素敵なお髭のひとがコミカルでした。
こじんまりとした映画館が、また姿を消しました。
最終更新:2023-09-01 23:06:24
200文字
会話率:0%
「聞きました?"あの"ご令嬢がまた婚約者のいる男性を誘惑したんですって…」
「あら嫌ですわ…言うほど見目も良いかしら?こじんまりとはしてますけど…ねぇ?」
男爵令嬢レティシア・ヴァンルークは令嬢の間で"小動物
系悪女"と呼ばれ悪い噂が絶えなかった。
桃色がかった淡い茶色の柔らかい髪はふわふわと緩くウェーブし、丸く大きなアクアマリンの瞳は常に潤んでいるように輝いている。華奢な体と平均よりも小さい身長はその容姿の可愛らしさと相まって、男性の庇護欲をかき立てる小動物を彷彿とさせた。
「僕の婚約者も令嬢みたいに可愛らしい方だったら良かったのに。」
「君は僕が守ってあげるからね。」
令息たちからは一方的な好意を受け、それにより令嬢からは一方的な敵意を受ける。レティシアは、この状況に嫌気がさしていた。
『誘惑なんかしてないわよ!勝手に婚約者さんと比べないで!守ってもらわなくて結構!あー!もう!何もかも嫌!』
そんな巷で噂の小動物系悪女がひょんなことから一人の男性に一目惚れし籠絡しようと試みる。
『すすすすすす!!…す!…すすきが…見頃の季節になりましたわね…』
「…用はそれだけか?」
恋に超奥手な小動物悪女が、一目惚れした冷徹公爵を籠絡するまでのお話
処女作になります。アルファポリスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 22:00:00
2285文字
会話率:44%
俺は竹下和貴(たけしたかずたか)。平凡な社会人4年生で年齢は26歳。そろそろ「アラサー」と言わなければいけない、そんな年齢。最近は新卒社員への指導なんかも任されるようになってきた。
そんな俺は今、かなり緊張していた。今日は、幼馴染にし
て最近入籍したかよちゃんこと松下佳代子(まつしたかよこ)……いや、苗字が変わったので竹下佳代子(たけしたかよこ)、か。その佳代子との結婚お披露目パーティーなのだ。
まだまだ世の中は新型コロナ禍の真っ只中。5類移行といえど大々的な式や披露宴をできる雰囲気じゃなかったので、結婚披露宴じゃなくてお披露目パーティー。
「かよちゃん、俺さ。すっごくやらかしそうな気がしてきたんだけどさ」
「うう……私も。かずちゃん、スピーチのカンペの準備はちゃんとしてきた?」
「一応。かよちゃんは?」
「あ。忘れてた」
朝から夫婦揃ってこんな有様だ。新郎新婦、合わせて呼んだ友人は40人程度のこじんまりとしたパーティーだけど、なんだかんだで準備に半年以上、
あいつとかこいつとか、なんか隙を見つけては弄り倒してきそうな友人たちの顔が思い浮かぶ。
でも、まあ、なんとかなるか。
これはとっても疲れる、でも一生に一度だけの、二人の大切な一日の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 16:32:56
8843文字
会話率:47%
粒の大きな雪が東京でちらつくほどに寒い、ある冬の日のこと。
東京と名乗るのには地味すぎる小さな町の、これまたとっても地味な感じのこじんまりとしたお店『たこ焼き屋 はっつあん』の調理場で、店主のおじさんが大きな声を張りあげた。それも、急に――
。
ひだまり童話館 第30回企画「開館8周年記念祭」参加作品
お題は「8の話」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 06:00:00
4458文字
会話率:41%
せいの一族
ト書き
ここは東京の郊外にある、その昔、そう、バブル期の頃、名作と未だ題名を口にすれば「ああ〜」と、ドラマ内のエピソードに事欠かなかったり、「尻カッチンでみどり山なんです」と巻きをお願いするマネジャーが名を挙げるのを聞いて
、妙に納得させられ「わかりました」と承諾する内心で“このタレントは売れる“と他局のスタッフが思ったりした。あの“みどり山スタジオ“内だ。
建物の中で一番大きなスタジオAには今、“なんだか商店街“のセットが建てられている。左側手前には“狸“という名の足袋屋(たびや)があり、その向かいには“杵屋(きねや)“という下駄屋、その隣には立ち食い蕎麦屋“いつも“、路地を挟んだ真向かいに“ミドリ“という名のスナック、そしてセットの一番奥には毘沙門天が祀られているであろう、こじんまりとした鳥居が僅(かす)かに見えていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 15:54:16
4322文字
会話率:48%
あるところに、奇妙な店が存在していた。真っ白で、こじんまりとした店だ。 店を利用した客が言うには、そこでは窓が売られているという。インテリアなどではない、特別な窓が──。 これは白いお店の、不可思議な話を描いた物語である。
※時に残酷な
描写があります。
閲覧は自己責任でお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 15:34:40
21524文字
会話率:31%
「えへへー。ゆーとさんと同じ歩幅にしてみましたー」
天然美少女とひねくれ男子が繰り広げる微ズレ会話のほっこり日常系ラブコメ。急に始まる同居生活はお茶の間ラブに⁉
高校一年夏休み最後の日、呼び鈴のまま引き戸を開けると美少女が……。
とびき
り可愛い山本さんに流され巻込まれ、こじんまりした日本家屋で始まる二人暮らし。
思春期全開ひねくれ男子とイギリス帰りの天然美少女が繰り広げる幸せいっぱいの物語。
堅実人生を営みたい僕に襲いかかった美少女同居生活は、ドキドキしてハラハラして、イチャイチャ……なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 22:00:00
72456文字
会話率:31%
味のない料理が横行する世界にある噂が流れる
【安くて美味いものが食べられる店があるらしい】
その店はひっそりと運営されているこじんまりとした店
その店主は思う
美味いものを食べたいと
*作者の妄想垂れ流しです。
小説も初心者なので、生暖か
い目で見ていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 00:00:00
4524文字
会話率:45%
探偵×SF。
こじんまりとしつつも奇妙なめぐりあわせと不幸な事件。
最終更新:2022-02-12 09:24:26
1525文字
会話率:32%
――今日はこんな話をしましょうか
何処かの路地裏にあるこじんまりとした喫茶店。
そこでは、店主も客も誰もが、思い思いにそれぞれの怖い話を語っている。
あなたは今日もその喫茶店に訪れた。
※この小説はただ語り手の話を聞くだけです。
そこに
は彼らの過去の話もあれば、人伝に聞いたという話もあります。
一話完結型のさっくり読めるお話です。
『カクヨム』様にも同時投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 23:00:00
3191文字
会話率:0%
人は、死んだら天国か地獄に行くという人がいた。
自ら死を選ぶ人は、成仏できないという人がいた。
未練を残した人はおばけになってしまうという人がいた。
でも目の前にあったのは、こじんまりとした喫茶店だった。
カラン、コロン。扉のベルの音
に、オーナーであろう男がこう告げた。
「ようこそハザマの魂さん。ここは喫茶・境界線、生と死の間の谷底さ。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 03:06:53
16528文字
会話率:51%
こじんまりした食堂を営むリアリナは、ある日の夜の営業中に酔っ払いに絡まれてしまうがたまたま通りかかったハルフィードに助けられる。その流れで、食堂のお手伝いをしてもらうことになった。
**初めての投稿です。拙い文章ですが、楽しんでいただけたら
幸いです。感想などもお待ちしております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 01:01:44
7760文字
会話率:54%
「いらっしゃい、ませー」アルバイト店員の気のない返事が出迎える。
とくに欲しいものはないので、店内をふらつく。
俺が欲しいものは外にある。
雑誌を立ち読みしながら外の駐車場をちらりと見る。
こじんまりしたコンビニに似つかわしくない超高級車、
この車は一週間ずっと止まっている。
しかも、施錠なし&キーがつけっぱなしの無防備っぷり、
どうぞ盗んでくださいの配置、怪しすぎて気になってしょうがない。
コンビニを通るたびに車へ目に行く
そのたびに今日こそは盗んでやると思いながら通り過ぎてきた。
だが、今日の俺は違う、やってやる。店員が補充のためにレジから離れる。
この隙を逃さず、俺は車へ走り出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 21:42:14
956文字
会話率:0%
ネコ耳たちがこの街に出現して30年。当初は人外ということで差別が激しかったこの街も、差別解消の条例が施行され、安寧な時間が流れていた。
そんな街に嶺二寮という、ネコ耳族専門の寮がある。
ツンデレ厨二病のネコ耳女子高生と、巻き込まれ体質のやさ
ぐれの姉ネコと重度のシスコン、ヤンデレ体質の妹ネコとそんな見た目はかわいいネコ耳を囲んだ変態寮長の4人のこじんまりした寮。
残念なキャラクターのネコ耳たちが織りなすドタバタミステリー。残念なネコ耳と変態寮長がひたすら残念無念な報われない虚無感満載サスペンス。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 21:27:23
15913文字
会話率:30%
本作の主人公であるマーガレットは、夢をかなえるために実家を飛び出し、王国軍の訓練生となる。“憧れ”を“現実”に変えようと奮闘する、女の子の話。
私は、世界を脅かす存在である魔獣から国、人々を守る海上警備隊への入隊を目指している。その中
でも花形の部隊――ケルピー騎兵隊の隊員になり活躍したいと思っている。
きっかけや理由はありふれたもので、国内で一番華やかな職業に憧れ実家を飛び出した。歴史と常連客の優しさの詰まったこじんまりとしたパン屋では、私の人生には足りなかったのだ。
「神の箱庭 -Another playing garden for The completed Word-」シリーズ2作目で、ミリタリーに挑戦しました。明るい話を書きたいのに、過去に影のある登場人物が増えてきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 18:00:00
29863文字
会話率:61%
ちょっと昔のお話ね。ビルがニョキニョキ生えてる街に、真面目に働く娘がおりました。
男にフラれた。
奴に棄てられた。
床に落としたソフトクリームの上部分みたい、 な。
すくいようもない惨めな娘。
仕事は急に休めない哀れな
娘。
それから奴を忘れる為に生きる娘。
靴が痛くて脱いだら手からすっぽ抜け、飛んで行った。
なんて運がない娘。神様の意地悪と罵るが。
お洒落なこじんまりとした店舗から出てきた、イケメン店員王子様が、娘の靴を拾ってくれました。声を出すのが恥ずかしく、キョロつく彼に小さく手を上げ合図を送る哀れな娘。
視線は直ぐに逢う。
靴はこっちです!
娘がホッとしたのも束の間、意外な出来事に襲われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 10:43:39
4789文字
会話率:32%
とある街のとある食堂。
中年女が営む、深夜から朝迄開いているこじんまりとした店。
そんな食堂に数年前から新しく勤め出した青年。
二人が迎える、とある朝の店じまいの風景。
最終更新:2020-12-27 16:37:50
821文字
会話率:12%
恋の伝道師、と呼ばれている人物を知っているだろうか。
最近王都の若い女性を中心に人気を誇っている女性である。恋に悩む女性の前に現れて、可愛くなる手伝いをしてくれるという。
少女たちは彼女に声をかけられることを期待して夢見て、そんな憧れの存在
である彼女はある屋敷の奥まったこじんまりとした部屋の中で地味な新婚生活を送っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 21:13:02
11963文字
会話率:30%
ぼーっとしながら散歩をしていると、ふと一軒のお店が気になった。
その看板には「暁」とお洒落なロゴで書かれていて、白い壁と焦げ茶色の屋根が落ち着いた印象を感じさせる。
俺は、こじんまりとはしているが何故か目を引く喫茶店に入ってみることに
した。
店の中は幾つかの間接照明によって、明る過ぎず暗過ぎず、目に優しい空気感だ。穏やかに流れるBGMがそのレトロな雰囲気に合っている。
暫くすると、暖かそうな湯気を立てて、コーヒーが運ばれてくる。香しい香りが鼻腔をくすぐるようだ。
期待を胸に、そっと一口飲むと、途端に口の中一杯に、良質なコーヒー特有の香りと奥深い苦みが広がっていく。
嗚呼、おい......し.......い..............
その時急に意識が保てなくなり、睡魔に襲われ、微睡の中へと落ちていった。
意識が戻ると、喫茶店からは出られなくなっていた!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 06:18:15
9762文字
会話率:11%
ぼーっとしながら散歩をしていると、ふと一軒のお店が気になった。
その看板には「暁」とお洒落なロゴで書かれていて、白い壁と焦げ茶色の屋根が落ち着いた印象を感じさせる。
俺は、こじんまりとはしているが何故か目を引く喫茶店に入ってみることに
した。
店の中は幾つかの間接照明によって、明る過ぎず暗過ぎず、目に優しい空気感だ。穏やかに流れるBGMがそのレトロな雰囲気に合っている。
暫くすると、暖かそうな湯気を立てて、コーヒーが運ばれてくる。香しい香りが鼻腔をくすぐるようだ。
期待を胸に、そっと一口飲むと、途端に口の中一杯に、良質なコーヒー特有の香りと奥深い苦みが広がっていく。
嗚呼、おい......し.......い..............
その時急に意識が保てなくなり、睡魔に襲われ、微睡の中へと落ちていった。
意識が戻ると、喫茶店からは出られなくなっていた!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 06:07:47
4348文字
会話率:18%
秋薔薇が美しく咲き誇る、とある晴天の日に、都のこじんまりとした教会で一組の若いカップルが結婚式を挙げた。
新郎は伯爵家の二男で城で働く文官、花嫁は男爵家の娘。爵位のない若者の結婚であったが、その式には王太子夫妻と弟殿下を始めとして、国の
中枢にいるそうそうたる人物達が揃って参列していた。
そして教会に入れなかった多くの市井の人々も、街中で祝福の声を上げていた。
そんなお祝いムードで盛り上がる人々で溢れかえる街中を、人波に揉まれながら必死に教会へと向かう紳士がいた。本来ならば街中を馬車を使わずに徒歩で進む事などあり得ない人物だった。
その紳士の名前はオッティ=カラヤント公爵といった。
何故そんな高貴な身分の公爵様がそうも必死になっているのか・・・
残念な結末に向かって必死になって進んでいる残念なとある公爵の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-01 12:00:00
17066文字
会話率:11%