キャッチコピー:『白い結婚の反対なら黒い結婚ということでよろしいでしょうか、旦那様?』
「お前との結婚はいわゆる白い結婚だ」と旦那に言われたことを嬉々として話す旧友にアシュリーは困惑した。
朝から行きたくも無い場所に連れられ、聞きたくもな
い話に相づちを打つことに飽き飽きしていた頃、アシュリーの愛する旦那様が救世主の如く現れた。
そして、明言される。白い結婚とは偽装結婚のことだぞ、と。
アシュリーはかつて【地味メガネ令嬢】と呼ばれていた学生時代を思い返しながら、なぜ自分がヴィアトール様のような素敵な男性と夫婦になれたのかと考える。
その答えにはヴィアトールが即答し、自分たちが学生時代に両片思いをしていたことに気づいた。
そして、夜。アシュリーは今日もヴィアトールとの濃密な時間を過ごす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 07:09:03
7370文字
会話率:37%
巷では愛されない結婚、肉体関係がない結婚のことを『白い結婚』と呼ぶのだという。
では、政略的に姻戚関係になるのが手っ取り早いと判断され、いい頃合いの年齢であっただけの私たちが、家の存続のために肉体関係を持ち子をなす結婚のことは、なんて言
うのだろうか。
さしずめ『黒い結婚』ってところだろうか。
政略結婚の二人の報われないようで少しだけ救われた、実らない両片思いのお話です。
外面イイ子ひとり我慢属性の七歳児とデレ未覚醒ツンツン寂しがり屋双子の五歳児を持つ、無口で仕事人間な十歳上の辺境伯に嫁入りした私の日常生活を誰か聞いてください
↓
https://ncode.syosetu.com/n8275ib/
このお話に出てくるヘンリックの両親のお話です。こちらをお読みでなくても二人の歪み具合とすれ違い具合は伝わると思いますが、こちらも是非お読みくださいませ。
結婚しているのに、結ばれることのない『黒い結婚』の二人。
とってもスッキリしないお話になりました。
( 。゜Д゜。)
子を愛せない母親です。
人としてクズ思考な父親です。
皆色々歪んでいます。
↑の番外編にしようとしましたが、あまりにテイストが違うので、別にしました。
上下編です。
重い話ですが、よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 18:28:35
9061文字
会話率:2%
侯爵令嬢、エイフレンの願いによって、戦死した王太子殿下は蘇り、同時に異形と化した。
エイフレンに会うために王都に進撃してくる彼の前に、花嫁衣装を纏って立ち、宣言する。
『王太子殿下。わたくしは、あなたとの婚約を破棄いたします』
これは、自分のせいで死にきれなかった愛した人と共に逝くことを望んだ、一人の悪役令嬢の話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 14:43:10
5259文字
会話率:19%
子爵令嬢であるエリスは、その男好きする可憐な容姿と、それに相反する豊満な肉体とで社交界では有名人だった。その寵愛を得ようと男どもが群がるが、恋愛に興味の無い彼女は全て断っていた。そんなある日、とある夜会で業を煮やした伯爵子息に、酔った勢いで
暗がりへと引き込まれ、危うく事に至る所だった。なんとか撃退して事無きを得たが、その現場を大勢に見られてしまった。その日以降、エリスはある事無い事噂されるようになり「淫売」だの「娼婦」だの謂れの無い誹謗中傷を受けるようになった。嫌気が差して家に引きこもったエリスに縁談が持ち上げった。金に困った辺境伯からの縁談だった。エリスの実家である子爵家の財産目当てだが、爵位が上の相手に断り切れず、エリスは嫌々嫁ぐことにした。辺境伯家に着いたエリスに夫となるマルクは「貴様とは白い結婚ならぬ、黒い結婚だ」と言い捨て、エリスを屋敷から追い出したのだった。
☆アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 16:31:43
79998文字
会話率:67%