旨にも反しないものとして省かず掲載した。また、例によって人名は仮名としている。
本記事が噂話の黒い部分を払拭できる力を備えていると信じて。
無姓無名「帝都妄断 第八回」『実録帝都』三二年第二十六号折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-30 08:40:58
6950文字
会話率:0%
ただただ妄想したことを書き連ねていきます。
主にボーイズラブです。
最終更新:2015-09-19 22:26:49
43665文字
会話率:69%
僕はときどき不思議な夢を見る。
最終更新:2015-07-22 16:09:19
948文字
会話率:47%
世界のあり方も仕組みも変わってしまった。
世界の終わりって結構怖いと思うでしょ?
私はね今の世界も結構好きなんだ!だってねこんな綺麗な世界を旅を出来るんだから‼︎
彼はときどき現れて色々な世界の唄を聞かせてくれるらしいの。彼の冒険する唄はと
ても綺麗で幻想的そして美しいわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 01:07:24
2259文字
会話率:35%
図書館に勤務する司書のカタリナには二つの秘密がある。一つはときどき訪れる騎士のリシャルド様に恋をしていること。そしてもう一つは、実は彼の探している契約予定の妖精であること。二十歳の誕生日を過ぎたある日、好きだけど近づけない彼に突然食事に誘わ
れて、それがきっかけで事件に巻き込まれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-02 14:40:26
22618文字
会話率:42%
少女は男を蔑んだような目で見ながら、通り過ぎていく。大丈夫。僕は君を分かっているよ。男は少女に手を差し伸べた。すると少女は、先ほどとは打って変わって、嬉しそうな微笑みを浮かべ、男の手に自分の手を重ねた――。霞野署の刑事、常磐はときどき他人と
同じ夢を見る。奇妙な夢の意味を探っているうちに、一人の少女の失踪に行き当たって……。夢と現実が交錯する、ミステリーサスペンス『夢わたり』第二弾。【※この作品には挿絵があります。不要な方は機能をOFFにしてくださいますよう、お願いいたします】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-19 12:41:25
60913文字
会話率:47%