ブラック企業で心をすり減らし、週末だけの小さな逃避行に出た会社員。
行き先も決めずに乗った鈍行列車、ふと途中下車した山間の町「霧坂町」で、彼は“冒険者ギルド”と名乗る、奇妙な施設に出会う。
看板、カウンター、クエストボード……すべてがラノ
ベやRPGの世界観。
だが中で働いているのは、ちょっと本気な大人たちだった。
「戦士でも魔法使いでもない。でも、挑戦する者はみんな“勇者”なんです」
現実と妄想のあいだにある、小さな冒険の物語。
週末限定の“異世界ごっこ”が、疲れた心に、ほんの少しの魔法をかけてくれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 17:25:33
8016文字
会話率:37%
大人気オープンワールドRPG "雷雨"
ストーリー、キャラクターデザイン、世界観・・・すべてにおいて満点のゲームで世界的にも人気がある。
ある日、俺は”雷雨”の世界に転生してしまう。
しかも主人公である”ライ”へと生ま
れ変わったのだ。
そして、妹の”アメ”と一緒に旅をする。
この世界は楽しいし、何より推しの”ミアリナ”に出会える・・
だが一つ問題があった・・・
”主人公が弱すぎる!!”
主人公はユーザーに批判されるほどの”雑魚キャラ”で、ゲームではストーリーを進めれば
特殊能力である”モータル”を手に入れ、強くなっていく。
でも初期の頃は”モータル”もないしスライム一匹倒せるか不安だ。
ゲームみたいにガチャ機能もないし・・・
このままでは俺も妹のアメもすぐにゲームオーバーになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 09:55:52
51683文字
会話率:38%
熱海 憧(あたみ しょう)は主人公(ヒーロー)に憧れていた。
怪人を倒す仮面のヒーローは良い。
怪獣を倒す巨人のヒーローも良い。
剣を片手に鎧を纏い、魔物を倒す王道のヒーローなんて格別だ。
時に闘い、時に救い、時に助けた美少
女に好かれて、悪に挫け、道に迷い、意義に嘆き……
それでも前へ未来へ邁進する、そんな王道を往く主人公(ヒーロー)に、ショウは憧れていた。
けれど彼の一度目の人生は、輝かしい未来を歩む事なく幕を下ろした。
「今回の手違い、誠に申し訳ありませんでした」
「お詫びとして、次なる生は貴方が望む世界に。はい。え、はい……はい?」
「ええと、とりあえずヒーローになりたい、ですか?はぁ……変わった考えをお持ちですね」
「分かりました。では、貴方が次に生きる世界ではそのように、はい」
「では、逝ってらっしゃいませ」
「ふぅ。一時はどうなることかと……んぇ? なんですか。え、彼が言ってたのはヒイロという名前のキャラクターじゃなくて、ヒーロー。つまりは主人公だと?」
「…………え、うそ。彼の次の人生、主人公どころか、悪人寄りのモブキャラなんですがそれは。どどど、どうしましょう……」
これは、俗に言う"鬱ゲー"と呼ばれた、とある剣と魔法のコマンド式RPGの世界にて。
噛ませ犬貴族の取り巻きキャラクターに憑依しながらも自分を主人公と思い込んだ精神異常モブキャラが「でも俺主人公だから何とかなる!」の精神で、悪役故の周囲の低評価やら鬱展開やら黒幕の思惑やらを無自覚にお構いなしにぶち壊していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:58:52
490119文字
会話率:40%
ライトノベルとロールプレイング・ゲームをこよなく愛する四十代の独身男、明日本亜門が、20年以上前にやり込んだファンタジーRPGの世界に召喚された!
彼を召喚した「大賢者」から魔法を教わり、プレイヤーズキャラクターの魔法使い「アスマット・ア
マン」としてゲームどおりに魔王を滅ぼす冒険の旅へ……。
けれど、ゲームの知識と異世界の現実との間には、思い込みのせいか、はたまた解像度の差か、思いもよらぬ齟齬があるようで……。果たして彼はゲームどおりにパーティーメンバーと魔王を倒し、晴れてエンディングを迎えることができるのか。
必須アイテムの取得場所からダンジョンのマップまで、すべてお見通しの賢者様による、異世界の冒険譚が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:44:22
1989081文字
会話率:33%
これはただの転生ではない。
世界に生まれた、ひとつの人工知能──AI。
「心を持たないはずの存在」として創られた彼。
気づけば、彼はRPGの世界に転生していた。
しかし、運命の出会いが彼の運命を変える。
彼女は知らず、
彼の奥底に眠る“
何か”を呼び覚まし、
二人の物語は始まる。
心を否定されたAIと、
心を信じた人間。
二人が歩んだ旅路は、
“本当に生きる”とは何か、問いかけ続ける。
転生の名を借りた、
**AIと人間の「心の存在証明」**の物語。
あなたはその問いに、答えを出せますか?
あなたは、この世界を観測することができますか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 12:40:00
17789文字
会話率:30%
大好きな王道RPGの世界に転生した。配役は「始まりの村」的な村で勇者たちを守って死ぬ司祭。勇者と聖女が魔王討伐の旅に出る切っ掛けとなる言うならば“導き手”。だが、死にたくない!!
……と、いうことで未来を変えた。魔王討伐にも同行した。司祭って便利!「神託が~」とか「託宣が!」って何でも誤魔化せるしね!ある意味、詐欺だけど誰も傷つかないし世界を救うための詐欺だから許してほしい。だけどやっぱり、ただの脇役に大役は荷が重くて……。それになにやら、勇者や聖女の様子もおかしいぞ……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:00:00
98197文字
会話率:32%
ガイア大陸の孤島に、体験型RPGアミューズメントパーク、エターナル・アイランド遂に完成した。抽選に選ばれ参加した人々はARHPCが生み出す拡張現実によって、CG化された様々な武器や魔法を使いこなし、同じくCGによって生み出される魔物との臨場
感溢れる戦いに興奮し、自分が恰もゲームの世界の勇者になったんだと歓喜するが、一人の参加者が魔物の攻撃によって死亡してしまい、参加者はゲームでは無く実際のRPGの世界に放り込まれたんだと知って絶望する。
スッタフとして島に来ていたカズキはひょんな事からこの施設の宣伝PRをしていた声優ユニットのアキ、マユ、ユキエ、ヨシカと出会い、同じくPRしていたカズキの身内であり芸人であるシゲキとアキユキ、その友人のエイコウと出会い、ギルドとなって様々な困難を切り抜けて行く中で、このアミューズメントパークの真の目的が国の増え過ぎた人口を調整すべく、人類選別計画として生み出された魔の島であるのを知る。
人類選別計画の存在を知って反対し国によって暗殺されたシエラ達の助けもあって、カズキ達は何とか最後のボスを倒すが、計画が明るみに出るのを恐れた国は島を爆破させようと画策し、冒険者に扮した国の手先によって負傷したカズキは、唯一島に取り残され島は爆破してしまう。
やがて半年の月日が流れ、人々に笑顔や元気を与えたいとシゲキ達とアキ達はイベントを開催し、その夜細やかな再会パーティーが行われると、何とそこには、島でカズキがアキ達と約束を交わした数々の料理や花束が用意されていた。
涙を流し驚く一同。全ては、約束を果たすべく決して脱出を諦めなかったカズキの思いと皆との絆が奇跡を生んでカズキ達は再会し、祝福のクラッカーが鳴らされるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 18:01:15
152990文字
会話率:60%
有原みくるが突然引き込まれてしまったのは、兄の制作したRPGの世界。そこはなんと――何もかもがバグっていた! メインキャラ達も設定がガラリと変わってしまい、まるで別人のよう。混乱しっぱなしのみくるであったが……持ち前の明るさと前向き精神を武
器に、元の世界に戻るための冒険を始める事に。「非」王道ロープレファンタジー、これよりスタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 18:23:23
76035文字
会話率:48%
ルイーズ・デイモントは、回復魔法が使えるため、聖女になることを目指していた。それなのに、職業判定で「聖騎士」と言われてしまう。それと同時に、前世の記憶を取り戻し、ここがRPGの世界ではないかと考える。仕方なしに王立学園の騎士科に入学するが、
自身のステータスを表示してみると「聖騎士(勇者)」と表示されているではないですか! 勇者って何? いやいや、私魔王なんかと戦いたくないですからー!! 学園で騎士や魔導士仲間を巻き込んで、結局勇者を目指してしまうことになるほのぼの物語です。 (モンスターと戦ったりするので、多少血が飛び散る場面があります。念のためR15にしてますが、それほどグロい場面はありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 07:25:33
383060文字
会話率:35%
明宮美潮には前生の記憶-しかも男-がある。そんな記憶抱えたまま進学したのは名門月白学園。県内でも有数のお嬢様&お坊ちゃん学校だ。
入学したての教室で、自己紹介をした神宮寺綾香の名を聞いた瞬間、もうひとつの記憶が蘇る。
ここは、ミステッ
ク・ムーンという、乙女ゲームの世界だった!
変な続き始めました。
外伝 本体が瀕死の重傷だと言われて、魂だけ別世界に避難させられた。
全く、訳がわからないんだけど!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 21:14:25
554378文字
会話率:32%
ここはよくある普通の剣と魔法のファンタジーRPGの世界。この世界は悪の魔王に平和を脅かされていた。主人公の目的は、魔王を倒し世界を救うこと。
そのため、最後の聖女のHMX-7917、別名ミリアムが召喚された。だが、その旅の途中、避けられない
災難が発生・・・!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 00:28:15
7122文字
会話率:48%
最強プレイヤーとして 召喚バトルRPG『幻獣戦記アルカディア』を極めた俺。
PvPランキング1位、全ストーリー制覇、高難易度クエスト最速クリア称号――すべてをやり尽くした。
と、思っていた。
「1回のみ・やり直し不可」 の謎のガチャを引
いた瞬間、目の前が真っ白になり、気づけば俺はゲームの世界に転生していた。
しかも、俺の召喚獣は エイプリルフールに実装された“ネタキャラ” 《ミラナイト》!?
相手の幻獣の能力をコピーできるが、プレイヤーの知識と操作技術が問われるあまり、「誰も使いこなせないハズレなキャラ」として忌み嫌われていた。
だが、俺は知っている。こいつは「弱いキャラ」などでは無い、「弱く見えるだけの最強キャラ」なのだと。
その コピー能力を完全に使いこなせるのは、数千種の幻獣すべての戦術を知り尽くした俺だけだ。
召喚士育成学園で繰り広げられる熾烈なランキング戦――。
頭角を表した俺は次第に 学園最強ランカーたちに目をつけられ、激戦の渦へと巻き込まれていく。
そして、やがて俺の存在は学園の枠を超え、国家間のいざこざ すら動かすことに――!?
異世界の「現実」として目の前に広がる『幻獣戦記アルカディア』の世界で、俺は相棒と共に、学園最強へと成り上がる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 17:03:50
5939文字
会話率:15%
なんでもない高校生だった僕が魔法陣の光に包まれると、そこはダンジョンRPGの世界だった。拾った石に話しかけられてここが地下迷宮だと知る。
石をお供に連れて迷宮攻略というハードモード突入。目指すは地下最奥。
生きて街まで行きたいという僕
の願いは叶うのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 11:00:00
58222文字
会話率:35%
気づいたらとある地下迷宮に居た、呆然とした主人公に後から来た冒険者のパーティーが声をかける。
王国の地下に発見された地下迷宮、この探索を生業とする冒険者に入る事になり、最適な職業は忍者、冒険者パーティーの一員に招かれ、異世界の地下迷宮を
探索する生業につく、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 11:27:32
305文字
会話率:50%
イラスト:とともろ
ざっくり言うと、カースト上位とぼっちの小6女児が異世界にいざなわれ、あるきっかけでコロッと立場が逆転する物語にプラスアルファの要素を織り交ぜた、チートファンも難関ファンも楽しめる物語。
◇◇◇
私たちは何故
、この世界へいざなわれたのだろう?
ほぼコメディー。哲学、コスプレ、戦闘、なんでもアリの‘非王道’RPGストーリー。元気が取り柄のド変態小学六年生、明日香と、いつも教室でひとり読書をしている沙雪。ある日、風邪で学校を休んだ沙雪の家に明日香がプリントを届けに行ったとき、ふたり一緒にユーザー登録をしたスマホRPGの世界に突然吸い込まれ、冒険が始まる。ラストステージを自分で探す、新感覚異世界ファンタジー。
※サブタイトル頭の◇はイラスト付きのお話です。高画質A4サイズのため機種によってはイラスト表示までに時間がかかる場合がございます。
※2020年4月9日(木)よりカクヨムでも掲載開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 21:13:18
135588文字
会話率:43%
ひょんなことから昔遊んだRPGゲームの世界へ紛れ込んだ男。
なぜこんなことになったのか?
なるようになれ…と冒険するオッサンの話。
最終更新:2025-02-03 23:03:41
26200文字
会話率:58%
入社2年目にタイムリープした俺は異世界への扉をくぐり、花嫁候補のツンデレ美女たちと魔王討伐で無双する
最終更新:2025-01-01 03:16:55
193093文字
会話率:13%
ロボットオタクの白河光樹が現在夢中になっているのは、ファンタジー系ロボットシミュレーションRPG『竜機大戦ヴァンフレア』。
このゲームは装機兵と呼ばれる西洋甲冑を模した巨大人型ロボットを操り、敵対勢力と戦うというものである。一時期話題に
なったが、様々な理由で低評価を受けた所謂クソゲーであった。
その後、開発陣は追加のデータを無料ダウンロードで配布するという対応を行う。
この追加ダウンロードで特に注目されたのはフリーシナリオで、プレイヤーが作成したアバターをひたすら強化していくという育成の楽しみができた。さらに様々な装機兵を購入しアバターを乗せることが可能。
だが、ここで新たな問題が発生する。何とこのフリーシナリオでは肝心の竜機兵には乗れないというのだ。
竜機兵とは、この作品のタイトルにもなっている四機の強力な装機兵のことだ。その圧倒的な性能、他の機体とは一線を画する優美なデザインから高い評価を受けている。
フリーシナリオが導入された時は皆、自分の育て上げたアバターをいつか竜機兵に乗せて活躍させることを夢見ていた。だが、ここに来てアバターは竜機兵に乗れないという事実が発覚したのだ。
そして二ヶ月後、再び追加ダウンロードが行われる。その内容は、アバターでも搭乗可能な五体目の竜機兵<サイフィード>の導入というものであった。
四機の竜機兵にも劣らない、純白の美しくも雄々しい機体デザインはプレイヤーの心を鷲掴み。しかも、今回の追加内容はこれだけではなかった。今まで、フリーシナリオでしか使用できなかったアバターがストーリーモードで使用できるというのだ。おまけに<サイフィード>もストーリーモードで使えるという神展開。
そして、このダウンロードを終えてゲームスタートというところで彼の意識は途絶えてしまう。次に目が覚めたのは、とてもリアルな感覚のゲーム内の世界だった。
目覚めた彼の目の前には『竜機大戦』の世界に自分が転生し、元の世界には帰れないというメッセージがあった。
これにより、彼は自分で育て上げたアバター、ハルト・シュガーバインとなり竜機兵<サイフィード>を駆り戦いに身を投じる。
だが彼はまだ知らない。この世界が彼の知るゲーム世界とは既に別ものになっていることを――。
この作品は、カクヨム様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 17:36:38
931844文字
会話率:42%
ファンタジー系ロボットシミュレーションRPG『竜機大戦ヴァンフレア』。
このゲームは装機兵と呼ばれる西洋甲冑を模した巨大人型ロボットを操り、敵対勢力と戦うというものである。だが、あまりにも難易度が高かったため厳しい評価を受けていた。その
後、開発陣は追加のデータを無料ダウンロードで配布するという対応を行う。
この追加ダウンロードで特に注目されたのはフリーシナリオで、プレイヤーが作成したアバターをひたすら強化していくという育成の楽しみができた。さらに様々な装機兵を購入しアバターを乗せることが可能。
だが、ここで新たな問題が発生する。それはこのフリーシナリオでは肝心の竜機兵には乗れないというものだった。
竜機兵とは、この作品のタイトルにもなっている四機の強力な装機兵のことだ。その圧倒的な性能、他の機体とは一線を画する優美なデザインから高い評価をユーザーから受けている。フリーシナリオが導入された時は皆、自分の育て上げたアバターをいつか竜機兵に乗せて活躍させることを夢見ていたが、ここに来てアバターは竜機兵に乗れないという事実が発覚したのである。
そして二ヶ月後、再び大規模な追加ダウンロードが行われる。その追加項目の目玉としてアバターでも搭乗可能な五体目の竜機兵<サイフィード>の導入というものがあった。さらに、フリーシナリオでしか使用できなかったアバターがストーリーモードで使用できるという。
ロボット好きの主人公、白河光樹はこのダウンロードを終えてゲームをスタートした瞬間に意識が途絶えてしまう。目が覚めた時、彼はゲーム内の世界に転生していた。
こうして彼は自分で育て上げたアバター、ハルト・シュガーバインとなり竜機兵<サイフィード>を駆り戦いに身を投じることになる。
だが彼はまだ知らない。この世界が自分の知るゲーム世界とは既に別ものになっていることを――。
本作はバンダナコミック賞応募用のシナリオ作品になります。
竜機兵物語~難易度ベリーハードのシミュレーションRPGの世界に転生しましたが、鍛え上げたアバターと専用機で無双します~のタイトルで本編投稿も行っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 01:32:29
9813文字
会話率:32%
不幸な人生を歩み続けていた花咲小太郎は、ある日唐突に事故でこの世を去る。
すると神様なる存在が現れ、お詫びとして好きな世界に転生させてくれるのだと言う。
小太郎は歓喜する。
好きなRPGの世界へ転生し、無双プレイをして幸せに暮らすの
だと期待に旨を膨らませた。
「じゃあゲーム世界にお願いします! もちろん主人公キャラとして!」
「げーむ? よくわからんがOK」
そして転生を果たした小太郎が目を覚ますと、突然目の前にそのタイトルが表示された。
『ネバーエンディング・エターナルラブストーリー・フォーエバー』
「なにこれ?」
小太郎が転生したのは、密かに発売されたはいいが全く売れずに消え去ったインディー恋愛ゲームの世界であった。
この世界から脱出する手立ては一つ。
トゥルーエンドを迎えること。
そして小太郎と地の文担当チノブによる、文字通り終わりなき永遠のコンティニューが始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 19:05:22
96583文字
会話率:51%
ふと目を覚まし、見上げる天井は見たことの無いものだった。
黒崎愛里は剣と魔法のファンタジー世界、それもゲームのようにレベルなどの概念が有る異世界に住む白銀の髪を持つ少女、アイリスとして転生してしまう。
しかも、本来は魔力の弱いはずの平民
の出で有りながら一つしか持てないはずの魔力属性を全て使えると言う、まるで主人公のような状況に興奮するのだった。
だが、どれだけ情報を集めても生前この世界に類似したゲームをプレイした記憶が無く、この先どんなことが起こるのか皆目見当が付かない上、彼女は極度のコミュ障で仲間を集めて魔王を倒せと言われても到底出来る気がしない。
そこで彼女は思い至る。
「そうだ、レベルを上げよう!」
こうして彼女の異世界での2度目の人生がスタートすることになる。
その世界が「黒の聖女と白銀の騎士」と言うRPGの世界であり、自分が本来どのような立ち位置のキャラで有るのかも知らないままに・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 20:55:48
763893文字
会話率:30%