ふくろうの鳴く森に住む染め物屋のビテ=ニケは、今日も誠実に依頼をこなしているつもりだった。
「誰もが目を見張る染め物を」と頼まれたから、たくさんの色をふんだんに、めいっぱい、この上なくぜいた〜〜くに使って髪を染めてみせたのに
「わたくし
の純白の髪が真っ黒になったのですが?????」
……依頼主は唾を撒き散らして激怒した。
鷲鼻で黒目の鋭い依頼主はやかましく騒ぎ立て、ニケの言葉には耳を貸さぬようである。どうしたものか、と染め物屋は胃を痛めながら絶望するのであった。
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この物語を親愛なる友人に捧ぐ
また我が愛する小説たちとその作者に敬意を表して…
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全九話です。別名義でpixivにも同様のものを投稿中!
気が向いたらもしかしたら長期シリーズ化します〜折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-04 11:53:26
29681文字
会話率:38%
高校時代好きだった巨乳で鷲鼻のヒロミ(仮名)について書きたくなったので適当に書いた。
最終更新:2023-09-17 01:44:15
796文字
会話率:0%
コロナ禍が開けて出社した私は……初めての顔合わせでマスクを外した顔を憧れの先輩に笑われてしまった……
最終更新:2023-05-11 16:20:29
2301文字
会話率:29%
草臥れた三角帽子に薄汚れたローブ、真っ白で頭髪より豊かな長い髭。鷲鼻で、嗄れた声のお爺ちゃんとお孫さんのありきたりな婚約破棄の話。
最終更新:2018-03-24 06:46:35
2522文字
会話率:23%
時空を越えた恋物語が平成の世で奇跡を生む。
どのような境遇においても、一人の女性を想い続けた主人公の「僕」。
その恋が最初で最後の奇跡を呼び起こし、「僕」に歓喜及び悲愴をもたらす。
だが、悲愴の中でも、「僕」は「僕」が持つ信念のもとで宇治川
に向かい永遠の愛に身を投じる。
源氏物語の紫式部と夕霧をモチーフにしてますが、物語の展開においては西洋絵画やキリスト絡みの絵の知識(鷲鼻の男…その愛は欺瞞 仔羊…キリスト 百合、バラ…聖母マリア 柵で囲まれた公園…聖母マリアの園 車輪…物語が動き出す暗喩 キリストの復活…死から3日経過と天使の告知 アイリスの花…キリスト 等)があると更に面白く読めるようになっております。(日本と西洋の芸術美を物語の展開上で表現したいと考えています)
悲しいお話になりますが、「僕」の最愛の女性を追い求める純粋さに焦点をあてて描き、心温まるヒューマンドラマにしたいと考えています。「僕」や、途中で登場するお巡りさんの優しさ、最愛の人と「僕」が過ごす最後の晩餐など、エンディングに向けて感動を覚えてもらえるように書きたいです。
主張するよりも、物事に耐える、又は優しい人に届く話を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 10:00:00
83670文字
会話率:21%
しとしと、しとしと。
降り続ける雨の上に横たわる黒々とした雲は、この先の大雨を思わせる。
寂れた町。雨宿りに入った酒屋で女は陰気な男主人と鷲鼻の客とだけが居た。鷲鼻の男は語る、この地ザルバッハに存在する〝奴〟の事を――。
霜月透
子様主催、【ヒヤゾク企画】参加作品。
お題である「冬」「凍」「切」に因んだ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 09:11:26
5798文字
会話率:28%