「ねえ。雷神が見えたわ。」
と美佳は言った。
美佳は少し変わった子だった。私が小学校5年生のとき、美佳は私の学校に転校してきた。私の席の隣に座った関係で、私と美佳は仲良くなった。少し鼻ぺちゃで、でも目が大きく、可愛い子だった。美佳は窓際の席
で、授業中にいつも外の景色ばかり見ていた。私には見えないなにかを見ていたような気がする
美佳の風景と対をなす、少女の不思議な体験。雷神に魅せられた少女とのひと時。青春小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 01:44:27
2121文字
会話率:53%
かつて光の聖女と呼ばれた母。異世界から召喚された彼女は勇者と共にこの世界を救ったのだった。
そして。
その娘であるあたしは……。
人と違う髪色。鼻ぺちゃな顔。
決して美人な部類にはみられないそんなコンプレックスの塊。
だったので。。
あたし、ルリア・フローレンシア。
王子様を夢見る少女、な訳なくて。
あたしみたいな人とは違う普通じゃない容姿の人間にまともに恋愛なんかできっこない、そう卑下して生きてもう十五年。
学校でも隅っこで勉強だけ頑張ってるそんなひっそり目立たずがモットーで。
でも。
やっぱり泣いちゃうこともあるんだよね。
そんな時現れた王子様。
第一王子、ジルベール・ド・オルレアン。
王弟、アーサー・ユーノ・オルレアン。
二人の王子様に翻弄されながらすごすうちに少しづつ自分に自信ももててきて。
それに。
この世界にもまだ秘密があるみたい。
あたしのチカラも人とはなんだか違ってて。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 14:13:44
45714文字
会話率:23%
メアリーは平凡顔の祖父に似ている。
なぜ、両親に似なかったのだろう。
美しく可愛らしい顔立ちの母か、鋭利で端正な顔立ちの父の要素がメアリーにはまるでない。
兄二人は父と母に似て、とても美形なのに……。
──容姿に自信のない女の子と、格好付け
たい男の話。※前編後編完結。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 19:27:27
8448文字
会話率:30%
リクエストにより続いてしまった月島灯里の受難の物語。
鼻ぺちゃの主人公が見初められたのは何とヤクザの会長とその御曹司⁉︎
しかも、気に入られた理由はまさかの○○似だからだった!先ずは『月島灯里の降って湧いた災難』を先にお読み下さい。
最終更新:2017-07-24 16:59:46
7770文字
会話率:40%
かぼちゃの馬車が導いてくれたのは素敵な王子様のいるお城でした。
・・・と、言いたいところですが実際は
鼻ぺちゃの愛犬が導いてくれたのは囚われの貧弱青年の住む無駄に広いお家でした。
僕は此処から出られない。
その鼻ぺちゃを僕に譲ってくれな
いか?
青年の気まぐれから始まった勉強を教えない家庭教師
なんでここにいるの
貴方は一体何者?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-14 20:00:00
6590文字
会話率:12%