四年前、御津川紅郎は恋人の咲乃と山で遭難した挙句に離れ離れとなり、紅郎は助かったが咲乃はそれきり行方不明となってしまった。彼は近頃、見覚えのない彼岸花畑に咲乃が佇んでいるという奇妙な夢に悩まされていた。山に戻った彼が辿り着いたのは、彼岸邸と
呼ばれる古い屋敷だった。
四人の尼僧が修行生活を送っているそこで、紅郎は咲乃と運命的な再会を果たす。しかし彼女は記憶を失っているばかりか、尼僧達から生き仏として崇められていた。彼女に記憶を取り戻させる手立てを考える紅郎。次第に怪しい本性を見せ始める尼僧達。そして巻き起こる連続殺人事件。
大乗仏教、波羅蜜、四華、供儀的祭儀、蘇生譚、転生、夢解釈……彼岸邸の人々が抱える膨大な秘密は、大破局へと向かい収束を開始する。紅郎を待ち受ける真実は、彼の選択は、その結末は……。
(アルファポリス、エブリスタにも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-06 12:00:00
111110文字
会話率:41%
新潟県の山奥に秘書に来た私立探偵・山藤悠一とその相棒・猫目大作は、隣の集落で起こった奇怪な事件に巻き込まれてしまう。謎多き凶器、そして、美しき盲目の少女尼僧の正体とは……?
ご存知、山藤悠一シリーズ短編第二弾。
(旧作「堰堤」一部加筆修正版
です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-09 23:00:00
17135文字
会話率:64%
pixivでアップしたのをこちらでも
ホラーファンタジー。二人の男が山の中を迷う。
そして尼寺にたどり着いた。尼僧は言う。「我らは望まずにここにいて、望まずに無意味に散っていくのでございますよ」
最終更新:2019-05-31 08:58:26
4756文字
会話率:35%
この小説は、もともと「しあわせエントロピー」という題名で私のブログで公開していた作品を改訂したものです。実は、この「さなぎだに1人」が原版で、「しあわせエントロピー」は改訂版のような位置づけでした。「さなぎだに1人」を執筆中に長くなりすぎた
ことなどを理由に大幅に編集してブログにアップロードした作品が「しあわせエントロピー」でした。ブログにも書きましたが、この小説は乃南アサ氏が作られた「いつか陽の当たる場所」に触発されて書きました。
「さなぎだに1人」の主人公の松田紗月は河北大学医学部を卒業して同大付属病院の第一内科医師として働いていたが、幾つかの経緯の後、同病院第一外科で看護師をしていた楠田聡子を刃物で刺して殺人未遂罪で懲役6年の判決を受けて服役します。そして、在監中に教誨師として刑務所を訪れていた増井諒順という尼僧と知り合い、彼女の助力を得て更生保護法人日本仏教団体連絡会更生保護会が運営する更心寮という更生保護施設に身柄を預かってもらいます。彼女は何とか社会復帰をはかろうとしますが、就職先の確保に手こずったりして思うに任せません。特に自分の事件が顔写真付きでインターネット上に公開されていることを知って大きなショックをうけます。それからも彼女にとっては辛い出来事が続いて、ついに北海道の釧路にある虔稜院という寺院に住むことになりました。そこにいるのが渡辺順照という尼僧、彼女の姪という触れ込みの四藤実加子という女性でした。沙月は虔稜院でようやく心安らぐ日々を手に入れます。しかし、沙月と共に暮らすようになった四藤実加子が余命短いがん患者であることが分かります。そして、そして、物語の終盤になって、沙月は実加子の死に立ち会い、更に実家の家族全員が既に死亡していることを親戚の叔父から聞かされます。そして、さらに東京に戻った時渡辺順照も死去してしまいます。彼女はこれが私の人生と悟って平凡に生きていきます。
執筆意図を問われると我ながら分からないというのが率直なところです。なお、作中に出てくる人物は全て作者が考え出した名前です、また、釧路市内の文物については実在のものも含まれていますが、それは舞台設定に具体性を持たせたいと思って書いたもので、他意があってのことではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 12:36:29
345830文字
会話率:36%
此居願奉腐比丘尼封魂
読み方は『こいがんほうふびくにふうこん』です。
語呂がいいので声に出して読んでくださいね。
本編はとある鬼を退治した尼僧の話です。
最終更新:2018-12-17 15:22:38
6269文字
会話率:1%
童男(おぐな)と偽って宮中に参内する少女、涼人は、月の障りから山寺を訪れていた。今上帝の姫君、一の皇女(ひめみこ)の病が重いため薬を求めると、尼僧に皇女の病は呪いだと告げられる。
真相を暴くため山に分け入ると、そこには鏡石と山姫を求める山師
の一族がいた。
鏡石の伝説と「とりかへばや物語」を下敷きに織りなされる和風ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-05 22:40:33
73212文字
会話率:27%
未来を予言し、仕える王族に必ず高運をもたらす『東渡りのジグ人』。
同時にその力は悪魔との契約で得たと言われ、人ならぬ身として忌まれた。
異世界でリョウは『東渡りのジグ人』となり、王位に近いゆえ孤独な美しい王族リーア姫に仕える。数々の戦いを勝
ちぬき、王位をめぐる内乱を平定し、姫を王座に導くリョウ。姫は若く美しい彼を愛すが、リョウはいつまでも齢を取らない異形の自分に気づき、苦しんでいた。一方、隣国ゼノアとの戦いは続き、リョウは常勝の殺戮者として名を馳せていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-29 11:57:44
333535文字
会話率:47%
大陸北端の辺境都市スノーフィールドのとある屋敷で発見された百年前の楽譜。それは人魚の歌を書き留めたものだった。本拠地であるmixiをはじめあちこちのサイトに掲載している、拙作では最も好ましい形にまとまったものの一つです。なお『アルデガン』
シリーズの世界から転生してきた人物がいるため、こちらではこの作もシリーズの一編として扱うことにいたします。歌の要素を加えて語り直した全7章に、このお話が初めて語られたときの黒髪の尼僧の語りを再録した付章3つの計10章を、これから毎日1章ずつ連載いたしますので、どうぞご覧ください。
なおこのお話は三休亭座高@アーモン堂様がTRPG用のオリジナル世界観として創られたネファーリアを舞台としておりますが、世界主様ご自身も同じ世界観を舞台とする作品をこちらに投稿しておられますので、よろしければどうぞご覧ください。プロローグとエピローグに登場する5人組が活躍する物語で、いかにもTRPGリプレイ小説的な味わいが楽しめる作品です♪
『雪原機動隊スノーレンジャー』https://ncode.syosetu.com/n0162bt/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-24 17:00:00
30376文字
会話率:36%
高校三年生の小島美千子は生物部の部長。趣味は蝶の幼虫の観察。理系志望なので古文は苦手。
そんな美千子が母親に京都での着物ショーに平安時代の十二単のモデルとして駆り出され、下人役の幼馴染みの隆浩とともに出演中、ステージの上ではしごから転落。気
がつくと夜の尼寺の庭に隆浩とともに倒れ、言葉が通じない尼僧たちに介抱されていた。
翌日、美千子と隆浩は東山に登って京都を一望するも、眼下に広がっていたのは昔の平安京。
タイムスリップしたことを知ってパニックとなった二人だが、美千子は十二単を着ていたので貴族の姫として扱われ、尼僧の兄の老人である大納言に養女として引き取られた。
現代の小市民の一女子高生が、平安時代の貴族の娘に……。
ところが、この大納言、蜂を飼うのが趣味で、それに誘発されて蝶の成長の観察という自分の研究テーマへの意欲が、平安時代において再燃した美千子だった。
この作品は「歴史小説フリマ( http://www5b.biglobe.ne.jp/~freema/index.htm )」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-02 22:55:35
75742文字
会話率:44%
その妖怪の名は白蔵主、尼僧に化けた妖怪である
その妖怪は今、追われてる
一人の狩人に
なぜ追われているのか、攻撃されてるのか
最終更新:2018-02-11 10:27:11
447文字
会話率:36%
夜を統べる吸血の王は、敬虔に神に祈る尼僧を愛し、自分の伴侶とするべく愛しい女の血を夜ごと啜る。血を吸われ女は官能に震えるが、神への愛を胸に男を拒絶する。
男は囁く。「いつまで強情を張るつもり?君が堕ちるのを待つよ、いつまでも」
女の首筋に舌
を這わせながら。
※あらすじ詐欺です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-13 21:00:00
2754文字
会話率:34%
東晋の権力者・桓温の邸にある日一人の尼僧が訪れた。尼僧は徳が高く邸内の尊崇を集めていたが、入浴時間が異様に長く、その理由を確かめようとした桓温は、恐ろしいものを目にした―――。
深い業を背負う尼僧が語る、その過去とひとつの愛憎の話。
最終更新:2017-08-29 23:47:17
25905文字
会話率:20%
~死者、謎を解く~
女子大生の尼ヶ崎悠梨は、名だたる尼僧を数多く輩出した尼ヶ崎一族の末裔。
ある日、大昔の悪霊5人組が地獄の最下層より脱獄し、現世へたどり着いてしまう。
奇しくも同時期に起きた難事件の捜査に挑むことになった悠梨は、地獄から
の脱獄者どもを味方につけて立ち向かうことに!?
毒をもって毒を制す! 悪党を懲らしめられるのは大悪党しかいない!
二度目の人生を歩みだした往年の悪人を引き連れて、今日も悠梨は事件の真相究明に挑む!
※自分で読みたい物を詰めこんでいるので、文字数はやや盛りです。
※脚は短くないデス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 00:00:00
170016文字
会話率:49%
鎌倉時代末期、「菜河落(ながおち)」という小さい村で産声を上げた男の子。名は「栗田 草太」
後に天台宗の僧侶として村を護って行く。
そんな或る日、突如として武士に因って村は焼かれてしまう。村の御本尊の薬師瑠璃光如来から夢枕で御告げを受けてい
た御蔭で村人は誰一人欠ける事無く避難する事が出来た。
村が焼かれている中で再度、御本尊からの御告げで西に向って村人達を連れて逃げよと受けた。
四日逃げる事、空腹と疲労で此処までかと思われた時、空から星蓮船(せいれんせん)が降り立ち、村人達を乗せると今まで見た事も無い様な御馳走を振舞った。
尼僧が申すに争い無き地へ降ろすと申すが、物の怪多き処だと云う
そうして降り立った地は後に幻想郷と呼ばれる場所だった。
其の頃は未だ幻想郷とは呼ばれぬ「博麗大結界」も無く、況してや「幻と実体の境界」すらも無かった時代である。
今日知られている人里では無く、山を一個隔てた、後に博麗大結界に含まれる「片品村(かたしなむら)」という所であった。
その村で主人公は元々住んでいた村人達から強い反発を受けていた。突然現れた人間を住まわす事は出来無いと……
其の村人達と仲良くしようと試みる主人公は仲良くする事が出来るのであろうか?
今日の幻想郷に深い関わりは無いが決して何も無かった訳では無いそんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-22 02:28:21
2555文字
会話率:0%
詩です。連載中の詩集「BOY'S…」の今日の作品が今ひとつだったのでお口直しにどうぞ。悲しき物書きさんの奇妙で切ない末路を描きました。
最終更新:2016-01-04 19:38:27
459文字
会話率:0%
お寺が舞台の、お坊さん達のお話です。
信仰に悩める僧侶リンと、美しくも風変わりな尼僧ユイチの縁の行方は、如何に。
最終更新:2015-12-30 04:29:16
26175文字
会話率:29%
武士による大乱の時代が終わりを告げる頃、廃れゆく運命にある札術を扱う一人の少年がいた。
死んだ師が設立した診療所を守りつつ日々貧しい人のために働いていたある日のこと、彼のもとを不思議な風貌をした若い尼僧が訪れる。
ある陰謀からあなたを守るた
めに来ましたという尼僧の言葉は、やがて少年を驚きの再開と出会いへ導くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 12:40:00
102839文字
会話率:39%
革命の英雄”怪盗紳士”。彼がかつての友である政府へと牙をむいたのは何故なのか。
追う者を指揮する大統領、彼の無事を祈る尼僧。
老境に差しかからんとする紳士に追手が迫った時、彼らはそこに”怪盗紳士 月影”の再誕を見る。
……連載予定作品でし
たが、二話以降が続かないため短編としてアップします……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-01 00:00:00
2204文字
会話率:23%
ジルヴェスト伯爵家の愛娘アルテイアは、婚約者からの2度の裏切りと1度の不幸の末、結婚を諦めた。修道院の尼僧として慎ましやかな生活を望む彼女だったが、ある日突然、社交界でも好色家と名高いルドルフ・オーエンドルフから求婚されてしまう。彼女のささ
やかな夢は叶うのか。年増の行き遅れ娘と軟派な青年のドタバタラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-18 00:00:00
64729文字
会話率:34%
家族と喧嘩して家を飛び出した先で出会ったのは、今まで見たことも無いくらいかっこいい男の人だった。その日から、私の日常は崩れだした。夢は現実になり。現実は夢になる。
もう一度あなたに会えたら、きっとその時は迷わない。この気持ちは、一体誰のもの
?
現代に転生した尼僧と、彼女をストーカーする最強のあやかしとの恋物語になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-14 23:02:46
26334文字
会話率:31%