四十二歳のおっさんにして村の英雄、グレアム・ウォード。
グルザルム王国の辺境にあるフーロ村で生まれ、一度も村から出ることなくこの歳まで生きてきた。
平穏に暮らせていたのなら良かったのだろうが、このフーロ村は魔王領の真隣に位置しているという史
上最悪の立地の村。
魔王領からやってくる魔物の数は半端ではなく、更に魔王軍が王国を攻めてくる際には必ずこの村を通る。
グレアムには王国を守るという気持ちは一切なかったが、村を守るために魔王軍とは幾度となく戦い、一度でも進行を食い止めれば勇者と呼ばれるであろう偉業を、これまで五度に渡って魔王軍の進行を食い止めた。
ただ、グルザルム王国は地図にもないフーロ村のことを把握しておらず、影の英雄の存在には気づいていない状態。
このまま人知れることなく、フーロ村で密かに死ぬ運命であったグレアムだったが、五度目の魔王軍の進行を食い止めた時に片腕を失ってしまった。
英雄であろうと農業を強いられる村であり、片腕となったことで以前のように体が動かせず足手まといになると悟ったグレアムは、四十二歳にして村を出る決断をした。
世界中の誰も知らなかった英雄が今まさに井の中から飛び出し、グレアム・ウォードの名を大海に知らしめることとなる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 18:10:00
416366文字
会話率:47%
ブラック企業で働く男、六郎は祖母の葬儀に参列するために母方の実家へと帰省する。
葬儀に現れたのは頭に動物の被り物をつけた珍妙なマスコット集団と、それを統率する『デスゲーム』を主催する仕事をしているという謎の銀髪美女『A』だった。
祖母に
恩があるという彼女は六郎を『デスゲーム屋』へと勧誘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 18:02:16
16769文字
会話率:25%
ここではないどこかの世界のどこかの都市に、ひとりの小柄な少年がいた。
ちょっとヲタな友達や幼馴染とのんびりと日常を過ごし、青春を謳歌する。
そう…… 彼はどこにでもいるような、平凡な男子高校生に過ぎないのだ。
彼が、とても不思議な体験をして
いるという事には、誰も気がつくまい……
これから話すのは、そんな平凡な男子高校生が体験した不思議な出来事だ。
そこは、不思議な出来事が、不思議ではなくなるかも知れないという世界。
いや、それほど御大層な話でもないか。ちょいと珍しい話ではあるけどね。
そこで彼がどのようなな体験をしたかを、知りたいかね? ……よろしい。
それでは、物語を始める事にしよう……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 18:00:00
352711文字
会話率:18%
少し前に高校2年生となった遥輝はいつも通りダルそうに登校していた。信号が青になり横断歩道を渡ろうとした時、突然トラックが物凄い勢いで突っ込んできた。その時目の前にいる同じ高校の制服を着た女子高生が目に入り、咄嗟にその人を庇った。その結果両足
に酷い怪我を負い、入院することになった。目を覚まし、状況を整理していると目の前には知らない人が居ることに気づいた。いやよく見てみると、遥輝はその人を知っていた。その人は高校の先輩で、そして人気モデルとして活躍する美少女だったのだ。彼女は責任を感じてか、毎日のようにお見舞いに来てくれる。そして退院してからもう関わらないかと考えていると、気づけばその人が隣にいた。ワケを訊くと、彼女は妙なこじつけをしてくる。そしてそれからは毎日のように彼女に付き纏われる。全く、自分が人気モデルであるということを自覚してほしいものだ。とりあえず、好きになるから付き纏うのはやめて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 18:00:00
14031文字
会話率:48%
全国屈指の名門校、私立麗英高校に入学することになった如月優。
入学式の日、妹である如月有咲と登校していると、とんでもない視線を感じた。
その視線の持ち主は昔よく遊んでいた幼馴染だった。
その幼馴染は優に近づいてきてこう言った。
「なんで私以
外の女と二人でいるの?」
まったく訳が分からず、幼馴染に聞いてみるとなんと昔おままごとでした告白を未だに信じているらしい。
そこで、幼馴染と妹で優の取り合いが発生する!?
優の運命やいかに…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 18:00:00
326066文字
会話率:41%
女たらしの幼馴染み「三原優斗」に好きな人を奪われたーーという誤解を受けた「由良夏樹」は、居た堪れなくなって逃げ出したところを異世界に勇者として召喚されてしまった。
その日から六年。最悪な異世界で殺伐とした日々を過ごし、ついに魔王と背後にいた
魔神を倒して地球に帰還する。ところが、時間は六年前の幼馴染みに好きでもなんでもない女子を紹介された場面だった。
異世界に比べて快適な日本の日々を満喫していると、幼馴染みによって洗脳気味で悪態をついてばかりだった義妹、幼馴染み、近所のお姉さんが、今さら夏樹に「実は好きだった」と告白してくる。しかし「あなたたちに興味ないんで」と一蹴。
そんな折、夏樹の力に気付いた霊能七家の「一ノ瀬家」から監視が送られてくる。知り合いに霊能関係者が多数いることに驚き、トラブルに愛されているのか戦いに巻き込まれていく。
妖怪、悪魔、魔族、神族果てには宇宙人とも邂逅し、夏樹の日常は混沌と化していくのだった。
異世界で勇者として戦い帰還した「由良夏樹」が、地球で勇者の力で無双し、魅力的なヒロインと出会って青春を満喫するお話です。
※カクヨム様、アルファポリス様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 18:00:00
1501177文字
会話率:53%
「健太! 君の臆病さが嫌になった! 別れる!」
恋人の美玲から突然振られた、大学生の健太。傷心中の彼はひょんなことから時間を行き来できる時間鉄道に乗車してしまい、列車の車掌から美玲が過去に渡って健太との思い出を無かったことにしようとしてい
ると告げられる。
健太は美玲を止めることを決意し行動するが、やがて事態は二人の結婚した未来をも巻き込む大騒動に発展していき……。
果たして健太は、美玲との関係をやり直すことができるのか?
(カクヨム、エブリスタでも公開しております。ご了承下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 17:40:00
15981文字
会話率:53%
法術装甲隊ダグフェロン 第四部
『特殊な部隊』はいつものように『特殊』な休日を過ごしていた。そこに現れたのは『駄目人間』を更生させようと月三万円の小遣いで生活させている娘で、司法局法術特捜主席捜査官、嵯峨茜だった。彼女は誠をはじめとする
『特殊な部隊』の隊員達に奇妙な死体の写真を見せた。
その法術暴走と思われる写真と東都警察に保管されていた資料から何者かがあの『近藤事件』により法術が公にされて以降に違法に法術の研究をしていると言う事実があることが分かった。
誠、かなめ、カウラ、アメリアの法術特捜に協力者として登録されている司法局実働部隊員の他にたまたま居合わせた、ヤンキーの整備班長島田正人准尉と彼女のサラ・グリファン中尉がその事件を追うことになる。
茜達の捜査で、研究を行っているのは同じ同盟機構の役所である厚生局であることと、その違法研究の実験台の供給源が今は無き『遼南共和国』の亡命者が暮らす『租界』と呼ばれる魔窟であることにはすぐにたどり着いた。
しかし、実際にどこでどのような目的で何の為にその研究が行われているのか、その事実を掴むことはなかなかできないで時間ばかりが流れた。
そんな中、租界を訪れた誠、カウラ、ランはかなめの過去を知る男志村三郎に出会う。志村は租界で人材派遣業を営んでいると言うが、その実態は人身売買組織だった。租界とは人間の命が毛埃より軽い、まさに『魔窟』だった。
厚生局が研究を行っていると言う確たる証拠が取れず焦る誠達。そんな誠達をあざ笑うようにあの海で誠を自分の組織に勧誘しようとした自称『革命家』の北川公平が陰で暗躍を始めていた。
誠達は厚生局の研究の真実にたどり着くことが出来るか……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 17:29:02
187084文字
会話率:49%
霧崎鋼樹は幼少のころより姉、詩音になぜか逆らうことができず、常々早く家を出て行ってほしい、もしくは自分が高校卒業を機に家を出たいと思っていた。
そんなある日の夜、詩音が鋼樹のスマホをいつものように勝手に操作し、異世界漫画は好きですか? とい
う質問を投げかける。
質問の意図が分からず、好きだ、と答えると、コンビニでお茶を買ってきてほしいと200円を渡される。
いつもに増して謎の行動だが、詩音には逆らうことはできず、渋々ながら着替えてでかけようとすると詩音から『気を付けて』と言われ、部屋の外に出ると、そこは見たことのない倉庫内で、目の前には詩音と雰囲気がよく似た女性が自身を女神アイリと名乗り、鋼樹を必要としていると告げる。
鋼樹は夢あるいは詩音のドッキリとだと思いつつ、自称女神についていき、漫画で見たことのあるような水晶に手を触れると『これでスキルを授かるのか』と期待するも、渡された身分証には『ー300000000』の数字が目に入る。
鋼樹「これって借金では?」
女神「せいかーい。がんばって一緒に返しましょうね」
どうやらこの現代日本に酷似しているが地球の日本とは違う、魔力を動力とした技術『魔術』と魔法が存在する世界でも姉属性には酷い目に合わされるようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 17:26:01
86183文字
会話率:28%
剣と魔法の世界で捨てられた赤子。
その赤子は河に流されたのだが、奇跡的に流木へと引っ掛かり一命を取り留める。
そこへ訪れたのは白髪の老人が一人。
その老人は天涯孤独の身。
武術の達人ではあるが、何かを極めるには他の何かを犠牲にしていること
が多く、その老人も例に漏れなかった。
生活が自立しているとはいえ、そんな老人が通常の人の営みを知る由もない。
そんな二人が起こす化学反応とは?
『あれ?ジジイはこれが普通だって…』
『え?女は殴るな、抱きしめろって…』
『宵越しの金は持たないって…』
偏屈な年寄りに育てられた赤子。
その赤子はその非常識を引っ提げ、初めて人の世へと出る。
そこで数々の間違いを訂正されるも、新たに出てくる非常識。
『ジジイ…嘘つくなよな…』
その度に、尊敬していた祖父のイメージは崩れていく。
当たり前だが。
山籠りの老師が育てた子は、老師の目標であった世界最強の夢を見て世界へと羽ばたく。
そしてその捨て子の出生も明らかとなり、それは世界を揺るがす事態へと……
〓以下ネタバレ含む〓
虎の子は虎。
その捨て子も老師に育てられたからか、世界的に見ても強者である。
しかし、物語序盤で最強に最強たる所以を見せつけられその差を痛感する。
その捨て子の名は【蚕】。その蚕はいずれ蛹となり、何になるのか?
名の通り、飛べないままその生涯を終えることになるのだろうか?
沢山のコメント!
あったらいいなぁ…
沢山のいいね……欲しいなぁ…
いっぱい評価!
つかないかなぁ……
こんな感じですが、よろしくどうぞ。
多謝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 17:00:00
161429文字
会話率:33%
高校生の道永蓮(みちながれん)は日中自殺のことを考えていた。「医者になれ」という親からの過度な強制、学校でのいじめに耐えかねていたのだ。しかし踏み切れずにいつものように下校していると、トランスジェンダーであることを認めてもらえず悩んでいた
指原優(さしはらゆう)と共に、『夕方世界』という夕方の祭りのような世界に迷い込む。
二人はそこで秋頭空也(あきとうくうや)と出会い、『夕方世界』が人生の休憩所であると知らされる。そのことを知った二人は、現実のことをときに忘れ、ときに語り合いながら仲良くなっていった。
そんな最中、蓮をいじめていた主犯である飛鳥海斗(あすかかいと)も同じく『夕方世界』に迷い込む。彼もまた、「親に見てもらえない」という悩みを抱えていた。いじめの原因も、蓮の境遇を知り、過度ではあれど、見てもらえていることに対する嫉妬によるものだった。
それぞれの悩みを抱えながらもそれぞれの人生を生きてきた三人だったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 16:30:00
53552文字
会話率:44%
遠い昔、宇宙のどこかにある悪の帝国が世界征服を企んでいた。悪の帝国の超戦士側には対立するもう一方の超戦士のライバルがいた。そのライバルの最後の生き残りと思われるノー・ソイ・ボールドーを捜すことに執念を燃やす悪の帝国の皇帝ダーム・レイダーは
手始めにシャブーレに潜伏していると思われるノー・ソイ・ボールドーへ自軍の兵士と超戦士を送って殺害を試みた。
その頃、ノー・ソイ・ボールドーは自分の後継者となりうる超戦士の卵をシャブーレで捜していた。戦乱の中、ノー・ソイ・ボールドーは新たな希望になりうる人物を見つけると一緒に逃避の旅に出た。青年を鍛え、来たるべく日に戦力として戦えるようにするために。
果たして新たなる希望は超戦士として覚醒することができるのだろうか。そしてノー・ソイ・ボールドーと共にダーム・レイダーと悪の帝国を打倒できるのであろうか・・・
*重要な人物の名前や概念はアルファベットでも表記しています。特に概念の幾つかは英単語の合成語な為、わかりやすいように元の英単語を載せています。それと一部の固有名詞もその性質上、アルファベット表記しています。
*この物語はフィクションであり、実在の人物、団体等とは一切関係ありません。一部、実際の国名や地名や名前をもじった記述がありますが、実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
*この小説は私の初執筆、初投稿の作品です。
*別のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 16:06:09
4422文字
会話率:36%
『いつも通り』を至上として過ごしていると、虹色に光る糸に触れ、神様の世界に⁉
世界を救うために渡された”力”を使って、失った『いつも通り』を全力で取り戻す!!
そんな、『いつも通り』で『いつも通り』じゃない日常物語です。
最終更新:2025-02-15 15:30:00
10929文字
会話率:30%
「妖」。人の世に住む異端の存在。人と妖が生きるこの世で起こる不可解な出来事には決まって妖が関係していると言われている。しかし、一般人には妖は見ることができず、その存在に気が付くこともできない。
その妖を祓い、人の世に調和をもたらす存在が
「陰陽師」である。
「倉宮晴人」は普通の高校生だった、ある日までは。
その日、晴人は子供の頃の夢を見た。京都にある父の実家に遊びに行った日の夜のこと。桜の木の上に座る人影を見た晴人は何となく話しかけに行って・・・。
そんなある日の出来事を夢に見たのが前兆だったのかこの日は普段感じない嫌な感覚を朝から感じていた。何とか高校へ行く準備は整え、家を出たが、気配は増す一方でどうにか振り切ろうとするが、遂には周囲を囲まれてしまう。
気配の正体は大量の妖で彼らは何故か晴人を狙っていた。妖達が一斉に襲いかかった直後、晴人を守るように無数の斬撃と炎が妖を薙ぎ祓った。たじろぐ晴人を守るようにして五人の「式神」が姿を現し、晴人を抱えてその場を後にした。
倉宮家の別邸に一時避難した晴人は式神「朱雀」から父「晴信」からの手紙を受け取った。中には倉宮家がどういった家なのか、晴人が狙われる理由、五人の式神についてが書かれていた。手紙を読んだ晴人は自身の身を守るため、陰陽師について考えるため、そして何より自分を主と呼ぶ式神達について知るために陰陽道を学ぶ塾「青霊堂」に入学することを決めた。
陰陽の道を学んでいく内に自身の血と妖に狙われる訳について知った晴人は式神達と共にどうやって迫りくる脅威を退け、自らの運命と向き合うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 15:00:00
173321文字
会話率:30%
★“道具”になりたい薄幸少女とお嬢様とメイド達で送る、ダンジョン経営ライフ!★
「ファイさん! わたくしのエナリアで、働いていただけませんかっ?」
「うん、いいよ、ニナ」
「即答っ!? よ、よろしいのですか? わたくしのエナリアは今も
絶賛、経営難。いわば沈みかけの船……。いえ、泥船なのですがっ!」
「うん、大丈夫」
「迷い無しですわっ!?」
そんな、何とも締まらないやり取りで始まる、異世界人2人によるダンジョンの経営。
ファイとしては、自分を“道具”で居させてくれるのなら誰でも良く、ニナに至っては、
(ファイさん! 顔が……いいえっ! 存在が、天才すぎますわぁ~~~! はい、採用っ!)
ただの思いつきだった。
しかし、そうして始まったそれぞれの“幸せ”を探すその日々は、2人にとってかけがえのない思い出になる――。
●あらすじ
白髪金眼の剣士『ファイ』。幼いころに誘拐されて戦闘の道具として育てられた彼女は、幸せだった。必要としてもらえる。生きていて良いのだと言ってもらえる。それだけで、ファイは心の底から幸せを噛みしめることができた。自身を誘拐した人々でさえ、ファイにとってはかけがえのない“恩人”だった。
しかし、ある時。『エナリア』と呼ばれるダンジョンの中で、彼女はそんな恩人たちと離れ離れになってしまう。
戦闘しか能のない自分は、これからどうなってしまうのか。このままでは、何もできない“人間”に戻ってしまう。そんな彼女の前に現れたのは、エナリアを管理していると名乗る異世界の少女――『ニナ』だった。
彼女は、自身のエナリアを「ウルン人とガルン人の両方が幸せになれる場所にしたい」と夢を語り、その夢にファイを巻き込もうとしてくる。
本来、両者は狩る・狩られるの関係であり、共存など不可能だ。
しかし、ウルンで最強の証である白髪のファイと、能力を持たない最弱種――人族でありながら最難関のエナリアの経営を任されているニナ。そして、2人を支える個性豊かな使用人(メイド)たち。
彼女たちの力が良い感じにまとまりさえすれば、夢物語も現実になる……かもしれなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 14:57:34
207911文字
会話率:40%
何らかの理由により宇宙各地に散らばってしまった動物たちを捜索するのがレイヴン=ガスファルトの仕事である。
今回彼はその任務を負い、不承々々ながらも地球へと旅立った。
捜索対象は三頭の予定で、レイヴンは手早く手際よく探し出していく。
だが彼は
この地球で、あまり遭遇したくない組織の所属員に出遭ってしまう。
さっさと帰ろう──そうして地球から脱出する寸前、不可解で不気味で嬉しくもなくければば面白くもない、にも関わらず無視のできないメッセージが届いた。
なんとここにはもう一頭、予定外の『捜索対象動物』が存在しているというのだ。
レイヴンは困惑の極みに立たされた──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 14:51:30
88434文字
会話率:43%
一度、投稿したのですが、少し手を加えての再投稿です。
この投稿を機に、「ラリサの予知夢は幸せを呼ぶのか」を「予知夢が繋ぐ愛~ラリサとアーネスト」に改題いたしました。
この物語は、こちらの続編になります。
ラリサとアーネストはその昔、王と王妃
だった時の記憶の断片を持つ。ラリサには予知夢を見る力があるし、アーネストは嘘を見抜く力がある。二人が近づく結婚式の支度で忙しくしているところに、王太子クロフォードからある依頼を受ける。それは、ワイス公爵家の家宝であるルビーのネックレスが行方不明なので捜査して欲しいというものだった。アーネストはギエルグの事件でクロフォードに借りがあるので、しぶしぶ引き受ける。そして二人は、ルビーのネックレスにまつわる話やワイス公爵家のフリンクのラリサに対する想いを知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 13:30:37
16559文字
会話率:52%
現実に飽きながらも平穏な日々を送っていた、24歳のサラリーマン。
ある日の仕事帰り、ふと気まぐれでいつもと違う道を通った彼は、謎のトンネルを発見する。
そしてそこを通り抜けた先で、中学時代の元同級生、永世桐生に出会う。
桐生は、彼がたった
今異世界に転移したと言い出す。
そして、この世界には「異人」という存在がおり、彼はその中の一種である「防人」になった、とまで言い出す。
さらに桐生は、彼に「生日姜芽」という名を与える。
状況を理解できず、桐生の話も信じられない彼だが、何やら立派な斧を背負っている事に気づく。
状況が飲み込めないまま異世界に放り出された姜芽は、そこで一人の聖女と、桐生と同じかつての友人達に出会う。
そのまま流れで彼らが構成しているという「チーム・ブレイブ」なる組織の一員にされ、冒険の旅に出る事になる。
最初は混乱していた姜芽だったが、やがて自身が異世界に転移したのだという実感を持っていく。
そして、彼は思った…
「なんかよくわかんないけど、とりあえず冒険しますか!」
平日16時、土日10時更新です。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 13:04:22
1060348文字
会話率:40%
ラシーン大陸全土を巻き込んだ【魔女戦争】は6人の冒険者の手によって終止符を打たれたが、リーダーであるアリシアは魔女との一騎打ちにより大きな怪我を負い、神々の元に引き取られてしまった。
それから3年が経ち、世界を救った6人は英雄と称えられ
、各国家はとりあえずの復興を終え一時的な平和を取り戻したが、未だにアリシアは帰ってきていない。
そんなある日、とある場所にある下宿「やどりぎ館」に一人の少女が訪れた。騎士見習いとしてモートレルの町にやって来た彼女は、入居中の寮が修繕となり、しばらくの下宿を探しているという。
下宿の管理人である伽里奈は、英雄アリシアに憧れているこの少女を快く迎えるのだが、この「やどりぎ館」にはとある秘密があって…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 13:00:00
1332969文字
会話率:51%
しがない中間管理職に就く山田タツヤは日々の労働に勤しんでいる。
そんなある日、昔からかわいがってくれた爺さんが亡くなり、遺言で家をもらうことになった。
死んだ爺さんの家に住むことになった山田は昔から絶対に入るなと言われていた禁断の部
屋に入ってみることにする。
その部屋はなんと異世界の開拓村にある家に繋がっており、そこには小さな女の子が待っていた。
女の子から爺さんが伝説とまで呼ばれた大魔導士であることを聞いた山田は爺さんの遺志を継いで現代の魔法使いとして生きることにする。
女の子と使い魔の黒猫に魔法を学びながらいつもの社畜暮らしをしていると、異世界の開拓村村長に次の村長になってほしいと頼まれてしまった。
村を発展させ、異世界でスローライフを楽しめるのではと考えるが、中小企業の係長でしかない山田にはそんな金も時間もない。
そんな時、現実世界で死んだ爺さんが所属していた退魔師業界というものを知り、さらにはそこで大金を得られることを知ると、山田は人生逆転への道を歩むことになる……
異世界村でスローライフを目指す最強大魔導士のおっさんが現代に巣くう悪魔を倒し、人生を逆転していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 12:00:00
468111文字
会話率:55%
現代の魔法使いの名門の子である長瀬ツカサは生まれつき魔力が高かったが、肉体を強化する魔法しか使えなかった。
そんなツカサは魔法使いになることを諦め、普通の一般人として生きようと思っていた。
しかし、あまり賢くなかったツカサは普通高校
の受験の際にランクを落とし、最初から滑り止めを受けたのだが、油断して遊び惚けてしまったため、受験に失敗し、ニートになってしまった。
そんなツカサが気まずい思いをしながら新しい4月を過ごしていると、ふとしたことから放っておけば命を奪ってしまう呪いの腕輪を装着してしまう。
その呪いは非常に強力であり、解呪を得意とする母親ですら解くことができなかった。
腕輪をどうにかするには腕を切るか、自身の高い魔力で解呪するかの2択だったため、ツカサは異世界にある現代の魔法学園に通い、呪いを解呪する魔法を学ぶことになった。
呪いの腕輪のせいで腕がピンチになったものの、晴れてニートを卒業し、魔法学園に入学することになったツカサは異世界の学園に見学に行くと、同級生女子のシャルリーヌに学園を案内してもらうことになる。
その際にシャルリーヌが母方の家であるラ・フォルジュと犬猿の仲である名門イヴェールの次期当主であることを知ったのだが、そういうことにまったく興味がないツカサはシャルリーヌと交流を深め、勉強を教えてもらうまでの仲になった。
しかし、ツカサの双子の妹であり、ラ・フォルジュの天才魔法使いであるトウコとシャルリーヌがぶつかってしまい、ツカサはラ・フォルジュとイヴェールの因縁に巻き込まれてしまうことになる。
犬猿の両家の因縁……
可愛い妹と美人の友人……
どうするべきか……
ツカサは悩むことなく即決した。
「美人だ!」
魔力と武術しか取り柄のないツカサの自由気ままな学園生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 12:00:00
408010文字
会話率:57%
寒い冬にある日、コンビニに晩御飯の弁当を買いに行こうと思い、準備をしていると…………
最終更新:2021-02-23 15:11:06
2693文字
会話率:21%
番【ツガイ】という魂の繋がりがある世界。
本能を諦め押し退けて結ばれることもある。
そうなるはずだった私は、いざその時がきたら事実上婚約者状態の男にツガイ同士の本能を優先されて酷く捨てられた。
突き飛ばされた先で見たものは泣くツガイを慰める
彼。
脇目もなにもあったものではない行動に、薬師の母と村を出る。
父のいる街で暮らしていると突然、ツガイ番と連呼する男が現れたので怒りに任せてツガイという言葉を封じた。
私の前でそれは禁句ですが。
完結予約済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 11:12:07
27297文字
会話率:27%
女神にどちらかと言われたり、どうするかと問われた二人。
先に答えた人は愛されを望む。
女神から愚痴を聞かされても状況が特殊過ぎて答えに困る。
異世界に送られて妖精達と暮らしていると良くある婚約破棄追放され済みの令嬢と護衛の魔法使いがうちをた
ずねにやってきた。
女神に夢枕で教えられたとか。
女神様、家主に許可取ろう?
やがて捜索をしている騎士が家にやってきて汚いメタルプレートの足で上がろうとした。
例の女神と会ったもう一人の女が王太子を分捕った聖女扱いされている人とわかった。
正義感ではなく、これは自宅捜索されかけるきっかけを作った相手に怒りを感じて、ユルサナイとなった話。
ざまぁあり。
恋愛は微。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 21:03:31
10642文字
会話率:31%
アイデアの天才と呼ばれていた転生者の主婦。
夫と娘に囲まれて幸せに暮らしていた。
けれど、王家の残した余計な存在が娘を、好きな子ができた途端に冷遇し始めた。
アイデアの才を持つ母親も娘も調子に乗っていると笑う始末。
水が少しくらい美味しくな
くても生きていけると豪語。
へえ?
なら、止めます。
いえいえ!平民のろ過した水なんて飲めたもんじゃないんですよねぇ?ねえ?
我が子を馬鹿にされて、このままで終わらせない母親はなにを言われようとも義務などない立場から祖国をわからせることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 06:00:00
14011文字
会話率:18%