同じ伯爵家のアリスティアとシフィル。二人は婚約関係にある。
シフィルのことが大好きでいつもくっついていてシフィルもそれを受け入れていたが、10歳の時アリスティアはシフィルに「・・・ごめん。もう付き纏わないでくれ・・・我慢の限界なんだ」と拒絶
されてしまう。
しかしシフィルには何か事情があるようで・・・・
これは、自分の言いたいことはハッキリ言う気の強いお嬢様アリスティアと不器用だけど実はアリスティアが好きすぎるシフィルのじれじれ恋愛模様。
またの名を、シフィルがアリスティアのことを食べたくてしょうがない物語、ともいう。
この物語は、まあ、題名通りの物語です。アリは、あの昆虫のアリです。
※昆虫が出てきます。昆虫族という形ですが、苦手な方はお気をつけください。
※ほんのりR表現があります。本当に微々たるものですが、念のためR15タグを付けます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 00:41:48
2320文字
会話率:30%
浄化・癒やし・恵み――三種の魔力に秀でた少女こそ、次代の聖女。
聖女は神殿の頂点にして、国王と同等の発言力と権力を持つ強大な存在。
神殿の奥深くの聖域【聖女の家】に集められた四人の少女たちは、慣習により互いを「姉妹」と呼び合い、日夜
修行に励んでいた。
最年少17歳、ナディアは一番の落ちこぼれ。すべての魔力が均等で、飛び抜けた才能もない。
他の三人の「姉」たちは、それぞれ長所を持っている。互いにひそかに反目し合いつつも、「ナディアだけは聖女に選ばれることはない」とナディアを見下しつつ、表面上は優しく接してくれていた。
だが最終試験を目前に控えたある日、少女たちは偶然耳にしてしまう。神官長が「聖女選定の魔法具『三叉の燭台』に魔力で火を灯すことができるのは、バランス型のナディアだけだろう」と発言しているのを……
【他サイトにも公開あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 15:30:07
56612文字
会話率:28%