約250年に一度、神の加護を受けた太陽の王と月の乙女が誕生するアストロイド王国。
奇しくも月の乙女に選ばれてしまった占星術師を志す18歳のステラは、自分の夢を実現させるために月の乙女を探す王家から逃れようと奔走する。
一方で太陽の王とし
て生まれたアルバートは義務感から月の乙女を探していたが、なかなか尻尾を掴ませない月の乙女に次第に興味が湧いていくーー。
「月の乙女になんてなりたくない!」
「私を救えるのは君しかいない」
出会うはずのなかった恋を知らない2人が出会い、多くのすれ違いを乗り越えて互いを想い合うようになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 16:37:05
163889文字
会話率:43%
━━━━━━━とある世界に神が存在した━━━━━━━
偶像や虚像などではなくそこに、この世界に確かに実在していた。
なぜ断言が可能なのか、それを語るには一つの授与されたものに目を向ける必要があるだろう。
それは人を統べる神の一時の気ま
ぐれだったのかもしれない。
しかし、その日人類は間違いなく転換期を迎えたのだろう。
この世を統べる神から与えられし特別な“加護”を|賜《たまわ》り受けたのだから。
人々はその贈り物を神からの息がかかった保護的な祝福と|捉《とら》え、『|神の加護《ブレス》』…と神への感謝を込めて、そう名付けた。
そんな規格外な外付けの授かりものは、誰もが隔てなく当たり前に授かり、そして行使をし、やがて一人ひとりに欠かせない生活の一部となり、人間社会を回す大きな歯車として歴史を積み重ね、我々人類の営みを助けていった。
その加護を人類が始めて受けたのは、今から約700年前の出来事である。
だが、未だ人々は知り得ない。いや、考えることなど初めからしなかった。
天からの贈り物が持つ本当の意味を…。
この世には無償からくる贈り物はあれど、無償からもたらされる“力”など何処にも存在しないのだから。
━━━━━━この物語は、神の加護を授かりし人々の織り成す、数奇な異世界ファンタジーである。
※一部ファンタジー世界観をぶち壊す女の子が登場しますが、コチラで何とかしますので御安心下さいませ…。
(著:ルシェード・ニクロフ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 16:20:37
166902文字
会話率:41%
公爵令嬢のメイリー・ミュークレイは、興味本位で受けた勇者のテストで、伝説の剣をただ一人引っこ抜いてしまう。国の安寧のため、王太子の婚約者である癒しの加護を持つ聖女・ラピを無事に城まで送り届けることとなる。
とんでもなくわがままな聖女・ラピは
傷ついたパーティメンバーを癒すこともしない。少しでも怪我をすれば激昂し、メイリーに対して「勇者な女なんてつまんない!男が良かったのに!」と言い放ち、嫌がらせの数々を繰り返す。
パーティメンバーで魔法使いのフリックとの息のあったコンビネーションを感じるうち、徐々にフリックに惹かれていく。
たくさんの傷を負いながらも、無事、聖女・ラピを城へ送り届けた先に待っていたものは、目を疑う光景と強めのどんでん返しだった。
「…どうしてあなたがそこにいるの?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 13:40:34
53754文字
会話率:44%
俺は無職だ。
ふと気が付くと異世界に転移していた。
何やら加護付与という便利なスキルが使えるようだ。
このスキルを使って可愛い女の子たちを強化し、俺だけの最強ハーレムパーティを目指す!
ついでに世界滅亡も回避する!
※死人は出ません。
鬱
展開はありません。
主人公の精神的挫折はありません。
2020/10/15より毎日更新を継続中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:13:48
4405639文字
会話率:27%
医療のパイオニアである名門オルディアン家に生まれたヴィオラは生まれた時から魔力なしだった。それが原因で両親に愛されず、唯一の家族は病弱な双子の兄であるクリスフォードだけだった。
母親からの虐待のショックで薬剤師だった前世を思い出したヴィオ
ラは、兄の病気の解明と治療法を探す為に動きだす。そのヴィオラの行動が波紋を呼び、成長するにつれて双子に秘められた力や自国であるバレンシア王国と隣国グレンハーベル帝国を巻き込む陰謀に巻き込まれていく。
そして自国バレンシア王国に聖女が現れた時、自分が悪役令嬢だった事知った。
再びヴィオラの手から愛が零れ落ちる。
得られなかった親の愛、初恋、兄弟愛、そして2度目の恋。
不遇な運命の中でヴィオラは立ち向かい、本当に愛を知る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:10:00
493095文字
会話率:39%
この惑星世界の守護女神、執行の女神セレーナ、統制の女神ローゼ、この二人の姉妹女神は200年ほどは協力して上手くやっていた。そして、執行の女神セレーナは天上界より人間界に降りて過度の介入をしたことにより、ローゼはセレーナを精神体と肉体を分離、
無力化封印してしまうのだった。
そして千年ほどの時が流れ、統制の女神ローゼの力の及ばない領域【ゼロゾーン】が広がる事を懸念した、ローゼはセレーナを復活させる事を決意、しかし、セレーナの肉体はすでに機能を失い使い物にんらない状態だった。そして、精神体の転生復活のため依代の肉体を選定一人の王家血統者の少女に転生させる。
その少女は5才の時、セレーナの意識記憶を取り戻す。
そして、ローゼの影の導きにより徐々に前世の力を取り戻す、エリーブラウンと言う名の転生少女はグラン連邦国中枢院に目をつけられ、特定特異能力者に指定され、秘密保持のため、11才にして国軍管理の士官幼年学科、士官学校での教育訓練を受ける事になった。
成績は首席クラス、魔法力も高く上層部は早く戦力に投入するため、飛級制にてわずか3年で修了する。
そして、14才にして成績上位者待遇で国軍中尉に任命され、魔法士国家特級者認定を受けて国軍大尉に昇進して部隊配属となる。
部隊配属直後に発生した帝国軍、首都急襲攻撃に機兵パイロットとして中隊を率い、他部隊とも連携、帝国軍を撃退する。その働きにより、国家特別功労勲章を授与、
及び少佐に特別昇進を果たす。
帝国との開戦後、エリーは第一機動連隊、第一機動大隊長として各戦線を転戦する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 12:03:13
948299文字
会話率:43%
狂気の王が犯した冒涜の行為により闇に沈んだダファネア王国。
紺碧の王都は闇の王に取り憑かれ漆黒の死都と化した。
それを救わんと立ち上がったのは、運命の旅路をともにする四人。
たった一人残された王の血脈たるミアレ姫。王国の命運は姫の
一身にかかっている。
それを守るブルクット族の戦士カラゲル。稲妻の刺青の者。この者には大きな運命が待っている。
過去にとらわれた祭司ユーグは悔恨の道を歩む。神々の沈黙は不可解で残酷なものだ。
そして、空を映して底知れぬ青き瞳を持つ鷲使いの娘クラン。伝説のイーグル・アイ。精霊と渡り合う者。
聖地に身を潜める精霊と龍とは旅の一行に加護を与えるであろうか。これこそ物語の鍵となる。
果てしない草原に木霊するシャーマンの朗唱。それは抗いがたい運命を暗示するいにしえの言葉。
不死の呪いを受けた闇の道化。死霊魔法に侵される宿命の女。これもまた神々の計画なのか。
転がり始めた運命の物語はその円環を閉じるまで、その奔流を押しとどめることはできない。
鷲よ! 鷲よ! 我らの旅を導け!
陽光みなぎる青空の彼方、地の果ての国へと!
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本作は、危機に陥った王国を救うため旅の仲間が各地を遍歴するシリアス系長編ハイファンタジーです。(ドラクエ的なストーリー・ただしゲーム小説ではありません)
作中、人名などに、相馬 拓也氏 著「鷲使いの民族誌」を参考にしましたが、鷲使いについて本格的な描写があるわけではありません。
そこのところは期待しないでください。あくまで、エンタメ系の剣と魔法のファンタジーです。
戦闘シーンでは若干、流血描写などあります。そこまで怖い感じではないと思いますが苦手な方はご注意ください。
完結までかなりかかると思われます。気長にお付き合いくださいますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 10:46:49
36287文字
会話率:41%
幼い頃に妖精の国へ迷い込んだ人間の少女エルーカは記憶喪失で、生まれた場所もなぜどうやって妖精の国にきたのかもわからない。十五歳の誕生日に親がわりの妖精から《自分探し》を提案され、エルーカは自身のルーツを求め人間のいる地上へ旅立つことになる
。
妖精たちから多くの加護をもらい出発したエルーカを待っていたものは、いずれも訳ありな旅の仲間と、各地を支配する神々、そしてエルーカに瓜二つな女王の血濡れた噂だった。
記憶を失った主人公が、冒険の中で自身の過去を知り運命を見つけていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 09:56:50
44468文字
会話率:44%
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんてことをせずに、平和に生きると決めた静人は、勢いで作ってしま
ったホムンクルスにお店を開かせて面倒なことを押し付けて自由に生きることにした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と創造神は思うのだが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 08:14:12
2187288文字
会話率:44%
現代の闇の世界を生きる忍者、サイガ。
当代一といわれる技量を誇る男が、任務の最中、突如として謎の光に包まれ異世界へと迷い込んだ。
そんな世界は、サイガのいた世界とはまったく違う文明、魔法、加護、魔物といった、ファンタジー作品さながらの技術
が発達した世界だった。
科学とは真逆の技術が発達した世界で、最新科学の装備に身を包んだ最強の忍者が、剣と魔法の世界を戦い抜く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 07:40:00
470954文字
会話率:41%
伯爵令嬢であるリゼは日々を楽しんでいた。
しかし、ふとした拍子に神に呼び出され、前世における記憶の一部と加護(チートではないらしい)を与えられる。
記憶を得て判明したことがある。
前世の乙女ゲーに酷似している世界に転生しており、リゼは悪役
令嬢の取り巻きキャラだった。
公爵令嬢の命令でどのルートでもヒロインに嫌がらせをし、悪役令嬢と共に断罪され消される運命にあるのだ。
さて、どうするか。
物語開始までに三年の猶予がある。
目立たず、いざというときに逃げられるようにレベリングに励むしかない。
悪役令嬢やヒロイン、攻略キャラたちを避け、授かった加護(この加護、本当にチートではないのですか……?)を活用し、強くなる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 07:12:05
1417760文字
会話率:53%
魔術、魔法、加護、神々が人々に授けた奇跡は世界を前へと推し進める。十人十色、思考や個性がちがうのは神も人も同じこと。これは黒の武器を持つ青年と黒の神とのお話。
最終更新:2024-09-16 07:00:00
147369文字
会話率:24%
造物主によってつくられた、天界・人間界・魔界。
天界には、聖気を糧に生きる天使が棲み、魔界には瘴気を糧に生きる魔族が棲む。天使も魔族も、その性質のせいで互いの世界に踏み込むことが出来ない。
相容れぬ存在である二者は、人間界を挟んで双方
にらみ合い、気の遠くなるような年月が過ぎ――現世。
しびれを切らした天使が中立だったはずの人間に力を分け与え、己らの代理として魔界へ攻め入るように命じた。
その中でも、第一位階の正天使の加護を賜った人間を、特に『勇者』と呼んで、人間は何度も天使の加護を賜った者たちと一緒に魔界へと向かわせた。
勇者パーティーの最終目的は、魔族の頂点に君臨する、『魔王』の討伐。
しかし、何度挑んでも魔族たちの抵抗は凄まじく、魔王討伐が成功した試しはなかった。
歴史的偉業を成し遂げるため、より強力な勇者パーティーを作ろうと創立されたのが、聖騎士要請学園。
天使の加護を賜った子供らを貴賤なく集め、英才教育を施すその学園に、三人の子供が通っていた。
歴代でも目を見張るほどの素質を持った次代の勇者候補、少年シグルト。
人懐っこく愛嬌のある、慈愛の天使の加護を賜る少女マナリーア。
誰もが認める優秀さと天使のような心根を持つが、病弱故に勇者候補になることが出来ない、美少女アリアネル。
同じ学び舎で同じ目標を掲げて切磋琢磨する親友三人だが、それぞれ、互いに打ち明けられぬ事情があった。
「あ~ぁ……魔王様《パパ》、早く帰ってきてくれないかなぁ」
最も大きな秘密を抱えているのは、病弱少女・アリアネル。
ひょんなことから赤子の時に魔王に拾われた彼女は、魔界で魔族によって育てられ、人間たちの魔王討伐の歴史に終止符を打つため、勇者育成の学園に素性を隠して通っていた。
これは、種族を超えた親子の”愛”の物語――
※カクヨム様にも掲載しています。
※このお話はフィクションです。実在する人物や宗教、団体とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 01:59:10
997857文字
会話率:43%
円環の聖女によって結ばれた四聖の和合。
その誓約によって守られるマルクト国は緑のベルデ、赤のロホ、白のブランカ、青のアスールの四つの領地からなる。
そして大地と植物を司る緑のベルデは地の加護を。
焔と熱を司る赤のロホは焔の加護を。
光と風を
司る白のブランカは風の加護を。
水と冷を司る青のアスールは水の加護を受け、それぞれの領地に住む人々には、受ける加護がその髪や瞳に表われる事が多い。
だが黒い瞳に黒い髪を持って生まれた少女ノエルは、不吉だ、気味が悪いと嫌われ、虐げられてきた。
そんな彼女を案じた父クラウスは、亡くなる直前に一通の手紙を出す。
その手紙によってノエルの運命は大きく動き始める。
黒が不吉といったのは誰?
※本作は【カクヨム】でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 01:49:04
411047文字
会話率:25%
世界中が魔軍に包囲された暗黒の時代。
ある王国にパルヴァスという名の王子が生まれた。
幸運をもたらす加護を持つ彼は、神の子と崇められ、皮肉にもその力ゆえに離宮へ幽閉されることになった。
そんなパルヴァスには秘密があった。
それは『イチャつ
くだけで効果が現れる』性質の力で、もしも発覚すれば、ホモォ…な悪夢に見舞われること確実のものだ。
「国中の武人をここに招こう」
「げぇぇぇーっっ?!!」
ある日、その秘密が家族に気付かれる。
ノンケなパルヴァスは逃亡を決意した。
隠していた奥の手を切り、それが巡り巡って、消えたはずの異種族の国への亡命に繋がった。
彼らはザナーム騎士団。
その可憐な参謀ミルディン(キス魔)はパルヴァスの才能を見抜く。
「だって、キスするだけでこれだけの奇跡が起きるのですよっ! もっとっ、色々試してみる価値、あると思いますっ!!」
なんとパルヴァスの力は【イチャつくだけで最強バフ】がかかる、絶望の劣勢を覆す鍵そのものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:11:40
146427文字
会話率:49%
「加護を使えない者は貴族ではない。約束通り、新大陸に行ってもらおうか」
辺境伯の長男ノア・ウィンザーラッドは、バグにより使用不能の加護『ビルド&クラフト』を授かってしまったがあまりに、弟に破れ、父に過酷な新大陸へと勘当されてしまった。
ところが新大陸ではなぜか加護が使えるようになっていた。
『ビルド&クラフト』加護は大地をブロックに変えて、10枠のインベントリに収めることができる。所持数限界はほぼ無尽蔵。積み重ねれば壁となり、囲えば家となり、なんと液体さえもブロックにできる。
採集したアイテムはクラフトで加工。井戸や畑、家具、ドット絵生物である村人の材料に。
おまけに敵の武器までその力で盗み放題なので、対人では負けなし。貿易だって思いのままだった。
ノアはその不思議な力で大地を削り、採集したブロックで建物を築いては、そこに一風変わったデコボコの町を生み出してゆく。
※ザマァ要素はかなり薄め。マインクラウト系のゲームが好きな方にオススメです。街作りゲームが好きで書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 00:29:44
179408文字
会話率:59%
闇のダンジョンで、多くの冒険者が行方不明になっている――そのことに胸を痛める青年がいた。彼の名はルウィン=カレス。アイテム屋であり冒険者でもある彼は他の冒険者の助けるため、相棒のテナと共にいまだ警報が止まない闇のダンジョンに足を踏み入れた―
―
「こういう場所にこそ、アイテム屋がいないとな?」
――踏み入れたまではよいものの、ルウィンたちはダンジョン内で迷子になってしまう。相棒である猫人の少女テナは、恐怖で震えていた。
「うぅ……闇のダンジョン怖い……怖いよぉ」
大量の聖水を持ち込んだのはいいものの、それを活かそうにも活かせない。そんな時、二人の冒険者――銀色の瞳の魔女とツボの浅い女騎士と出会う。
「どうしてアイテム屋がこんな物騒なとこで生きてられたのよ」
銀色の瞳の魔女の問いにルウィンは答える。
「魔よけの加護があるからです」
愉快な冒険者たちのポーションで聖水を洗う戦いが今、始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:02:18
22744文字
会話率:48%
ユーラニア伯爵家令嬢のエシェルは、10年に一度の聖祭で王都の聖堂に母親と共に参拝した。それは聖獣の加護を受けるユーラニア伯爵家と、それを守る王家、教会の10年に一度の秘儀の為だった。ユーラニア伯爵家直系、王家直系、教会のみの秘密だった。エシ
ェルは母親ロクサーヌと秘密の儀式をおこない、聖獣が降臨した。そして、聖獣から加護を得る。
「死んでも、一度、生き返る」
立ち会っていた王太子の息子ギルモンド王子も、同じ加護を得てエシェルを守ると誓う。
だが、その夜、エシェルとロクサーヌは父親に殺される。
途切れゆく意識の中でエシェルは、絶対に父親を許さないと誓うのだ。
ユーラニア伯爵家の秘密を知らない入り婿の父親は、エシェルとロクサーヌの遺体を森に捨て、獣に屠らせて二人の存在の消滅を画策する。
単純に取り戻すのではない、母の分まで、苦しんで、絶望に落ちさせよう。そして、復讐の後も生き残る為に、とエシェルは生き返る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:00:00
107383文字
会話率:27%
実家の和菓子店を任されていた水沢和生は、ある日、不幸にも、自宅から店に出勤する途中で、高齢者ドライバーが引き起こした事故に巻き込まれてしまい、二十五歳の若さで死んでしまった!
魂となった彼は、戸惑いながらも不思議な場所へと導かれ、そこで
、謎の女性レムリアと出会う。そして、彼女から魂の転生について驚くべき話を聞かされた!
「魂はね、何度も生まれ変わるって聞いた事あるでしょ……」
そして、彼が、久しき昔、太古の時代に、地球と対の世界ガイアにおいて、エリアという名前の女性として生きていた事実が明かされた。
「僕の過去生っていう事? 僕自身の女性性?」
しかし、ガイア世界の社会は男性性の側面が優位になり過ぎてバランスを崩し、大きな戦争が起きた結果、多くの人間が死んでしまった。そして、今、そのガイアでは、過去のトラウマを引きずるように、人類は、再び同じ歴史を繰り返そうとしている!
「……もし、ガイアで大きな戦争が起きれば、地球でも同じようなことが起きるでしょう」
レムリアは、彼に、女神ガイアの最強加護”女神の祝福”の付与を条件に、異世界ガイアへの転生を促した。女神ガイアの加護 ”女神の祝福” はどんな魔法も努力次第で使用可能なチート能力だ。
「……あなたがエリアとして生きた記憶を自ら思い出すこと。それが、この転生の目的なのよ。……」
彼が、ガイア世界に転生し、エリアの記憶を思い出すことがガイア社会のバランスを取り戻すことになる。しかし、彼は、エリアとしての記憶を完全に忘れてしまっていた。それに、女神の祝福加護には一つの問題があった。女神ガイアは、古代に人類が受けたトラウマを自らの枷として背負い続けており、女神ガイアの顕現とされる女神の祝福加護を付与された者は、様々に形を変えた枷を背負うことになる。
「あなたの場合は、言わば、自由の制限ね。……」
かくして、水沢和生は、隷属の首輪を嵌めた奴隷少女、エリアに転生し、ガイアの女性達の救済と、エリアとして生きていた記憶を取りもどすため、眷属達を仲間に加えながら、女神ガイアの生まれ変わりとして、剣と魔法の異世界を無双? していく。――心のままに!
※毎週月・金更新予定
※今後、間接的な用語を用いたセルフプレジャー表現が含まれてまいります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:00:00
424636文字
会話率:26%
これは、異世界に召喚された「勇者」の物語の筈だった。
高校2年生の桜庭水音は、ある日、担任教師とクラスメイト達と共に「エルード」という異世界のとある国に「勇者」として召喚されてしまう。
「長きに渡る封印から目覚めた邪神と、その加護を
受けた悪魔から世界を救ってほしい」
というその国の国王の話を聞いて、水音を含めたクラスメイト達は次第にやる気に満ち溢れ出したが、
「すいません、やっぱ無理です」
と、1人の少年がそう言って、自分達のもとを去ったのをきっかけに、水音の「運命」が、大きく動き出す。
*「ユニーク賢者物語」の派生作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 23:50:41
168341文字
会話率:39%
この世に生まれた人間は、例外なく神から『聖剣』と呼ばれる神剣を与えられる。
傭兵出身のユランは聖剣の中で最も位の低い『下級聖剣』を与えられたが、努力の甲斐あって高い実力を持つ戦士へと成長していた。
聖剣の位は下から『下級聖剣』『貴級聖
剣』『皇級聖剣』『神級聖剣』とあり、聖剣を扱うためには『抜剣術』と呼ばれる特別な技術が必要だった。
抜剣術にはレベルが1〜10まで存在し、レベルが高いほど聖剣から与えられる加護も高くなる。
ユランは、下級聖剣ながらも、人類で誰も成し得たことのないレベル10の抜剣に成功していた。
その功績が認められ、人類最強と呼ばれる『神級聖剣』の聖剣士『シリウス・リアーネ』の隊に配属され、『鎧の魔王』討伐の任を受けることとなった。
魔王を討伐すれば、多額の報酬が約束される。
「最強のシリウスがいれば魔王討伐も容易い」
などと安易に考えていたユランだったが、実際に戦った『鎧の魔王』の力は強大で、シリウスの神級聖剣の力を持ってしても、手も足も出ずに敗れてしまった。
最後に残ったユランはレベル10の抜剣を発動し、挑むが、敗北。
ユランは薄れゆく意識の中で、過去にあった事を思い出していた。
魔族に滅ぼされた故郷のことを……。
全てはその時から始まった。
自分に力があれば……。
やり直す事ができるなら……。
気がつけば、ユランは10歳、聖剣が与えられる瞬間に回帰していた。
ユランは与えられたチャンスを活かし、過去を変える為奮闘するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:56:46
127770文字
会話率:26%