政府高官専門陰陽師集団 西遠寺。時代と共に呪いもクライアントが望む要求も多様化してくる昨今。西遠寺は能力者の確保に困窮していた。
「異能者は、見たら割とわかりますよ」
そんな『楠』や『柊』の言葉をきっかけに開発された、能力者発掘プログラ
ム『Souls gate』。それを元に作られたのがネットワークゲーム『Souls gate』(同名)だ。楠や柊が発掘できる人材や、西遠寺がキャッチできるネットワークにも引っかからない新たな異能力者の発掘がこのゲームの目的だ。
面倒なことには巻き込まれたくない。
だけど興味がある。
異能力があることによって住みにくい。
色々な諸事情をひっさげて、集まってくる異能力者(かわりもの)達。
ゲームクリエイト会社『TAKAMAGAHARA』は、勿論今日も普通じゃないんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-04 09:00:38
240459文字
会話率:22%
勧請とは、神様を分霊して別の神社に移すことをいう。
神様を分霊する際、その依り代としてお札や鏡が使われることがある。
一方。神が現世に現人神として、誰にも気付かれず暮らしていることは、少なからずある。しかし、その霊力の大きさ故、日常生
活に支障をきたしている例は、少なからずある。
「裏に近い」異能力をもつ青年、西遠寺 彰彦が、学生時代に出会ったのは不思議な少女だった。
「体が弱く、外で遊べないけれど、遊びたい」と訴える彼女は「力を貸してほしい」と彰彦に頼んだ。彼女は、彰彦がもつ「鏡の秘術」を使い自分そっくりの臣霊をつくり、それを依り代に自分を分霊する。しかし、気付いたら、彰彦のその記憶は彼女によって奪われており、彰彦自体にその記憶はない。
彼女そっくりの「臣霊」尊のことを、彼が再び思い出したのは、奇しくも分霊した本体である「大和 天音」の葬式であった。
彼女は、彰彦の母の姉の子だったのだ。
そのことに驚いた彰彦の前に現れたのが、彰彦の母の妹の子‥こちらもあったことがない、従兄弟である郷宇 優磨。
優磨の元で尊が暮らしていて、今も優磨が尊の事を探していることを聞かされる。
本体はないものの、限りなく実体に近くなった「幽霊」大和 尊と優磨の再会を助けたのは、souls gateというネットワークゲームだった。
souls gateとは、一体何で、彼らの目的は何なんだろうか?
そして、souls gateに関わる、不思議な三人組は何者なのだろうか?
『souls gate』の前提みたいなものを整理するために書いてみることにしてみました。
これを書きながら、本編『souls gate』の方は、その都度訂正していきます。
主に幽霊の尊ちゃんの話
楠さんの正体
柊さんの話
を中心に書いていきたいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 03:30:01
338952文字
会話率:30%