染み渡るような群青もて、幻想の虚空のなかへ
包括惑星の管轄者は話し合う。伝聞する『群青圏』とはなんであるのか。それはどのようなものであるのかと。
※幻想小説風味の掌編です。内容というよりか読後感重視のものとなっております。
意味不明と
感じた方、正常な感覚です。
※所々、筆者の主義主張がでてきますが考証の余地のあるものではありません。筆者は馬鹿だからです。
※本作は用法用量を守って読了されたとしても創作物の効用を保証しない可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 10:01:05
3983文字
会話率:43%
廃屋に長らく垂れ下がっていたカーテンのような…黄ばみ、ボロボロになった布を身に纏い、塵と垢で黒ずんだ肌と、つるりと剃り上げた髪をした異形の怪僧…久我寛仁(こがひろひと)
彼の周りには、彼と同じく数奇な業障を背負った者たちが、その闇を引き連れ
、その闇に引き込まれながら、彼に震える手を伸ばす。
そんな奇妙な人間達と、忘れ去られし奇怪な神々とが織りなす、恐怖と郷愁漂う伝奇小説!
幻想小説風な伝奇です。
初投稿ですので色々、不具合があるかと存じますので、叱咤激励のほど、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 23:36:24
44690文字
会話率:20%
廻る。廻る。映写機がカタカタと音を立てながら廻る。蒸気管が這い回る鋼鉄の部屋の中でのこと。蒸気と煤煙が絶えない帝都の何処かでのこと。
宮殿の奥深くに臨御する王は、多くの従者を前に過去を述懐する。
彼は他にすべきことがなかった。王はただそこに
いるだけでよい。
宮殿の奥深くにたたずむ王は、多くの従者を前に懐古を繰り返す。
彼はときどき宮殿を抜け出して、人々の間を渡り歩いた。
人々は誰も王の顔を知らぬ。王は人の輪の中で未来を憂う。
人間の営為の結果は、はたして人間に有益なものだろうか。
いつか来た別れの序曲はひとまずの終りを告げた。
これは次の場面へ向けての幕間。
これはかつて歴史を学んでいた二人のその後。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-17 08:45:44
5259文字
会話率:13%