ジニーはリンドバルト伯爵家の庶子として、伯爵家の敷地の片隅で母親と共に暮らしていた。父も母も義理の母も弟も妹も平穏で優しい人々だったので、特に虐待やら迫害やら酷い目に遭うこともなく、それなりに幸せに暮らしていたのだが、ある日縁談がやってきた
。エリオット国王陛下の51番目の妃として嫁ぐようにという勅令だった。
よし。逃げよう。
はじめての投稿になります。
ふわっと西欧風で魔法がある世界です。
ヒーローの行動とヒロインの言動に問題があるためR15です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:00:00
14908文字
会話率:55%
“宝石が王を決める” 神秘の星リラ。
リシューは、戒厳令が敷かれたその星へ向かおうとしていた――
この物語はリラ星を舞台に繰り広げられる冒険ものである。
リシューは、依頼された仕事をこなしながら宇宙を旅している闇組織バイスの一員。
通り名は、シルバーフォックスと呼ばれている。
一緒に宇宙船に乗っている相棒は、能(脳)天気少年のパット一人。
よく雨が降るある星でパットがいつものようにリシューに話しかける。
「ねぇ、リシュー、緑色の雨ってすっごくきれいだね。きらきらしてて、小さな森がたっくさんふってくるみたい……」
無邪気に、ときにはとんでもない言葉でリシューを翻弄する。が、その何気ない会話がリシューのささくれだった心を知らぬ間に癒していたのである。
数年前、リシューは父とともにリラ星のダール大臣の依頼で銃を運びこんだ。その後、内乱へと発展し、王と王妃は囚われ、王子二人は異星へと脱出した。
リシューは今も内乱が続き、何一つ情報が伝わってこないリラの現状と、その地に住む友――パルの安否を憂えていたので、ひそかに入り込む決意をする。
その矢先、リラより依頼が舞い込んだ。連絡してきたのは、かつての友パル。
今はダール王となった彼のもとで大臣となっていた。敵か、味方か。不安な要素にリシューは迷っていたが、行くことを決める。
パットは、ひょんなことからリラ行きを願っていた少年二人と知り合い、リシューに黙って船に乗せた。さまざまな想いを、それぞれの胸に秘めながら、宇宙船は辺境の星リラへと旅立つ。
そこでリシューたちを待ち受けていたのは、驚くべき事実であった――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 23:05:28
82608文字
会話率:42%
おとろし山には、オニが住んでいました。
ある男の子が禁じられた山にわらじを忘れ
一人で取りに行くのですが……。
※本作の無断転載を固く禁じます。
最終更新:2022-11-23 18:55:06
1707文字
会話率:14%
薫子三世は由緒正しき和風の家の長女。主人公の健二と付き合いたいが親は許してくれない。そんな中学校でお互いは惹かれ合っていく...
最終更新:2024-05-11 18:13:55
375文字
会話率:15%
八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒の力(しんゆのちから)を持ち、鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
九尾の力をひく男の元で、愛されて隠された力を開花させる少女の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:03:55
102987文字
会話率:38%
佐竹薫子(かおるこ)は高校入学と同時に亡くなった母方の祖母の家で暮らすことになった。薫子の通う名門黎明(れいめい)学院では、入学当初から姿を現さない生徒がいる。それには薫子の祖母の屋敷にある古びた祠が関係していた。ある夜、薫子が不気味な声に
誘われて向かったその祠には、不思議なキツネのお面が置かれていた…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 09:21:26
23603文字
会話率:44%
13歳の時に三つ年下の幼馴染の目の前で事故に遭い亡くなった児島健太郎は、目を覚ますと赤ん坊になっていた。
どうやら生まれ変わったらしい、と産まれて早々気づいた健太郎は「今度こそ長生きして可愛い彼女を作り結婚し、子供を11人生んでサッカーチー
ムを作る!」と意気込む。
だが、その瞬間母親が名付けた名は“薫子”だった。
「………はぁ!?俺、今世は女かよっ!?」
今世では西園寺というお金持ちの家に生まれてしまい、家柄から本来の性格とは違いお淑やかなフリをして過ごす薫子(健太郎)。
ストレスが溜まっていく薫子(健太郎)は15歳になり通っていた学校の高等部に進級するが、なんと担任についたのは前世の年下幼馴染、アキだった!
これ幸いと幼馴染に自身が健太郎であることを打ち明け自分をさらけ出そうと考えるが、なんだか様子がおかしい。
「こいつ、ほんとに俺が知ってるアキか………?」
女に生まれ変わった健太郎(薫子)の学園生活は、どうやら淑やかにはいかなそうだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 22:00:00
34457文字
会話率:22%
ここは神々が治める国、神央国。貧しいながらも平和に暮らしていた薫子と、辺り一帯を治めていた謎多き覆面の神、茜鶴覇。
理不尽な理由で他村の者達に拉致され、生贄として捧げられて来た彼女を、茜鶴覇は結界の中に受け入れる。結界の内に広がる情景に、薫
子は思わず息を飲むのであった。
神と生贄の運命を掛けた繋がりが、過去を超えて今つながる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 05:00:00
22623文字
会話率:43%
陰キャである東堂薫子は、イケメンの貴島爽に突然告白した。
しかし、彼女はフラれるでも受け入れられるでもなく、何故か成功する告白の方法を教えてもらいながら彼に恋を続ける奇妙な生活を送ることとなったのだった。
果たして、ハッピーエンドが約束
された恋に二人はどう決着をつけるのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 23:12:29
13406文字
会話率:39%
人類は〈塔〉に観測・記録されている。
死んだ命すら復元されるその世界では、自殺や殺人、戦争や宗教が存在せず、それらを起こした者は〈塔〉の観測対象外である異能の怪物〈悪魔憑き〉となる。
〈悪魔憑き〉は〈神父〉が連れる〈天使〉に殺され、〈塔
〉によって人々の記録や記憶から消されることで、世界の秩序が保たれる。
〈神父〉、神林(かんばやし)一樹(いつき)は、とある出来事で〈塔〉の観測対象外となった例外的な人間。他の人間のように〈塔〉の管理下で修復されないため、記憶を消されず、死んでも生き返らない。
そんな一樹に〈天使〉の少女、宮尾(みやお)薫子(かおるこ)は淡い想いを持つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 15:02:01
36022文字
会話率:30%
坂本薫子はある日、噂で聞いていた強者を求める旅する女剣士をみつけた。その美しさに興味を持ち、早速声をかけるのだが……?
ファンタジー江戸時代百合
最終更新:2022-08-01 10:00:00
5925文字
会話率:59%
純文学作家の霧山薫子は、かなり身勝手な女編集者の天城に「異世界ラノベを書いて欲しい」と電話越しに頼まれ、断る暇もなく通話を切られてしまう。
異世界は愚か、ラノベなんて一切読んだ事ない霧山は当然その依頼を無視しようとする中、母親から宅配が届く
。
その宅配は霧山の従姉妹であり3年前に失踪した友里ゆり子の持っていた異世界モノのラノベや漫画、そしてゆり子が自作した『黒歴史級の異世界小説』が書かれてあるノートだった…………。
霧山は本能の赴くまま、気になるその黒歴史ノートを読むことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 00:37:54
41229文字
会話率:52%
千春には悩みがあった。自らの口を他人に見られることが極端に嫌なのである。特に食事は彼女にとって悩みの種であり、高校生になった今ではお弁当を持参した空き教室、一人食事を取っているのだ。
「千春さん。一緒にお弁当を食べましょう」
彼女の元に現れ
たのはクラスメイトの薫子。彼女は千春の食事している姿が見たいのだという。千春は薫子に困ってしまい、お昼ご飯を食べることができない日々が続いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 18:43:21
6685文字
会話率:31%
夏休み前日、僕は嫌な場面を目撃する。
クラスの女子によるいじめの現場である。
なんとかその場を穏便に収めた僕であったが、別れ際の進藤薫子の口内、ひいては八重歯であった。
時は流れてハロウィーン。
僕の家を訪ねてきたのは学校とは印象が真逆の進
藤薫子その人であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 20:48:53
3297文字
会話率:48%
「無理ゲーとわかっていても男には挑まねばならぬ時がある。だが無理だった」
いよいよ受験を控えた高校三年の春。
その年の生徒会会長選挙では下馬評通り、愛らしくも品行方正、成績優秀な吉ケ崎薫子が選ばれた。
しかし、その裏ではバカな男子による「
誰が吉ケ崎薫子(よしがさきかおるこ)を落とすかチャレンジングカップ」なるものが開催されていたのだった。
会長と同じく成績優秀で、生徒会副会長になった角屋賢斗(すみやけんと)はなぜか、己の意に反して強制参加させられているのだ。
吉ケ崎薫子を落とす気などさらさら無かった角屋賢斗だったが、周囲の盛り上がりについ流されてしまい、高校最後の一年間で吉ケ崎薫子を落とす事を一旦は引き受けるも、その性格のきつさを目の当たりにし急速に距離を取る。
出鼻を挫かれ最悪の印象のまま遠ざけてしまうのか、それとも互いに歩み寄れるのか。
全6話約1万9千文字の短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 20:00:00
19004文字
会話率:46%
ある日、両親の離婚をきっかけに薫子は前世の記憶を思い出した。
この世界が生前プレイしたことのある乙女ゲームの世界だと考えた彼女は、知らないうちの破滅フラグを折ったり別のフラグを立てたりしながら生きていく。
※深く考えずにお読みください。
※不定期掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 21:46:46
166962文字
会話率:28%
高校一年生の八崎遼多(やざきりょうた)は、夏のあるきっかけを境にクラス1の美人の西城薫子(さいじょうかおるこ)に恋心を抱く。思い切って告白をしてみるもあえなく振られてしまう。さらに、その告白に振られた事実が学校中に知れ渡り、遼多は悶絶する。
しかし、周りの異性の反応に関してはそうでもないようで------------。失恋から始まる、勘違い系ラブコメ。ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-03 21:00:00
3149文字
会話率:47%
お金持ちが通う帝光学園。短編シリーズ第5弾。
薫子は誰にでも好かれお姫様のような親友・マリアが大好きだ。しかし、マリアにはいつも傍にいる幼なじみ・守谷くんがいる。
彼はどうやらマリアのことが好きであるようだが、マリアにはその気はない。完全当
て馬ポジション化している守谷くんであるが、マリアのお見合い話がでてきて関係が変化して……
※世界観は同じですが、つながりはありません。
帝光学園 短編シリーズ 1作目
「悪徳令嬢とモブ(男)」
http://ncode.syosetu.com/n7402ds/
帝光学園 短編シリーズ 2作目
「チャラ男と地味女」
https://ncode.syosetu.com/n6567dx/
帝光学園 短編シリーズ 3作目
「人工知能とお嬢様(ゲーマー)」
https://ncode.syosetu.com/n2091ei/
帝光学園 短編シリーズ 4作目
「元ヒロインと傍観者」
https://ncode.syosetu.com/n5554gr/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 19:00:00
7544文字
会話率:49%
とある高校の部室で先輩である九条薫子の顔をぼんやりと眺める男子高校生の卒業式前日の心の声を切り取った物語。
最終更新:2021-12-31 07:38:11
997文字
会話率:3%
女狐という蔑称で蔑まれ女学校では浮いた存在、家では異母姉に虐げられ、後妻の娘という立場のせいで使用人からも虐げられ、母は亡くなり頼りの父は前妻の忘形見である姉を甘やかし現状は見て見ぬ振りだった。そんな不幸な少女薫子はある時、国で英雄的扱いを
受ける軍人の家に嫁ぐこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 12:00:00
109381文字
会話率:45%
髙良薫子(たから かおるこ)、9歳。この間、テレビを見ていたら、ついうっかり前世、というか別人の記憶を思い出しました。それは、美貌と才能に恵まれた国民的大人気女優の記憶で、若くしてストーカーに殺された人。もしも前世が絶世の美女だとしたら、今
世の私は普通の容姿で普通の成績。正に凡人そのもの。平凡でも穏やかで平和な暮らしをしたいと決意したのも束の間、どうしてか周りが騒がしくなって?しかも、同じ学校に通う少女が私に言いました。「無理よ、貴女は悪役令嬢だから」え、それ、どんなお芝居?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 00:00:00
28122文字
会話率:41%
サンファンバティスタ号に乗りスペインに渡り帰還しなかった仙台藩士瀧上嘉蔵から数えて一六代目の海彦は嘉蔵不帰還の謎を抱えていた。それは瀧上家にとって代々の解けない謎であった。海彦は帰還しようと思えば帰還できたのに不帰還とは、残された家族の悲し
みを顧みない嘉蔵には人間としての欠陥が在ったと捉えていた。その結果、嘉蔵は偉大ではあるが、尊敬できないに繋がっていた。そんな折に嘉蔵の子孫と名乗るマリアからの手紙が舞い込む。日西友好協会の招きで仙台に着いたマリアは四百年前の仙台とお正月を体験する。マリアは嘉蔵を尊敬していた。美人で聡明なマリアに一目惚れした高二の海彦は戸惑いながらもマリアへの想いを強める。マリアも海彦の優しさに触れ、切っても切れない関係の強さを確かめてゆく。マリアの唄は抜群だった。楽器が得意な海彦はバンドを組もうと提案。快諾された海彦は音楽の路に進もうと決意して曲を創り、カラオケテープを帰国したマリアに送り、唄を吹き込み、それを家族に披露。父親の海太郎から「大学に行って歴史を学べ。墓を守れ」と認められる。優しくも頑固な海彦は嘉蔵への認識を変えられずしてマリアとの関係は何時もギクシャク。軽音楽部に所属している海彦は正月明けの音出しにマリアの要望であった学校案内を兼ねて参加。マリアの挨拶と唄に静まり返る部員たち。マリアから「佐々木薫子に警戒を怠るな」と忠告。薫子は海彦を誘惑。かろうじて誘惑から逃れた海彦。ある日学校から帰ろうとした海彦に橘南が声をかけた。「海彦。話できる。時間ある」。南とは小五の時に学校の屋上で一枚の毛布にくるまっていた。二人は屋上から荒れ狂う黒色の津波を震えながら見つめていた。両親を喪った橘南は会津若松の祖父母の元に引き取られて行った。話すのは小五の時以来。橘南は海彦が通うであろう高校を予測して祖父母を説得。独り仙台に戻って来た。橘南は海彦に告白。健気な南に心惹かれる海彦。「マリアとは切っても切れない関係。私とは切ろうとすれば直ぐにでも切れる他人の関係。だから遠くて近いマリアを気にしていないんだ」。嘉蔵が暮らしていたアンダルシアのコリアデルリオの『ハポンの会』から招待状が届いた。揺れる橘南。海彦は嘉蔵不帰還の謎を解き晴らすチャンスと決めるも、海上保安庁に勤める海太郎がオホーツク海で国籍不明船から銃撃を受け生死を彷徨う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:00:00
153449文字
会話率:21%