1万~2万字程度の短編です。
鳥の民と呼ばれ、街から街へ彷徨うニコライの一族は、ある日野盗に襲われた。ニコライは一人だけ生き残り、気がついたのは墓所に投げ込まれたあとだった。
ニコライは墓所を囲む高い壁を見上げて出られないことに絶望し、そ
して壁から見下ろす美しく大きな鷹に気がつく。
この国は人を鳥葬で葬る。鳥が食べることによって剥がれた魂は世界に回帰する。ニコライはいずれ自分を食べるであろうその鷹は不思議に美しく、神話に出るかつて滅んだ鳥人の王ジョサイアのようだと感じた。
次第に衰弱していくニコライによりそうその鷹の声に従い、鷹をヨーフーイと呼べば、鷹は羽を脱ぎ去り美しい男の姿を表した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 00:16:43
14049文字
会話率:41%
大人にもなりきれない19歳の主人公は、家出を決行しとある中年女性にひろわれることになる。
最終更新:2023-05-03 00:22:04
6940文字
会話率:43%
ぼくの切り取られた一部は空高く飛翔する。
先般辞任した法務大臣の「(発言全体の)一部を切り取られた」という弁明から想を得ました。
最終更新:2022-12-10 22:12:50
497文字
会話率:0%
人間から肉を取り去ると、儚い
最終更新:2022-04-28 00:37:13
928文字
会話率:0%
小説家になろうに投稿されている、古口宗様の企画「書き手の視線を知りたい!」に参加させていただきました。舞台設定、人間関係、時代の全てが自由とし、下記作品の地の文を作るというものになります。
「恋と言うには穏やかで 愛と呼ぶには儚くて」
(https://ncode.syosetu.com/n3952ha/)
同企画に参加され、鳥葬をモチーフに描かれた素晴らしい沖田様の作品
https://kakuyomu.jp/works/16816700428443483980
https://ncode.syosetu.com/n1880hh/
同企画に参加され、ライラックの花をモチーフに描かれた素晴らしいくろ飛行機様の作品
https://ncode.syosetu.com/n9181hh/
想像力の膨らむ素敵な短編を、あの、想像力にかまけてやりたい放題やらかして、短編にまとめさせていただきました。是非、上記URLより元になった短編にも足を運んでみてください。
この作品が素晴らしければ、それは全て多様な解釈を許す素敵な会話文をお作りになった古口様の成果であり、そうでなければ、全てやりたい放題地の文を書いた私の責任なので、よろしくお願いします。
最後に、この遅筆の私を、企画に参加させていただき、誠にありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 18:04:12
11627文字
会話率:45%
その想いを、果たして何と言うべきなんだろうか……?
小説家になろうに投稿されている、古口 宗さんの企画「書き手の視線を知りたい!」に参加させていただきました。舞台設定、人間関係、時代の全てが自由とし、下記作品の地の文を作るというものに
なります。
「恋と言うには穏やかで 愛と呼ぶには儚くて」
(https://ncode.syosetu.com/n3952ha/)
想像力の膨らむ素敵な短編を、私なりに解釈して短編にまとめさせていただきました。是非、上記URLより元になった短編にも足を運んでみてください。
まだまだ未熟者の作品ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 17:00:00
10037文字
会話率:50%
かつてその村では、死者が出ると村人達に役割が与えられ、村全体で葬儀を行うことになっていた。死者を駒鳥と呼び、童謡を奉唱して葬送する。そんなしきたりも年々廃れ、今や一人の村人だけが死者を埋葬していた。
棺桶を運ぶ鳶、その役を受け継いだ少年。
彼の弔い方は、さながら鳥葬のようだった。
*この作品は、祕空様(@hisora_3rai )主催の『死別/葬送アンソロジー』に寄稿させて頂いた短編小説です。後書きの挿絵も本編同様に、アンソロジーの為に描かせていただいたものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 23:48:48
2894文字
会話率:20%
その村には二人の神父がいた。
二人は、先生と、弟子の間柄だった。
弟子は心優しく、皆から愛されていた。
だが先生は、いつも険しい表情をしており、温和な弟子を虐げていた。
きっと悪魔憑きに違いない。
村人は結託し、神父を村から追い出した。
最終更新:2019-12-27 21:20:11
3193文字
会話率:11%
本作には鳥葬を行う描写が存在します。
また、本作は高良あおい主催『葬送アンソロジー「レクイエム」』寄稿作品です。
それは古いカセットテープで聞いた祖父の声。
森の奥で、友人を弔ったのだという。
誰にも見つからない森の奥で、鴉に食まれる様を
見届けたのだという。
それを聞いて、僕は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 22:53:10
8050文字
会話率:11%
突如として世界中の鳥たちが凶暴化して人喰い鳥になってしまう事件が発生。両親を喰われた少年は、復讐の為に立ち上がる。その時少年が手に入れたのは、「鳥葬」の能力だった……。
最終更新:2019-05-17 21:27:05
22008文字
会話率:44%
地球はいつか 灰の星になってしまうのだろうか。
最終更新:2018-09-20 06:16:16
371文字
会話率:0%
祖母が亡くなり、幼い私は初めて祖母の故郷を訪れました。
その村は鳥葬と言って、鳥を使って死者を葬るのですが、どうにもおかしいのです。
母は終わるまで私に家から出ては駄目と言いました。
そして扉の奥から鳥の声が聞こえると、しばらくして、バリボ
リと何かが砕けるような音が聞こえるのです。
……鳥は、骨まで食らってしまうのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 00:00:00
3508文字
会話率:23%
交野 直哉の恋人、咲希の父親が不慮の事故死をとげた。急きょ、彼女の故郷である鹿児島のトカラ列島のひとつ、『悉平島』に二人してかけつけることになった。
じつは悉平島での葬送儀礼は、特殊な自然葬がおこなわれているのだという。
その方法とは悉平島
から沖合三キロのところに浮かぶ無人島『猿噛み島』に遺体を運び、そこで野ざらしにし、驚くべきことに島に棲息するニホンザルの群れに食べさせるという野蛮なやり方なのだ。ちょうどチベットの鳥葬の猿版といったところだ。
島で咲希の父親の遺体を食べさせ、ことの成り行きを見守る交野。あまりの凄惨な現場に言葉を失う。
やがて猿噛み島にはニホンザル以外のモノが住んでいることに気がつく。
日をあらため再度、島に上陸し、猿葬を取り仕切る職人、平泉に真相を聞き出すため迫った。いったい島にどんな秘密を隠しているのかと――。
猿噛み島は恐るべきタブーを隠した場所だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 07:00:00
49414文字
会話率:37%
人がアンデッドになってしまう奇病が蔓延した世界。その原因となった「不死者(イモ―タルズ)」を駆逐するために結成された「弔花機関」に属する機関員「既死者(デッドマンズ)」たちの物語。
視点が変わるオムニバス形式です。
舞台・・・奇病蔓延後の
現実世界
「弔花機関」・・・奇病でアンデッドになるも、自我を失わずに不可思議な力を「向こう側」から持ち帰った既死者たちによる対不死者組織。
第一席 「挽歌」のフローレンス
第二席 「火葬」のセバスチャン
第三席 「磔刑」のジュード
第四席 「鳥葬」のキマ
第五席 「銃刑」のフリードリヒ
第六席 「貫刑」のヴラド
第七席 「埋葬」のクラヤマ
第八席 「死蝋」の燐玲
第九席 「刎頸」のエリザベート
第十席 「密葬」のウィス
第十一席 「樹木葬」のオルガナ
第十二席 「服毒」のエリカ
番外 「聖蹟」のベンジャミン
の13人からなり、それぞれが一度死を経験している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 03:41:56
201文字
会話率:0%
ある社会から鳥葬の風習が失われてしまった。一部の人達は祟りを恐れた。それは迷信だと馬鹿にされていたのだけど……
最終更新:2014-12-27 11:43:14
1729文字
会話率:15%
澪峰小夜子(ミオミネサヤコ)は毎週決まった夢を見る。
どこか知らない草原で鳥に身を啄まれる夢、そして誰かにキスをされる夢。
幼い頃から見せられてきた奇妙で甘美な夢に、そしてまだ見ぬキスの相手に小夜子は心を奪われ続けて生きてきた。
その一方で
彼女は、謎の多い世界史教師・西縁(ニシエニシ)に徐々に惹かれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-19 14:14:35
10666文字
会話率:31%
ある時代。葬儀は選ばれた“葬儀屋”に任せておりました。
最終更新:2011-04-27 15:49:44
968文字
会話率:29%
今回は、早すぎた葬送の特集です。世界のお見送りスタイルを集めました。鳥葬、風葬、水葬からミイラ葬、宇宙葬、果ては生前葬までさまざま。ちょっとブラックっぽいかも。
最終更新:2009-12-03 09:05:32
571文字
会話率:97%