お人形遊びが大好きな少女、ティーナ・ロスト・ルミナス。
幼い彼女は母親が亡くなってしまった日を境に塞ぎ込み、好きなお人形さん達以外の誰とも関わらなくなってしまう。
そんな彼女が12歳となったある日、父親の提案で魔導専門の女学院へ行かせ
てみようという事になる。
何もかもが初めてで新鮮な学院生活。彼女とは真逆の明るい友人や、キレイな頼れる先輩達と共に学院生活を送り、壊れた心を取り戻すお話。
※“残酷な描写あり”“ガールズラブ”は念の為。受け取り手によってはそう感じるかもしれない程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 00:30:19
707121文字
会話率:53%
アリヴィアの計らいを受け入れて拠点をセイントルミズに移した私とニア。アリヴィアのお陰で暮らしや仕事に何の不自由もない。
新しい生活を始めた私達は、いろいろとあってお姉ちゃんが働くカフェ・スウィートでメイドとして普段は働いている。シフォ
ン国が関係することや、自身が必要とするときには、カフェでの仕事を自由に外して良いことになっている。
スウィートの店長がアリヴィアと仕事上の繋がりがあることから特別な配慮をしてくれているからだ。
シャルロットの拠点については、アリヴィアからの当初の提案通り残すことになった。
西支部にも、嘱託扱いで在籍を続けている――。
私は、アリヴィアとの壮絶な戦いの後、リアンとも衝撃の再会を果たした。
天真爛漫で底抜けに優しかったあの日のリアンはもういない。
突きつけられた現実は、感情を失って生きている姿。心が壊れた屍そのものだった。
シフォンの光がアリヴィアだとすれば、シフォンの闇を引き受け、アリヴィアの立場を純白に保つことがリアンの役目。残酷の使者として、その壊れた心で無慈悲な粛清の執行を行う。
光を輝かせる為だけに存在する無常の触媒に成り果ててしまった。
目下の現実に心を痛めるアリヴィア。
私は、そんなアリヴィアからリアンの心を取り戻す手伝いをして欲しいと依頼を受けるのだった。
アリヴィアの想いは私の想い。
私とニアは、アリヴィアからの依頼を二つ返事で引き受けた。
失った心、残っているかさえ分からないリアンの記憶。取り戻すことは絶望的に困難。
私の剥奪された夢のように二度と元には戻らないかもしれない。
それでも私達は、無に近い可能性に賭ける道を選んだ。
僅かな希望はアリヴィアが、科学研究都市ティラミスの研究者、ストローベリー博士が記憶に携わる研究をしているという情報を掴んでいたこと。
ティラミスは、南部大陸、学術国家ミルフィーユの首都。世界有数の科学機関と、その傘下の学校機関が集う都市。
ティラミス来訪は、魔導研究者を志す私の為にも有益になる。
そんなこんなで、前途多難が待ち受けているだろう私達の道は、このセイントルミズから新たな始まりを迎えた。
――と、思っていた矢先、その入口から波乱が待ち構えていようとは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 19:00:00
23018文字
会話率:28%
僕の婚約者であり最愛の彼女──クラリスの様子がおかしくなったのは突然だった。
昨日まで仲睦まじく過ごしていた僕達の突然の変化に周囲の人間は皆困惑した。
それはそうだろう、当事者である僕が一番困惑しているのだから……。
様子のおかしくなっ
た彼女の瞳に僕が映る事はない。
彼女が熱を帯びた瞳で見つめるのは、婚約者である僕ではなく違う人間なのだから。
そう……今も彼女の側で困惑した表情を浮かべつつも、控えめに微笑む子爵子息以外は。
少しづつ何かがおかしいと感じる日々の中で、たった一度だけクラリスと視線が交わう機会があった。
離れた距離にいる愛する彼女は、少し前では考えられない程、何の感情も読み取れない瞳で僕を見つめ、たった一言だけ言葉を紡いだ。
悔しい事にその声が僕の耳に届く事はなかったが、彼女の口の動きを目にした瞬間、僕の中の何かが「これは違う」と叫んだ。
クラリスが紡いだ言葉はたった一言。
「──助けて」
彼女の身に何が起きているのか、自分達は一体何に巻き込まれているのか。
僕はこの騒動の真相を探る為、一人の人物に協力を仰いだ。
クラリス、不甲斐ない僕をどうか許してくれ。
幼い頃交わした、君を守るという約束すら守れなかった僕だけど、それでも永遠に君だけを愛してる。
※このお話は「その瞳に魅入られて」に少し出てきた女神様が管轄している国の一つです。
ですが世界観や設定などは何の関係もないので、あちらを読まなくても大丈夫です。
※念のため保険としてR15指定入れております。
※人によっては全然幸せなお話ではないかもしれません。(作者としてはハピエンだと思っています)
※明るいのは最初だけかと。常に暗いお話かもしれません。
※私独自の世界設定になっておりますので、ご了承ください。
※こちらの作品、全話執筆済、完結保証です!!
※アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 20:00:00
80473文字
会話率:29%
バージル王国の公爵令嬢として、優しい両親と兄に慈しまれ美しい淑女に育ったリリア・サザーランドは、貴族女子学園を卒業してすぐに、ジェラルド・パーシモン侯爵令息と結婚した。
政略結婚ではあったものの、二人はお互いを信頼し愛を深めていった。
社交
界でも仲睦まじい夫婦として有名だった二人は、マーガレットという娘も授かり、順風満帆な生活を送っていた。
ある日、学生時代の友人と旅行に行った先でリリアは夫が自分でない女性と、夫にそっくりな男の子、そして娘のマーガレットと仲よく食事をしている場面に遭遇する。
ショックを受けて立ち去るリリアと、追いすがるジェラルド。
一緒にいた子供は確かにジェラルドの子供だったが、これには深い事情があるようで……。
リリアの心をなんとか取り戻そうと友人に相談していた時、リリアがバルコニーから転落したという知らせが飛び込んだ。
ジェラルドとマーガレットは、リリアの心を取り戻す決心をする。
そして関係者が頭を寄せ合って、ある破天荒な計画を遂行するのだった。
王家までも巻き込んだその作戦とは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 21:00:00
76838文字
会話率:57%
「愛してる」それは私を狂わせる
壊れた心は歯車を狂わせる
貴方は全てを狂わる
最終更新:2023-07-03 14:42:15
1877文字
会話率:96%
異常気象や度重なる争いによる地形変動を繰り返した世界。文明が歪に発達し維持し停滞し衰退した世の中で、「黒霧」と呼ばれる霧によって魔物化した獣や「黒霧産物」という脅威が世界に蔓延っていた。
従来の兵器より強力な武器「超歪兵器」「劣歪兵器」を
用いて黒霧産物を倒す者達を「使用者」と呼び、それら武器を造る者達のことを「製作者」と呼んでいた。
「技師」の資格を持つ製作者の少年、シンヤ・マサキは自身を取り巻く数多くの絶望の中でもがきながらも人としての優しさを保ち続け、その優れた技術をふるっていた。
使用者の少女、アイリ・グレイスは自身の武器の修理依頼をする際にシンヤと知り合う。
アイリはシンヤの技術力に驚き、またシンヤもアイリの強さに惹かれつつあったが、ふとしたすれ違いにより、アイリがシンヤを強く拒絶し否定してしまう。
積み上げらレ辛うジテ危うイ均衡ヲ保ッテいた絶望ハ崩れ、シンヤは壊れてシまっタ。
仮面のヨうニ貼ツイた笑顔と機械的ナ笑い声をあゲなガラこノ世の全てニ絶望シ、自らガ殺サれル場所を探スたメに旅に出ルコとを決メ使用者へとナッたシンヤ。
シンヤの己の身ヤ命ヲ一切顧みナイ戦い方ニ危機感を覚エ、そシテ心を壊しテシまっタこトへノ罪悪感かラ、シンヤヲ死ナセナイたメに旅に付キ添うコとヲ決めたアイリ。
心ヲ壊サれタ少年ト、心ヲ壊しテしまッタ少女。
殺サレルたメニ旅をスル少年ト、死ナセナいタメニ旅ヲスル少女。
薄暗イ霧ガ漂ウコノ世界デ、歪ナ思イヲ抱イタ歪ナ繋ガリノ二人旅ハ、ドウ進ムノカ。ソレハ誰ニモ分カラナイ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 00:00:00
171777文字
会話率:37%
人間最強の剣聖と呼ばれる少年、ファリス
しかし彼は、魔王の城を目前にして勇者パーティを追放され、別大陸にある故郷へと強制転移させられてしまう
ふざけるなと怒りを込めて勇者パーティを追うファリスだったが、港近くの村で見付けたものは、勇者が持
っていた群青の聖剣と魔王出現以来ずっとくぐもり一度たりとも見ることが出来なかったという無数の星の輝く空
勇者達は、魔王と相討ちとなり既に死んでいた
その事を突き付けられ、見返す相手も、復讐の動機も、全てを喪ったファリスは、生きる意味を見失い壊れた心で呆然と時を過ごす
そんなある日、港の村を襲う、魔王軍の残党。四天王を名乗る魔物
見かけたのは、幼馴染の少年を救おうと、明らかに剣に振り回される形で聖剣を握る、一人の少女の姿
ファリスの脳裏に、少年勇者との思い出が蘇る
そう、何のために、剣の道を目指したのか……自分が、何をしたかったのか
気が付くと、ファリスは二度と抜くことはないと思っていた剣を手に、自称四天王を両断していた
これは、勇者パーティを追放された剣聖の少年が、昔の自分達を思わせる少女勇者の姿にかつての思いを取り戻しもう一度立ち上がる物語
目標:プロローグ終了後週3投稿
注:この作品はハーメルンと同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 16:00:00
143617文字
会話率:45%
人に死ねを願われる言葉を1万回言われたため、魂がリサイクルセンターに行ってしまった主人公。
神の配慮で異世界に転生をしてもらえるようになった。
心が壊れた、たった10歳の少年が、異世界で愛を与えられ少しずつ、心を取り戻す物語。
最終更新:2022-12-13 17:12:16
16475文字
会話率:22%
俺、倉木 仁 (くらき じん)は現在アラサ-。今はある出来事で地方に1人で住み、細々とした毎日を過ごしている。数年前までは都会で幸せな家庭を築くために頑張っていたんだがな。今は壊れた心の静養中なんだよ。まだまだ癒えるまでには時間が掛かりそう
だけど。最近気持ちも落ち着いて来たし、俺に起こったある出来事について語ろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 14:36:02
8484文字
会話率:25%
カクヨムさんに載せていた、「こっちに来れたらね。」「優しい言葉。」「壊れた心。」「戻った光。」「20年越しの初恋。」「冬の悲しい思い出は春の訪れとともに終わる。」「刻まれた温もりと尊いキス。」を時系列でひとつにまとめました。
(まとめる際に
セルフレイティングを意識して変更していた個所を本来書きたかったものに変えてあります)
「鶴田 昴」「亀川 貴子」「天宮 美空」「鶴田 薫」「田中 麗華」それぞれの視点で鶴田 昴と亀川 貴子の初恋から始まった物語を追っていきます。
現状、全て書ききっております。
新作を書いた場合には物語が増えます。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 22:00:00
201391文字
会話率:20%
男は突然妻を失った。
平凡ながらも幸せな家庭は一瞬で崩壊した。
3ヶ月後、息子を心配した母は1人の家政婦を送る。
そして一年が過ぎた。
最終更新:2022-07-30 18:45:28
2422文字
会話率:39%
魔力が全ての世界。俺は魔力を持て余すほどの高魔力保持者であった。誰もが俺の事を天才と呼んだ。
だが月日は残酷だ。年を重ねる毎に俺は弱くなり、今では子供よりも魔力か低かった。
大好きな幼馴染達と組んだパーティー。
俺はお荷物だった。それでも俺
は精一杯がんばった。だけど……。
冗談半分でパーティーから追放を言い渡された。
「つ、追放はじょ、冗談よ!? ま、まって!」
「……もう関わらない。今までありがとう」
これはバーティー離脱から始まる、俺の反逆の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 12:48:43
84596文字
会話率:36%
元々、弱かっただけ、脆かっただけ、なのかもしれないけれど。
キーワード:
最終更新:2021-07-27 20:04:42
502文字
会話率:0%
人の心が見える主人公・心愛、見えるようになったあの日、全てを失い壊れてしまった自分。それ以来、人と深く関わることを避け続けていたが、ある日、真っ白な心の翔と真っ黒な心の夜蛭と出会い大きく変わっていく日常。
そんな彼女たちがつくりだす物語とは
…壊れた心愛を救うのは誰か…
この作品はアルファポリスでも掲載しています
ここでは気ままに更新して、アルファポリスでは少し先の話まで更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 21:44:06
1566文字
会話率:24%
まだ人と神々が近しく接していた時代
ユウキ フェンネルは英雄の孫として生まれ、英雄を超える才能を認められながらも不遇な日々を送っていた。
ある日、邪神プロム復活を巡る騒乱に巻き込まれ、街中を敵に回す事になってしまうユウキ。
希望の見えない
状態の中、血統に備わる能力 マルチロジックサーキットと母親の仕打ちで壊れた心
タルタロスサーキットを駆使して足掻き続けてゆく。
0章完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 07:52:55
322319文字
会話率:25%
現実世界で心が壊れた少年がVR世界にダイブしそこで壊れた心を復元していくのだが、その道のりは困難で...シュミレーションVRの世界で果たして少年の心は復元されるのか?
最終更新:2020-08-01 00:27:07
296文字
会話率:25%
人って思った以上に脆い、心と言う不確かな物は特に。
周囲に強いと思われていた男子高生が、突如として崩壊してしまう。そんな話です。
一応、救いへの道しるべだけは用意してます。
最終更新:2020-06-10 07:34:20
6361文字
会話率:22%
誰しも心が病む時は必ずある。
もしも、身近な人がそうなったらどうするべきか。
この話を読んで、読者ならばどんな行動をとるか、考えてみてください。
最終更新:2020-04-16 00:27:59
329文字
会話率:0%
愚かで傲慢な少年は、異世界で嬲られ罵倒され、壊れた心は他人の幸せを愛しく思うようになった。
幸せを願う幸せになれない少年"ヤクビョウガミ"と独りの少女が生きる。そんな物語。
最終更新:2020-01-28 06:00:00
1598文字
会話率:0%
とある姉弟が呼ばれたのは人ならざる混ざり者CHIMERAが住民となり暮らす異世界パラレルワールドだった
そんな世界で人はCHIMERAの神に位置し離れ離れになった姉と弟は別々神として人として世界に干渉していく。彼らはその世界に何を求めるのか
何を得何を失うのか。これは二人の壊れた心を探す物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 22:00:00
238638文字
会話率:32%