『リライト成功!』のAbridged edition(縮約版)です。
設定を簡略化し、本編の本筋を抜粋しつつ内容を追加、
気軽にささっと読めるように"リライト"しました。
最後まで読んでいただけたら嬉しく思います。
【あらすじ】
突然の落雷とともに、4人の男女は異世界転移してしまう。
”王族なのに何の能力も持たず遊んでばかりのクズ王子”
”邪悪な黒魔法に長けた冷酷非情な公爵令嬢”
”実はたいした力を持たない偽の聖女”
”正規の軍に選ばれず、落ちこぼれた兵士”、
へと、それぞれが成り代わっていたのだ。
嫌われ、蔑まれ、馬鹿にされ、疎外され。
4人とも理不尽な扱いを受け、
不遇な生活を送っている人物だった。
しかも、これから自分たちを待ち受けるのは
”残酷な拷問や刑罰を受けた後での処刑”という
最低最悪の結末なのだ。
ショックを受けるが、現代人の価値観で言えば
そんな不当な扱いを受け入れることなどあり得ない。
こうなったら、そんなシナリオは書き換えてやる!
4人は一致団結し、
知恵と勇気とズルい手(スマホ)を使い
自分たちを馬鹿にする奴らや虐げる奴らをぶっとばし、
悲惨な未来を素晴らしいものへとリライトしていくのだ。
皆様の周りの理不尽な現実が、
スカッとリライトされますように!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:10:00
418749文字
会話率:22%
突然、落雷とともに、4人の男女はそれぞれ、
王族なのに何の能力も持たず遊んでばかりのクズ王子、
邪悪な黒魔法に長けた冷酷非情な公爵令嬢、
実は弱小な癒しの力しか持たない聖女、
正規の軍から落ちこぼれた兵士、
に異世界転生してしまった。
嫌
われ、蔑まれ、馬鹿にされ、疎外され。
ヒドイ扱いを受けている人物になっただけでなく
しかも、これから自分たちを待ち受けるのは
最低最悪の結末だったのだ。
こうなったら、そんなシナリオは書き換えてやる!
4人は一致団結し、知恵と勇気とズルい手を使って
邪魔する奴らや自分たちを虐げる奴らをぶっとばし、
悲惨な未来を素晴らしいものへとリライトしていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 15:20:32
507968文字
会話率:21%
瑠唯(るい)の双子の兄・涼介(りょうすけ)は、瑠唯がプレイするゲームを見ているうちに突然言い出した。
これ、俺の前世だ、と。
「『巡る世界の五重奏《クインテット》』明治が六十年続いたあとの、架空の大正時代が舞台の和風乙女ゲーム。妖魔が
出没する帝都で、一定期間妖魔を寄せ付けない『結界』を張る能力者の中ではトップの実力を誇る、名門有馬家の令嬢、翠扇《すいせん》がヒロイン。その力は重宝されるものの、結界が行き届かない地域や、効力が切れた場では妖魔が跋扈する。妖魔と戦う能力を持った五人の攻略対象者《イケメンヒーロー》たちと協力して妖魔のボスを倒すまでの一年間、イベントをこなしつつ推しヒーローとの好感度を上げてハピエンへ!」
ゲーム攻略サイトにのっているあらすじを読み上げてから、涼介は自分のキャラはこれだ、と説明をしてくれた。
「ああ、これだ。有馬彩花《ありまいろは》。女性が当主となる有馬家の令嬢で、力の強い能力者としてちやほやされていたものの、当主の姉で本来なら正当な当主であったはずの伯母の娘翠扇《すいせん》が現れてから、生活が一変。帝都を覆うほどの結界を張る能力がある翠扇に世間の注目が集まり、二番手の娘に凋落。そのことから激しく翠扇を憎み、数々の嫌がらせを行う。特に、処女性と能力に密接な関係があると考えられていたことから、翠扇の周りにいる攻略対象者たちに翠扇を襲わせるべくことあるごとにけしかけ、あの手この手で罠を張り巡らせる。十八禁要素はほぼ彩花の策略から始まるので、意地悪な姉にもかかわらずファンが多い。あ、これ十八禁なんだ?」
はい、そうです。うっかり家族の前でプレイしていましたが、十八禁ゲームです。
瑠唯の動揺には構わず、涼介は「おそらくこの世界とは平行世界である和風乙女ゲームの世界」で起きた出来事を話し始めた……!
※作中で年齢制限を話題にすることがありますが、本編で直接の描写はありません。(コメディ的扱いですが苦手な方はご注意ください)
※他サイトにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 20:30:00
33013文字
会話率:39%
■転生したのは最底辺の私生児?■
現代日本で詐欺師として生きてきた男は、異世界で辺境貴族の落とし子『ティム』として転生する。
魔力も剣の才能もないが、前世の知識と観察眼を武器に、偽造技術で悪だくみをする。
教会改革を目論む司教補ジュリアン
は、ティムの詐欺に目をつける。
「民を虐げる悪党を、その富で滅ぼさないか?」
相反する二人が手を組んだ瞬間、王国に渦巻く「嘘」が暴かれ始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 17:30:00
338288文字
会話率:50%
二十歳の萌黄は、結婚初夜に夫と妹の不貞を目の当たりにする。
初夜を逃げた萌黄は、メイドとして使われ虐げられる日々。
倒れた彼女を救ったのは、夫の弟・海斗だった。
海斗は萌黄を『萌黄姉さん』と呼び、誰よりも優しく接してくれる。
そして彼が
案内した『汚れた蔵』は、実は魔道具師にとって最高の工房だったのだ。
萌黄には、かつて“匠姫”と称されたほどの魔道具技師としての才があった。
海斗との出会いが、その眠っていた才能と心を呼び覚ます――。
そして萌黄の心に芽生えたのは海斗への想い……初めての恋。
『萌黄姉さん』とわざと呼び、自分の感情を抑えている海斗。
しかし真白も、海斗へ激しい感情を抱いている様子。
純愛、狂愛……それぞれの愛が交錯する冠崎家。
最低の夫と、執着する妹に翻弄されながらも、萌黄は影工房で、新たな人生を取り戻すことができるのか?
◯咲花萌黄(さくはな・もえぎ)→冠崎萌黄
二十歳の控えめな性格の美しい娘。
縁談を妹の真白に決められ、嫁ぐ事になる。
子供の頃に『匠姫』と呼ばれる程『魔道具技師』としての才能があった。
◯冠崎海斗(かんざき・かいと)
十九歳の精悍な美青年。
魔道具技師としての勉強もしているが、祓魔騎士としての資格も持つ。
留学していたが、兄の結婚話を聞いて帰国した。
萌黄を『萌黄姉さん』と呼び、優しく接してくれる。
◯咲花真白(さくはな・ましろ)
十九歳の派手好きで男好き、我儘で凶暴な性格の娘。
姉である萌黄の縁談を勝手に決め、初夜で萌黄の夫を寝取った。
ただの嫌がらせではなく、何か魂胆があるようだ……。
◯冠崎陸一郎(かんざき・りくいちろう)
二十五歳の冷酷な男。
爬虫類のような冷たい瞳で、初夜に萌黄ではなく真白を抱いた。
その後も真白と一緒に、萌黄を虐げる。
萌黄を愛しているようにはとても見えないが……。
この作品はノベマ!様でも公開しコンテスト応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 22:32:05
29081文字
会話率:50%
強力な魔力を受け継ぐ一族に生まれながら、魔力ゼロで生まれてきてしまった、16歳の少女、侯爵令嬢のカリナ•オルデウス─。
家族は、魔力の才能のゼロのカリナを、虐げるばかり。
とある、思いがけない幸運からカリナは、王太子妃候補に選ばれ、王太
子との婚約をつかむ。
しかし、聖女にハメられ、婚約破棄。家族からも死を願われ、冤罪で処刑されてしまう。
ここで、奇跡がおき、断頭台を前に逆向転生する。
【巻き戻ったのは不当逮捕の3日前】この短い期間でどうにか、死亡フラグを回避しなければ、殺されてしまう!
そこで封印された古の魔王に助けを求めるのだが…!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 09:36:37
113377文字
会話率:39%
病弱な妹を虐げる悪女プリシア・セノン・リューゲルト、リューゲルト公爵家の至宝マリーアン・セノン・リューゲルト姉妹の評価は真っ二つに別れていたけど、王太子の婚約者に選ばれたのは姉だった。
どうして悪評に塗れた姉が選ばれたのか、、、
その理由
は今夜の夜会にて
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:39:03
7296文字
会話率:58%
「さあお姉様、リハーサルをしましょう!」
わたしの義妹アナベルはとっても変。だって王子様に見初めてもらうために、パーティーでわたしに自分をいじめてほしいと言うのだ。
母の再婚で姉妹になったわたしたちに血のつながりはないけれど、わたしたちは仲
のいい姉妹……のはずなんだけど、義妹のこの思考回路だけは、いまだにさっぱりわからない。
……ねえアナベル。わたしたちの下手くそな、いじめ、いじめられる演技、みんなにバレバレなのよ?
どうせまたあきれられて終わるだけだ。
そう思っていたわたしだったけれど、うちの義妹、とうとうやりやがったわ。
念願の、王太子殿下を釣りあげたのだ!
だけど、想像していたのとは違い、雲行きがおかしくて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:21:56
6406文字
会話率:27%
前世の記憶を持つアドリアーナはこの世界が乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢だということを知っていた。乙女ゲームにありがちな学園物のストーリーで、卒業前のプロムで全生徒を前に悪役令嬢が断罪されて、ヒーローとヒロインが結ばれるというありがちなス
トーリーだ。
「でも、悪役令嬢はヒロインを虐げるから悪役令嬢なんであって、何もしなければ悪役令嬢になるはずもないわよね?」
ここはゲームの世界のようだが現実なので、ありえない罪で裁かれるはずもないとアドリアーナは楽観的に考える。むしろ容姿端麗成績優秀、お金持ちで公爵令嬢で王太子の婚約者というハイスペックなアドリアーナに転生したことを喜ぶべきではないのか!
そんな風に思っていたアドリアーナだったが、十歳の時に婚約したヴァルフレードを前に、妄想していたハッピーライフは砕け散った。どうやらヴァルフレードはアドリアーナとの婚約が嫌で嫌で仕方がないらしい。アドリアーナとの婚約は政治的なバランスを考えて整えられた政略結婚なので恋愛感情が伴わなくても致し方ないが、夢見る乙女のような少年ヴァルフレードは、自分が好きな女性と結婚したかったのにとことあるごとにアドリアーナを詰った。
アドリアーナは自分の未来に絶望したが、学園に入学後、彼女はもっと大きな絶望を知ることになった。
アドリアーナは何もしていないのに、あっという間にヒロイン・クレーリアを虐げている性悪女だと噂になったのだ。何をしようとも状況は改善せず、悪化の一途をたどる。そしてついに訪れたプロムで、アドリアーナは婚約者ヴァルフレードから婚約破棄と東の辺境にある離宮への幽閉が言い渡された。
茫然とするアドリアーナ。しかし、アドリアーナはよく考えてみる。ヴァルフレードとの婚約破棄は、願ったりだ。そして、命が取られるわけでもない。
「ゲームはこれでエンディングだし、これ以上わたしが巻き込まれることはないわよね」。
アドリアーナは心機一転、幽閉先で悠々自適な生活を送ることを目指そうと、うきうきと幽閉先へ向かったが――
「クレーリアの能力が足りないからわたしに側妃になれってふざけてんのか‼」
しばらくして送り付けられてきたヴァルフレードの手紙にアドリアーナはブチ切れる。
それどころか「ずっとアドリアーナが好きだったんだ」と遠縁で幼馴染のジラルドまでやってくる始末で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 17:20:40
82070文字
会話率:32%
英雄と呼ばれる両親の下に生まれながら、全く力が身につかない少年エイク。
強くなることを願い、ひたすらに剣を振るい、努力を重ねる彼だったが、容赦なく蔑まれ、虐げられる。
やがて彼の心に、自分を虐げる者達への、激しい憎悪が宿る。
(全員殺
してやる。女は犯して殺す)
そんな、業火のごとき復讐への欲望を心の奥底に隠しながら、不遇の時を過ごす彼の下には長い時を経て、やがては転機の時が訪れるだろう。
これは、そんな剣聖とは呼べない男の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 20:57:48
1337023文字
会話率:17%
目が覚めたら研究所っぽいところにいた。
どうやらここは魔法と化学が蔓延るファンタジーとSFが少し混ざった世界らしい
転生した世界で少女に助けられたので恩を返そうと思う。
『彼女を虐げる奴は俺の敵だ!』
これはありきたりな転生ではなく機械に転
生した一人の元人間の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 16:53:38
236497文字
会話率:53%
死んだはずの俺が目覚めたのは、見知らぬ森の中。しかも、銀髪碧眼の可憐な美少女の姿になっていた!?
総合格闘技(MMA)の世界で最強を目指した俺、大神龍星改めフローネは、魔法やスキルが常識の異世界で、ただ己の拳と技術だけを頼りに生き抜くこ
とを決意する。
追われる貴族令嬢リリアーナとの出会い、魔法使いセレスとの共闘。か弱き者を虐げる理不尽な敵を、前世で培った打撃、投げ、関節技で次々と打ち倒していくフローネ。その常識外れの戦いぶりは、やがて都市を熱狂させる剣闘祭へと彼女を導く。
だが、華やかな舞台の裏では、リリアーナを狙う巨大な陰謀――秘密結社『影の教団』の魔の手が迫っていた。アンデッド騎士との死闘、次々と現れる刺客たち。
守りたいものができた時、元・男の格闘家は真の強さを発揮する! これは、拳一つで運命を切り拓き、大切な仲間との絆を紡いでいく、異世界転生・物理無双ストーリー! 果たしてフローネは、異世界最強の座と、可愛いあの子の未来を掴むことができるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 08:00:00
43148文字
会話率:29%
MMA格闘技家の中年男性・織田佐我は29名の見ず知らずの者と共に、東京郊外の町から異世界へ強制的に移動させられてしまう。
異世界グロアは魔物が存在し、魔法が使えた。なかでも魔力の量がモノを言い、魔力がない佐我は追放・弾劾され過酷な生活を
送ることになる。
そんなある日、佐我は大陸最強の八か国の王子・王女で編成された〈八枢聚〉の行事に強制参加させられる。佐我は雑用と暇つぶしの相手を務めることになるが、酷い扱いを受け、毎日生死の境をさ迷うことになった。
そんな日が23日続いたある日、佐我はある森の中で単独行動をすることになる。「この先に何があるか確かめろ」といわれ自由になったのだ。
佐我はその先で周囲のあらゆる魔力を瞬時に吸い取ってしまう白い球を手に入れる。助けたドラゴンによるとその白い球は魔王軍が誤って開発してしまった高性能ゴーレムの卵だという。佐我は一切魔力がなかったので白い球の影響を受けないのだ。
現に魔の森の魔力を吸い尽くした白い球の一つは孵り、高性能ゴーレムとなって他の白い球の側にいた。
佐我は高性能ゴーレムに「テツ」と名前を付け、森を脱出すると〈八枢聚〉に襲われる。佐我は白い球で弱った強力なモンスターを大量に倒していたお陰で凄まじいレベルアップを果たしていたのだ。もはや佐我に勝てる者などいなくなっていた。おまけに高性能ゴーレムの棲まじく神にも迫る理力を佐我のためにふるう。
人間を虐げる〈八枢聚〉らが属する強大な国に佐我は完全と立ち向かう。
無類の強さと魔力を吸う白い球を駆使し、佐我はこの暴力と魔法の渦巻く大陸を破竹の勢いで制覇していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 22:00:00
31194文字
会話率:37%
ターカリー伯爵家は家庭が崩壊している。
父が浮気し、母はそれに発狂する。
娘であるメイラ・ターカリーは、母に同調した。
浮気する方が悪いのだと、母の悪口にも付き合った。
しかし、12歳になった頃。
メイラは浮気相手のもとへ突撃した。
そして、病気になった父の浮気相手であるシャルル・ファビオと、そんな彼女を支えるために懸命に生きる息子のテイラー・ファビオと出会った。
父の浮気相手は憎い。
けれど、憎しみに駆られて病人や子どもを虐げる母にも賛同できない。
メイラは母への思いと迷いながらも自分の信念に従う。
その結果、息子のテイラー・ファビオに執着されることに……。
浮気といっていますが、結末ではとんでもない事実と共に覆ります。
ぐいぐいくるテイラーにイヤイヤしているメイラですが、甘ちゃんなので結局絆される未来しか見えません。本人は否定していますが、テイラーに対して愛はあります。(テイラーと同じ愛とは言い切れませんが)
兄の存在が空気ですが、続編で登場させる予定です。
また、子爵令息にかませ犬を担当していただきたい所存です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 20:09:57
16332文字
会話率:40%
前作【汚い義妹ができたので虐げることにするhttps://ncode.syosetu.com/n5968ja/】から時系列、人名など気になる箇所を修正した全体版になります。
大筋は同じです。
週1定期更新を目標に連載予定。
最終更新:2025-03-24 06:10:00
25990文字
会話率:23%
かの有名な猫のパロディです。
お姉様と義妹と時々義弟。
最終更新:2024-08-22 05:10:00
55169文字
会話率:10%
「美しい。」
ルフィール聖王国侯爵家の中では最下位に順位されてるフローレンス家、その跡取りであるコンラートは反逆者の娘と呼ばれ虐げられてる第一王女フリーダを目にした瞬間恋に落ちた。
彼女を虐げる輩から守る為、「名前だけの侯爵」と蔑む貴族
達を見返すため。
コンラートは前へ、コウシンして行く。
※これはコンラートの成長物語を中心としていて恋愛要素はやや少なめです※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 13:35:08
119094文字
会話率:46%
――私に恥をかかせた罪、猫神様が殿下に申し渡します
突然の婚約破棄を言い渡された伯爵令嬢フェリシア。
彼女が選んだ復讐手段は、にゃんと「猫神様」なる謎の信仰を広めること!?
街には怪しげな噂が飛び交い、愛猫家たちは色めき立つばかり。
やが
て巫女衣装や奇妙な儀式が大盛り上がりとなり、貴族も市民も巻き込んだ大騒動に発展する。
にゃんにゃん響く新興宗教まがいのイベントは、いったい何をもたらすのか?
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 10:03:28
8490文字
会話率:34%
バチンっ!? と、頬に強い衝撃。瞑った目の裏に、星が瞬いたのが感じられた。踏ん張りが利かず、ドンと床に倒れ込む。
「なんなのっ、その態度はっ!? 挨拶もろくにできないなんて、アンタの母親は一体どれだけアンタを甘やかしていたんだかね!」
その瞬間、わたしの脳裏に――――「アンタの母親があの人に無理矢理迫って結婚したんだ! そのせいであたしとこの子は、ずっと苦しい思いをして来たんだ! 母親の所業を詫びながら、あたし達以上に苦しめっ!?」そんな、憎悪の籠るセリフが浮かんだ。
鬼のような形相で、嗤いながら女の子を虐げる継母。
殴られ、蹴られ、使用人の仕事を押し付けられ、食事を抜かれ、鞭打たれ――――継母と異母妹の憂さ晴らしにボロ雑巾のように……というか、サンドバッグのようにボッコボコに八つ当たられる。
酷い虐待シーンばかりが目立ち、それでも大して怪我した様子もなく、食事を何度抜かれても、腐った物を食べさせられてもあまり弱った様子がなく、日々暴行に耐えながらも使用人の仕事を完璧にこなすので、主人公が『超合金ヒロイン』とか称されてた話じゃね?
まあ、年頃になってようやく逃げ出し、死に掛けのところをスパダリに拾われて、そのスパダリが今までヒロインを虐げていた家族へとざまぁする……的な物語。
「これはアンタのためにしているのよ? あたしだって心苦しいの。ほら? アンタの母親がアンタを全く躾けてないから。仕方ないでしょ? アンタみたいな愚図で役立たずの愚か者には、ちゃんとした教育が必要だもの! そう、これは愛の鞭なのよ! アハハハハハハハハハっ!!」
わたしは思う。暴力や虐待は絶対に愛ではない。しかし、これを愛だというのなら……わたくし、全力で抵抗させて頂きますわ!
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 00:25:40
7259文字
会話率:40%
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「
わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 12:31:38
6285文字
会話率:34%
特殊な力を持つ人間『トート』は瞳を赤く染め能力を使い、何処からともなく武器を出現させられる。
特殊な力を持たない人間『レーベン』はそんな彼らを人間として扱わず蔑み、時には兵器として、時には奴隷として虐げる。
そして行き場の無い者達は偶然か
必然か一軒の店に集まってくる。
過去を受け入れろ。
未来に向き合え。
――これは〇〇が救われるまでの物語
※この作品は「Nolaノベル」「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 15:38:14
358224文字
会話率:33%
現世で散々な生活を送ってきた私は、念願叶って? この世界の子爵令嬢ファーナとしてこの世界に転生してきた。
前世の記憶を取り戻した私は、嬉々として今自分の生きる世界がどんなモノなのか知りたくなり、思わず定番の『ステータスオープン』と叫ぶ。
すると簡単ではあるが、自分のステータス表示が現れ、この世界が乙女ゲーム系の世界だということを知る。
王立学園に通う私は、ステータス表示にもあるようにこの世界ではヒロインのよう。生まれ変わってイイコトずくしの私は、自分を虐げる悪役令嬢がいることを知る。
健気なヒロインを演じつつ、このままハッピーエンドを目指すのみ。
そう思ってはいたのだけれど、どうにも悪役令嬢の嫌がらせがぬる過ぎる。
いや、ぬるいというより、嫌がらせなんてされたっけ? というレベル。
もっと虐めるなら鮮明かつ、分かりやすく。悪役令嬢とはなんたるか。
そう過去において毒親&いじめにあってきた私には、悪役がすることなんて手に取るように分かるから。
だけどそんな熱弁を振るう私を、悪役令嬢のみならず、相手役の王子様までドン引きし始め—―
気にしない主義&鈍感な私は、恋を見つけることが出来るのだろうか……。
誰か、まず恋愛を教えて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 18:52:37
8974文字
会話率:31%
辺境伯のディルクは王子クレメンスに頼まれ、侯爵家の令嬢と婚約することになる。妹を虐げる姉を引き離し、クレメンスが妹と結婚するためだった。辺境伯領にやって来た令嬢にディルクは「貴女と関わる気はない」と言い放ち一切の交流を持たなかったが、その後
本当に結婚したい女性と出会ってしまう。名ばかりとはいえ婚約者のいる身で他の女性を口説くことはできず、後悔している時に王子の来訪を告げられ相談しようとするが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 17:36:05
21502文字
会話率:30%
鉄道はあるが飛行機は無く、銃はあるがミサイルは無い。そんな1850年代と同じ文明レベルの異世界を舞台にしたファンタジー小説。
物語のキーパーソンである、ユイレシカ博士(以降博士と呼ぶ)は幼い頃に「世界を幸せにする魔法を作る」という夢を持つ
。その後、人々の幸せが『世界の形』ではなく、『世界をどう解釈するかを決める、その人の心の形』によって決まると考えるようになる。
人々が、些細なトラブルで歩みを止めてしまう事を知った博士は、『人類の心の成長を待つと時間がかかりすぎる』と考えるようになっていく。そして、『地球上の人の心の形を変える魔法』を生みだし、それを使って良いかどうかを確かめる旅に出る。
本作の主人公レインは、18歳の少女で、魔法を使うことが出来ない。物語冒頭で博士の旅の助手となり、共に旅をすることになる。レインは、博士が魔法で世界を変えようとしている事を知り、『どんな方法で』、『どんな風に』、世界を変えるのか知りたいと考え、旅を共にする。
旅先で人々のトラブルを解決して過ごす二人。その結果、レインは人に対して希望を持つようになっていく。それに対して、世の中から暗いニュースが絶えず、世界が弱者を虐げる厳しい社会になっていくことを実感した博士は、人間に失望していく。
これは『幸せの在り方』について二人が答えを出すまでの軌跡。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 19:25:22
99771文字
会話率:46%