【大雑把あらすじ】
平凡大学生、久保くんがひょんなことから怪異に遭遇、不思議体験をする話。
それがいつの間にか、怪異妖怪、幽霊が起こす事件を解決するお手伝い?(足手まとい)をしながら、くたびれたおっさんの不器用でちぐはぐな恋の行方を見守るこ
とになる。
※実質、主人公はおっさん。久保くんはあくまでも、その場に居合わせただけ。
【ちゃんとしたあらすじ】
大学構内掲示板に貼られていたアルバイト募集の紙。軽作業、事務処理、初心者歓迎。
平凡な大学生、久保は時給のよさに惹かれてそのアルバイトを始める。
くたびれた中年の雇い主と、はたまた潔癖症なのかと思うほど綺麗に整頓された事務所の相反する光景を目にし、不思議に思いながらも仕事をこなしていく。
雇い主であるくたびれた中年、見藤(けんどう)と、頻繁に遊びに訪れる長身の女性、霧子。
この二人に出会い平凡な大学生は、長い人生のほんの短い時間ではあるが不思議な体験をする。
※R15程度の性的・残酷描写が若干ありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 13:44:17
205790文字
会話率:45%
異世界に行きたい!それは今どきの学生なら誰しもが思うことだと思うだ。
だが、ほとんどの人がその願いはかなうことなく終わってしまう。かなうかどうかすら分からないことでただ待っているのは時間の無駄である。ならばどうするか、簡単なことである。
自分から行けばいい!
やっとの思いで異世界に行くことができた主人公が異世界に行ったらやってみたいことをひたすらにする話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 10:27:49
31803文字
会話率:46%
さぁて、御立合い。ベベン!
とあるところにいた悪の組織ギャクゾークと戦う断罪戦隊ジャジメント。
正義の名の下に悪を断罪するヒーロー
悪の名の下に正義を駆逐するヴィラン
それぞれが己が信念のもとに
正義と悪が戦う中、突如光に包まれる。
それは、異世界召喚を繰り返し過ぎたためにおこった事故。
召喚術の暴走により悪の組織ギャクゾークは、本部ごと異世界に送られた。
彼らは不本意ながら来た異世界で彼らは信念に基づき、
悪事の限りを尽くし、侵略に乗り出すのだった。
ナンテネ、
悪の組織ギャクゾークは、良い人たちの集まりなのに悪を気取りの組織。
その中で総帥を務める顔は極悪人に見えるとても良い人であるゴクアークと
その元で不器用で良い人であるワルモーンが組織ごと異世界に転移し
そこで自身は悪だと豪語しながら
周囲を巻き込み平和に変えていくトンチンカンな悪の組織コメディー。
さあ、舞台の幕が上がります。
もう内容は、作者の身勝手極まりないストレスのはけ口です。
もう内容も無茶苦茶です。
そういうものだと思って暖かく見守っていただけるとこれ幸いです。
では、お楽しみください。ベベン、ベン、ベン!(三味線の音だと思いねえ)
〇これは悪を気取ったいい人たちが、悪いことしているつもりで周囲に感謝されるコメディーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 09:29:34
56791文字
会話率:22%
主人公の陽炎は望まれない子供としてこの世に生を受けた。
産まれたときに親に捨てられ、人買いに拾われた。
奴隷としての生活は過酷なものだった。
主人の寵愛を得て、自分だけが境遇から抜けださんとする奴隷同士の裏切り、嫉妬、欺瞞。
陽炎は親のこ
とを恨んではいない。
――ただ、諦めていた。
あるとき、陽炎は奉公先の客人に見初められる。
客人が大枚を払うというと、元の主人は快く陽炎を譲り渡した。
客人の肉奴隷になる直前の日に、不思議な妖術の道具を拾う。
道具は、自分の受けた怪我の体験によって星座の名を持つ人間を生み出す不思議な道具で、陽炎の傷から最初に産まれたのは鴉座の男だった。
星座には、愛属性と忠実属性があり――鴉座は愛属性だった。
星座だけは裏切らない、星座だけは無条件に愛してくれる。
陽炎は、人間を信じる気などなかったが、柘榴という少年が現れ――……。
これは、夜空を愛する孤独な青年が、仲間が出来ていくまでの不器用な話。
大長編の第一部。
※某所にも「ベルベットプラネタリウム(略称)」というタイトルで載せてあります。一部残酷・暴力表現が出てきます。基本的に総受け設定です。
女性キャラも出てくる回がありますので苦手な方はお気をつけください。
※流行病っぽい描写が第二部にて出ますが、これは現実と一切関係ないストーリー上だとキャラの戦略の手法のうち後にどうしてそうなったかも判明するものです。現実の例の病とは一切関係ないことを明記しておきます。不安を煽りたいわけではなく、数年前の作品にそういう表現が偶々あっただけです。この作品は数年前の物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 03:18:47
231681文字
会話率:38%
顔に刀傷があり人前に出る時は猫のかぶりものをかぶっている女の子リリアンと、腕は立つけれど、それ以外は色々残念ないかついおっさん戦士リカルドは、お互い相思相愛なのに気がついていない。
薬草園のスローライフとあんまり進展しないゆるゆるの恋
愛がメインのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 02:10:54
236237文字
会話率:33%
聖女様の加護のもと、勇者が魔王討伐を成し遂げたその姿は、『勇者の勲』として今も人々に語り継がれている。
マルカム・クライバン男爵も、勇者一行に名を連ねた英雄のひとりだが、それもひと昔も前のこと。
現在は田舎の森の中で穏やかな「そ
の後の人生」を送っている。
そんなある日、クライバンの元へ何の前触れもなく聖都から花嫁がやってきた。
その名もオリビア・アリントン公爵令嬢。
「うーむ。俺は単に使用人を取り仕切る女中頭を一人紹介してくれるよう頼んだだけだったのだが、花嫁を都合してくれるとは。さすが聖都の公爵家ともなると心にくいことをしてくれる。」
「いやいや、そんなわけないでしょ! 何かの行き違いです。」
城代アンドルーのツッコミにも耳を貸さず、オリビアに一目惚れしてしまうクライバンだが、元々の内気な性格に加えて、年の離れた美しいオリビアに気後れして目通りする事すらできずにいる。
一方、人手不足のクライバン邸でせっせと家事労働に励みながら、憧れの英雄と結ばれる日を心待ちにしているオリビアだが、己が女中として派遣されたとは夢にも思わず……。
二人の思い込み、勘違いや行き違いにヤキモキする外野を巻き込んで、めでたく結ばれるまでの物語です。
⁑⁑⁑⁑⁑
古典的な継子イジメをベースにしていますが、そういう場面はほとんど出てきません。ざまあ要素もありません。
不器用なおっさんと女の子のあまあまの恋愛物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 23:13:59
103106文字
会話率:39%
――『史上最強少女」登場――
・ 大した魔法も持たず/ ロリも裸も巨乳もなく
・ハーレム も癒しもスローライフも無い
・そしてゲーム要素も……ザマァすら無い。
だが規格外の獲得能力=『万倍の速さと力』で活躍、そしてあり得ぬほど圧倒的な強敵に
挑む。
そして真の愛と友情を追い求める姿を描いた、そう、今までの異世界ものへのアンチテーゼの塊の様な作品。
テンプレ異世界に飽きた方、どうぞ世界最強の兄妹愛を応援してやって貰えたら。
――――――――――――
命よりも大切な存在を失った絶望から再起を目指して異世界で立ち上がる少女のバトル成長譚。
死力を尽した果てに見出したものとは―――
かつて命をかけて守り合い生きていた兄妹。兄は約束通り妹を守り切って他界。妹は自分にとっての全てを失って闇落ち。だが絶望の果てに再起を一大決心。
少女は今一度、諦めることを止め立ち上がる。すると運命の歯車が大きく回り出した。
あの人の放った【今できることをやり抜く】という言葉を胸に『人生取り戻し』へ、いざ始動。
心に抱えた大きな傷を、出逢い、絆、友愛、闘いで乗り越え成長してゆく。
そして忘れ得ぬ約束と待ち受ける運命の荒波に、その心は再生を果たせるのか――― 。
***
異世界では街に潜む何万もの魔物退治の使命を授かる。そこでは数多くの女子が日々拐われて行くという事件が百年以上続いていた。
【獲得能力】=万倍の物理パワー = 最強
少女は、転生で得たチートの力を全開放。それは唯一の取り柄 = カラテを生かすため、【物理的な力を万倍以上】にも引き上げられるというものだった。
少女は早速活躍に奮い立ち、不器用ながらも無理して明るく振る舞うが常に斜め上へ。新天地でもポンコツぶりを発揮。 更に不幸体質とも思える過酷な出来事にくじけそうになる。
だがそんな少女にも絶対的な相棒が現れて。
異世界の使命と冒険の中で、奮闘しながらも、友情、喜び、楽しみ、痛み、傷つき……それでもなお懸命に歩み続けると、まるで運命の糸に手繰られる様に数々の出会いにより導かれ、成長と気づきを得てその世界の大問題の核心へと近付いて行く。
剣と魔法の世界でそんな彼女を待ち受けていたものとは―――
***
※ 完結済 文庫本1.5冊程度。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:40:14
106376文字
会話率:38%
体に傷を持つ姉の柊和と、心に傷を抱えた弟の護。 支え合って生きていた二人は生徒会をきっかけに環境が変化していくことに。 相手を大切に想うあまりすれ違う二人と、そんな二人に影響を与える役員たちのお話。 「カクヨム」様でも同時に投稿しています。
最終更新:2024-04-26 22:21:36
446239文字
会話率:48%
名前もなく、ただ金《セクト》のなる木。そう呼ばれ日常的に暴力を振るわれていた少年。
その少年はひょんなことからとある少女と出会い、惹かれ、そして少女自身が知らない残酷な運命――〔死に愛された運命〕を知ることになる。
少女はなにを
しても、しなくとも死ぬ存在。
それに少年と少女にはなんの接点もない。ただの他人。なのにも関わらず少年はそんな少女に惹かれてしまう。
なぜ惹かれるかも解らない。惹かれる要素など、どこにもないはずなのに初めて見る人の死に、少年は自責の念に駆られ〔力が欲しい〕そう願う。
願ったところで無意味なこと。そう思ったが、それに応じるかのように一人の神がいる世界へと誘《いざな》われる
少年はその神から〔時を繰り返す〕力を与えられ、少女の死の運命に立ち向かう。
その先は茨しかない道。救いたい。そう思わなければ、神から貰った力で復讐だろうが人生のやり直しだろうがなんだってできる。なのにも関わらず、少年はその茨の道を自身から手繰り寄せ選んだ。
少年の〔少女を救いたい〕そう思う願いは叶うのか? はたまた少女の死の運命とやらに負けてしまうのか――。
生を諦め死を望んでいた少年が、少女と出会い、色んな人との出会いを経て、藻掻き苦しみながらも必死に生きていく。少し泥臭い不器用なそんな少年の物語――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 21:16:25
108143文字
会話率:24%
二十一正義はごく普通の高校生のはずだった。梅雨の只中、『誰にも合わずに一番下まで降りれば、死んだ人に会える』という平坂の噂を知った二十一は、亡くなった母に会うためにその通りに平坂を降ろうとしたところ、謎の青年と出会う。青年は異常だった。彼
はその隣に大きな大蛇を侍らせていたのだ。青年の命令を受けて襲いかかってきた大蛇を前に、二十一は気絶してしまう。
二十一が目を覚ますと、そこは全く知らない家だった。そこで二十一を大蛇から助けたという成田紅葉と出会う。成田紅葉が言うに、二十一を襲ったのは魔法使いであり、成田紅葉も魔法使いではあるが、彼女の師匠の頼みにより二十一を助けたのだという。
翌日、二十一は紅葉が所属している魔法使いの組織・リジェクトの人間であるレイに会い、二十一とその母親は実は十年以上前からリジェクトの庇護下にあることを知らされる。そして、二十一の父もそれを知っていると。
リジェクトの手間を減らすために、二十一は魔法の使い方を教えられる。しかし、魔法が使えるようになる前に、彼は敵の魔法使いの組織に捕らわれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 20:52:15
39120文字
会話率:53%
生きがいを失ってしまった高校2年生、葉山真(はやままこと)は、同じクラスの平凡オブ平凡で地味な女子、佐々木鏡花(ささききょうか)に恋をした。いつも教室の隅に居るあの子が気になって仕方ない真と、人気者のイケメン男子に好意を寄せられて対応に困る
鏡花。そんな2人は真の幼馴染に見守られながら、ちょっとずつ不器用ながらも接近して行く。
眼鏡を外すと実は美人…なんて事は無く、本当に地味な少女と平凡な恋愛を繰り広げていく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 20:42:14
193193文字
会話率:54%
「愛だの恋だのくだらない」
そう吐き捨てる婚約者に、命を奪われた公爵令嬢ベアトリス。
何もかもに絶望し、死を受け入れるものの……目を覚ますと、過去に戻っていて!?
しかも、謎の青年が現れ、逆行の理由は公爵にあると宣う。
よくよく話を聞い
てみると、ベアトリスの父────『光の公爵様』は娘の死を受けて、狂ってしまったらしい。
その結果、世界は滅亡の危機へと追いやられ……青年は仲間と共に、慌てて逆行してきたとのこと。
────ベアトリスを死なせないために。
「いいか?よく聞け!光の公爵様を闇堕ちさせない、たった一つの方法……それは────愛娘であるお前が生きて、幸せになることだ!」
ずっと父親に恨まれていると思っていたベアトリスは、青年の言葉をなかなか信じられなかった。
でも、長年自分を虐げてきた家庭教師が父の手によって居なくなり……少しずつ日常は変化していく。
「私……お父様にちゃんと愛されていたんだ」
不器用で……でも、とてつもなく大きな愛情を向けられていると気づき、ベアトリスはようやく生きる決意を固めた。
────今度こそ、本当の幸せを手に入れてみせる。
もう偽りの愛情には、縋らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 19:24:40
168338文字
会話率:34%
場所は日本。時は大正五年――
古来より日本を影で牛耳る裏華族《うらかぞく》の一家・古野羽《このは》家の次女として生まれた娘・真鶴《まつる》。
日の国を守る祝貴品《しゅくきひん》の一つ・長雅花《ながみやばな》も咲かせることもできず、草木としか
心を通じ合わせられない彼女は、出来損ないの烙印《らくいん》を押されていた。
それだけではなく、幼いときに長雅花の花粉を口にしたことによって感情のほとんどが欠落し、まともに人付き合いもできないありさま。
そんな中で、ある日実父より『まつろわぬもの』――すなわちあやかしたちの長・星帝《せいてい》たる天乃加賀男《あまのかがお》と結婚せよと命令されてしまい……。
これは、不器用な二人が心を通じ合わせるまでの物語。
※エブリスタ・カクヨムでも掲載中
※毎日18時過ぎに更新します
※レーティングは念のためにつけてあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 18:18:32
37471文字
会話率:47%
しがないオタクの三上恭介(俺)が妻の陽葵とのベタ惚れ模様をかいつまんだストーリー集。
結婚がゴールインではない。
ベタ惚れな2人にとってそれは通過点でしかない。
結婚して何年、経とうがお互いが愛していることには変わりない。
少し不器用で純
情な2人が大好き全開でひたすら惚気るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 18:04:16
421485文字
会話率:36%
夢を叶える為に 時に泣き 時に笑い お互いを支え合う不器用な子供達が 一歩ずつ 夢に向かって歩む先には 様々な困難と理不尽がつきまとう
それでも 叶えたい夢がある
寄り添いたい人がいる
信じて進む道がある
何度 躓いても
何度 迷っても
何度 泣いても
それでも 立ち上がり進み続ける
その先に 信じる何かがあると信じて…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 18:00:00
212835文字
会話率:56%
クロエとシャルロットは大の親友だ。いつも同じ時間をともにする。
2人の少女はある日ジャミールの作ったロボットに遭遇する。クロエは運命を感じた。だがそれは人付き合いの苦手なジャミールが作った物。思考は偏り「友達」を任務だと思い「約束」を
絶対としていた。要は柔軟性に欠けていて、一般的には友達に向かない性格をしていた。
変わり者のクロエはロボットと理解を深めようとするが、シャルロットは当然の如く距離を置きたがるようになる。不器用なロボットは「友達としての任務」を放棄することはない。
クロエとジャミールが作り上げたロボットがある「気づき」へと物語を運んでゆく。
この物語は第2章になります。第1章は別のBOOKで掲載しています。
毎日更新します。
この作品はカクヨム様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 14:30:51
106654文字
会話率:44%
「この世界はおかしい」
それが、恭哉の口癖だった。
この世界には『死んだ人の記憶が消える』法則がある。
勿論、その法則を恭哉達が知ることは出来ない。
死んだ瞬間に生きている人の記憶から消えてしまい、存在していたことすら、なかったことになるの
だから……。
それでも、それぞれのきっかけから世界を疑い、『死』という概念に気づいた6人は、変人と名高い恭哉の元へと集結し、この世界の謎に立ち向かう。
『消える世界の法則』という、『失われた死の概念』の謎を解明する為に、巨大な世界そのものを相手にすることになる6人は、いくつもの苦難を共にし、絆を結んでいく。
ーーそして、少年少女は惹かれ合い、初めての恋を知る。
6人の不器用で繊細な少年少女による、甘酸っぱくも切ないボーイミーツガール!
青春SFミステリーな連載スタートしました。
【忙しい人の為のプロローグ】
※これで1話から読めます!!
化学の発達した近未来。その技術は戦争の道具となり、人類は滅亡の危機を迎える。
生き残ったのは全世界で僅か二千人。大切な人を失った人達に残ったのは、深い悲しみだけだった。
「僕達で、世界を作り変えよう」
一人の科学者が言った。残された人類が求めたのは『悲しみのない理想郷』
これ以上、苦しまない為に、人類は『死を忘れる』ことを選んだのだ。
新たな悲しみが生まれていることに、気づかずに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 08:21:27
76026文字
会話率:57%
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドに言われた言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
そんなフォルティアナが十五歳を
迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
その汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいるとみっともなく涙をこぼしてしまいそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
アルファポリスでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 07:30:50
107148文字
会話率:45%
且つて『神の再来』と称された天才、九十九万才は色あせた高校生活を送っていた。色あせたというか真っ黒というか、お先真っ黒というか。 担任の甘地先生に呼び出された翌日、性懲りもなく遅刻してき万才は、上司の命令で目的のよく分からない部、『育才部』
に入部させられる。 これは過去に自己を求め続けた結果、大切なものを失った彼が少し変わった高校生活を通して傷つけ、傷つき、傷つけられて、壊して壊されていく中で少しずつ変わっていく物語です。変わらないかもしれません。 コミュ障ばかりで、どいつもこいつもとにかく不器用な奴ばかりです。でもやっぱり主人公が一番不器用です。
【同じ作品をカクヨムでも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 00:20:00
319294文字
会話率:48%
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑称だ。
その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。
骨まで見えそうなほど痩せ細った体躯に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。
義母と義妹に虐げられ、食事もロクに与えられず、離れに隔離され続けたためだ。
陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。
誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。
今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。
お相手は、社交会で『暴力公爵』と悪名高いローガン公爵。
「この結婚に愛はない」と、当初はドライに接してくるローガンだったが……。
「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」
ちょっぴり口は悪いものの、根は優しく誠実なローガンは幸薄いアメリアを無自覚に溺愛していく。
その上ローガンは、アメリアが絶望的な人生の中で培った”ある能力”にも気づき始め……。
「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……国家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」
これは、愛されなかった令嬢が、ちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:10:00
334186文字
会話率:36%
魔法王国フェルミ。
高明な魔法師家系であるエドモンド伯爵家令嬢ソフィアは、六歳の時に魔力判定で0を出したことがきっかけで家族から冷遇される日々を送っていた。
唯一の癒しはソフィアにしか見えないフェンリルの『ハナコ』
母にぶたれても、
妹に嫌がらせを受けても、ハナコをもふもふすることで心の安寧を保っていた。
そんな彼女が十六歳になったある日。
ソフィアは国家間の交流パーティにて精霊王国の軍務大臣にして竜神アランに問われる。
「そのフェンリルは、君の精霊か?」
「ハナコが見えるのですか?」
「……ハナコ?」
そんなやりとりがきっかけで、何故かアランに求婚されてしまうソフィア。
家族には半ば捨てられる形で、あれよあれよの間にソフィアは精霊王国に嫁ぐことになり……。
「三食もご飯を食べていいんですか?」
「精霊国の皆さん、みんなもふもふ……幸せです……」
「アラン様と結婚できて、本当によかったです」
強制的に働かされ続け、愛も優しさも知らなかった不器用な少女は、精霊王国の人たちに温かく見守られ、アランに溺愛され、幸せになっていく。
一方のフェルミ王国は、ソフィアが無自覚に国にもたらしていた恩恵が絶たれ崩壊への道を辿っていて……。
「君をあっさり手放すなぞ、エドモンド家は判断を誤ったな。君の本当の力がどれだけ凄まじいものか、知らなかったのだろう」
「私の、本当の力……?」
これは、虐げられ続けた令嬢が精霊国の竜神様に溺愛され、三食しっかり食べてもふもふを堪能し、無自覚に持っていた能力を認められて幸せになっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 19:00:00
114865文字
会話率:38%
根暗でちょっぴりおかしい所のある高校一年生、友星 星葉は、大人気ゲーム"ビーツセイバー"の世界ランカーだった。
だが、ひょんな事から異世界へ転生することとなる。唯一の友だちと離れ離れになったことを悟り現実に打ちひしが
れるも、この世界で生きていく理由を見つける。
新しい環境に翻弄されながらも、ゲームで得た知識と経験を活かして突き進む、そんな不器用でコミュ障なはぐれ者がお送りする、ゆる百合異世界ファンタジー。
【ビツそく】をどうぞよろしくお願い致します(五体投地)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 22:40:13
21439文字
会話率:19%