アンス・カルルには、ムファンブという伝説の戦士がいた。
ムファンブは、かつて村を救った。突如侵攻してきたアンス・フィシーの兵士たちを、その身一つで殲滅したのだ。お陰で村は安寧を得た。――ムファンブの命と引き換えに。
ウラロは、そんなム
ファンブの甥だ。ムファンブには子供がおらず、ウラロの父(ムファンブの兄)は脚に障害を抱えているため、ムファンブの後継者となりうるのはウラロとその姉弟しかいない。
よって村は現在、極めて脆弱な状態だと言える。ムファンブという絶対的存在を欠いた上、その後継者たる三姉弟は、まだまだ幼いのだ。
そんなある日のこと、村で事件が起きる。
「聖樹」と呼ばれる大木の幹に、無数の傷が発見されたのだ。しかもその傷は、アンス・フィシーの爪を想起させるものだった。
村はパニックに陥る。皆はこれを、アンス・フィシーからの宣戦布告と捉え、近日中に攻撃されるのだと慄く。
このままでは敵に蹂躙されてしまう。アンス・カルルに残された道は、ただ一つ。
やられる前にやる。つまり、敵地へウラロたち三姉弟を派遣し、奇襲を仕掛ける。
勿論、まだ幼い彼らにとって、それが無謀な作戦であることは明白だった。だが、背に腹は代えられないのも事実。葛藤の末、不安を抱えながらも、三姉弟は敵地へ出兵することを決断する。
◆
ニェンガは、アンス・フィシーの女王に仕える側近だ。まだ無邪気さの残る女王を、最も近くで支えている。
ある日、クムワンバとサンスワが女王邸にやってきた。
「アンス・カルルを攻める」
これを受け、何故無闇に戦を仕掛けるのだ、と女王は激高する。しかしこの反論は、クムワンバらに一蹴される。我が村が安泰なのは、周囲を制圧しているからだ、と。政治の分からない雌は黙っておけ、と。
ニェンガはその瞬間、近い内にアンス・カルルとの戦が起こることを覚悟した。クムワンバが「攻撃する」と言えば、攻撃するのだ。今や女王の地位など名ばかりで、実質的な権力はこの二人が握っている。
ニェンガは頭を悩ませる。もしアンス・カルルとの戦が起これば、敵に真っ先に狙われるのは女王の首だろう。万が一、女王の身に何かあれば……。
蘇る過去の記憶。疼く古傷。――ニェンガは決心する。
女王を攻撃する者は、誰であっても皆殺しにする、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 10:31:51
18503文字
会話率:42%
フオルゼン王国で代々将軍を務めるジアイディー家の娘として生まれたリコだったが、息子が生まれなかったという理由から、男として育てられることとなる。
王子であるジャンとともに剣の鍛錬に励むリコ。そんなあるとき、将軍の座を狙う者が現れる。彼の
名はオータム・リバー公。
リコはジアイディー家の後継ぎとして、次期将軍の座をかけた決闘に挑むことになる。
果たして、ジャンとの恋の結末は……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 12:02:07
10344文字
会話率:52%
この世界では、全ての人間は16歳を迎えると神の祝福によりスキルを授かることが出来る。
しかし、絶大な権力を持つコートレール家の青年、ユーマは【天恵式】にて使い道の分からないスキル【零点特化】を発現したことで、跡継ぎの座を弟に奪われ、一族を
追放されてしまう。
途方に暮れるユーマだったが、実はハズレスキルだと思われていた【零点特化】は、あらゆるステータスをゼロにしてしまうとんでもないスキルだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 15:55:31
88569文字
会話率:53%
アルスリーナ・ロッテンバーグ公爵令嬢は、婚約者の王太子殿下と初めて顔を合わせた時に自分の前世を思い出した。
アラサー・オタク・腐女子だった彼女が転生したのは、前世でドはまりしていた乙女ゲームの世界でヒロインと最後に決闘する悪役令嬢。だけどオ
タクとしては出来れば推しの王子の幸せを一番に願いたい。あわよくばヒロインと仲良くなって、決闘エンドも回避したい!
ゲーム本編が始まる前にバッドエンド回避のためあれこれ準備をして、後はヒロインがどのルートを選ぶのか見守りたい……と思っていたけど、なぜかイベントがまるで始まらない!
ヒロインとは仲良くしたいものの、挙動が怪しい悪役令嬢を警戒しているのかなかなか心を開いてくれない。それどころか何故か手合わせの機会を狙ってきて……?!
果たしてアルスリーナは、決闘を回避して推しの王子を幸せにできるだろうか?
なんかこの世界、みんな……みんな原作と違うんだけどォ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:52:16
108335文字
会話率:34%
先週の〈超鋼神ナイトカイザー〉の興奮も冷めやらぬまま、遂に始まる超絶怒涛の巨大メカ活劇。
記憶を失ったアサヒ・アメに告げられる残酷な言葉。
「ワタクシと今すぐ決闘しなさい」
火星の踊り子アリスに勝利する為、たった一日で失った操縦技術を取り戻
さなければならない。
泣くなアメ。お前が諦めたら、それは人類滅亡を意味するんだぞ。
「ボクが闘う」
黄金のガンマンの異名を持つアケノが打ちひしがれたアメに手を伸ばす。
今、太陽系の命運は一人の少女に託された。
新番組〈バイバイ、ドッペルゲンガー〉にご期待ください。
勝利の鍵は、宇宙さえ膨張させる必勝技ビッグバンブラスターだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 09:24:52
82416文字
会話率:50%
王都を守る騎士団に所属している貴族のエルと平民上がりのアルは、同期のライバルでありともに助け合う仲の良いコンビ。
ある日、アルは巡回中に一人の女性を助けるが、一目惚れしてしまう。
その女性と何度も会う中で、アルは彼女への気持ちを強くして
ゆくが、平民上がりの自分では貴族令嬢の彼女と釣り合わないと悩みを深める。
そんな時、アルは彼女がエル一緒に居る所を目撃してしまう。
家柄、容姿、性格、そして騎士としての強さすべてを兼ね備えたエル。そして何よりも彼女の幸せそうな笑顔。
彼女の幸せを考えるならば、認めるしかないのはわかっている。でも割り切れない想いは抑えきれない。
アルは、エルに決闘を申し込む。
果たして勝負の行く末は?
長岡更紗さま主催の「騎士コンビと恋愛企画」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 08:04:34
5535文字
会話率:56%
ひだまりのねこの日常妄想系エッセイです。
お暇なら読んでね~。
最終更新:2021-06-20 15:07:58
1504文字
会話率:15%
禽-トリ-になった『僕』は
制空権と、大切な人の生命を賭けて戦う。
――空将棋盤の異世界に飛ぶ、禽達の戦記だ。
✼•☗•┈┈┈┈••꒰ঌ໒꒱••┈┈┈┈•☖•✼
✧︎色と宝石と武器の言葉で織り成す、禽達の戦✧︎
໒꒱空将棋-からし
ょうぎ-とは……
・将棋盤と駒を使わないで、口頭で棋譜を追って、展開する将棋。
『生き物は、駒なんかじゃない』
໒꒱禽将棋-とりしょうぎ-とは……
・7×7の盤上で、鵬-ほう-・鶴-つる-・雉-きじ-・鶉-うずら-・鷹-たか-・燕-つばめ-の六種類の駒で展開する古将棋。鵬-ほう-が『王』である。
『七種類目の駒として生まれた僕は、異端。……得体が知れない僕のことなんて、僕自身が知りたい』
໒꒱特殊ルール
・この世界では【陰ノ駒】の雌禽 ☗と、〖陽ノ駒〗の雄禽☖が対立している。
・一手後、駒取りになった場合は、攻め手と守り手の決闘になる。守り手の敗北者は『死』か『裏切り』か、の二者択一が出来る。
・決闘後、攻め手が敗北した場合、パスとなる。次の一手は敵が打つ。
♢最後に、筆者より♢
将棋ド素人のひよっ子なので、大目に見てやってください( ̄▽ ̄;)
頑張って、不定期で書こうと思います✧︎
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 08:02:28
36548文字
会話率:51%
「……毎年恒例の選抜戦、そろそろね」
「大体この時期になると、コロッと落ちる女子がいるのですわ、お着替えを覗かれたり、それが原因で決闘が始まると要注意」
「さあ、今年は何人ヤられちゃうでしょうか?」
「——下らない話だ。〈聖剣洗礼〉も近いと
いうのに、何をたわけたことを」
「あんたの意見と同じなのはシャクだけど、全くね。〈魔剣舞踏〉の準備で忙しいのに、みんな呑気なモンよ」
「シャシャ、二人ともチョロそう」
「——はい、席についてくださいねー。今日はホームルーム前に、皆さんに転入生を紹介します」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 01:34:38
5540文字
会話率:32%
日本人なら誰もが知っている……であろう『十二支』の生き物達。
十二支達の神達は、革奏町と呼ばれるそこそこ大きな町の中心に聳える『双銀波山』でかつて競争を繰り広げていたと──伝説が語り継がれている。
何者かに封印された十二支達は復活する為、
お遊び気分で山に侵入した子供を操作し、封印の決め手となる札を剥がさせた。
そうして復活した十二体はそれぞれ散らばり、滅んだ肉体の代わりとなる強い人間を求めて舞い降りた。
革奏町は武闘派達の集まる町。中には常人離れした者も存在する。
『虎』に憑依された浅川昼雅は、人間関係が絶望的な程の男子高校生。三年生だ。
ただ一人の父親には、自分が『憑き者』だということを秘密にし、他の『憑き者』を捜す。憑依した生き物の神から解放されるには、誰かに闘って敗北しなければならないと知ったからだ。
普段は面倒で他人を助けたりはしないが、昼雅は己と同様に不憫な思いを抱くことになった『憑き者』達は救ってやりたいと願う。
初めに、途中眼をつけ始めた鷹場純玲が『猿』に憑依されてると知り、軽く決闘(するつもりだったけど相手は神を抑え切れず本気)。見事に倒し、解放させた。
そして昼雅の力になりたいと協力してくれることになった純玲と、残り十名の『憑き者』を捜し出していく。
月曜連載です!本当は六月スタート予定でした……。
私的にはけっこー、長いです。私、的には。
よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 20:07:15
127668文字
会話率:51%
ナラはお姫様であり、空を飛ぶことに憧れを抱いていた。彼女は魔法適性が低いことに絶望しながらも、武術の訓練を積んで魔導師になる。
数年後、彼女はエクメドという魔導師の少年と出会う。彼は空を飛ぶことができ、彼女は彼に心惹かれる。彼らは一緒に
空を飛び、幸せなひとときを感じていた。
しかし、帰り道で竜に乗った仮面の騎士が現れ、ナラは敵に捕らえられそうになる。そこにエクメドが現れ、自分がナラに抱いた淡い感情を伝え、仮面の騎士と決闘をする。
エクメドは決闘に敗れ斬首されるはずだったが、突如現れた竜たちがエクメドを守り、仮面の騎士の前に立ちはだかる。竜の巫女伝説の存在を思い出したナラは、竜に助けを求める。竜たちはナラの指示に従い、仮面の騎士を追い払う。ナラとエクメドは二人きりになり、夜空を見上げながら世界平和のためにこの力を使うことを誓ったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 17:51:30
3395文字
会話率:40%
その日、俺は大事な決闘で対戦相手の獣人パーリーに敗北した。
……呪いという、正々堂々の決闘とはかけ離れた卑怯な手段によって。
「どうだテイドー! 呪いの力でお前の魔法能力値を0にさせてもらった! ――お前は今日、『最強』から『最弱』へ
と転落したんだよ!! ざまあみろ、ははははははっ!!」
俺ことテイドーは、魔導士の名家「インキャリオ」で歴代最強の当主だと称されていた。
そしてこの実力を以て、「勇者パーティ」の仲間候補を選出する決闘に参加。
対戦相手はインキャリオと対を成す剣使いの名家「ヨーキャリオ」の馬鹿息子、幼馴染のパーリーだ。
実力は圧倒的に俺の方が上で、俺の勝利に揺るぎはなかったはずだった。
しかしパーリーもそれを分かっていたのか、卑怯にも事前に第三者から譲り受けていた呪いを俺に仕込み、発動。
俺は魔法能力値を0にされ、当然魔法威力も0になってダメージを与えられなくなり……敗北。
しかもあろうことか、俺をずっと妬んでいたパーリー達ヨーキャリオ家は決闘後に俺を亡き者にしようとまでしてきた。
俺は激しい怒りを覚えながらも、いつか復讐を果たすことを誓い自身の館すらも手放して何とか森への逃亡に成功。
だが、魔法能力値を0にされてしまった事実は変わらない。
森に身を潜めながらも、ヨーキャリオ家に復讐を果たすどころかコボルトの一匹にすらも苦戦する状況に頭を悩ませていた。
そんなある日、世界は突如魔王の手によって改編される。
それがなんともふざけたことに、男女で不純異性交遊をした者達は途端に洗脳されるようになってしまったのだ。
しかも厄介なことに、彼らはこちらから攻撃して倒すことも出来ないようになっている。
この魔王の手先となってしまった洗脳者達は、【リア充】と命名された。
しかしこの【リア充】、どうにも俺だけが――コボルトすらも倒せないはずの俺の「爆発魔法」ならば、何故か簡単に倒して正気に戻せることが判明。
しかも、倒しまくるにつれて俺に一つの大きな変化が現れ始める。
――【リア充】の爆発。
これこそが、俺の「最強」を取り戻し、復讐を果たすための大きな足掛かりとなるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 12:16:33
70673文字
会話率:30%
宇宙から飛来した変動重力波により滅亡の危機に瀕した令和X年の地球。中央政府を失った日本は暴力と恐怖が渦巻き、己の肉体と闘気によりあらゆる政敵を打ち倒し政拳を握った者だけが統治者となる社会になっていた。
※この作品は「小説家になろう」「アル
ファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。
※この作品は2022年に文芸同人誌で発表した作品を改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 15:08:10
2472文字
会話率:48%
王宮剣術師範も務める名門で一撃必殺を掲げる流派、「グレアス一刀流」。
師範代「アスラン・ミスガル」は先代亡き後「剣聖」の継承者と思われていた。
だが、アスランは「型が違う」との理由で剣聖に選ばれなかった。
先代の後妻と男女の仲にあった「マリ
ク」が選ばれたのだ。
ここに自分の剣の道はないと悟ったアスランは道場を抜け、冒険者としての人生を始めることにした。
人望があったのか、噂を聞きつけ弟子達が一緒にパーティを組みたいとごっそり駆けつけた。
彼らは王宮魔術師長や筆頭聖女、他国の騎士団長などの職をやめてまでアスランと一緒にいることを選んだのだ。
押しかけた弟子たちは勝手に新流派アスラン一刀流を名乗り、王都で勧誘を始める始末。
閑古鳥が鳴くグレアス一刀流、剣聖となったマリクはアスランの家に殴り込む。
決闘をすることになった剛剣のアスランと柔剣のマリク。
剣筋の違う二人は周りの人々からは互角と思われていたが、アスランはマリク以上の柔剣を使い、完膚なきまでにマリクを叩きのめした。
「魂の入ってない剣だったら、オレだって型どおり綺麗に振れるんだよ。マリク、お前は一からやり直せ」。
アスランの道場には人があつまり、やがてアスラン一刀流は全世界に広まっていく。
【短編】日間ハイファンタジーランキング45位 1/31 でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 20:50:37
236008文字
会話率:38%
王宮剣術師範も務める名門で一撃必殺を掲げる流派、「グレアス一刀流」。
師範代「アスラン・ミスガル」は先代亡き後「剣聖」の継承者と思われていた。
だが、アスランは「型が違う」との理由で剣聖に選ばれなかった。
先代の後妻と男女の仲にあった「マリ
ク」が選ばれたのだ。
ここに自分の剣の道はないと悟ったアスランは道場を抜け、冒険者としての人生を始めることにした。
人望があったのか、噂を聞きつけ弟子達が一緒にパーティを組みたいとごっそり駆けつけた。
彼らは王宮魔術師長や筆頭聖女、他国の騎士団長などの職をやめてまでアスランと一緒にいることを選んだのだ。
押しかけた弟子たちは勝手に新流派アスラン一刀流を名乗り、王都で勧誘を始める始末。
閑古鳥が鳴くグレアス一刀流、剣聖となったマリクはアスランの家に殴り込む。
決闘をすることになった剛剣のアスランと柔剣のマリク。
剣筋の違う二人は周りの人々からは互角と思われていたが、アスランはマリク以上の柔剣を使い、完膚なきまでにマリクを叩きのめした。
「魂の入ってない剣だったら、オレだって型どおり綺麗に振れるんだよ。マリク、お前は一からやり直せ」。
アスランの道場には人があつまり、やがてアスラン一刀流は全世界に広まっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 18:03:24
20570文字
会話率:35%
ある男がいた。そいつは絶対的な力を持ち剣闘士として富と名声を思うがままにした。しかしどんな生き物には制限がある。老化に抗う術を持たなかったその男は、あの煌びやかな生活を全て失った。剣闘士として死ぬべきだったその男はあの生活を取り戻すべく、奴
隷を買う。そいつを鍛え、自分の代わりに金を稼いでもらうために。しかしその少年に才能はなかった。自分ならその歳で殺すことができた化け物を倒せなかったからだ。ひどく落胆した男はその少年の言葉を聞き考え直す。「俺を鍛えてくれ」その言葉で男は前を向いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 18:43:21
4126文字
会話率:41%
酒場の娘アリシアは、つき合っていた男性に「貴族だから察してほしい」と突然ふられてしまう。
火遊びの相手だったとアリシアは落胆する。
心が落ち着いてきたある日、城から騎士達が酒場に押し寄せてきた。そこで、アイスブルーの瞳をしたジュリアンとい
う騎士に出会う。
その場で、女王陛下の末弟が残した一粒種だと判明したアリシアは、女王の元に保護されることになり、教育を受ける。一年後、婚約者を決めるため、その候補者と会うことになる。
酒場に迎えに来て、その後アリシア専属の騎士となったジュリアンも候補であったが、一年前にアリシアをふったゲイリーも候補にあがっていた。
この一年間で、ゲイリーのことをすっかり忘れ、ジュリアンと心を通わせるようになったアリシア。
女王陛下はアリシアの希望を確認し、ジュリアンを婚約者にすると発表したことろ、その場でゲイリーが待ったをかけてきた。
話しの流れで、ジュリアンとゲイリーはアリシアの婚約者をかけて決闘することになってしまう。
アルファポリス掲載済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 12:00:00
13684文字
会話率:20%
クールなうさみみ少年カナタと、フリーダムなねこみみ少年イツカの規格外最強バディが、VR学園闘技場のすべてを制し、仲間とともに成り上がる(※ただしアイドルバトラーとして)!
バトってモフってざまあして、お茶もケンカも恋もする。だいたいユルくて
ときどき熱い、わりと愉快な世直し奮闘記。
納税からサボり(※合法)まで、あらゆる場面に顔をのぞかせる純国産フルダイブ型VRMMO『Tear and Blood Online (ティア・アンド・ブラッド・オンライン)』。条件を満たせばリアルのトッププレイヤー養成校で学び、特権階級たる国民的プレイヤーとなることができる。けれど、その実態は……。
やがてカナタたちのチームは、学園を、国を、世界を変えることになる。
※使用上のご注意※
・どっちをみてもけもみみしっぽ学園です(先生も)。羽根とかヒレもときどきいます。
・正統派の激闘、爽快無双のショーバトルはもちろん、悪意のむちゃぶりバトル、意地や願いをかけての決闘。チームバトルにバトルロワイヤル、なぜかアイドル完コピのパフォーマンスもある予定です!
・意外と日常も多いです。ちょくちょくギャグあり。
・Bonus Trackはおもに掲示板回です。読まなくても話は進みますが、読むと見方が変わるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 11:33:37
2921669文字
会話率:24%
空手家と柔道家が決闘することになった。
しかし、お互いまともに勝負するつもりなどなかった。
空手家が「棍棒で殴り倒す!」と棍棒を出せば、柔道家は「ナイフで切り刻んでやる!」とナイフを出す、という具合に二人の手段はエスカレートの一途をたどる
。
この卑怯すぎる武道家同士の戦い、果たしてどんな決着を迎えるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 16:45:08
3103文字
会話率:52%
町一番の剣士ライザスは、人々からは“守り神”と慕われ、今日も酒場で用心棒をしていた。
そこへ現れたのは大鎌を携えた賞金稼ぎの女・ジーナ。“死神”の異名を持つ彼女に、酒場の客たちも恐れおののく。
しかし、ライザスは悪気なくこう話しかけて
しまう。
「大鎌って使いにくくね?」
この言葉を侮辱と捉えたジーナは激怒し、二人は決闘することになってしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 16:35:25
8818文字
会話率:61%
私はごくごく普通の高校一年生。
平凡な毎日を送るある日の出来事、私は登校中に誰かとぶつかった。
図々しくも振る舞う彼はなんと転校生だった。
隣の席になった彼は、出会ったその日に私の唇を奪ってしまう。
動揺したままに次の日を迎えると、今
度は幼馴染が転校してきた。
積極的な彼と、冷たくあたる幼馴染に挟まれながらも私は何とか授業をこなす。
エスカレートしていく展開に二人はついに決闘することとなる。
彼のアプローチが加速する一方で、私は幼馴染の本心を知った。
幼馴染はずっと約束を守ってくれていたのだった。
そして、どちらと付き合うのかを決め切れない私の前に、三人目が現れたのだった。
※他サイトにも投稿してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 15:17:02
17924文字
会話率:53%
強制的に剣と魔法の異世界へ移住させられることになった一馬、好きなスキルかアイテムを三つまでもらえるとのことなので、夢であったパワードなスーツを製作するために、戦闘系のスキルは一切とらず、制作系スキルのみを携え異世界へ。
騎士道精神で決
闘、好きですよ見ているだけなら。戦いは相手の攻撃が届かない距離から一方的な火力によるワンサイドゲームがモットーです。だって接近戦なんて怖すぎるだろ。
戦闘系を一切とってないので身体能力はそのまま、ゴブリンよりも弱いもやしな日本人一馬と、己の非力を嘆く少女騎士や先人が制作した美少女魔導人形などなど仲間となった人たちと共に、趣味全開のプラモ感覚で製作したパワードなスーツで理不尽な敵へと立ち向かい、異世界の常識を無視して暴れまわる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 07:00:00
420109文字
会話率:52%
2039年、日本。「魔素」の発見により魔法使いを生み出すことに成功したこの国は、全国に五つの魔法学校を建てていた。沖縄魔法中等学校の五年生である湊一代はある日、学校行事である魔法決闘大会で対戦相手を重体にしてしまい、無期限の停学を命じられ
る。
一代は学長に、停学取り消しの条件として魔法使いが増え始めた現代が抱える問題を調査してくる事を提案された。その提案を受けた一代は、弟子である鷹守匠を連れて北海道へ飛び立った。
その先で彼女は知ることになる。魔法が日本にもたらした多くの善事と悪事、そして謎に包まれた自分の正体を――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 13:56:32
25627文字
会話率:56%
「俺たちの関係はあくまで、政略上のもの。ですので、よろしくしなくて結構です」
「……え?」
即位を前に政略結婚をする織雅(おりみや)は、とても困っていた。夫となる友好国からの入り婿・ルシフェルの態度に愛想がなく、仲良くなろうとするどころか
ひたすらに冷たい対応を取られているからだ。
初恋の相手でもあるため、せめてもう少し仲良くなりたいと思う織雅は、あの手この手で親交を深めようとする。
そして行き着いた親交方法は――決闘?
これは神様の眠る国で神様の代わりを務める新米女王と、彼女を守るために婿入りした最強剣士が送る、愛と恋とお仕事と政治――そして、世界と九つの国と神様の秘密にまつわる、一目惚れから始まる物語。
※カクヨムにも同じものを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 18:00:00
41824文字
会話率:27%
「あなたに惚れてしまった。だからどうか、わたしの妃になって欲しい」
王太子という、誰もが羨む人から乙女の夢を押し込んだような求婚を受けたルミナリエ。
しかし大変残念なことなのだがそれは――二人が決闘した後のやり取りだったのである。
――おて
んば令嬢はどうやら、その魔術と武術の腕を気に入られ妃に選ばれてしまったようです。
※アルファポリスにも同じものを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 19:00:00
109857文字
会話率:35%