最強の魔王ソフィが支配するアレルバレルの地、彼はこの地で数千年に渡り統治を続けてきたが、
圧政だと言い張る勇者マリスたちが立ち上がり、魔王城に攻め込んでくる。
残すは魔王ソフィのみとなり、勇者たちは勝利を確信するが、魔王ソフィに全く歯が立た
ず
片手で勇者たちはやられてしまう。
しかし、そんな中勇者パーティの一人、賢者リルトマーカが取り出した味方全員の魔力を吸い取り
一度だけ奇跡を起こすと言われる【根源の玉】を使われて、魔王ソフィは異世界へ飛ばされてしまう。
最強の魔王は新たな世界に降り立ち、冒険者ギルドに所属する。
そして、最強の魔王はこの新たな世界でかつて諦めた願いを再び抱き始める。
その願いとは、ソフィ自身に敗北を与えられる程の強さを持つ至高の存在と出会い、
そして全力で戦い、可能であればその至高の相手に自らを破り去って欲しいという願いである。
人間を愛する優しき魔王は、その強さ故に孤独を感じる。
彼の願望である至高の存在に、果たして巡り合うことが出来るのだろうか。
2020.4【アルファポリス】様にも同作品を掲載しております。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/60773526/537366203
2020.5【カクヨム】様にも同作品を掲載しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896551796
少しの加筆や修正等をして投稿しています。
宜しければお気に入り登録や、閲覧していただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 00:00:00
4689369文字
会話率:32%
タカこと本郷隆は元の世界であっけなく事故死したが、気づいたら若返って転生していた。
転生先の世界は魔法が使えるファンタジー世界。転生チートを期待するも、転生ボーナスのスキルは微妙な能力のものばかり。
それでもせっかくのファンタジー異世界だか
らと冒険者になってはみたものの、上を目指す事に限界を感じてからは冒険者ランクに応じた安全な依頼ばかり受ける日々を過ごしていた。
そんなある日、素材採取で訪れた廃坑で魔物に襲われていた新人冒険者の女の子を救助する。
女の子はミュリスという名のハーフドワーフで鍛冶師をしている祖父のために危険を侵して素材採取に来たという。
空の彼方から襲来する魔王の存在を神託によって知らされた彼女の祖父は、これを撃退しようと空飛ぶ船を作りに没頭しているらしい。
悪い予感しかしない中、流れで空飛ぶ船作りを手伝う事になったタカだったが事態は彼の予想通りに進んでいってしまい……。
異世界アル◯ゲドン的な話です。
わりとぼんやりした宇宙科学で進める感じですので多めに見てやってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:17:23
201650文字
会話率:54%
「お前にはパーティーから抜けてもらう」
勇者パーティーから追放された魔術師、ルーファス。
しかし、彼の心は晴れやかだった。
追放されたことにより、好きな魔術を好き放題使えるようになったのだから。
故郷に帰ったルーファスは最愛の妹、ティナ、
幼馴染みのセラフィと再び冒険者を始める。
ギルドカードを更新したらなぜかSランク?
しかも、勇者たちが持っていた加護が全部ついている?
そう、彼こそが勇者パーティーの真の実力者だったのだ。
何かの不具合だろう、と特に気にせずにルーファス。急に龍が襲ってきたのでブッ飛ばしたら仲間になったり、ダンジョンの裏ボス倒したら超激レアアイテムゲット出来たりと楽しく冒険者生活を送っていた。
一方、主戦力を追放して弱体化してしまった勇者パーティーは賢者と名乗る女性を迎い入れる。しかし、彼女の加入によりパーティー内の人間関係が悪化していき徐々に崩壊していった。
※カクヨムでも投稿させていただいています。
※過去に別名義で書いていた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:00:00
103090文字
会話率:33%
「女神に召喚された俺(じゃないってば!)、異世界で新しい人生をスタート!そして勇者としての俺(違うって!)!魔王軍の幹部たちをバッタバッタと倒した俺!(…ってことになってるけど)めっちゃモテてます!(多分ね)」
「もちろん、俺みたいなトッ
プクラスの冒険者(その自信どこから来たの…)、おい!話の腰を折るなよ!コホン…魔王の一人や二人、片手間だっての!(嘘です!こいつの話、一ミリも信じるな!)」
「きゃあああ!ちょ、あんた何してんの!?セクハラで訴えるわよ!?(調子乗って出番取るんじゃねぇ!また小遣いカットするぞコラァ!)」
「はいはい!とにかく、これはごく普通~の異世界モノですから!(どこが普通だよ!最初から女神にハメられたんだぞ!?)」
「ってことで、おしまいっ!(ふざけんなああ!)」
「うわっ、また始まったよあの二人…はぁ…(SE:ドカッ!バキッ!)ん?えーと…とにかく、読んでくれてありがとう?うん、そんな感じで!(SE:ガシャーン!)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 22:56:31
50880文字
会話率:40%
魔王が討たれて十年——
世界は救われた……はずだった。
だが、平和は訪れなかった。
大地に次々と現れる「ネーオダンジョン」。そこから溢れ出す魔物たち。
そして、国境を巡る各国の睨み合いと、増え続ける盗賊団。
そんな混沌の中——ひとりの少年が
、冒険者になる。
少年の名はアーシス・フュールーズ。
彼の肩には、手のひらサイズの青い精霊“にゃんぴん”が乗っていた。
世界の真実に背を向けず、仲間と共に成長する少年はやがて、
この世界に刻まれた“終焉の続き”を知ることになる——
「これは、世界の後始末を託された少年と、青いモフモフの精霊による、
最後の叙事詩(ラスト・エピック)である。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 22:00:00
140062文字
会話率:43%
「貴方様が剣聖アリス様のお師匠様、大剣聖タクミ様で御座いますね」
「え、いや、人違いじゃないか?」
戦力外通知を受けて、パーティーから追放された俺は、冒険者を引退して山で一人のんびりと暮らしていた。
だが、いつのまにか弟子が人類最強に
なっており、その師匠の俺が宇宙最強と噂され、冒険者ランキングの1位になってしまう。
勘違いされて、俺の元に弟子志願や、ドラゴン、果ては勇者や魔王までが次々とやって来てしまう。
いや、やめて下さい。
俺、ただの雑魚ですよ?
この話は俺が本当に宇宙最強になるとか、そういう物語ではない。
ただ、ただ、人外の者達に巻き込まれながら、勘違いされ続ける悲劇、いや……
喜劇の物語である。
============================
第7回ネット小説大賞受賞、書籍化しました。
これも読書の皆様が応援してくださったおかげです。
本当にありがとうございます。
一二三書房様のレーベル、サーガフォレストから発売しました。
イラストはtoi8様です。
素敵なイラストを描かれる方に絵を担当して頂き、作者は舞い上がっております。
また、ページ数ギリギリまで書き下ろしを書かせて頂きましたので、かなり本は分厚くなり、お買い得でございます。【宣伝】
⬇︎下の方にある書報からamazon様で注文も出来ます⬇︎
皆様、どうか、よろしくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 21:02:45
965026文字
会話率:39%
『ハイ&スラッシュ』という世界的に人気のゲームがあった。
司はそのゲームの隠しルートを初クリアしたことで転生特典ルートが開放された。
新規開始でそのルートを選ぶと、彼は意識を失い、次に目を覚ますと赤ん坊に――――。
与えられたのは
ユニークスキルと自分の記憶のみ。スキルポイント制がないため自分の努力でスキルやアーツを開花させることになった!?ユニークスキルを使って自由に世界を旅しながらメインルートの手助けでもして世界の破滅を防いでいこうと考える司。その為に自分が魔王を倒すよりも主人公を支援し魔王を倒させようとするが…
簡易的な流れ(予定は未定)
転生初期編
ユニークスキルの使い方を実体験で学びながら村と自分のために頑張ってると何故か闇堕ちする予定の聖女候補を救うことに!?ここから新たな展開へとつながって…!
鍛錬編 アーツ取得 スキル取得?
自分の無力さを知った司はユニークスキルを更に強くする為に武器の流派を学ぶ目的で街へ移住する!ここで新しく帝都の人等と出会って…
推薦状をもらって流派の門を叩く
新たに槍術 斧術 魔法に手を出す。
冒険者ギルドへ
様々な依頼をこなす中、ヒロインとは関係ないキャラ達を助けたりする?
学院編
様々な強敵との対戦や狩り、鍛錬を経た司は主人公達との関わりを増やす為に帝都の学院へと入学するのだが、魔王配下達が暗躍し始めており…
貴族編
今までの努力や結果が評価され爵位を貰うことに。しかし、ゲームになかった内政要素などで困惑する司だが自分に出来ることをやっていくうちに…
スキルとアーツの違い
スキル「剣術」→アーツ「スラッシュ」
→アーツ「スラスト」
このゲームにはランク概念が存在する。
魔法は属性、それ以外は流派となっている。
流派
攻撃 龍神流
防御 水神流
バランス 武神流 など
それによって名乗りを変える。
例えば
龍神剣使い 上級
武神流 剣王 槍王など
基本属性 下級から中級下位
火 水 風 土 光 闇
進化属性 中級上位〜上級認定
炎 氷 嵐 自然 聖 暗黒
冒険者ランク
下級 アイアン
中級 カッパー
上級 シルバー
王級 ゴールド
帝級 プラチナ
聖級 ミスリル
神級 アダマンタイト折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:41:24
52226文字
会話率:36%
冒険者ルルロアの大冒険です。
思いの全てをこの一言に集約させます。
こちらはリメイク版です。
元のお話を再構築して分かりやすいように編集していきます。
物語の中身を少々変えます。
特に追加のお話が増えると思います。
最終更新:2025-07-26 20:39:48
211668文字
会話率:35%
かつて最強の名を手にしていた勇者クロウは、魔王を倒す寸前までいったのに、田舎町のギルドマスターになった。
彼が担当するギルド会館には、初心者冒険者がたくさんやって来る。
しかし、初心者冒険者が出来る依頼なんて最低ランクのものが多い。
ランク
の低い依頼から徴収できるお金なんて少ない。
だからギルドの運営は限界ギリギリなのだ。
そちらが一生懸命働いても・・・。
こちらも同じように一生懸命働いても・・・。
稼げるお金なんてごく僅か。
もっとお金が欲しいクロウの苦労話が始まる。
貧乏ギルドマスターの日常系ファンタジー。
ギルマスの苦労。
短編スタートです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 23:21:25
8360文字
会話率:44%
ザ・王道の異世界ファンタジーです!(あらすじ書いてなかったので再掲)
勇者パーティーの一員である冒険者クロンは理不尽な理由からパーティーを追放されてしまった。転送魔法で飛ばされた先で出会ったのは冒険者に憧れていた少年ソラ。復讐を誓って元パー
ティーを追うクロンとそれを引き留めようとするソラはやがて互いの人生に干渉していく。
凄腕冒険者である『模倣者』クロンと誰にも言えない秘術を抱えた『魔法使い』ソラとの、”復讐”という2文字に繋がれた何とも異質な冒険譚。
※2人だけの旅というわけではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:23:47
618988文字
会話率:32%
ブラック企業で社畜として働いていた明日真映視は、仕事中に過労死してしまう。ふと、気が付くと、異世界に転移しており、わけも分からないまま、S級冒険者の認定を受ける。そして、そのまま王様の元へと連れて行かれ、なかば強制的に、S級クエストに参加さ
せられることとなる。クエストの内容は、勇者によって討伐された竜の骨を回収することだった。莫大な報酬に目がくらんだ映視は、他のS級冒険者たちとパーティーを組み、竜の骨の回収へと向かう。しかし、竜の骨が放置されている周辺地域は、《竜骨生物群集帯》と呼ばれる魔境で、そこに棲息する魔物たちには、剣も魔法も通用しなかった。
第一部は、全132話で、30万文字程度で完結します。第一部に関しては、毎日投稿していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:20:00
198719文字
会話率:24%
高校生でありながら、空手、柔術、合気道、剣道と様々な武術を極めたミナトは、親友であるコウキとの稽古帰りに、突如として異世界へと召喚される。魔法格差のある世界、アルストリアでは、700年前に封印された魔王が3年後に復活するという危機に瀕してい
た。
国王バルドゥスは神託に従い、魔王討伐のための「勇者」を召喚したのだが、そこに現れたのはコウキと、巻き込まれてしまったミナトの二人だった。コウキからはまばゆいばかりの魔力の輝きが放たれ、まさしく「勇者」の資質を宿していた。しかし、ミナトの体にはコウキを凌駕するほどの膨大な魔力が宿っているにもかかわらず、それがこの世界の魔法としては一切機能しないことが判明する。
国王は、本来一人のはずの勇者が二人現れたこと、そしてミナトが魔法を使えないという「異質」な存在であることに困惑する。国民への影響を考慮し、国王はコウキを正式な勇者として、世界各地の英雄たちと合流し魔王のいる北の大陸を目指す旅に出るよう命じる。一方、ミナトには、冒険者としてその実力を高め、やがてSランク以上となり魔王討伐の戦力となるよう求める。
別々の道を歩むことになった二人だが、ミナトは親友コウキの背中を押し、必ずまた肩を並べて戦うことを誓う。
魔法が使えないという絶望的な状況。しかし、ミナトは武術で培った肉体と、異質で膨大な魔力、これらを利用しこの世界での道を切り開いていく。これは、魔法絶対の世界で、拳と異端の魔力で全てを凌駕する、一人の高校生の壮大な冒険物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:13:57
12997文字
会話率:42%
ある日僕は、前世の記憶を思い出した。
ダンジョンで生まれ、ダンジョンで死んだ魔物の記憶。
そんな魔物が憧れたのは、ダンジョンを管理する魔王でもダンジョンを守護するボスでも無く、外敵である筈の冒険者だった。
幸い現世の僕は人間だ。
思
い出した以上、目指さない理由は無いだろう。
生まれ育った村を離れ、冒険者ギルドのある街で実績を積み、やがては最強の冒険者を目指す。
これはそんな物語。
この物語を構成する要素。
魔物、ダンジョン、魔王、勇者、冒険者、魔法、異世界、転生、など。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:13:10
13795文字
会話率:35%
三十路サラリーマン、神谷陽介。ある日突然、剣と魔法が支配する異世界へと召喚された彼は、戸惑いながらも危機的状況で謎の力を発現させる。個性的な冒険者の仲間たち――光の勇者の血を引く女剣士アリア、歴戦の勇士バルド、弓使いリズ、魔法使い見習いルー
カス――との出会いを経て、陽介は自身がこの世界の運命に深く関わる特別な存在であり、復活を目論む魔王から世界を救うという過酷な使命を託されたことを知る。
失われた伝説の聖剣の破片を集め、仲間たちと共に強大な敵に立ち向かう陽介。果たして彼は、サラリーマン時代に培った知識と問題解決能力を武器に、この世界の危機を救い、元の世界へ帰還することができるのか? そして、魔王を倒した先に待ち受ける衝撃の真実とは――。
三十路男の異世界世直しファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:00:00
206799文字
会話率:34%
魔族が暮らす雪国、アルブ王国を統べる魔王のローグ・ロス・バロルが、何者かの手によって暗殺された……
その娘であるベリィは、他国からの侵略と誘拐事件に巻き込まれ、アルブ王国を追放されてしまう。
売られた先の奴隷市場を抜け出し、当てもなく彷
徨っていた彼女は、何かに導かれるように魔王ローグが暗殺された地へと辿り着く。
彼女はそこにあったローグの形見である覇黒剣ロードカリバー、そして魔王のマントを羽織り、父親を暗殺した犯人に復讐することを決意した。
そんな矢先、たどり着いた村でベリィが出会ったのは、明るくて正義感の強い盾使いの冒険者、シャーロットだった。
シャーロットと共にその村で起きる事件に巻き込まれたベリィは、彼女に感化されて幼い頃の夢であった“勇者”への憧れを思い出す。
胸の内に復讐心を秘めながらも、再び希望を目指した魔王の娘の快進撃が始まる———折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:00:00
477019文字
会話率:32%
魔法やモンスターが存在する、とある異世界。
かつて、その世界は“魔王”によって存亡の危機にあったが、勇者一行の力により魔王は滅ばされ、世界に平和が訪れた。
しかし、それまでの長い戦いなどにより世界は荒廃してしまい、いわゆる不況が到来した
。
まだ回復しない大地に、復興の進まない町や村。失業する者が増えだし、世の中に暗い影が落ち始めた。
軍を除隊させられた青年、「トレイル・ラックス」も、そんな不況によって路頭を迷う羽目になった一人であった。
しかし、彼は恵まれた出会いや奇妙な偶然から、生きてゆくための光明を見出だし······。
これは、ファンタジーでお馴染みの存在である『冒険者ギルド』誕生の軌跡。その一例を描いた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:52:05
346449文字
会話率:60%
八歳のルドは、神のミスで死亡、異世界転生した。
神は御詫びに特別な配慮をする。それは異世界そのもの(惑星)に転生し、その〝分身〟として、人間の姿で生きる、というものだった。
が、まだ幼いルドは、その事をきちんと理解出来ず、日本にいた頃と
同じ見た目と年齢の人間として転生したのだと思い込む。
勇者パーティーの一員として〝転生と同時に召喚された〟ルドだったが、半年後、無能ポーターは要らないと、追放される。
ダンジョン内の巨大な穴に落とされたルドは、物理攻撃が効き辛い種類のA級モンスターを、落下の衝撃だけで倒し、偶然王女マリアを助ける。
実は彼女は、〝国の歴史上初めて女性である娘に王位を譲る〟と宣言した現国王の父のせいで継承争いが勃発、幼少期から王子の弟に何度も殺され掛けていた。
この日は、一年間だけという約束で冒険者稼業を行っていた彼女の最終日だったのだが、弟によって買収されたパーティーメンバーによって、深手を負わされた上で、ダンジョン最下層に置き去りにされていたのだった。
一方、今までずっと勇者パーティーの仲間たちによって〝囮〟としてモンスターに向けて放り投げられる、ということを繰り返していたルドは、自分で初めてモンスターを倒したことによりレベルアップ、規格外の強さを獲得。
が、モンスターを倒せたのも、高所から落下して無傷だったのも、全ては〝お祈り〟のおかげだと言う彼は、本当の力に気付かず、自分は弱いままだと勘違いし、「強くなりたい!」と願う。
マリアをモンスターから助けただけでなく、その傷までも〝お祈り〟で治したルドを見た彼女は、こう思った。
「この子は〝利用できる〟」と。
三ヶ月後の十八歳の誕生日に女王として即位するために、マリアは桁外れの戦闘能力を持つルドを旅に誘う。
「あなたが強くなるための修行が出来る良い場所がある。一緒に旅しよう」と。
そして、「何かあれば、私が守ってあげるから」と、思ってもいない約束をして。
全ては、〝自分の身の安全を保障しつつ〟経験値を稼いで〝誰にも暗殺されない程に強くなり〟〝魔王討伐を手土産に華々しく女王として即位する〟ために。
これは、どこまでも純粋な幼い少年と、そんな彼を利用しつつ王位を継ごうと画策する王女と、そんな彼女の命を狙う王子と、王子によって王女の暗殺者として仕立てられた勇者たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:10:00
37506文字
会話率:52%
ドラゴンが大好きな十四歳の少年リュウは、勇者パーティーの一員として異世界召喚された。
その際に彼が得た力は、ドラゴン召喚士だった。
が、一年後、「トカゲしか召喚出来ない無能は要らない」と、勇者パーティーから追放されてしまう。
何度説明
しても、彼らはドラゴンではなく大きなトカゲだと認識していた。
どうやら、それぞれ別の現代日本(パラレルワールド)から召喚された彼らは、ドラゴンという存在を知らないらしく、異世界の住人たちも同様だった。
パーティーメンバーとは比較にならない程レベルが低いリュウは、いつも召喚しているラックドラゴンが、索敵と罠発見、敵を萎縮させて動きを鈍らせ、更にはパーティー全体の幸運値を上げていると説明するも、鼻で笑われて、どれも信じてもらえない。
「余計なことはするな」「邪魔だから後衛で大人しくじっとさせてろ」と言われていたために、ドラゴンを直接戦闘に参加させなかったリュウは、追放後、ダンジョンの最下層に一人置いていかれた。
が、ベテラン冒険者でも苦戦するA級モンスターのボスをドラゴンの力で瞬殺したリュウは、一気にレベルアップし、召喚出来るドラゴンの数と種類が増えたのみならず、自分自身も並み外れた戦闘能力を獲得する。
これは、仲間から追放され、大好きなドラゴンの存在を信じてもらえず意気消沈した少年が、新たに年上美少女&美人たちとパーティーを組んで、絆を育みつつ、世界中の人々にドラゴンの存在を認知して褒め称えてもらうために、魔王討伐までして、無自覚に勇者パーティーにざまぁする物語。
(※30~40話くらいまでは毎日更新して、その後は週一回になる予定です)
(※更新は、19時過ぎくらいにしようと思っています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:06:49
142917文字
会話率:51%
優しい性格だが〝冒険者育成学校〟内で最弱で、同級生にいじめられていた少年ロス(大分天然)は、ある日、モンスターに襲われて心臓を食べられてしまった。
が、親代わりの叔父によって、〝伝説のドラゴンの核(コア)〟を心臓代わりに埋め込まれて命
を救われた。
甥を助けるためとはいえ、禁忌を破ってしまった叔父は、ロスに本当の事を言えず、〝魔導具〟を埋め込んだのだと嘘をつく。
真実を知らないまま、〝伝説のドラゴン〟の力を得て最強になったロス。
幼少時代に両親を亡くした自分を育ててくれただけでなく、命まで救ってくれた叔父に楽をさせるために、すごい冒険者になる事を夢見る彼は、いじめっ子たちを無自覚に倒し、モンスター相手に無自覚に無双し、挙句の果てには、魔王をも無自覚に灰にする。
これは、心優しい元最弱の最強少年が、未だに自分は最弱のままであると勘違いして、敵側から見るとちょっぴりサイコパスな言動をしつつ、襲い来る敵を全て蹴散らし、無自覚なまま世界を救ってしまう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:32:24
30645文字
会話率:36%
「ワシを残して先に行け!」
「ガルム、そんな……!」
「勘違いするな。後で追いつくから先に行ってろという意味だ」
ドワーフの『拳士ガルム』は、勇者パーティを魔王の元へ送り届けるため瀕死の重傷を負った。
「……さすがにこれは助からんか」
大きな穴の開いた腹部を見下ろすガルム。
武人としては理想の最期であり悔いはなかったが、そこに水を差す奴が現れた。
近接戦最強の『剣魔グリムザール』。
ガルムとの決闘に異常なまでのこだわりを持つ魔族が、こう申し入れてきたのだ。
「ガルムよ、ひとつ約束をしないか? 互いに転生し、新たな生を得た後また相まみえ、今度こそ一対一で決着をつける。そういう約束だ。我が一族に伝わる秘術を受け入れるなら貴様は、次の生を得ることができるのだ」
「次の生……次の戦い……」
生きること、それ自体にこだわりはない。
だが、『まだ戦える。まだ殺し合いができる』というのは魅力だった。
戦闘狂なところのあるガルムはこれを快諾。
次の生でグリムザールとの約束を果たそうとしたのだが、転生先はまさかの『エルフの幼女』で……?
「なんでだ!? なんでエルフ!? ワシの鍛え上げられた上腕二頭筋は!? 苦味走ったいい男ぶりは戻ってこないのか!? おぉのぉれぇ騙したなグリムザールうぅーっ!」
前世とはまったく異なる脆弱な肉体と、反則レベルの可愛さと。
相反する要素に悩まされつつも、ガルムはしぶしぶ修行を続ける。
足りない『気』を『魔力』で補い、脆い『肉体』を『技術』で補う。
努力と工夫は着実に芽を結び、やがて『最強の冒険者』とあだ名されるようになるのだが、あまりにも可愛すぎるため『最カワの冒険者』と噂されるようにもなってしまう。
「次はこれ着て! ミニスカドレス! 大丈夫、絶対似合うよ! ディアナちゃん最強に可愛いから!」
「うるさいうるさい! ワシの求める最強はそうゆーのじゃないのだあー!」
『武と可愛さ』の狭間で揺れるガルム(ディアナ)の、明日はどっちだ?
※ドワーフ→エルフのTS転生バトルコメディです。
※ディアナ(ガルム)がとことん愛されます。
※グリムザールの意外な転生先を探りつつ、お楽しみください(登場する女の子の中のひとりです)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:03:26
231149文字
会話率:39%
魅惑の新大陸へようこうそ! 冒険者支援課にお任せください!
二十年前に発見された新大陸ノウリッジでは、未踏の地である大陸の東端を目指して開発が進んでいた。
港町テオドールはノウレッジの南西に位置する新大陸の玄関口だ。魔王の出現により遅
れていた、新大陸の開発が本格的に始まってから五年、この町には一攫千金を夢見る冒険者たちが日々たくさん訪れていた。同時に未知の魔物や厳しい自然、罠が張り巡らされた遺跡やダンジョンなどで幾多の冒険者が傷つき命を落としていた。港町は夢と希望を抱く者たちが希望に満ちて旅立つ場所であり、夢破れ新大陸から去っていく者たちを静かに見送る場所でもあった。
冒険者ギルドは冒険者たちの新大陸離れを危惧し、新たに冒険者支援課を設立した。彼らの仕事は道案内から始まり、冒険者が発見した遺物などの研究や運搬の手伝い。他にも支給品の配布や死体回収などの地味な作業から、魔物が巣食う遺跡やダンジョンの休憩所であるセーフルームの確保、さらには大型モンスターの討伐を手助けしたりと様々だ。それに時には有害と判断された冒険者を秘密裏に処理したりするこも……
支援課に所属するグレンはかつて冒険者だった。しかし、五年前に仲間に裏切られ死にかけ、支援員の先輩であるクレアに救われた。クレアはグレンの特異な才能に気づき、彼を引き取り冒険者支援員として育てたのだった。
今日もたくさんの冒険者が新大陸へやって来る。その中にエリィとキティルという二人の少女冒険者がいた。彼女らも他の冒険者と同じく新大陸で一旗揚げることを夢を見ていた。
ある事件をきっかけに二人と親しくなったグレンは、新大陸に存在すると言われる伝説の”白金郷”をめぐる争いへ巻き込まれていくのであった。
※更新は不定期です。カクヨム、アルファポリスでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 18:10:00
510415文字
会話率:53%
騎士団の入団試験に落ちてしまった青年リック、彼は幼いころから騎士になることを夢見ており、諦められずに王国兵士から、騎士になるため、兵士の部隊である王立第四防衛隊に入隊して騎士を目指します。第四防衛隊でリックは王女を守るために、幼馴染の勇者
との練習で磨き上げた、最強のカウンター攻撃を駆使し、兵士としての数々の任務をこなしていきます。わがままな幼馴染の勇者の世話をしたり、憧れの王女様の希望をかなえたり、新人冒険者と一緒に飛び回ったりと、大忙しの大冒険を繰り広げていきます。
神から魔王討伐を託された勇者、馬で颯爽と平原をかける騎士達、金や名誉のために自由気ままに魔物と戯れる冒険者。そんな彼らがかっこよく活動できるのは誰のおかげか考えたことはありますか? そう。彼らが戦えるのは帰って来る場所を守る人がいるから…… 都市や町を警備する兵士、地味な彼らの活躍なしには勇者達の活躍はないといえるでしょう。勇者として尊敬もされず、騎士みたいな名誉もなく、冒険者のように報酬が高いわけでもない、ファンタジー世界の裏方である兵士さん。この物語はそんな王国の平和を守る、兵士たちにスポットを当てた物語となっております。
※投稿は不定期でです。ノベルバにも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 12:45:01
1637784文字
会話率:65%
〜転生なし、スキルなし、魔法なし、勇者も魔王もいない異世界ファンタジー〜
危険なモンスターが生態系の頂点に君臨。
蔓延る詐欺、盗賊、犯罪組織。
人の命は軽く殺伐とした世界。
冒険者がモンスターを狩り、騎士団が犯罪を取り締まる。
人々は商
売で金を稼ぎ、たくましく生きていく。
そんな厳しい世界の中で、現状の生活に満足している田舎住まいのおっさん冒険者がいた。
三十三歳のCランク冒険者マルディン・ルトレーゼ。
実は『糸使い』の異名を持つ凄腕の騎士隊長だったマルディンだが、祖国に新王政が樹立したことで国外追放を言い渡された。
マルディンの国外追放は国家の損失とまで言われたが、あっさりと受け入れ国を出る。
流れ着いた異国の田舎町で、正体を隠し冒険者として生活開始。
若い冒険者たちが夢見て都会へ出る中、出世に興味がないマルディンは田舎の港町で日々のんびりと楽しく生きる。
無理難題?だったらやらないごめんなさい。
『頑張らない、無理しない、のんびり生きる』をモットーに、独身おっさん冒険者の気ままなスローライフ!
※カクヨムでも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 18:10:00
467644文字
会話率:53%
サム・シャイトは転生者だった。しかし、剣の才能がないせいで男爵家当主の座を弟に奪われ実家を追い出されるーーが、本人は自由になれたとばかりに大喜びで、異世界を観光しようと企んでいた。
希少な魔法の才能に目覚め、天才の師匠との出会いと別れを経て
、伯爵家にお世話になりながら宮廷魔法使いを目指すことになる。いずれは最強の魔法使いになることを夢見ながら、ダンジョン攻略、宮廷魔法使いやドラゴンとのバトルを繰り広げていく。
伯爵家の年上の快活な美人から王女様まで魅力的なヒロインにも囲まれて充実した日々を送っていきます(オプションで変態もついてきます)。
異世界に転生したサムは『最強』の夢を掲げながら剣と魔法の世界を満喫していくのです。
カクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 18:00:00
3129395文字
会話率:48%