「現世と前世の交差する百鬼夜行の夜は、阿鼻叫喚に染まる終末の始まりである。救われる術は、世に悪鬼たちを解き放つ白銀の人狼を狙い打て」
そう言い伝えられて約一千年。田舎にひっそりと佇む妖封寺では、その伝承を現在にも受け継いでいる。血縁者だ
けがほそぼそと受け継いできたこの神社の後継者である神宮寺冴歌は、スーパームーンとブルームーン、そして皆既月食が重なる珍しい月夜に立ち竦む。
スーパーブルーブラッドムーンと名付けられた珍しい満月が昇る晩、冴歌は伝承に記された百鬼夜行に遭遇する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 10:46:29
12305文字
会話率:35%
燈子は周りからは何を考えているかわからないとよく言われる。
そんな周囲からの言葉を気にも留めず、四季折々の花に目を向け風の声に耳を傾ける。
祖父に「そろそろ心に耳を傾けてはどうかな」と言われた燈子が行く先は・・・
能役者の家の娘に生まれた燈
子はある日を境に、もう一つの仕事を知ることになる。
なんとなく生きてきた燈子の日常が変わっていく。
夢幻と現の狭間の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 09:17:10
1769文字
会話率:40%
現実を生きることに意味を見出せない少年・志郎は’探検部’に所属するメンバーとともに学校近くの森の奥、湖の近くにあるという城へ探検に向かうことに。
現代日本には馴染まない、とんがり屋根の大きな城。
探索する中で見つけたのは、クラスの優等生’緋
村紫苑’の背中と、流麗な装飾が施された一本のナイフ。
「夢を見せよう。決して覚めぬ夢を」
見惚れてしまいそうなほど透き通った青色の刃が、甘い声で囁く。
導かれたのは夢幻の城。
問われるのは彼の歩く道と、生きる場所。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 22:00:00
120095文字
会話率:35%
少女ノヴァは、ルミナで魔法とテクノロジーの調和が乱れる中、夢の冒険に出発。魔法と希望の力で次元を超え、街の運命を変え、未来に光を灯す。
最終更新:2023-12-27 01:57:51
1448文字
会話率:0%
幻は今や現実と差がないと言って遜色ない
キーワード:
最終更新:2023-12-21 23:00:00
202文字
会話率:0%
幻は今や現実と差がないと言って遜色ない
キーワード:
最終更新:2023-04-12 23:00:00
200文字
会話率:0%
西暦一五八二年、六月二一日。
本能寺の変。
明智光秀が謀叛を起こし、織田信長を自害へと追いやった歴史的大事件が発生したのだが。
なんと、信長は死んではいなかった。
いや、正確には本能寺で一度は死んだ信長の精神は、別の世界、別
の身体に憑依したのだ。
弱冠十二歳の、アリソン男爵の一人娘シノアとして。
信長に憑依される前のシノアは、令嬢らが国の歴史や読み書きなど基礎的な教育を受ける学校で、格上の令嬢らから酷いイジメを受けていたが。
シノアの身体に憑依した信長は、令嬢らに灰を投げつけ戦線布告。
実はその場での喧嘩を、と考えていたが、令嬢らは突然の目潰しに泣きながら逃げ帰っていく。
だがもちろん、それで済む話ではなく。
令嬢らは親の権力を用い、近日中にアリソン男爵家を廃爵する通達を送る。
男爵家の持つ最大戦力を集結させ、侯爵宅に夜襲を仕掛ける信長、いやシノア。
果たして勝算はあるのだろうか?
人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻(ゆめまぼろし)の如くなり
一度生を享け 滅せぬもののあるべきか
私……いや、儂の人生は五十年で終わりを迎えたが。
私は、さらに五十年、いやもっと先を生きてやろうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 00:26:47
14622文字
会話率:30%
人々は勇者に夢を見る。
期待し、称賛するものは幻で。
仲間や友人すらも変わらない。
最終更新:2023-12-12 17:00:00
2641文字
会話率:15%
ようこそいらっしゃいました、ここは八重垣図書館・天の浮き橋。
外つ国に伝わる古典文学から知る人ぞ知る同人誌まで、古今東西ありとあらゆる物語を集める、夢幻の図書館にございます。
さあ、あなたが求める物語を探しましょう───。
最終更新:2023-11-25 21:43:55
103143文字
会話率:34%
病弱で寝たきりの妹と、そんな妹を付きっ切りで介護する姉。
二人は元女神で、双子の姉妹だった。
そんな二人はお互いに恋愛感情を抱いているが、『今の関係が壊れるかもしれない』という恐怖と、『自分のせいで相手を苦しめている』という罪悪感から
、お互いあと一歩を踏み出せない。
それでもお互いは幸せで、充実した毎日を送っていた。
しかし、それは人間の手によって突然壊される。
かつて妹を助ける為に力を使い果たした姉と、そもそも病弱な妹は、為す術なく捕らえられてしまう。
ある実験の為に姉は感情を奪われ、妹は殺された後その魂を姉の中に入れられた。
しかし、妹は姉の中で生きていた。
「わたしの権能《夢幻》で創った世界で、今度こそ幸せに暮らそう」
そう語りかけてくる妹の声に、姉は感情を取り戻し――、―――、ある決断をして――、権能《破壊》を行使し、自分もろとも今のこの世界を破壊した。
ここは妹が権能《夢幻》で創り出した、『姉妹』と『家族』だけの為の夢の世界。
巨大な世界樹と大森林。その上には巨大な浮遊島がある、小さな世界のはずだった。
しかし、とある理由により一時的に権能が解除されたこの世界は、妹の意思とは無関係に広がり、一つの巨大な世界が出来上がってしまった。
更に、周辺国家が勝手に大森林を開拓し自国の領土とした挙句、姉の為に創造した幻獣たちまで殺される始末。他にも問題は山積みで……
「ねえ、わたしがお姉ちゃんと家族の為に創った世界で……なにしてるの……?」
その事実を妹が知った瞬間、周辺国家が滅びるまでのカウントダウンは始まった――
全ては『お姉ちゃん』と『家族』の為の世界を取り戻す為に――
『お姉ちゃん第一主義の妹』と『妹第一主義の姉』、そしてそんな姉妹を温かく見守る『家族たち』による、蹂躙冒険譚&百合系のんびりスローライフ!
そして『姉妹の恋』の行方は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 19:29:15
18126文字
会話率:24%
名のない世界を裏で支配する【仮面享楽】の一幹部、夢幻道化師。
過ぎ行く日々の中で、彼は表の世界とは切り離された日々を生きている。表の世界は裏の世界の住人である彼にとっては幻のように滑稽で空虚なものだった。
やがて道化師は悟る___一度裏に浸
かった者は決して表では生きていけないと。
そしていつしか、悠久の時を生きる者としてこの世界を支配する側になった。
自分が何者か、自分という「個」を過去に落としながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 20:26:14
5817文字
会話率:4%
『大空を飛行機が駆ける—』
人生初の旅行にやっと行けた主人公・旧(きゅう)
そんな彼に災厄が降りかかり、さらに——————
最終更新:2023-10-25 09:37:00
5199文字
会話率:21%
「伽藍工房」と名付けた大谷石防空壕地下室のある木造の民家を改修した今でいうシェアハウスで、学園紛争のさなかの日大の学生4人が共同生活をしていたが、その中の一人「北原康一」は、ここに訪れた多くの女性との心を迷わせる出会いがあったものの、な
かなか童貞を捨てられなかった。
康一に初めてのキス体験を強いた不思議女「ミーコ」、康一が性体験をまったく想定せずにプラトニックラブに突き進んで見事に玉砕した素朴女「由紀子」、そのほかに性体験一歩手前まで行ったものの成しえなかった「さくら」と「真奈美」。こういった女性たちとの触れ合いを経験し、そして悶々とした思いの日々の生活を伽藍工房で過ごしている康一は、それでも東中野の街に馴染み、同居の仲間と青春の真っただ中にいた。
見かけで選んでいた自分を反省し、今までの女たちとは全く異なる地味な女事務員「律子」に出会い、その素朴さに惹かれて付き合い始めたが、地味なはずの律子がある時から全く異なるタイプの華やかな女に変身し康一を驚かせた。赤坂のディスコ「夢幻」でも他の女に負けないイケてる女になった律子を相手に念願の童貞卒業が叶うのであろうか。
※「防空壕のあるシェアハウス「伽藍工房」で恋は彷徨う」シリーズの三部作の最終編です。「ミー子」編、「由紀子」編と連携してますので、こちらから読んでいただくことをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 18:00:00
21318文字
会話率:27%
死因は授業中の居眠りによる転落死?
どういう訳か戦国時代によく似た、魔法が存在する世界のお姫様と入れ替わった女子高生の明日菜
本人はいたって普通を自称するノンケなJK
でも、人との出会いが彼女の趣向を変える、のか?
最終更新:2023-09-29 19:13:11
65434文字
会話率:21%
見た夢を愚直に文字化しただけの物語
この作品は「カクヨム」にも掲載中です。
最終更新:2023-09-26 15:08:09
9646文字
会話率:18%
様々な能力を駆使して戦う世界で、魔王の部下であり四帝の一人として、能力無効化系の能力を駆使する主人公、夢幻のゼロ。
しかし、能力を用いず剣技と体力のみで魔王に挑む勇者の手によって、ゼロは命を落としてしまう。
生まれて初めての敗北を喫した彼が
目を覚ますと、そこは見知らぬ世界だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 22:33:03
6274文字
会話率:45%
女性の、女性による、女性のための街、アマファリアシティ。
第十二地区の姫、<弾姫>は行方不明の第十一地区の姫、<剣姫>に代わってとある任務に就いていた。
しかし、そこで絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
そんな時、現れたのは……、行方不明だっ
た<剣姫>
彼女たちは、この街の真相を探るために他の姫たちと戦うことになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 22:32:37
16332文字
会話率:54%
アリヴィアの計らいを受け入れて拠点をセイントルミズに移した私とニア。アリヴィアのお陰で暮らしや仕事に何の不自由もない。
新しい生活を始めた私達は、いろいろとあってお姉ちゃんが働くカフェ・スウィートでメイドとして普段は働いている。シフォ
ン国が関係することや、自身が必要とするときには、カフェでの仕事を自由に外して良いことになっている。
スウィートの店長がアリヴィアと仕事上の繋がりがあることから特別な配慮をしてくれているからだ。
シャルロットの拠点については、アリヴィアからの当初の提案通り残すことになった。
西支部にも、嘱託扱いで在籍を続けている――。
私は、アリヴィアとの壮絶な戦いの後、リアンとも衝撃の再会を果たした。
天真爛漫で底抜けに優しかったあの日のリアンはもういない。
突きつけられた現実は、感情を失って生きている姿。心が壊れた屍そのものだった。
シフォンの光がアリヴィアだとすれば、シフォンの闇を引き受け、アリヴィアの立場を純白に保つことがリアンの役目。残酷の使者として、その壊れた心で無慈悲な粛清の執行を行う。
光を輝かせる為だけに存在する無常の触媒に成り果ててしまった。
目下の現実に心を痛めるアリヴィア。
私は、そんなアリヴィアからリアンの心を取り戻す手伝いをして欲しいと依頼を受けるのだった。
アリヴィアの想いは私の想い。
私とニアは、アリヴィアからの依頼を二つ返事で引き受けた。
失った心、残っているかさえ分からないリアンの記憶。取り戻すことは絶望的に困難。
私の剥奪された夢のように二度と元には戻らないかもしれない。
それでも私達は、無に近い可能性に賭ける道を選んだ。
僅かな希望はアリヴィアが、科学研究都市ティラミスの研究者、ストローベリー博士が記憶に携わる研究をしているという情報を掴んでいたこと。
ティラミスは、南部大陸、学術国家ミルフィーユの首都。世界有数の科学機関と、その傘下の学校機関が集う都市。
ティラミス来訪は、魔導研究者を志す私の為にも有益になる。
そんなこんなで、前途多難が待ち受けているだろう私達の道は、このセイントルミズから新たな始まりを迎えた。
――と、思っていた矢先、その入口から波乱が待ち構えていようとは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 19:00:00
23018文字
会話率:28%
ラクラスは、読書好きで魔導研究者になりたい一五歳。力を欲せず、争いを好まない。心優しく可憐な少女。
――少女の世界の始まりは、終わりと同時に訪れた。
氷結世界の極寒すら蒼褪めるような鋭い視線、一点の淀みも無い透き通った翠緑の瞳。その瞳の
奥には、想いを貫く強い意志と、哀愁を帯びた調べ。
奏でる旋律は、滅びへの導き――。
ラクラスは、「死の祝福」と「闇の加護」を宿し、贖罪の十字架を背負う、絶対領域の少女。
「祝福」は力、「加護」は守、「支配」は使者。
「祝福」、「加護」、「支配」を頂点の名前として描いた神の三角形。その三辺の内側領域に属する極一部の者の総称を絶対領域(Absolute Territory)という。
絶対領域……。
それは、禁忌の力。人智の及ばぬ力――。
キメ細やかな柔肌。薄く桜色に染めた頬。絹のような光沢を放つ艶やかで張りのある、腰まで真っすぐに伸びた線の細いサラサラとした金色(こんじき)の髪。小さく華奢で触れると壊れてしまいそうな幼さの残る肢体。
背筋が凍りつくような神気をまとう人形のように美しい幻想的な少女が、力の代償として生まれながらに失ったものは眠りの世界に広がる『夢』。
暗黒が支配する終わった世界の眠りに堕ちた少女は、永久の闇の果てに光差す世界の始まりを求めて、運命に抗うことを決意する――。
ラクラスの『夢』探しの旅と出会いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 21:40:43
132181文字
会話率:39%
高校2年生の佐々木奏はロックンロールに焦がれ続けていた。自分自身を突き動かす音が青春時代を鮮やかに彩っていく。自分とは何者なのか?何のために生きているのか?求め続けて出た答えは...。夢幻のようで現実のような、そんな世界で生きている人々の物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 18:00:00
9216文字
会話率:68%
勇者とは、味方の能力を引き上げる力を持つ?弱い魔物は近寄らない?武器装備が手入れしなくとも常に新品同様になる?…って事はつまり支援魔法で能力を引き上げ、認識阻害で魔物を寄せ付けず、武器装備の手入れをしてくれてるタカトが勇者って事だよね!
…
っと、何故かそんな風に解釈した天才と馬鹿は紙一重系ちょっと?残念勇者アースベルと、その彼に勇者と勘違いされた異世界転移者の末裔なタカトのお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 04:00:00
11834文字
会話率:24%
惑星、アスクワ
その星は、一本の樹から生まれた
樹は大地を作り、根を下ろし、数えきれぬほどの生命を生み出した
その中で最初に生み出された生命、それがのちに妖精と呼ばれる者達である
「彼の者達は樹を守護する者として樹が今も根を下ろしてい
るであろう、原初の森に住んでるって話だ」
…っと、ブティという名の居酒屋主人に聞いた、珍しい物大好き主人公のダイムはまだ見ぬ珍しい物に期待膨らませて一路、原初の森へ。
そこで出会ったのはーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 00:00:00
4245文字
会話率:30%
主人公中山龍太郎は、は友人峯岸涼と二人で有給休暇を使い、ドイツへ旅行する。しかし、ドイツ行くはずだった飛行機は、何者かに乗っ取られ、2人は睡眠ガスを嗅がされ、気絶してしまう。気づいた時には、2人は見ず知らずの地底国バグミュダット公国にいた。
現地人から地底旅行へ行く権利を得たと言われた龍太郎と峯岸。しかしバグミュダットを旅行している途中地底国が滅亡する恐ろしい夢を見た、龍太郎。4回以内に夢の世界を救わないと夢の世界から出られなくなってしまう。果てしてこれは夢なのか、現実なのか。地底国は本当に救えるのか?龍太郎は奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 11:04:38
355329文字
会話率:41%